……この小説書いてる間に、GE2RBとGERが発売するとは……いやはや、長々とやってますね。
今回入れて、あと3話ほどで将冴の騒動が片付くと思います。
将冴とクラリッサが戦闘をしているポイントから離れた場所で、一夏、箒、鈴、マドカは新たに現れた侵食されたIS五体を相手取っていた。
すでに7体と戦った彼らは、体力、エネルギーともに消耗している。箒のIS、紅椿からエネルギー供給が受けれるとはいえ、紅椿が戦闘不能になればそれもできなくなる。長期戦が続けば、どんどん不利になっていく。
マドカが2体と交戦し、他の3人はそれぞれ一体ずつ相手をしている。
「ぞろぞろと……早く将冴を止めないと、際限なくISが来るわよ?」
「今の私たちではどうしようもない。今は目の前のこいつらを倒すしかないんだ」
「さっさと片付けないと、どんどん増援が来るぞ。無駄口を叩かず、さっさと仕留めろ」
「わかってるよ、マドカ!」
一夏は鍔迫り合いとなっていた敵ISを力任せに押しのけ、雪片二型を構え零落白夜を発動させようとする。
「行くぜ、零落白夜!」
しかし、雪片二型は何の反応も見せない。
「……え、どうしたんだ。おい、零落白夜だって!」
「一夏!何をしている!」
「モタモタしてないでさっさとそいつ倒しなさいよ!」
「できないんだよ!零落白夜が発動しないっ!」
「何を言って……この、邪魔ね!」
鈴が肩のユニットを開き、自分の相手しているISに向けた。
しかし、いつになっても肩のユニットから衝撃砲が放たれない。
「え、龍砲が……こんな時に故障!?」
「一夏も鈴も……いったい何が……」
「チッ、最悪のタイミングだ……」
「マドカ、どうなっているのかわかったのか!?」
「どうやら、侵食が進んできたようだ。システムの一部が使えなくなっている。篠ノ之箒、お前のISも何かしら機能不全を起こしているはずだ……」
「な、まさか……『絢爛舞踏』が使えなくなっている!?」
(私のISも、変形機構と武器が何個か使えなくなっている……正式にナンバリングされていない私のISでも侵食は免れないか)
侵食により、ISの機能が制限される……今のこの状況では圧倒的不利な状況である。
何より、箒の単一仕様能力である絢爛舞踏が使えないことが一番の痛手だ。
「動けなくなるのも時間の問題、か……」
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「このぉ!」
ラウラがオーブにレールカノンを放ち、オーブに大きな穴が開きそのまま海に落ちていき爆発する。
しかし、オーブはまだ数がいる。減った様子すらもない。倒せば倒しただけ追加されるのだ。
「はぁ、はぁ……スコール、こちらはもう150は落としたぞ……」
「僕は130……目標はクリアしたけど……まだまだ数はいそうだね……」
「あら、お二人とももうお疲れですの?こちらは160は落としましてよ。これくらいは軽くこなして頂けなければ」
「そう言う割には、イギリスのお嬢ちゃんは肩で息をしているみたいだけど?」
「うっ……」
セシリアはスコールに見抜かれたのかバツの悪そうな表情を浮かべた。
スコールはセシリアをからかいながらも、着実にオーブを破壊していった。
「そちらはどうなんですの?スコールさんとオータムさん?」
「私?私はこれで!」
近くに来たオーブを破壊すると、スコールはウィンクしながら3人に告げた。
「ちょうど200よ」
「さ、さすがは篠ノ之博士の直属……」
「実力は本物だな……」
「オータム!あなたの方はどう?」
「250」
「……え?」
「250」
予想外の数字にスコールも目を丸くする。
まさかそんなに倒しているとは思わなかったからだ。
「オータム、張り切りすぎじゃない?」
「ウルセェ、ここでやらねぇでいつやるんだよ」
「あらあら、お熱いことで……」
「だけど、オータムさんの言う通りだ」
「そうだな、やるぞシャルロット、セシリア!」
「ええ!さぁ、ブルーティアーズ!舞踏会はこれからですわ!」
セシリアがフル稼働させているブルーティアーズに命令を飛ばす。しかし、ブルーティアーズは動きを止め、エネルギー供給が突然止められて海に落ちていった。
「ブルーティアーズ!?どうしましたの!?」
「セシリア、何をしている!」
「わかりませんわ!突然ブルーティアーズが……」
「これは……」
「スコール、まさか……」
「……やられたみたいね」
スコールとオータムは目を見合わせ、小さく頷いた。
「おい、スコール!何が起こって……」
「……侵食が進んでる。おそらく、もう私たちが戦える時間は少ないわ」
「そんな……篠ノ之博士は一週間は持つって……」
「ダイモンが私たちのISを中心に侵食を進めたんでしょう。気をつけて。ここからは、特殊な兵装は使えないわ」
絶望が侵食していく。
彼、彼女達はまだ戦えるか。