IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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どうも、危うく三日坊主になりかけた作者です。
いやぁ危ない危ない。

今回は前回の後日談的な次回の前日談的な感じです。

前々からマドカは出番が少ないなぁと思っていたんですよね。
キャラ的に仕方ないのかなと思いますが、やっぱり主要キャラの一人ですからね。
今後はどんどんだしていきたいです。


新年、新会長、新役員

 

慌ただしいクリスマスも終わり、IS学園は冬休みに入った。

 

とはいえ、年末は特に予定もなく、僕は寮の自室でグータラ過ごしていた。

一夏と千冬さんは年末年始は自宅で過ごすとの事で学園にいなかったし、箒はわだかまりのとれた束さんと過ごすという。家族仲が良いのは大変喜ばしいことだ。僕は本当の家族はいないから、ちょっぴり羨ましい。

 

セシリア、鈴、シャル、ラウラは一度帰国するらしい。それぞれ代表候補生の仕事もあるしね。やることがあるんだろう。

 

......因みに、一夏ハーレムの三人は、寮から離れる前に変な質問をしてきた。

 

 

「「「男性の弱いところってどこ?」」」

 

 

聖夜にしっぽりやることやったらしい。一夏の様子も少し変だったからね......。

その時は適当に流して、特になにも言わなかったけど、三人とも男の僕に聞くのは間違いだと思うよ......。

 

他の学生も、殆どが帰省してしまって、寮の中は閑散としていた。

 

本当にやることなくて、三回くらい部屋の大掃除していたよ。

 

とまぁ、そんなこんなで過ごしていたらいつの間にか年も明けていて、みんなから来たあけおめメールで年が明けたことをしみじみと感じた。

 

いいもん、クラリッサとずっと一緒に居れたからいいもん。

新年のアニメスペシャルとか見て過ごしてたから暇ではなかったもん。

 

なんて考えていたらお正月もあっという間に過ぎてしまった。

 

......ちょっと一人語りが長くなっちゃったな。

まぁ、そんなこんなで夏休みとは正反対に静かに過ごしていた訳なんだ。

 

で、今日僕は冬休みにも関わらず、制服姿で生徒会室にいた。

生徒会室には、既に退任した楯無さんと虚さん。そして......

 

 

「紹介が遅れてしまいましたが、彼女が新しく生徒会の役員になる......」

 

「柳川マドカだ。自己紹介する必要もないが、よろしく頼む」

 

 

いつもの無表情でそんなことをいうマドカだったが、その様子を微笑ましい顔で楯無さんと虚さんが眺めていた。

 

 

「ふふ、さすが将冴君ね。新しい役員の事だけが心配だったけど、マドカちゃんなら安心して任せられるわ」

 

「素晴らしい人選ですね」

 

 

お二人とも、マドカが新しい役員という事に異論はなさそうだ。

マドカは特に反応ないけど、どう思っているのかな?

 

 

「将冴ができる男なのは前からわかりきっていただろう」

 

 

マドカなにいっちゃってるの!?

 

 

「ぷ、あははは!さっすがマドカちゃん、ドストレートね!」

 

 

盛大に笑い始める楯無さんを他所に、マドカは虚さんの方を向いた。

 

 

「さっさと引き継ぎを済ませよう。楯無と話していたら時間を無為に過ごす」

 

「ちょ、マドカちゃん!?」

 

「さすが、お嬢様と一緒に住んでいただけはありますね」

 

「部屋でもしつこかったからな」

 

 

はは、そういえば一緒の部屋だったんだっけ。まぁ、束さんからの差し金って事で警戒していたんだろう。

 

今気づいたけど、虚さんのが楯無さんのことをお嬢様って言ってる。そういえば、もともとそういった関係なんだっけ。今までは生徒会っていうことだったけど、もう違うから呼び方も変わったのか。

 

 

「では、さっさと済ませてしまいましょう。お嬢様は将冴さんに引き継ぎを」

 

「わかったわ。さ、将冴君」

 

 

楯無さんの立ち直りが早いな......。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」

 

 

新年になり、教職員の仕事は今日から始まるということで、そんな挨拶をしながら職員室に入ると織斑先生と山田先生がこちらに振り向いた。

 

 

「クラリッサか。明けましておめでとう」

 

「おめでとうございます」

 

 

まだ他の先生方は来ていないようだ。

 

 

「クラリッサ先生は、年末年始は有意義に過ごせましたか?」

 

「どちらかというと、寝正月だったかと......別段どこかに出掛けたわけでもありませんでしたし」

 

「だが、将冴と一緒にいたのだろう?」

 

「え、ええ......まぁ......」

 

 

あそこまで一緒に過ごせたことは今までなかったのではないだろうか......とても幸せな時間だった。

 

 

「浮かれるのはいいが、公私の区別はしっかりしろ。まずは、その左手の指輪を外せ」

 

「え!?クラリッサ先生、まさか!?」

 

「あ、いや、これはその!?」

 

 

織斑先生がそんなにすぐに気がつくとは思わなかった......他の先生方がいなくてよかった。

 

 

「そのまま仕事してみろ、男の出会いがないこの学園の教師はもちろん、生徒達から将冴のことで散々問い詰められることになるぞ」

 

「そう、かもしれないですが......」

 

 

将冴が一緒にいたいといってくれたんだ。この指輪は、可能な限り外したくはない。

だが、織斑先生が言うことももっともだ......。

 

うう、でもっ

 

 

「......ふ、少しは成長したか」

 

「織斑先生?」

 

「そのままでいい。せいぜい、弄ばれろ」

 

 

織斑先生はそれだけいうと、自分のデスクに向き直った。

成長したとはどういう......

 

 

「クラリッサ先生!」

 

「は、はい!?」

 

「ま、まだ将冴君は未成年で、それに先生と教師で、だからそのぉ~!」

 

「や、山田先生落ち着いて......」

 

「私、諦めませんから!?」

 

「本音が出たな」

 

「あ、いやこれはそのっ!?」

 

「クラリッサ、うかうかしていると掠め取られるぞ。私も諦めたつもりはないからな」

 

「う、うう......織斑先生、私で遊んでいるのですか......」

 

 

これは、まだまだ安心できなさそうだ......




更新スピードを全盛期まで戻したい......

しかし、社会人で時間を取ることは難しいですね。

言い訳にしかならないですね。
もっと頑張ります。

次回から新学期。
またキャラクター増える予定です。新キャラではないですが......ああ、パンクしそ。
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