IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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将冴VS狼牙その2。

さっさと書き上げるゾォ。


コラボ第10話

 

将冴はリラックスするかのように軽く肩を回すと、ビームトンファーを起動させた。

 

 

「少し、早くなるよ」

 

 

ドンッ!という音ともに、将冴は瞬時加速で飛び出した。

 

 

「瞬時加速か」

 

 

ハイパーセンサーにより、将冴の姿を辞任している狼牙は、ブレードトンファーを構えた。

 

 

「いくら早くても、真っ直ぐすぎるぞ!」

 

 

将冴がブレードトンファーの間合いに入ったと同時に、狼牙はトンファーを振り下ろす。

 

しかし、当たった感触は無くそこにいたはずの将冴は消えていた。

 

 

「なっ……」

 

「まだ真っ直ぐだった?」

 

 

狼牙の背後から声がすると同時に、側頭部に衝撃。

 

将冴が狼牙の頭部めがけてビームトンファーを振るったのだ。

 

 

「ぐぅ!?」

 

 

予想外の攻撃に反応できなかった狼牙は、吹き飛ばされながらも体勢を立て直し将冴に向き直る。

 

 

「さっきの仕返し、だよ」

 

「ふふ、やるものだな。まさか瞬時加速を曲げるとは……」

 

「バーティカルターン。トンデモな能力だよね」

 

「それをやすやすと使っている者が何を言っている。……どれ、次は俺の番だ」

 

 

狼牙は再び群狼を射出すると、群狼は将冴の周りを牽制するようにグルグルと回り始めた。

 

 

「移動を制限したって感じかな?」

 

「それだけでは芸がないだろう。そら、惚けている場合ではないぞ」

 

 

狼牙の言葉と同時に、群狼の速度がぐんっと上がる。

一瞬のうちに爆発的な加速……それは紛れも無く瞬時加速だった。

 

 

「は、早い!?」

 

「後ろにご用心だ」

 

 

その瞬間、将冴の背中に群狼が噛み付く。

 

将冴は小さく声をあげながらも振りほどき、トンファーを構えた。続いてもう一機の群狼が高速で将冴に牙を剥いた。

 

 

「このっ!」

 

 

向かってきた群狼に向けてビームトンファーを振るうが、高速移動する群狼に当てるのはかなり難しい。トンファーは空を切り、アファームドの腕を引き裂いていった。

 

 

「くっ……」

 

「瞬時加速で動き回る2機の小さな的を狙うのは難しかろう。このままではやられてしまうぞ」

 

 

将冴は返事を返さず、向かってくる群狼の動きに神経を研ぎ澄ましていた。

 

 

「確かに……目で追うのも難しい。でも、僕だって負けたくないから、ね!」

 

 

将冴が左のビームトンファーを振るうと、トンファーに群狼が噛みついた。

 

 

「当てた!?」

 

「もういっちょ!」

 

 

右のトンファーを振り向きざまに振るうと、左と同じようにトンファーに群狼が噛み付く。

 

 

「これで厄介なBT兵器は無力化した、行くよ!」

 

 

群狼をトンファーにつけたまま瞬時加速で狼牙に急接近した。

そして狼牙の目の前で、急な方向転換を行う。

 

 

「それは先ほど見たぞ!」

 

 

後ろを振り返る狼牙。しかし、そこには将冴の姿はない。

確かに将冴がバーティカルターンを行使したのは見たはず。

 

 

「狼牙相手に同じ手は使わないよ」

 

 

背後からの声。

バーティカルターンで自分の後ろに回ったと思っていた。しかし、将冴は先ほどこちらに向かってきた方向にいる。

 

理由は簡単だ。瞬時加速キャンセル。

学年別タッグトーナメントの決勝でラウラに使った加速の完全停止を行ったのだ。

 

将冴は腰だめに拳を構えていた。

 

 

「バァニングゥ……」

 

「くっ!?」

 

「ジャスティィィィィス!」

 

 

イッシー・ハッター直伝の拳が、狼牙目掛けて放たれた。




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