IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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二日酔い気味の作者です。夜の街すすきので三軒もハシゴしたらあかんね。うん。


184話

 

お昼になり、さらにお客さんが増えてきた。

これは、休んでる暇はないかな……。

 

 

「あれ、もうこんな時間なんだ。将冴君、休憩してきていいよ」

 

 

時計を見た相川さんが僕に伝えてくる。

 

 

「え、でもまだまだ忙しいのに、僕だけなんて……」

 

「将冴君、この後生徒会のお仕事もあるんでしょ?それになんか色々やることあるみたいだし、今のうちに休憩しててよ」

 

「そーそー。それに、やなしーはくらくら先生と一緒に回らなきゃ〜」

 

「ほ、本音さん!?」

 

「私たちのことは気にせず、イチャイチャしてきなよ。あ、でも後で話聞かせてね」

 

 

クラスの人たちが一致団結して僕を弄ってくる……味方はいないのか!

 

うう、これも衣装合わせの時に撮られた写真のせいだ。どうしてあの時気づかなかったんだ、僕は……。

 

などと嘆いていると、教室に織斑先生とクラリッサが入ってきた。二人とも休憩時間になったのかな?

 

 

「あ、織斑先生とハルフォーフ先生」

 

「問題は起きていないようだな」

 

「はい。ご覧の通り、大盛況です!学年優勝狙っちゃいますよ」

 

「ああ、くれぐれも問題は起こすなよ」

 

 

この調子なら、相川さんが言ったように学年優勝は出来そうだ。何か景品が出た気がするけど……その辺はあまり興味なかったから忘れちゃったな。いかんな……生徒会だから把握しておかなきゃいけないのに。

 

 

「将冴、大丈夫か?何か難しい顔をしているが……」

 

「あ、うん。少し疲れちゃっただけ。クラリッサは今休憩時間?」

 

「ああ。将冴は……まだ抜けれそうにないか?」

 

 

クラリッサが店の様子を見て聞いてくる。

僕はちらりとみんなのほうを見ると、みんな声には出さず口を動かした。

 

 

『は や く い け』

 

 

……逆らうと怖そうだ。特にシャルとラウラ。二人して包丁とフライパンもって出てこないでよ。仲いいんだから、まったく……。

 

 

「僕も、今から休憩時間だよ。ちょっと待ってて、着替えてくるから」

 

「ああ!」

 

 

うれしそうに頷くクラリッサ。まぁ……クラリッサと過ごせるならいいか。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

執事服から制服に着替え、クラリッサと一緒に学園祭を回ることにした。

 

 

「さて、最初はどこに行こうか」

 

「将冴はこの後もやることがあるからな。先に昼食を取りに行かないか?」

 

「そうだね。それなら鈴のところに行こうか。中華みたいなのやってるみたいだよ?」

 

「では2組に行くか」

 

 

2組の教室前に行くと、そこには中華喫茶の文字が。喫茶店二つ並んだんだね……。

 

 

「いらっしゃい……って、将冴とハルフォーフ先生か」

 

「やぁ、鈴。売れ行きはどう?」

 

「あんた達ほどじゃないけど、結構お客さんは来てるわよ。これから巻き返すから、覚悟しなさい!」

 

 

鈴のことだから、本当に巻き返しそうだな。

こっちも負けてられないね。

 

 

「それで、二人はうちで食べてくの?」

 

「ああ、席は空いているか?」

 

「空いてますよ。こちらへどうぞ〜」

 

 

鈴は僕とクラリッサを席まで案内してくれる。さすがに慣れてるな。中華料理屋の娘だから、まぁ当たり前なのかもしれないけど。

 

 

「注文はどうする?」

 

「鈴のオススメは?」

 

「私の?そうね……酢豚かな」

 

「学園祭で酢豚出してたんだ……」

 

「なによ、悪い?」

 

「悪くはないけど、ちょっとびっくりした……」

 

 

もっと簡単に作れるものを作ると思うんだけどなぁ……。

まぁ、他クラスのことだからこれ以上は口挟まないけど。

 

 

「で、酢豚でいいの?」

 

「うん、僕はそれで。クラリッサは?」

 

「同じのをたのむ」

 

「了解。厨房、酢豚二つ!……え、人手が足りない?しょうがないわね、今行くわ!」

 

 

鈴はこういう時、みんなを引っ張ってくれる力がある。鈴がこのクラスの中心なんだろうな……。結構な頻度で僕たちのところにくるから心配してたけど、そこはさすが鈴って感じだ。

 

 

「将冴、この後はどうするんだ?」

 

「まぁ、ぶらぶら回りつつって感じかな。校内の監視もしつつ」

 

「……襲撃なんてなければ、ゆっくりと回れたのにな……」

 

「それは仕方ないよ。……来年は、もっとゆっくり回ろうよ」

 

「……ああ、そうだな」

 

 

来年……そうなるためにも、ダイモンを早く捕まえなきゃ。これ以上、誰かを傷つけさせてたまるもんか。




んー、調子が悪い……。

もう少しすれば、書きたいところだから筆が進むと思うのだけれど……
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