IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

169 / 280
どうも、艦これやってないけどpixivで艦これのイラスト漁っている作者です。瑞鳳の「たべりゅ」にノックアウトされかけたのは内緒です。

相変わらずクラリッサのイラストは増えず、今日こそはと毎日クラリッサの名前を検索する日々です。自分で書けたら良いんですがねぇ……。神様は画才も文才もくれませんでした。


157話

 

シャルに連行された部屋は、綺麗に片付いているけど、少し殺風景な印象を受けた。まぁ、大半を日本で過ごしているし、日本に来る前は義母の嫌がらせとかもあったのだろう。

 

シャルは車椅子を適当なところに止め、僕の前に椅子を置き、そこに座り込んだ。

 

 

「さてと……で?」

 

「いや、「で?」って……」

 

「僕が聞きたいことは理解してるもんね?さ、話して?」

 

 

この妹怖い……。

 

 

「えっと……とりあえず、クラリッサと付き合うことになりました……」

 

「ラウラからそれは聞いたよ。そうなった経緯が聞きたいんだよ」

 

「ア、ハイ……」

 

 

さて、どこから話したものか……ダイモンの件は、あまり話したくないし……。

 

 

「ドイツで諸々あって……」

 

「諸々って?」

 

「ごめん、それは話せない」

 

 

IS学園にも話していないことをシャルに話すわけにはいかない。シャルもなんとなく察してくれたのか、「続けて」と言ってくれた。

 

 

「クラリッサと喧嘩……まではいかないけど、少しすれ違いが起きちゃって。それで、いろいろ考えてたら、僕もクラリッサの事が好きなんだって気がついて、それで……」

 

「……そっか。まぁ、とにかくおめでとうだね。本音を言うと、今まで付き合ってなかったっていう方が不思議なくらいだけどね」

 

「そ、そう?」

 

「うん」

 

 

うん、って即答されましても……。

 

 

「ほかに、その事を知ってる人はいるの?」

 

「えっと、ラウラの部隊……シュバルツェ・ハーゼの人はみんな知ってるかな。あとはリョーボさんと……そうそう、アメリカ留学の時に知り合ったアメリカの代表候補生2人も知ってる。……それとナターシャさんも……」

 

「えっ……ナターシャってナターシャ・ファイルス?福音のテストパイロットだった……」

 

「うん……クラリッサから僕の事を奪うとか言ってた……」

 

「将冴って、年上受けいいもんね……」

 

「最近自覚してきたよ……それ」

 

 

僕にやたら構ってくる人を思い出すと、全員年上だったから……。同年代からすると、僕は弟みたいらしいし……シャルとラウラは兄としてみてくれてるみたいだけど。

 

 

「ほかに誰かに話すつもりなの?」

 

「とりあえず一夏には話そうかなって……あと鈴にも」

 

「二人とも幼馴染だもんね」

 

 

鈴に関しては、過去の事を全て話してしまっているからだけど……。

 

 

「あ、千冬さんにも話さないと」

 

「織斑先生はやめておいた方が……」

 

「大変な事になるのはわかってるけど、こればっかりは話さないと」

 

 

散々世話になっているんだ。これは伝えなくちゃいけない……。

 

あとは……

 

 

「束さんに、も……伝えなきゃ」

 

「将冴!汗が尋常じゃないよ!?」

 

 

ラスボスは今お世話になっている束さんなんだよ……。なんだかんだで伝えようと思っていたけど、伝えられてなかったし……。束さんが一番怖いんだよ……どうなるかわからないから……。

 

 

「シャル……僕が学園に帰ってこなかったらクラリッサの事頼むね……」

 

「そんな事頼まないでよ!?」

 

 

いや、本当、シャレにならないんだよ、束さんは……。

 

 

「と、とりあえず、お水飲む?」

 

「お願い」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

なんか、すごい剣幕でデュノアの娘が将冴を連れて行った……。将冴は今ISを持っていないし、クロエは問題ないだろうから……。

 

 

「社長、私は将冴のところに行きます。少々心配なので」

 

「わかりました。よろしくお願いします」

 

 

クロエから許可はもらったし、とりあえず二人についていくか。

 

と、二人はすぐに部屋に入って行った。部屋の外からでも音は……聞こえるな。盗み聞きみたいで気分悪いが、将冴に何かあったら、私が束に文句言われるからな……。

 

 

『えっと……とりあえず、クラリッサと付き合うことになりました……』

 

 

え……今なんて?付き合う?将冴が?

どういう事だよ。詳しく……って……

 

 

「なんでこんなムキになってんだ……」

 

 

別に将冴の事はどうとも思っていない……はずだ。

電話で可愛いとか言われたけど、それくらいだし……直接会うのだって、この間が2回目だし。

 

スコールとエムに散々からかわれたせいで、少し過剰に反応しちまっただけだ。うん、そういうことにしよう

 

 

「……っ」

 

 

そういうことにするって言ってんのに、なんでこんなにモヤモヤすんだよ。




オータムがモヤモヤするところを書きたかっただけ。

ただそれだけ。

それだけなんだからね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。