IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

33 / 280
戦闘描写が難しい。

いや本当に……得意ではないので……大目にみてください(土下座


今回、視点変更するのですが、視点変更時のSIDE表記をなくしてみました。ちゃんとわかるように書けるか心配ですが、おつきあいくださいませ。


29話

 

「ちょっと、ラウラ。勝負って……」

 

「前に手合わせしてくれと言ったはずだが?」

 

「いや、言われたけどさ……」

 

 

剣道とか、そういう生身での勝負をいきなりやるなんて言われてもな……竹刀も木刀もないのに。

 

 

「どうする?将冴」

 

「ああ、もう。やればいいんでしょ!」

 

「最初からそういえばいいんだ。よし訓練場に行くぞ。私はISスーツに着替えてくる。将冴もすぐに着替えろ」

 

「わかったよ……ISスーツ?」

 

 

なんで?え、勝負って……

 

 

「ISバトルなの!?」

 

「そのつもりで隊長の勝負を受けたんじゃないのか?」

 

「いや、前にした手合わせの話って剣道とか格闘的なものの話だったから……」

 

「受けてしまったんだ、やるしかないぞ。それに、私も将冴がISで戦っているところを見たいしな」

 

「うぅ……」

 

 

クラリッサさんにそう言われてしまうと、断りずらい……しょうがない、やるか。

 

 

「更衣室はどこですか?」

 

「男子更衣室はかなり遠い。ここで着替えればいい」

 

「え、でも……」

 

「ほら手伝ってやる」

 

「あ、ちょっ!?」

 

 

なんとか抵抗し、一人で着替えた。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

そんな経緯で、僕とラウラはISで試合をすることになった。

 

千冬さんはたまたま鉢合わせて……

 

 

「私も見てみたいからな、審判は任せろ」

 

 

という感じで審判を引き受けてくれた。

今はクラリッサさんと一緒にモニタールームにいる。

 

さて、千冬さんの開始の合図で飛び出したはいいけど、どうしようかな。束さんとクロエさんに特訓はしてもらったけど、初めてのIS相手だとどんな戦い方をすればいいのか……とりあえず。

 

 

「ボムで!」

 

 

腕の収納部分からボムを取り出し、ラウラに投げつける。牽制目的だから、避けられるのは想定しておく。ラウラのシールドエネルギーは削れなくていい。

 

案の定、ラウラはボムが炸裂する前に加速し、僕と一気に距離を詰めた。

 

 

「その程度か、将冴!」

 

「まさか!」

 

MPBR-7にビームの刀身を纏わせる。

 

ラウラは手の側面にビームを纏う。そのままラウラの手刀か、振るわれる。

 

MPBR-7で手刀を受け止める。手刀相手に、ロングセイバーは不利だ。リーチの差はあっても距離を詰められたら、速度はあちらが上だ。

 

僕は後ろに下がるために、ブーストを点火し、そのままMPBR-7でビームを2発放つ。

 

 

「いい動きするな!だが離れるのは得策ではないのではないか?」

 

 

簡単にビームを避けられ、ラウラの肩にある砲塔が光を放つ。レールカノンか!

 

 

「くっ!」

 

 

ブーストを再度点火。横方向に避ける。モロに食らっていたら危なかった。

 

 

「そのままではただの的だぞ!」

 

 

連続してレールカノンを放つラウラ。

 

ラウラの言う通り、とりあえず動くしかない。空中へ飛び、レールカノンを紙一重でかわし続ける。

 

どうしようか……このままじゃジリ貧。かわし続けるにも限界がある。かわし続けるのが難しいなら……。

 

 

「攻める!」

 

 

かわし続けながらビームを放つ。狙いはつけていない。大雑把にラウラの方に撃つ。

 

ビームはラウラの横の地面に当たり、ラウラには命中しない。

 

 

「狙いが甘いぞ。それでは私には当たらない」

 

「そうだね。でも、何発も撃てば当たるでしょ?」

 

 

2発目、3発目、4発目。

連続してビームを放つ。一発撃つたびに微調整を繰り返し、精度を上げる。

 

 

「ほう?避けながら弾道を調整しているのか。やるな」

 

「それほどでも」

 

「だが、まだまだ当たらないぞ!」

 

「当てるのが目的じゃないからね!」

 

 

ボムを手に持ち、投げつけた。

 

 

「そんなバレバレな攻撃」

 

 

ラウラにはすぐにバレる。すぐにそこを離れようとするけど、それは許さないんだ。

 

離れようとするところにビームを放つ。進路の先にビームが迫っていれば、思わず立ち止まるでしょ?

 

 

「くっ、さっきのビームはこのための!?」

 

「そういうこと!」

 

 

ボムが炸裂し、土煙がラウラを包む。この程度で倒せるわけはない。次の手だ。

 

 

「バーチャロン、フォームチェンジ『ライデン』」

 

 

装甲が粒子化し、すぐに再構成されていく。再構成された装甲からはテムジンの面影はなく、スマートだった装甲は厚い装甲に変わる。一言で表せば、ゴツくなった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「なんだあれは……」

 

 

私……クラリッサは、将冴のISの変化に驚きを隠せない。織斑教官も同様のようだ。

 

 

「ISの装甲を戦闘中に粒子化し再構成……全く別のISを組み立てた。なんというISだ……」

 

「一体どんな技術であんなことを……」

 

「拡張領域があの装甲が入るほどの容量が……全く、束の奴。なんで物を……」

 

 

ISの技術に関しては、篠ノ之束に敵うものいないとは思っていたが……これほどのものを作り上げるなんて……。

 

 

「まぁ、ISのことも驚いたが、将冴の操縦技術の高さも眼を見張るものがある。ラウラよりも操縦時間は短いはずだが、よく動けている」

 

「はい。シュバルツェ・ハーゼに入っても、遅れは取らないだけの実力があります」

 

「ああ。なかなか鍛えがいがありそうだな。しかし、相手はラウラだ。ここからが本番だろう」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

ライデンへの装甲の再構成を終えた瞬間に、ラウラが土煙を払った。

 

まだまだ健在、というところだろう。

 

 

「む……別のISだと?」

 

「いや、同じISだよ?だけど……」

 

 

ガシャンと、肩が開く。パラボラアンテナのようなパーツが姿を現わす。

 

 

「さっきとは、コンセプトが違うけどねっ!」

 

 

肩のパーツから巨大なビームが放たれる。これがライデンの巡洋ビーム兵器『バイナリー・ロータス』だ。

 

 

「なんだと!?」

 

 

放たれたビームはそのまま直進。ラウラは咄嗟に横に跳び、ビームの直撃を避ける。しかし、その余波までは無理だったみたいだ。

 

 

「くぅ!?」

 

 

レールカノンをかすった。だけど、それだけでも十分。そのビームは伊達じゃないんだ。

 

レールカノンは火花を上げている。

 

 

「使えないか……」

 

「今更だけど、壊れた際の責任って……」

 

「安心しろ、訓練の際の故障としておく」

 

 

ほっと胸をなでおろす。僕のせいなったらどうしようかと思った。

 

 

「しかし、恐ろしい装備だな……」

 

「開発者曰く、現行最強だって」

 

「そんなものを撃ったのか」

 

 

ラウラの顔が一瞬真っ青になる。

ちゃんと出力は落としたよ?

 

 

「しかし、これで私も本気を出さざるを得ない、な!!」

 

 

ラウラのISからワイヤーのようなものが2本出てきた、まずい……ライデンは機動力が……

 

 

「あう!?」

 

 

簡単に拘束された。

それはもうあっけないくらいに。




もう一回続くんじゃよ。

バイナリー・ロータスがぶっ壊れすぎるかな。今回はラウラが待っていてくれたから……(汗
本当はチャージとかが必要なんですよ……本当は……。


友達に「クラリッサのタートルネックってどう思う?」と聞いたところ、「お前は神か」と崇められました。

絵心あれば描けるんだけどなぁ……ちらっ、ちらっ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。