IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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物語進んでないぞ!なにやってんの!

艦長!作者が体調悪いとか言い訳を!!

ドリンク剤飲ませろ!早急に書かせるのだ!


……はい、体調は良いです。頭の方が手遅れです。


188話

「兄さん!」

 

 

学園の上空で敵の増援がないかをレーダーで確認していると、ISを展開したシャル、ラウラ、簪さん、マドカが僕の元まで飛んできた。

 

 

「ごめん、将冴。少し遅れて……」

 

「ううん、大丈夫。敵は先輩方が足止めしてくれてるから、すぐに加勢に行ってくれるかな」

 

「敵はオーブか?」

 

「どうやら違うみたい。フォルテ先輩や、ダリル先輩が言うには大きなISみたいなやつだって言っていたけど……」

 

「ダイモンが新しく作った戦力のようだな。警戒は怠るべきではない」

 

「うん。先輩にも、足止めしてくれって頼んである。ラウラとマドカは東側のフォルテ先輩のところに行って。シャルと簪さんは南側に。僕はまずはシャルたちと一緒に行く。状況に合わせて両方行き来するから、何かあったらすぐに連絡を……」

 

 

ゾクッと、背筋が寒くなる感覚を覚えた。……来たか。この感じからして、本気だというのがわかったよ……。

 

 

「将冴君、どうかした……?」

 

「ううん、なんでもない。四人は先に行ってて」

 

「え、将冴も行くんじゃ……」

 

「少しやらなきゃいけないことがあるから、それを済ませてから追いかけるよ」

 

 

嘘としては、少し苦しかったかな……。

 

 

「……わかった。すぐに来てね。行こう、簪さん」

 

「う、うん!」

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒ。私たちも行くぞ」

 

「さ、指図するな!」

 

 

四人は、僕が指示した通りの方向に向かってくれる。

深く突っ込まれずにすんだか……ダイモン本人は、僕が相手しなければ……。

 

と、マドカが僕とすれ違った時、小さく呟きてきた。

 

 

「無理はするな。何かあればすぐに呼べ」

 

「っ!」

 

 

マドカはそのまま東側に向かっていく。バレてたか、マドカには……。

 

 

「……いるんだろう、ダイモン。出てきたらどうなんだ」

 

 

自分でもびっくりするくらい冷たい声だ。

 

僕の声に応えるかのように、ダイモンが僕の目の前に突然現れた。ステルスか、転移か……ダイモンがかなりの技術力を持っているのは知っているから、驚きはしないが。

 

 

「おかしいな。完全にバレないようにしていたのだが」

 

「お前が近くに来たらわかるくらいに、僕はお前のことを許せないと思っているからだよ。今すぐ学園への襲撃をやめろ」

 

「もう少し話でもしないか。久しぶりの再会だぞ?」

 

「話すことはないし、お前と会うことも望んでいない。さっさと学園に向かっているのを止めるんだ」

 

「喜んでそうさせてもらうとでも思っているのか?それくらいは自分でもわかっているだろう」

 

「そうだね。だったら……」

 

 

僕はスライプナーダイモンに向けた。

 

 

「力ずくで止める」

 

 

躊躇なく引き金を引いた。

 

しかし、ダイモンはまるで知っていたかのようにエネルギー弾を避ける。

 

 

「不意打ち気味に撃ってくるとはな。君は、そんなことをするような性格だったか?」

 

「多くの人が危険に晒されているんだ。どんな手を使ってでも、お前を止めてやる」

 

「怖い怖い。だが、いい塩梅だ。その調子で、私にお前の闇を見せてくれ」

 

「悪いけど、今の僕は前の様にはいかない。そんな挑発にも乗らない。ここで、お前との因縁は終わりだ!」

 

 

瞬時加速で一気にダイモンに接近し、スライプナーを振り下ろした。相手が生身だろうと関係ない。手足の一つくらい奪う覚悟でダイモンを捕まえる!

 

 

「怖い顔をする割に、殺気はそれほど出していないな。初めて会った時の方が、強い殺気を出していたぞ」

 

「お前を殺すつもりはない。捕まえて、正当な罰を受けてもらう」

 

 

ダイモンは、先ほどの攻撃同様に軽く僕の攻撃を避ける。凡そ人間の動きではないが……まずこれが空を飛んでいること自体がおかしいんだ。何かしらの装置を使っているんだろうけど、そんなものが意味ないことを教えてやる。

 

僕は攻撃の手を緩めない。

 

 

「正当な罰か……フフ、ハァーハッハッハッ!この私に罰か。面白い冗談だ」

 

 

気色の悪い……何を笑っているんだ。

 

 

「笑わせてもらったお返しにいいことを教えてやろう」

 

 

ダイモンが僕の振るったスライプナーを左手で掴んだ。

こいつ、生身の体じゃない!?

 

 

「お前に私は倒せない。捕まえることもできない。殺す覚悟のないものに、私は捕まえられない!」

 

 

次の瞬間、ダイモンは僕の懐に飛び込み、強烈なアッパーが僕の顎に入った。

 

 

「ぐぶぅっ!?」

 

「私を捕まえる?何を生半可なことを。そんな覚悟で、私を捕まえられるとでも思っているのか!笑わせる、実に愉快だ!そんなぬるま湯に浸かった様な考えで、よくもまぁ今まで生き残ったものだ!」

 

「うっ、く……」

 

「痛いだろう?ISの絶対防御は衝撃までは消しきれない!頭がフラフラするはずだ。たった一撃で、お前は私に敗れるのだよ!」

 

「そんなつもりはないよ……」

 

 

くそっ、重いの一撃もらった……

 

 

「そんな攻撃で……倒れてたまるか……」

 

「存外耐えるな。どれ、次はもう一段階強くしてみるか」

 

「やられたら……やり返さないとね」

 

 

ヒカルノさん……使わせてもらいます。




書いてるうちに眠気が襲ってくるっていうの、結構あるあるだと思っているのですが、みなさんはいかがですかな?

こういう時は、豆を挽いてから作ったコーヒーが私のオススメです。
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