いや本当に……得意ではないので……大目にみてください(土下座
今回、視点変更するのですが、視点変更時のSIDE表記をなくしてみました。ちゃんとわかるように書けるか心配ですが、おつきあいくださいませ。
「ちょっと、ラウラ。勝負って……」
「前に手合わせしてくれと言ったはずだが?」
「いや、言われたけどさ……」
剣道とか、そういう生身での勝負をいきなりやるなんて言われてもな……竹刀も木刀もないのに。
「どうする?将冴」
「ああ、もう。やればいいんでしょ!」
「最初からそういえばいいんだ。よし訓練場に行くぞ。私はISスーツに着替えてくる。将冴もすぐに着替えろ」
「わかったよ……ISスーツ?」
なんで?え、勝負って……
「ISバトルなの!?」
「そのつもりで隊長の勝負を受けたんじゃないのか?」
「いや、前にした手合わせの話って剣道とか格闘的なものの話だったから……」
「受けてしまったんだ、やるしかないぞ。それに、私も将冴がISで戦っているところを見たいしな」
「うぅ……」
クラリッサさんにそう言われてしまうと、断りずらい……しょうがない、やるか。
「更衣室はどこですか?」
「男子更衣室はかなり遠い。ここで着替えればいい」
「え、でも……」
「ほら手伝ってやる」
「あ、ちょっ!?」
なんとか抵抗し、一人で着替えた。
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そんな経緯で、僕とラウラはISで試合をすることになった。
千冬さんはたまたま鉢合わせて……
「私も見てみたいからな、審判は任せろ」
という感じで審判を引き受けてくれた。
今はクラリッサさんと一緒にモニタールームにいる。
さて、千冬さんの開始の合図で飛び出したはいいけど、どうしようかな。束さんとクロエさんに特訓はしてもらったけど、初めてのIS相手だとどんな戦い方をすればいいのか……とりあえず。
「ボムで!」
腕の収納部分からボムを取り出し、ラウラに投げつける。牽制目的だから、避けられるのは想定しておく。ラウラのシールドエネルギーは削れなくていい。
案の定、ラウラはボムが炸裂する前に加速し、僕と一気に距離を詰めた。
「その程度か、将冴!」
「まさか!」
MPBR-7にビームの刀身を纏わせる。
ラウラは手の側面にビームを纏う。そのままラウラの手刀か、振るわれる。
MPBR-7で手刀を受け止める。手刀相手に、ロングセイバーは不利だ。リーチの差はあっても距離を詰められたら、速度はあちらが上だ。
僕は後ろに下がるために、ブーストを点火し、そのままMPBR-7でビームを2発放つ。
「いい動きするな!だが離れるのは得策ではないのではないか?」
簡単にビームを避けられ、ラウラの肩にある砲塔が光を放つ。レールカノンか!
「くっ!」
ブーストを再度点火。横方向に避ける。モロに食らっていたら危なかった。
「そのままではただの的だぞ!」
連続してレールカノンを放つラウラ。
ラウラの言う通り、とりあえず動くしかない。空中へ飛び、レールカノンを紙一重でかわし続ける。
どうしようか……このままじゃジリ貧。かわし続けるにも限界がある。かわし続けるのが難しいなら……。
「攻める!」
かわし続けながらビームを放つ。狙いはつけていない。大雑把にラウラの方に撃つ。
ビームはラウラの横の地面に当たり、ラウラには命中しない。
「狙いが甘いぞ。それでは私には当たらない」
「そうだね。でも、何発も撃てば当たるでしょ?」
2発目、3発目、4発目。
連続してビームを放つ。一発撃つたびに微調整を繰り返し、精度を上げる。
「ほう?避けながら弾道を調整しているのか。やるな」
「それほどでも」
「だが、まだまだ当たらないぞ!」
「当てるのが目的じゃないからね!」
ボムを手に持ち、投げつけた。
「そんなバレバレな攻撃」
ラウラにはすぐにバレる。すぐにそこを離れようとするけど、それは許さないんだ。
離れようとするところにビームを放つ。進路の先にビームが迫っていれば、思わず立ち止まるでしょ?
「くっ、さっきのビームはこのための!?」
「そういうこと!」
ボムが炸裂し、土煙がラウラを包む。この程度で倒せるわけはない。次の手だ。
「バーチャロン、フォームチェンジ『ライデン』」
装甲が粒子化し、すぐに再構成されていく。再構成された装甲からはテムジンの面影はなく、スマートだった装甲は厚い装甲に変わる。一言で表せば、ゴツくなった。
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「なんだあれは……」
私……クラリッサは、将冴のISの変化に驚きを隠せない。織斑教官も同様のようだ。
「ISの装甲を戦闘中に粒子化し再構成……全く別のISを組み立てた。なんというISだ……」
「一体どんな技術であんなことを……」
「拡張領域があの装甲が入るほどの容量が……全く、束の奴。なんで物を……」
ISの技術に関しては、篠ノ之束に敵うものいないとは思っていたが……これほどのものを作り上げるなんて……。
「まぁ、ISのことも驚いたが、将冴の操縦技術の高さも眼を見張るものがある。ラウラよりも操縦時間は短いはずだが、よく動けている」
「はい。シュバルツェ・ハーゼに入っても、遅れは取らないだけの実力があります」
「ああ。なかなか鍛えがいがありそうだな。しかし、相手はラウラだ。ここからが本番だろう」
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ライデンへの装甲の再構成を終えた瞬間に、ラウラが土煙を払った。
まだまだ健在、というところだろう。
「む……別のISだと?」
「いや、同じISだよ?だけど……」
ガシャンと、肩が開く。パラボラアンテナのようなパーツが姿を現わす。
「さっきとは、コンセプトが違うけどねっ!」
肩のパーツから巨大なビームが放たれる。これがライデンの巡洋ビーム兵器『バイナリー・ロータス』だ。
「なんだと!?」
放たれたビームはそのまま直進。ラウラは咄嗟に横に跳び、ビームの直撃を避ける。しかし、その余波までは無理だったみたいだ。
「くぅ!?」
レールカノンをかすった。だけど、それだけでも十分。そのビームは伊達じゃないんだ。
レールカノンは火花を上げている。
「使えないか……」
「今更だけど、壊れた際の責任って……」
「安心しろ、訓練の際の故障としておく」
ほっと胸をなでおろす。僕のせいなったらどうしようかと思った。
「しかし、恐ろしい装備だな……」
「開発者曰く、現行最強だって」
「そんなものを撃ったのか」
ラウラの顔が一瞬真っ青になる。
ちゃんと出力は落としたよ?
「しかし、これで私も本気を出さざるを得ない、な!!」
ラウラのISからワイヤーのようなものが2本出てきた、まずい……ライデンは機動力が……
「あう!?」
簡単に拘束された。
それはもうあっけないくらいに。
もう一回続くんじゃよ。
バイナリー・ロータスがぶっ壊れすぎるかな。今回はラウラが待っていてくれたから……(汗
本当はチャージとかが必要なんですよ……本当は……。
友達に「クラリッサのタートルネックってどう思う?」と聞いたところ、「お前は神か」と崇められました。
絵心あれば描けるんだけどなぁ……ちらっ、ちらっ。