IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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今回の戦闘はかなり面倒なことになりそう……。

デモワタシガンバル

そして今回、初めて先輩専用機持ちが出ます。少しだけ……


187話

 

楯無さんに連絡した後、僕は先にバーチャロンを展開しIS学園上空まで飛んだ。レーダーには今の所反応はない。

 

まだ来ていないか……オータムさんとスコールさんが足止めしてくれているのかな。また連絡するって言っていたけど……。

 

 

「状況確認のためにこっちから連絡してもいいよね」

 

 

しかし、オータムさんへ回線を繋ごうとするが一向に繋がらず、ノイズが返ってくる。ジャミング……?まさか、二人とも負けたなんてことは……そんなはずはない、オータムさんもスコールさんも強いんだ。

 

ダイモンが何かしらの邪魔をしているんだ……。もう、悠長に構えてられないか。

 

と、その時、僕の元に通信が届く。これは……確か、学園周辺を警備していたフォルテ・サファイア先輩?

 

 

「柳川です」

 

『フォルテッス。学園東側の海上からなんか出てきたッス!』

 

「なんかって……先輩、具体的にどんな……」

 

『すごく大きいISみたいなやつッス!IS5体分くらいあるISが学園に向かってるッス!』

 

 

大きい……アームやワームのようなやつなら、フォルテ先輩がISなんていうはずないし……ダイモンの新しい戦力と考えるのが妥当か。

 

 

「フォルテ先輩。そこに警備の人は何人いますか?」

 

『私も入れて3人ッス』

 

「わかりました。すぐに他の人を向かわせます。それまでは様子を見てください。決して危険な行動はしないように!」

 

『了解ッス!』

 

 

ダイモン……その大型ISが今回の襲撃の要か。早くこのことを楯無さんに……!

 

と、楯無さんに通信を繋げようとした時、また通信がきた。今度は……ダリル・ケイシー先輩?この人も警備に当たっていたはずだけど……。

 

 

「はい、柳川です」

 

『南側警備のダリルだ。こっちの海からなんかデカいISみたいなやつが出てきやがった。学園に向かっている』

 

 

南側も……二方向から攻めるつもりか……。

 

 

『こっち側には私ともう一人警備でいるが、どうすればいい?こっちで始末してもいいのか?』

 

「いえ、刺激しないように様子を観察してください。すぐに人を送ります」

 

『わかった。ただ、危険と判断したらこちらで動かせてもらうよ』

 

「はい、わかりました」

 

 

現場の状況がわからない以上、現場の判断に任せなければいけない。ダリル先輩は先輩だし、僕より上手く立ち回ってくれる……はず。はぁ、一応司令塔なのにこんな人任せでいいのかな……。

 

とりあえず、楯無さんに連絡しないと。

 

 

「楯無さん、聞こえますか?」

 

『ええ、何かあった?』

 

「敵が現れました。学園の東側と南側からです。他の方面にいる人たちを向かわせますが、いいですか?」

 

『大丈夫よ。そちらの判断に任せる。こっちは、学内の人たちを全員をアリーナに集めなきゃいけないから、まだそっちに加勢できないわ』

 

「大丈夫ですか?パニックになったりとか……」

 

『問題ないわ。アリーナで全員参加の催しを企画してるから』

 

「え、いつの間にそんな……」

 

『あら、言わなかったかしら?』

 

 

言ってませんよ……そんなの企画してたなら言ってくれればいいのに……。

 

 

「まぁ、ちゃんと考えてあるならいいんですが……」

 

『将冴君はこちらのことは気にしなくていいわ。現場に集中して。因縁の対決なんでしょ?』

 

「……はい」

 

『気張りなさい。じゃないと、ハルフォーフ先生が悲しむわよ』

 

「はは、そこでクラリッサの名前を出すのは反則ですよ」

 

『でもやる気出たでしょ?』

 

「ええ。それはもう」

 

 

楯無さんが乗せるのがうまいのか、僕が簡単に乗せられてるのか……どっちもってことにしておこう。

 

 

『あ、それと、一夏君と箒ちゃん、セシリアちゃん、鈴ちゃん借りるわね』

 

「え、それって……まさかあの演劇を……」

 

『やるわよ!せっかく企画したんだもの!今回の学園祭の目玉よ?お流れにしてたまるものですか!』

 

 

そこまであの企画に思い入れあったんですか……いやまぁ、いいんですけどね。箒達からすれば、あの演劇の『景品』は魅力的だろうし……。

 

 

「あまりやりすぎないように……」

 

『そっちもね。私の分は残しておいてよ?』

 

「それは保証し兼ねます」

 

『そんな言葉が出るなら問題ないわね。じゃあ、そこは任せたわよ』

 

「了解です」

 

 

通信を切り小さく息を吐く。楯無さんに任されたんだ。やり遂げなければいけない。

 

この時間、学園周辺の警備に当たっている人全員に通信をつなげる。

 

 

「現場司令の柳川です。敵の襲撃がありました。北側にいる人は東側のフォルテ先輩の元へ、西側にいる人は南側のダリル先輩の元へ向かってください。敵はすでに学園に向かっている模様です。これ以上学園へは近づけないでください」

 

『了解!』

 

 

先輩からすれば、後輩に支持されるのは遺憾かもしれないけど……まぁ、任された仕事だし、周りにどう思われようとやるしか……。

 

 

『柳川君に指示されるとか、すごくゾクゾクするわね』

 

『年下っていうのがミソよね』

 

『私Sのつもりだったんだけど、今のでなんか目覚めそうになったわ』

 

 

……良くも悪くも、欲望に忠実っていうことか……。

 

いや、悪いな。




フォルテとダリルってこんなんだっけ←

……まぁ、いっか(思考放棄
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