IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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日付変わってしまいました。
遅くなってしまって申し訳ありません。

今回はセッシーとバトル。
BT兵器の描写が難しい気がする……。


39話

 

数日が過ぎて、今日はクラス代表を決めるための試合の日。そして、僕のリハビリの日。

いや、リハビリは織斑先生がふざけただけだ。うん、きっとそう。

 

この一週間、僕は特にこれといって準備はしていない。ISの練習をしようにも、アリーナは先輩方が予約していて使えなかったからね。まぁ、何もしなかったわけじゃない。クラリッサや、山田先生にセシリアさんのISの情報を聞いたりしていた。まぁ、山田先生は不公平だからと教えてくれなかったけど。

 

一夏は箒さんと剣道をしていたようだ。アリーナも訓練機も使えなかっただろうし、体を鍛えるのはいいことだ。今度、僕も剣道したいな。

 

僕は織斑先生、山田先生、一夏、箒さんと一緒にアリーナのピットにいた。ピットには、ISが一体鎮座している。そうか、これが一夏の……

 

 

「一夏、当日になってしまったが、これがお前のIS『白式』だ」

 

「これが、俺の……」

 

「すぐに初期化と最適化を行う。すぐにISに乗るんだ」

 

「あ、ああ」

 

 

試合直前で初期化と最適化か……一夏には不利な戦いになりそうだな。

 

となると、僕が先にセシリアさんと試合したほうがいいのかな?

 

 

「織斑先生、一夏の準備がまだなら、僕が先に試合をしたほうがいいですか?」

 

「ああ。将冴の準備ができているなら、そうしてくれると助かる」

 

「わかりました」

 

 

アリーナの方に目を向けると、すでにセシリアさんがISを纏い待っている。

 

僕も行こう。バーチャロンを展開する。フルスキン型のバーチャロンが、僕の体を覆う。フォームはテムジン。

 

ISを展開したのは久しぶりだ。今まで普通の生活をしていたから、まともに展開してなかったけど……うん、問題ない。

 

 

「準備できました」

 

 

織斑先生達の方を向き、いつでも出れると伝える。

 

 

「これが将冴のIS……」

 

「柳川君頑張ってくださいね」

 

「お前には物足りない相手かもしれないが、油断はするなよ。将冴」

 

 

上から箒さん、山田先生、織斑先生の順で声をかけてくれた。

 

 

「頑張れよ、将冴」

 

「言われなくても。では行ってきます」

 

 

僕はカタパルトに乗り、アリーナに飛び出した。

 

すでに待機していたセシリアさんが、僕の方に目をやる。

 

 

「あら、柳川さんが最初の相手ですの?」

 

「うん、一夏は準備に手間取っていてね。先に出ることになったよ」

 

「そうですの。ま、相手が誰であれ、私は本気で行きますわ」

 

「そうしてください。僕も本気で行きますから」

 

 

お互いに武器を構える。

 

それと同時に、試合開始のブザーがなった。

 

 

「行きますわよ!」

 

 

セシリアさんが構えていたレーザーライフルを一発撃ってくる。情報通り、セシリアさんのIS『ブルー・ティアーズ』は遠距離攻撃を得意としているようだ。

 

とりあえず、一発程度なら当たることもない。体を逸らし、レーザーを躱す。

 

 

「さすがに、これくらいは避けますわね」

 

「まぁね」

 

「では、これならいかがです?」

 

 

一発、二発、三発……まだ撃つ。数えてる場合じゃないかな。放たれるレーザーを躱し、時にセイバーで受け流しながら、攻撃を見極める。

 

狙いは正確。確実にダメージの入る場所を狙っている。さすがはエリートを豪語するだけはある。

 

でも、彼女はまだ本気じゃない……。クラリッサが教えてくれた情報だと……

 

 

「なかなかやりますわね」

 

「お褒めに預かり光栄です」

 

「本当に最近ISを動かしたばかりの人か疑わしくなりますわね」

 

 

二年前から動かしてました……。

 

 

「まぁ、いいですわ。私も本気を出させていただきます」

 

 

セシリアさんのISから4つのビットが飛び出す。あれがBT兵器。第三世代の自立稼働兵器か。クラリッサの情報通りといったところかな?まぁ、BT兵器を積んでるということしかわからなかったみたいだけど、それを知ってるのと知らないのとでは戦況は変わる。

 

 

「舞いなさい、ブルー・ティアーズ!」

 

 

4つのビットがバラバラの動きをする。

結構動き回るみたいだ。

 

 

「これは……捌くのが大変そうだね」

 

「軽口を叩いてる余裕がおありで?」

 

「余裕はないかな。どうやって切り抜けようか悩んでるところだよ」

 

「あら、まだ攻撃をしていませんわよ?さぁ、華麗なワルツを踊ってくださいまし!」

 

 

ビットが一斉に攻撃を始めた。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

私……織斑千冬は、ピットのモニターから、将冴とオルコットの試合を見ていた。オルコットが積極的に攻め、将冴は攻撃を避けるだけだ。

 

だが、この光景はドイツで何度も見た。将冴とラウラの試合運びと全く同じだからだ。

 

 

「柳川君、反撃しませんね。攻撃を躱すので精一杯なのでしょうか?」

 

「いや、見極めている。相手の動きを」

 

「千冬姉!あれ大丈夫なのかよ!?将冴押されてるんじゃ……」

 

「将冴は大丈夫だ。外から見れば、防戦一方のように見えるが……」

 

 

まだ将冴は本気を出していない。

 

 

「織斑先生、将冴の動き……とても最近ISを動かした者の動きとは思えないのですが」

 

 

篠ノ之でもわかるか。

まぁ、あいつは二年前からISを動かしている。開発者である束の元でな。素人からかけ離れているのも当然だ。

 

口外はできんがな。

 

 

「それだけ、将冴のセンスが高いのだろう。剣道で全国に出場するほどの運動神経を持っているんだ。動けても不思議ではない」

 

「そう……ですね」

 

「見てろ。そろそろ将冴が動くぞ」

 

 

私の言葉と同時に、将冴の動きが一段階速さを増した。




セシリアが書きたいんじゃない!クラリッサが書きたいんだ!


いや、わかってます。さっさとセシリアを潰せばいいんですよね?(ゲス顔
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