そして話が浮かばなくてスランプなのかわかりませんが、筆が進みません。
なんとか書き上げます。スランプは書けば治るが、私の自論!
数日が経った。
今日は束さんが痛みが消えると宣告した日だ。
結果から言うと、束さんの言う通りだった。手術の痛みもすっかり消えている。身体中に付けられた管もクロエさんがとってくれた。
「将冴様、体の具合はよろしいですか?」
「うん、すっかり。クロエさんがお世話してくれたおかげです」
「ふふ、どういたしまして」
「しょーくん!私は私は!?」
束さんが僕の体を揺すってくる。
おおお、何の抵抗もできない……。
「た、束さんも、ありがとうございます」
「いいよいいよ!しょーくんのためだもん。とーぜんのことだもんね!」
特に何かについてありがとうとは言ってないんだけど……束さんが上機嫌ならそれでいいや。
さて、今日から義肢のテストだ。4つを同時につけるわけにはいかないから、腕からつけることになっている。うまく動かせればすぐに脚へ移ることができる。
束さん曰く、僕の神経の図太さが試される……らしい。
「くーちゃん。しょーくんを研究室の方に連れて行って」
「はい、束様」
ひょいとクロエさんに持ち上げられ、車椅子に乗せられる。
うん、もう慣れた。
「行きますよ。将冴様」
「お願いします」
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ーー
束さんの研究室に着くと、なにやら診察台のようなものの上に義肢が置いてある。
「そこにしょーくんを寝かしてあげて」
「はい。将冴様、失礼します」
台の上に乗せられる。上半身だけ服を脱がされる。改めて見ると、腹筋がたるんできてる。鍛え直したいなぁ……。
「じゃあ、しょーくん。今から腕つけるから、ジッとしていてね」
そう言って、束さん右腕の義手を接続部に近づける。
「はい。あ、そういえばつける時って痛みとか……」
「ドッキング!」
「いたぁっ!?」
有無を言わさず、僕の右の接続部に腕が取り付けられた。
付けられた瞬間、全身に一瞬痛みが走った。
これはびっくりする。
「あ、ゴメンね。最初につける時は痛いって伝えるの忘れてた」
ぺろっと舌を出してドジっ子アピールする束さん。
「そういうことは早く言ってくださ「左も行ってみよー」いぃっ!?」
全部言い終わる前に左腕を取り付けられた。酷い。これは酷すぎる。
「束さぁん……」
多分、今涙目になってる。
「身構える前につけちゃおうと思って」
「心の準備くらいさせてくださいよ……」
「まぁまぁ、いいじゃない。些細な問題だよぉ〜」
些細か?本当に些細な問題なのか?
いや、もう何も言うまい……。
「それより……」
束さんが腕を指差す。
「腕、動かせる?」
「やってみます」
感覚はある。
久しぶりの感覚。大丈夫だ。腕をなくして時間は経ってるけど、動かす感じは覚えてる。
指を、まずは指を動かすんだ。
義手の指がピクっと動く。その動きは少しずつ大きくなる。指を握って、開いてと繰り返す。
「おぉ、動いてる動いてる!」
「束様、まだ安心するのは早いです。腕を自由に動かせなければ……」
「んー、大丈夫だよ。ほら」
束さんの言う通り、もう大丈夫だろう。僕は腕を上に向け、曲げ伸ばしを繰り返している。
「もうそんなに動かせるように……」
「やっぱりね。しょーくんの神経は、あのちーちゃんよりも図太いと思っていたもの」
「束さん、それってどういう……」
「むふふー、どういうことだろうね。まぁ、とりあえず無事に動いているし、問題ないね!これなら脚もすぐに扱えるよ」
脚もすぐに使えるか……確か短時間なら四肢を使えるんだよね?
それなら筋トレとか、剣道とかも……うん、束さんに後で筋トレできるか聞いてみよう。
「この調子なら、アレも渡していいかなぁ……」
「アレ?」
「束様、それは事を急ぎすぎでは……」
「大丈夫大丈夫。しょーくんなら大丈夫だよ」
完全に置いてかれてるんだけど……アレって何?
「しかし……せめて義足を動かしてから」
「束さんはもう待てないんだよー!しょーくんがアレをつけているところが見たいのー!」
「束様ったら……」
「さぁさぁ、しょーくんをアレの所まで運んで運んで〜」
「……はい、わかりました」
「え、あの……アレって何です?説明はないんですか?あのー?」
義手をつけたままクロエさんに抱き上げられ、車椅子に……乗せられない!?
え、抱き上げられたままどこに向かってるの!?
「クロエさん!あの、僕どこに連れて行かれるんです!?せめて車椅子に!もう思考制御じゃなくても動かせるからぁ〜!?」
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ーー
クロエさんに抱き上げられたまま連れてこられたのはなにやら布を被せられた大きな何か。
「これは……」
「束さんからの……いや、しょーくんのお父さんとお母さんからのプレゼントだよ」
「え?」
束さんが布を取り払う。
そこにあったのは……
「ロボット……?」
いや違う、これは……
「ふふ、その顔は気付いたね。そうだよ、これはただのロボットじゃない。しょーくんの両親が設計して、私が組み立てた、しょーくんのための『IS』」
パチンと音がして、ロボット……『IS』を証明が照らし出した。
「V型機『バーチャロン』だよ」
ようやくISが出た。
途中からこれがISの小説だったかもわからなくなりそうでした。
将冴の心境は複雑でしょうね。
次回、お楽しみに。