そりゃそうだよね。10連なんて一回もしてないもの。みなさん、イベントの調子はどうでしょう?作者はとりあえず完走しました。サブミッションは無視して進んでますが……。ガチャコンプも難しそうです。
「いた。ジェニー!」
「分かってる!」
目標の球体を確認。数は5体ね。
演習の通り、後ろはステフに任せて私は前に出る。
相手の攻撃はわからないけど、あの姿で近接攻撃をしてくるとは思えない。なら……
「ジェニー、熱源注意!」
来た。4体の球体からビーム攻撃。距離があるからまだ余裕で回避できる。
1体は何もしていない……司令塔なの?
「ステフ、援護して!」
「OK!」
ステフのゴールデンドーンは先端が開閉式になった尻尾を持ち、炎を操るIS。
ステフは尻尾を開き、球体の一つに狙いを定め、熱線を放った。熱線は球体に直撃し、小さな爆発を起こす。
「このぉ!」
私のIS、アラクネの8本の装甲脚をその球体に突き立てた。
硬いけど、少し突き刺さればいい。そのまま装甲脚の先端についた砲門から、ビームを同時に放った。
「まずは一体!」
球体は火花を散らし、そのまま地面に転がった。残りは4体。この調子で減らしていけば、すぐに終わる。
「ステフ、さっさと片付けるわよ。時間稼ぐから、こいつら一掃して」
「了解!1分稼いで!」
1分なんて、ちょろいわね。
残り4体のほうへ加速する。
「ほら、こっちよ!」
距離を保ちながらビームで牽制する。4体のうち3体は反撃してくるけど、残り1体は何もしてこない。何か企んでいるの?
でも、その企みはすぐに潰してあげる!
「ステフ!準備は?」
「完了したよ!離れてジェニー!」
方向転換し、球体から離れる。
ステフはというと、頭上に巨大な火の塊を作り出していた。
これがステフの最大火力。
「燃えちゃえ!ソリッド・フレア!」
ステフが火の塊を球体に投げる。
火の塊が球体に当たると同時に爆発。辺りは火の海となった。
この火力では、もう無事ではないだろう。
「ふぅ、ミッションコンプリートかな?」
「そうね。早く帰りましょう」
「それしても拍子抜けだったね。ショウが一筋縄じゃいかないって言ってたんだけど」
「あ、そう。あいつの言うことは頼りにならないわね」
「ちょっとジェニー、そんなことっ……!?」
「え?」
ステフの声が不自然に止まった。
それと同時に爆発音。そして私の横を吹き飛ばされたかのようにステフが横切った。
何が……後ろ?
「な、何よ……あれは……」
さっきの爆発で、全部倒したと思った球体だったものが一つだけ、悠然と浮かんでいた。
もうあれは球体じゃない……大きな球体に小さな球体が何個も連なり、頭と尻尾を作り出して……まるでワームのようになっている。
あれに、ステフが撃たれたの!?
「ステフ!大丈夫!?」
「うっ……だい、じょうぶ。まだ、戦えるよ」
そう言って立ち上がるステフ。絶対防御のおかげで、大きな怪我は避けられたみたい。
でも、今の攻撃でかなりシールドエネルギーを削ったはず……
「ステフ、相手と距離を取りなさい!」
「わ、分かったよ」
こいつ、よくもやってくれたわね!
「形が変わったからって、粋がるんじゃないわよ!」
8つの砲門を開き、同時にビームを放つ。
ビームはまっすぐ飛んでいき、頭の部分に着弾した。
「これでどう?」
直撃した。さっきまでの球体の装甲から見て、これで頭は吹き飛んで……なっ!?
「無傷って……」
「ジェニー!離れて!」
ステフが熱線を放つ。
が、蛇は特に気にした様子もなく、私の方をじっと見ていた。
「この、薄気味悪い」
ビームがダメなら、装甲脚で貫く!
加速して蛇に近づき、装甲脚を突き立てる。
カキィン!!
「なっ、刺さらない?」
「ジェニー!危ない!!」
「ハッ!?」
気付いた時には目の前に蛇の尾が迫っていた。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
「これで全部っと」
イーリが最後の球体を拳で沈めた。
これで北側から現れた敵は全部かしら。
……なにか、嫌な予感がするけど……。
「おい、ナタル。代表候補生のところに行くぞ。何か手間取っているみたいだ」
「え、ええ……」
本当にこれだけ?
わざわざ襲撃しておいて……これは?
「イーリ、ちょっと待って。レーダーに反応、こっちに高速で向かってくる。……何これ、たくさんの反応が密集してる?」
「あ?どういうことだ?」
「わからない。もう見えてくるわ!」
反応が近づいてくる方から、2つの何かがこちらに向かっている。
あれは……さっきの球体に、小さな球体が何個も連なって腕のようになってる。反応が密集していたのはこういうことね。
「なんだ、さっきのやつの強化型か?」
「気をつけて、イーリ」
「言われなくても!」
イーリが2体のうちの1体に殴りかかる。
「うぉら!」
しかし、球体だったものはイーリの拳に合わせて、自身の腕をぶつけてきた。
腕がある分、近接攻撃も対応しているっていうの?
「なっ!」
「イーリ、早く立て直して!もう片方は私が引きつける!」
私はもう1体にアサルトライフルを向け、イーリに注意が向かないように引きつける。
相手もこちらをターゲットにしたみたい。
このまま腕が届かない遠距離から削りきれば大丈夫なはず……
「え、何を……」
球体は体に空いた大きな穴を私の方に向けた。一体何を……。
その瞬間、穴から大量の小さな球が吐き出された。球は地面をバウンドし、私を取り囲む。そして、一瞬小さく光ると、一斉に爆発を始めた。
「きゃぁ!?」
「ナタル!?くそっ、こいつがぁ!」
イーリがもう片方を相手しながらこちらの状況を確認しようとするけど、苦戦していてそれどころじゃないみたい。
……今のは、ボム?
なんて面倒なものを……今のでシールドエネルギーが200も持って行かれた。
「おい、ナタル!大丈夫か!?」
「大丈夫、少しダメージは貰ったけど、まだいけるわ」
「頼もしいが、無理するな。私も、援護に行けそうにねぇ」
わかってるわ。こっちのは私が私が倒す。最悪、イーリがあちらを倒し終えてから援護に来てくれるのを待つだけだ。
「次はこうはいかないわよ!」
ーーーーーー
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「よし、少し休むぞ」
「はぁ、はぁ……はい」
ハッターさんとのスパーリングを30分ほど行い、休憩に入る。僕はすぐに地面に座り込み、義足をはずす。
スパーリングの途中、警報がなっていたけど……大丈夫かな。
「少年、体調は大丈夫か?」
「はい、まだ行けます」
「よし、少し休んだらまた始めるぞ」
「わかりました」
直接拳で戦うのは、本当に疲れる。
剣道とは違う体の使い方をしているようだ。
……そういえば、水を買うのを忘れていた。
「ハッターさん。僕、水を買ってきます」
「俺も行くぞ!この筋肉をクールダウンさせなければならないからな!」
この人なら水をかぶってもヒートアップしそうだ……。
車椅子に乗り、トレーニングルームを出る。
ハッターさんは僕の隣を並んで歩いている。
「どうだ、少年。少しは拳に自信がもてたんじゃないのか?」
「……どうでしょう。本当に闇雲に殴ってるだけですから」
「それでいいんだ。相手に反撃する暇を与えず、絶え間なく殴り続ける。それが、俺が教える格闘技だ!」
殴り続ける……確かに、有効な手かもしれない。でも……
「決め手、というのは無いんですか?」
「もちろんあるぞ!とびっきり熱いのがな!」
これ以上熱くなられても困る。
しかし、僕とて男子高校生。そういうのは少し胸が踊る。
「ハッターさん、それを「おい、聞いたか?出撃したISが押されているらしいぞ」
僕の声に重なるように、大きな声が聞こえてきた。
「ああ、見たことも無い機体で苦戦しているらしい」
「イーリスとナターシャの方はまだ拮抗しているらしいが、代表候補生の方は二人ともかなり押されて危ないらしい」
「退却命令はださないのか?」
「出せるISがいないんだ。例の留学生は、軍人では無いから出すわけにはいかないみたいでな」
ジェニファーとステフが押されてる……。
くっ、僕も行ければ……。
「……少年、自販機はここだぞ?」
「え、あ、すいません。少しぼうっとしていて……」
「シャキッとしろ、少年!そんなことでは粉砕っ!される!ゾッ!」
誰に粉砕されるというのか。ハッターさんのテンションに色々粉砕されそうだ。
「どれ、さっき言った決め手を教えてやろう」
「決め手ですか?」
「ああ。うまく決まれば、俺でも10分は気絶するような技だ」
10分も気絶って、大丈夫なのかな?
でも、それをISで使うことができれば強い武器になるのは間違いない。
「そう、10分。
「な、なんでそんなに強調し……て……」
……そうか。ハッターさんの言いたいことがわかった。
「ハッターさん、お願いします」
「おう!俺に任せろ!」
久しぶりに3,000文字超えました。
ゴールデンドーンの描写が難しくて泣きたい。
戦闘描写なんてなくなればいいのに!←