ラストまでの構想もできている……と、思います。
細かい部分は、執筆しながらになります。
最後は……やっぱりアレを出したいですね。
「があぁぁぁ!!」
将冴は大きくビームサイズを振りかぶり、私に向かって切りつけてくる。速い……機体と、将冴の戦闘技術の高さがこれだけでよくわかる。
シュバルツェア・ツヴァイクは近接戦に向いていない……単純に近接武器を積んでいないからだ。積んでいるのは高熱ナイフだけ……まぁ、ないよりマシという程度だな。
「出すだけ出して……ん、なんだ?」
拡張領域に収納してあったはずの高熱ナイフがなくなっている?代わりに入っていたのは……
「『MPBL-スライプナー』……テムジンの武器がなぜ……」
束さんか。積み込んだなら積み込んだと一言言ってくれればよかったのに……。
と、その時通信が入る。発信元はIS学園?
『くらちゃん、しょーくんと会えたかな?』
「今まさに戦闘中ですっ!」
こっちが通信中でも御構い無しに、将冴はビームサイズを振るってくる。束さんもこんな時に通信しなくてもっ!
『言い忘れていたんだけど、なんかあまり意味のない武器が積んであったから代わりにしょーくんのスライプナー積んでおいたよ。その方が、しょーくんの意識戻せるかもしれないし』
「束さんから連絡が来る直前に気づきました。そういうことは前もって言ってください!」
『あー、ごめんごめん。でもちゃんと伝えたからいいでしょ?』
この非常時に、なんて悠長なことを……。まぁ、こっちとしては好都合なのだが。
『それで、しょーくんの様子はどう?』
「どうもこうもっ!いくら呼びかけても、意識が戻ってくる気配がありません!」
『できるだけ早くしてね。侵食率がどんどん上がってる。特にいっくんたちのISが強く侵食されてる。時間をかけ過ぎたら、他のみんなが動けなくなっちゃう』
「そうは、言われても……」
将冴の意識を戻す取っ掛かりすらつかめない。スペシネフの支配が強すぎるのか?
『悩んでる暇はないよ。やれることをやっていけば、後はしょーくんが自力で戻ってきてくれる』
「束さん……」
『しょーくんの強さも信じて』
将冴の強さ……。
ああ、そうだ。それは私が一番よく知っているではないか。
「こい、スライプナー」
左手にズシリと重みのある銃が一体となった大剣が握られる。将冴が戦ってきた、強さの重み。
それと同時に、私は左目の眼帯に手をかけた。
「ここから第2ラウンドだ。私も、もう出し惜しみはしない」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
「零落、白夜!!」
一夏が侵食されたISを、白式の零落白夜で切り裂く。
敵ISのシールドエネルギーが尽き、そのまま海へと落ちていく。
マドカが落ちていくISに瞬時加速で近づき、装甲を右手で貫くとISの中からキューブのようなものを引き抜いた。
「ISコア回収。全7個……とりあえず、今いた敵は無力化した」
「案外あっけなかったわね。私たちが強すぎるのかしら」
「慢心するな。……ところで、マドカ。全部のISコアを回収していたが、それは姉さんに頼まれたのか?」
「頼まれたわけではないが、後々困ると思ってやっただけだ。ダイモンに回収されても、面倒ごとにしかならないからな」
「マドカは、結構気が回るんだな。それで戦闘も将冴と渡り合えるんだからな。やっぱりすげぇよ」
「大それたことはやっていない。それに、お前にもそれだけの実力が……全員戦闘準備。織斑一夏、篠ノ之箒から補給を受けろ。追加の敵だ」
「追加……侵食されたISか?」
「ああ。レーダーにあるのはISの反応だ。数は5」
「5体なら余裕ね。さっさと片付け……っ!」
「どうした、鈴?」
「今、なんか……甲龍が……ううん、なんでもない。さっさと片付けましょ」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
「倒しても倒してもキリがないね……」
「倒したそばから敵が追加されていく……ダイモンの兵力は無尽蔵なのか?」
「何体こよう同じことですわ。ただ倒すだけ」
「イギリスのお嬢ちゃんはわかってるみたいじゃない。オータム、この子うちに誘いましょうよ」
「ガキはマドカだけで十分だっつの。おら、眼帯娘。後ろつかれてんぞ」
「言われなくても!」
「クラリッサ先生、大丈夫かな?」
「信じるしかありません。信じて、私たちが戦わなければいけませんわ」
「そうだな。私の優秀な部下だ。必ず、やってくれ……っ」
「ラウラ?どうかした?」
「……なんでもない。やるぞ、シャルロット!」
全てがうまく運ぶとは限らない。