前回のルカの直談判発言は、読者の方に希望を与えられたのではないかと自負しております。私が本気を出せばこんなもんです(どやっ
……すいません、調子に乗りました。読者の方々の感想をエネルギーに頑張ってます。これからも感想、評価のほどよろしくおねがします。
今回、モブ子たちを出します。性格違うかもしれませんが許してください。まじで……モブの人たちわからないよ……。
それでは本編どぞ。
クラス代表決めの試合から一夜明けて、1組の教室へ行くとほとんどの生徒が揃っていた。来ていないのは……一夏と箒さんくらいかな。まだホームルームまで時間はあるし、問題はないけど。
「おはよう」
そう言いながら教室の後ろの方から入る。この方がすぐに自分の机に行けるからだ。
「おはよう将冴君」
「おはよう」
「やなしーおはよ〜」
相川さん、谷本さん、布仏さんが挨拶を返してくれる。
教室の後ろの方のスペースで話していたみたいだ。
「将冴君、昨日すごかったね!本当に最近IS動かしたばかりなの?」
「専用機も持ってるし、元々の技術がすごいのかな?」
「かっこよかったね〜。やなしーつよぉーい」
「剣道やってたからね、自分で言うのもなんだけど運動はできる方だと思うんだ」
2年前から動かしていたなんて言えないからなぁ。運動神経がよかったからということにしておこう。
「でも、織斑君もすごかったよね」
「そうだね。もう少しエネルギー配分を考えてたら勝てたんじゃないかな?まぁ、相手は代表候補生だし、昨日みたいなことはもうないと思うけど」
白式の性能はかなり高かった。それに一次移行で単一仕様能力を使える……普通ならない事らしいからね。バーチャロンはV.コンバータというイレギュラーがあるからフォームチェンジを使えるけど。そういえば、昨日は使わなかったなぁ。今度、セシリアさんに模擬戦頼もうかな。
「もし、将冴さん。少しよろしくて?」
3人と話しているとセシリアさんが神妙な顔をして話しかけてくる。その様子を見た相川さん達は、気を利かせてくれたのか違うところへおしゃべりしに行った。
「どうしたのかな?セシリアさん」
「ええ、クラス代表に推薦してくださった将冴さんには伝えておこうと思いまして。私、クラス代表を辞退いたしました」
「え、そうなの?セシリアさん向いてると思ったんだけどなぁ」
「そんな……私はまだまだ力不足です。ISもあなたには完敗。一夏さんにも、もう少しで負けるところまで追い詰められました。私はクラス代表にたる器ではありませんわ」
セシリアさんが決めたなら、何も言わないけど……そんなに謙遜しなくてもいいのに。
「なので、クラス代表の座は一夏さんにお譲りすることにいたしました。一夏さんは、まだまだ伸びると思います。クラス代表は良い機会だと思いましたわ」
「確かに、そうだね。まぁ、なんだかんだで責任感強いし、これからの伸び代に期待ってやつだね」
初めてであれだけ白式を動かしてたしね。クラス代表はISに乗る機会も多くなるから、スキルアップにも丁度いい。
今気づいたけど、セシリアさんが一夏のことを「一夏さん」と言ってる……それになんか一夏のことを話す時のセシリアさんの雰囲気……また一夏の被害者かな。天然の女ったらしだからなぁー、一夏は。
「せっかく推薦してくださったのに、申し訳ないことをしましたわ」
「ううん、セシリアさんが決めたことなら、僕はいいよ。話はそれだけ?」
「いえ、もう一つ」
セシリアさんは携帯電話を取り出し、画面を見せてきた。
携帯電話の画面にはテムジンの姿が……これは?
「2年ほど前に、ドイツで撮影されたものですわ」
その言葉に、どっと汗が吹き出る。まずい……。
「このISと、将冴さんのIS。全く同じように見えるのですが……どういうことでしょう?」
「その……うちの企業が、試作していた頃だと思うな。テストパイロットは僕の前任者の人だって聞いた気がする」
苦しい言い訳だったかな?でも、こうとしか答えれないし……。
「……そうですの。でしたら、この話は終わりですわ」
「……追求しないんだ」
「これ以上聞いても、何も答えてくれなさそうですから。話したくないことを無理矢理聞くのは、あまり好きではありませんもの」
「そうしてくれると助かるよ」
「ふふ。今度、またお手合わせ願いますわ」
そう言って、セシリアさんは自分の席に向かった。
多分イギリスに僕や一夏のデータを集めろって言われてるんだろうな……ラウラも表向きではそういう理由で来るって言ってたし。
まぁ、詳しく聞かないでくれるのは、こっちとしてもありがたい。束さんとパイプがあると知られたら面倒だし。
っと、そろそろ予鈴が鳴るかな。
席につこう。あ、いつの間にか一夏と箒さん来てる。間に合ったんだね。
程なくして、織斑先生と山田先生が教室に入ってきて、一夏がクラス代表になることを伝えられた。
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「それじゃ、織斑君のクラス代表就任を祝しまして……」
『かんぱーい!』
一夏がクラス代表を宣告された次の日の夕方。
食堂ではちょっとしたパーティが開かれていた。一夏のクラス代表就任祝いパーティ。こういうのは実は初めてなので、楽しい。車椅子での参加はかなり躊躇ったけど、クラスのみんな……特に相川さんや谷本さん、布仏さんが半ば強引に連れられて、車椅子で参加している。
みんな僕に気を使っているのか、料理を取りに行こうとするとクラスの誰かしらが丁度よく料理を持ってきてくれたり、飲み物も無くなるとすぐに注がれてしまう。それだけで気を遣わせてしまっているなと感じてしまう……ちょっとした罪悪感に苛まれてしまうな。
ふと、食堂の入り口を見ると何やら人影が……誰だろうか?
「すいません、ちょっとお手洗いに行かせていただきますね」
「わかったー、ごゆっくりー」
近くにいた布仏さんにそう伝え、食堂の入り口の方へ向かう。
入り口にいたのは眼鏡をかけて、カメラを持った学生。リボンの色が違うから先輩だ。
「こんばんは」
「おわっ!?びっくりした……」
先輩学生は僕が近づいていることに気がついていなかったみたいだ。
「うちのクラスに何かご用ですか?……と、自己紹介がまだでしたね。僕は……」
「柳川将冴君、でしょ?私、新聞部の黛薫子。今日は噂の男性IS操縦者の取材に来たのよ」
「そうだったんですか。でしたらどうぞ、一夏の取材に行ってください。クラス代表ですし」
「え?いいの?」
「はい。僕に飛び火しなければどうぞ。一夏と、セシリアさんなら快く引き受けてくれますよ」
「あら、柳川君は取材拒否?」
「僕に取材しても、たいして答えられません。障害者持ち、というくらいしか目立つことはありませんからね」
取材とか、そういうのにはあんまり関わりたくないしね。うっかりバーチャロンのこととか話したら、話題になりそうだし。
「んー、そんなことはないと思うけど……」
「とりあえず、僕よりも一夏やセシリアさんに話を聞いてください。企業所属の身としては、話せることも限られているので」
「……わかったわ。でも、話してもいいこととかあったらいつでも連絡してくれるかしら?これ、私の連絡先だから」
そう言って名刺を渡された。学校の部活なのに名刺とか持ってるんだ。流石IS学園というか、なんというか……。
「一応、先輩だから相談とかにも乗ってあげるからね。じゃ、将冴君からお許しもいただいたし、取材させてもらうわね」
「どうぞどうぞ」
「あ、写真くらいは撮らせてくれる?」
「まぁ、それくらいならいいですよ?」
そのあと、クラス全員の集合写真を撮ってもらった。なぜか、僕がセンターで……。
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「帰ってきた……日本に」
小柄でツインテールの女子がIS学園に足を踏み入れ、そう呟く。
「やっと会える……一夏、将冴」
彼女はしっかりとした足取りで、校舎へと歩みを進めた。
今回はつなぎというかなんというか……原作の話はあんまり書けないのですよ。
この小説を読んでくださってる方は、クラリッサとの絡みを期待していると思うので、クラリッサを早く出せるように頑張ります。
一夏とセシリアがISで上昇、急降下するくだりはカットして、中国娘が転入してきます。
私、あのくだりはあまり必要と感じません。ほら、この小説だと一夏と一夏ハーレムが空気ですから←