GEが楽しすぎるのがいけないんです……。
今回は、クラリッサの空白の時間を書いていきます。短いです。すいません。
あ、今回のBGMはマンボウPさんと、day after day、ウェルカム・トゥ・ザ・ホラーショウ 、calm eyes fixed on me screamingです。
「クビって、どういうこと!?もうシュバルツェ・ハーゼにもドイツ軍にも所属してないの!?」
「いや、シュバルツェ・ハーゼには所属している。今は普通の隊員という形なんだ。あくまでも、″副隊長″をクビになったんだ。今はルカが副隊長をしてくれている」
ちょっと今日は衝撃的なことが起こりすぎて頭が痛いぞ。なんでクビに?ルカさんが副隊長に……?
ダメだ、考えてもわからない。
「どうしてそんなことに……?」
「ああ、あれは将冴と最後に電話した次の日だったか……」
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「隊長、これに必要事項を記入してください」
「わかった」
シュバルツェ・ハーゼ隊は、ラウラ隊長のIS学園転入手続きで大忙しだった。ラウラ隊長は先日ようやく全て完成した専用機「シュバルツェア・レーゲン」を持って転入するため、手続きが面倒なのだ。
あとは、病気になった際の海外保険に、教科書の手配、日本で用意できるだろうが下着も軍から配給されているものではなくちゃんとしたものを数着確保しておいて……
「おい、クラリッサ。この部分なのだが……」
「それからあれも用意して……そうだ、ルームメイトに挨拶する際の菓子折りも用意しないと……何がいいだろうか……ブルスト?日本ではハムを送るというから、ブルストでも大丈夫だろう……しかし相手は学生……」
「クラリッサ!聞いているのか!」
「はい!ビールがいいと思います!……はっ!?」
私は何を口走っているのだろう。集中しなければ……。
「クラリッサ、なんだか様子がおかしいぞ?昨日までこんなことは無かったのだが……」
「申し訳ありません……」
「……将冴か?」
ドキッとした。そんなにわかりやすかっただろうか……?
はぁ、しばらく電話できないというだけなのだが……そのしばらくが長い。
「そういえば、今日の昼は電話していなかったな。喧嘩でもしたか?」
「いえ、私がしばらく電話できないと告げたんです。ラウラ隊長のIS学園転入の手続きもありますし、隊長がいない間の隊の活動を考えなければいけないですから」
そうだ、隊の活動報告を上に渡さなければいけない。あれはいつまでだったか……。
「そうか……しかし、全部お前がやらなければいけないわけではないだろう?シュバルツェ・ハーゼの隊員にも任せればいいではないか」
「それはそうなのですが……」
仕事をしていないと、将冴のことを考えてしまい連絡したくなるなんて言えない。
私から連絡できないと言ったんだ。私が破ってしまっては……。
「とりあえず、一旦落ち着け。その状態で仕事をしてミスがあったら、それこそ問題だ」
「はい……わかりました……」
隊長の言うとおりだ。私がミスしたら、他でもない隊長に迷惑がかかる。隊長をサポートするべき私がしっかりしなければ……。
と、その時……
「あ、いたいた。隊長、クラリッサ」
ルカが手に封筒を持って現れた。
いつの間に入ってきた?扉が開いた音はしなかったぞ?
「ルカか、どうした?」
「さっきそこで軍のお偉いさんと会って、隊長にこれを渡してくれって」
「ん?なんだこれは?」
封筒を受け取った隊長は、封を開けて中から折りたたまれた紙を取り出し目を通す。
一瞬、隊長の顔がこわばる。
「……ふむ。クラリッサ、お前に関係あることだ」
「私にですか?」
差し出された紙を受け取る。
書いてある内容は……異動?
「シュバルツェ・ハーゼ隊副隊長クラリッサ・ハルフォーフ大尉は、IS学園に転入するシュバルツェ・ハーゼ隊隊長ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐の護衛として同行することを命じる。シュバルツェ・ハーゼ隊に隊長、副隊長が不在となるため、副隊長クラリッサ・ハルフォーフは解任。後任はルカ・ミヒャエルを任命する……って、どういうことだ、これは!?」
副隊長を解任って……いきなりすぎる!
クビか!?リストラか!?
「あー、予想通りの反応だわ」
「予想通りって、どういうことだルカ!何故私が副隊長をクビになったんだ!」
「私が上層部に進言したから」
「は……?」
ルカが?どうしてそんなことを……。
「ラウラ隊長は今まで学校に行ったことないのよ?ガチガチに軍のやり方が身に染み付いてる。それをサポートする人が必要でしょ?」
「おい、ルカ。さらっと私の悪口を言ってないか?」
「幸いにも、シュバルツェ・ハーゼの副隊長である……いや、副隊長であったクラリッサは日本の文化に詳しいし、日本語も話せる。適任だと思って推薦したのよ」
「ルカ、お前……」
ルカが、まさか隊長のことを思ってそんなことを……そんなことを知らずに、私は喚き散らしてしまって……。自分が恥ずかしい。
「まぁ、それは表向きで、本当は将冴君と話せなくて寂しがってるクラリッサを日本に追いやるっていうのが本音」
「一瞬だけいいやつと思ったがそうじゃなかったようだな。歯を食いしばれ」
「ちょ、私はあんたのためにやったのに!?」
「お前たち喧しいぞ!」
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なんと言うか……
「ルカさんにいいように弄ばれてる?」
「そうかもしれないな。まぁ、そんなこともあって織斑先生に連絡したら、ちょうどいい役職があると言われてこうなったわけだ」
実際の役職は二つだけだったはずなんだろうなぁ……。ああ、この後のクラスに説明しなきゃいけないんだった。
「事前に連絡できなくて、すまなかったな。驚かせてしまって……」
「ううん、連絡きても出れなかったから。ここ数日、医務室で寝たきりだったから」
「織斑先生から聞いた。もう怪我は大丈夫か?」
「軽症だったから。本当は1日くらい休めば問題なかったんだけどね」
なんだか過保護な気がするんだ。気のせいと思いたいけど。
と、そうだ。これからのことを決めておかないといけないんだっけ?
「クラリッサ、これからのことって何か聞いてる?」
「ああ、とりあえず明日から私と将冴は学生寮で相部屋になる」
「クラリッサと?……まぁ、ヘルパーっていうくらいだからそうなのかな」
明日からってことは、今日中に荷物をまとめておかなきゃいけないのかな。まぁ、そんなに荷物はないし大丈夫かな。
「あと、授業のノート類は義手がない間は織斑先生と山田先生が優遇してくれると言っていた。数日休んでいた分も、2人が補講してくれると言っていた。私はそれを見て教師の勉強だな」
「教育実習生ってことになってるもんね。頑張ってね、クラリッサ」
「ああ、もちろん」
そのあとは授業が終わるまで他愛もない話をしていた。
顔を合わせて話すの久しぶりだから、盛り上がってしまったな。
こんな感じでしょうかね。
なんだか色々とおかしい気がするけど、大丈夫かな……。
次回、地獄の昼食会