オリキャラの設定が終わったら原作キャラの変更点なんかをまとめていこうかなと思います。
墓参りから帰ると、寮の入り口でラウラが待っていた。報告とかは終わったのかな?
「おかえり兄さん、クラリッサ」
「ただいま。お仕事終わったの?」
「ああ、滞りなくな。二人とも、すぐに食堂の方へ来てもらえるか?」
「食堂、ですか?」
クラリッサが首をかしげ、ラウラに聞き返した。
「何かあるの?」
「行けばわかるぞ、兄さん」
ラウラはそれだけ言って、食堂の方へ歩いて行った。
普通に夕食……ってわけじゃないみたいだね。
「クラリッサ、僕たちもいこう」
「ああ」
クラリッサに車椅子を押してもらい、食堂へ向かう。
食堂の扉の前で、ラウラが立っている。
「さ、入ってくれ」
「う、うん……」
ラウラにそう促され、扉を開ける。
すると……
パーンッ!
『将冴君、お帰りなさい!』
クラッカーの炸裂音と、シュバルツェ・ハーゼのみんなからの歓迎の言葉が食堂に響いた。
「え、これって……」
「将冴君の歓迎会よ」
「ルカさん。歓迎会って」
「その名の通りよ。歓迎会って言うよりは、おかえなさい会って感じかな。将冴君が帰ってくるって、ハーゼのみんなに伝えたらパーティしようってなってね。リョーボさんの協力のもと、開いたってわけ」
「ほらほら、料理冷めるよ。さっさと席につきな」
リョーボさんが料理をテーブルに置きながら、うながした。ハーゼのみんなが「はーい」と返事をしながら席に座り始める。
「えっと……クラリッサは知ってた?」
「いや、私は何も……」
「二人とも、そんなところにいないで、こっちこっち」
ルカさんに手招きされ、一つだけ椅子が置いていない場所に案内される。車椅子で座れるようにしてくれたようだ。そして、僕の両隣にクラリッサとラウラが座った。
「さて、みんな座ったところで幹事である私、シュバルツェ・ハーゼ副隊長であるルカ・ミヒャエルからご挨拶させてもらいます」
ルカが立ち上がり話し始めた。
「今回は世界に2人しかいない男性IS操縦者にして、1年前このドイツ軍女子寮の朝の顔であった柳川将冴君の帰還祝いパーティです」
さっきとこの催しの名前変わってますよ……。
「今日は階級を忘れ、将冴君を存分に弄びましょう!」
「ちょっ、ルカさん!?」
「あ、でもクラリッサ大尉の機嫌を損ねるようなことはしちゃダメだからね」
「ルカァ!?」
「それじゃあ、乾杯!」
『乾杯!!』
僕とクラリッサのことを無視し、ルカさんが乾杯の音頭を取った。
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「それで、将冴君とはどこまで行ったのよ?」
「私も聞きたいな。教え子の様なものだ……まさか、未成年に手を出して、貞操を奪ってはいないだろうな?」
「いや……私と将冴は、まだそんな……」
クラリッサは酔っ払ったルカさんとリョーボさんに絡まれている。僕はというと……
「すごぉい。服の上から見ただけじゃわからないけど、触ったら本当に筋肉ある」
「腹筋カッチカチだよ。人は見かけによらないっていうけど、これは凄すぎ」
今年入ったという新兵の人に囲まれて、体をペタペタと触られていた。
「あの……あんまり触らないでいただけると……」
「まあまあ、いいじゃない。軍の男ってゴツゴツしたのしか居ないし」
そのイメージはなんとなくわかるけど……。
「先輩から、将冴君が1年前はここに住んでたって聞いて、すっごい羨ましかったんだから」
「そうそう。まさか噂の男性操縦者がってね」
「は、はぁ……」
とりあえず相槌を打っておこう。
クラリッサは捕まっているし、ラウラはハーゼのみんなに何かを聞いてメモしまくってるし……。
「ねぇ、このあとパーティ終わったら私達の部屋に来ない?」
「へ?」
「あ、それいいね!どうかな、将冴君」
「申し訳ないですけど、僕は自分の部屋で休ませていただきます」
僕がクラリッサへの気持ちを決めた日に誘われるとは思わなかったよ……。
「えぇ〜、いいじゃん!私達の部屋でも寝れるって」
「ほらほら、ドイツ軍女性新兵に囲まれて寝れるんだよ?」
「いや、だから僕は……」
「お前たち……」
どす黒い声が聞こえ、僕を囲んでいた新兵の皆さんが固まった。
「将冴が困っているだろう……」
黒いオーラを纏ったクラリッサが、新兵を睨んでいた。
「く、クラリッサ大尉……」
「す、すいませんでしたぁ!?」
新兵の皆さんが蜘蛛の子を散らすように離れていった。
はは、さすが元副隊長……。
「ふう、全く……新兵は怠けていけないな」
「助かったよ、クラリッサ。ルカさんとリョーボさんから逃げてきたの?」
「逃げてきた……と言うよりは……」
クラリッサがそう言いながらある方向を指差した。その先には……
「な、なんだお前達!は、離せ!」
「いいじゃないですかたいちょ〜」
「ほらほら、話してしまえ。将冴お兄さんと何があったのかなぁ〜?」
「う、うるさい!」
どうやら、ラウラに標的を写したようだ。
「隊長には悪いが、助かった」
「ふふ、そうだね。……ねぇ、クラリッサ。ちょっと外に出ない?」
「ん?ああ、いいぞ」
みんなに気づかれないように、クラリッサと食堂を出た。
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寮の外へ出ると、涼しい風が吹いていた。
「ふう……」
「少し疲れたか?」
「まぁ、ね。飛行機での移動とかもあったし……」
気持ちの整理をつけるのにも、結構気疲れするものだ……。
「何か、考え事か?」
「え?」
「考え事をしている顔をしてる。一人で抱え込むなと、言ってるだろう?」
「うん……でも、これは僕自身の問題なんだ。誰かに話しちゃいけないんだ」
「……そうか。解決したら教えてくれ」
「もちろん。……すぐに教えるよ」
そう、ドイツにいる間に……
「ねぇ、クラリッサ。明日も付き合ってくれるんでしょ?」
「ああ、当たり前だ」
「じゃあ、明日デートしよっか」
「……え?」
オリキャラ設定
ルカ・ミヒャエル
女
22歳
シュバルツェ・ハーゼ現副隊長。
クラリッサとは同期で、良き友人。
将冴のことで悩むクラリッサを後押ししたり、時には強引に行動させていた。その結果、クラリッサをハーゼの副隊長から降ろしてしまう。
軍の上層部と、独自のパイプを持っている……と噂されている。
副隊長になったため、専用機を与えられているが、一度も乗っておらず、いつかクラリッサに返すつもりでいる。