IS 〜偽りの腕に抱くもの〜【本編完結】   作:sha-yu

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スランプなので、リハビリがてら番外編いきます。

本編終わってないけど後日談的なアレ。
イチャイチャするだけかな。

コーヒー片手にどぞ。

※本編とは何の関係もありません。書きたかっただけ!本編でやる時は違う展開で書きます。


番外編:なんやかんやあって卒業してクラリッサと結婚しました。その1

 

車の心地よい揺れに身を任せて寝ていると、ゆさゆさと体を揺すられ僕を呼ぶ声が聞こえる。

 

 

「将冴、着いたぞ」

 

「ぅん……クラリッサ?」

 

 

運転席に座っていたクラリッサが、僕を起こしてくれる。そうか着いたのか。

 

 

「ごめん、運転してる横で寝ちゃって……」

 

「そんなこと気にするな。昨日まで将冴も大変だったんだし、寝顔が見れたから私としても役得だったぞ。それに……」

 

 

クラリッサが顔を赤らめて恥ずかしそうにつぶやく。

 

 

「結婚して夫婦になったんだ……遠慮は不要だ」

 

「そうだね、僕のお嫁さん」

 

 

その瞬間に、クラリッサの顔が先ほどよりも真っ赤になって、頭から煙が。

 

 

「は、恥ずかしいこと言うな!どう反応すればいいかわからないではないか……」

 

「ごめんごめん」

 

 

IS学園を卒業し、僕はすぐにクラリッサと結婚した。まぁ、一年生の時から付き合ってるも同然の生活だったし、周りからの反応は「やっと結婚したか」という感じだった。

 

 

「しかし、まさか結婚式をIS学園で行うとは思わなかったな」

 

「千冬さんに感謝だね。でも、楽しかった……」

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

〜一ヶ月前〜

 

白いタキシードを着て、待合室……本来は生徒会室となっている部屋で車椅子に座っていると、扉が開いた。そこには僕の友達である一夏、箒、セシリア、鈴、シャル、ラウラ、簪がいた。

 

 

「よう、将冴。タキシード、似合ってるじゃん」

 

「みんな、来てくれたんだ」

 

 

みんなドレスコードということで、いつもと印象が違うなぁ。

 

 

「まさか、卒業してすぐに結婚するとは思わなかったぞ」

 

「そう?私はなんとなく予想できたけどね。ま、箒はそういうこと疎いから、しょうがないわね」

 

「なんだと!鈴、もう一度言ってみろ!」

 

「まあまあ、二人とも。今日は将冴とクラリッサ先生の門出なんだから、喧嘩しちゃダメだよ」

 

 

箒と鈴は相変わらずだなぁ。それを仲裁するシャルも、流石手馴れてる。

 

 

「でも、よく千冬姉が許したよな。学園で結婚式なんて」

 

「むしろ、千冬さんが学園でやればいいって言ってくれたんだよ」

 

「織斑先生からとは……それこそ考え付かないな」

 

 

ラウラが今までの千冬さんを思い浮かべて、到底そんなことを言わないという結論に至ったみたいだ。

 

 

「多分、将冴だからだと思う……」

 

「どういうことだ?簪」

 

「将冴、年上キラーで有名だから」

 

「まさか、千冬姉が将冴に?」

 

「一年の時から有名な話だったよ?生徒のことを苗字で呼ぶのに、将冴だけは名前で呼んでたから、もしかしたらって」

 

 

有名な話だったの?初耳だよ?

まぁ、確かにずっと名前で呼んでたけど……

 

 

「因みに、姉さんも将冴の被害者。結婚の話聞いてガチ泣きしてた」

 

「た、楯無先輩もか……」

 

 

なんか知らないところで楯無先輩を泣かせていたみたいだ……。これって、僕が悪いのかな?

 

 

「虚さんも泣いていたって、さっき本音から聞いた」

 

「おい、将冴。お前何してんだよ」

 

「それ本当に僕のせいかな!?」

 

「無自覚、タチが悪い……」

 

 

簪からの視線が痛い……うぅ、僕は何もしていないのに。

 

 

「みなさん、そろそろ失礼しましょう。将冴さんをあまりいじめてはいけませんわ」

 

「ああ。じゃあ、将冴。また後でな」

 

 

散々引っ掻き回して、7人は部屋を出て行った。

 

 

「はぁ、なんだったんだ……」

 

 

なんだか式の前なのにどっと疲れた……!

 

と、また扉が開いた。今度は一体……

 

 

「ショウゴーーー!!」

 

「もがふっ!?」

 

 

視界が暗転して、顔に何か柔らかいものが押し当てられる。息、苦し……。

 

 

「私というものがいながら、他の女と結婚だなんてぇ!酷い、酷いわぁ!!」

 

「もが……ぷはっ!……ナターシャさん……来てくれたんですね」

 

 

来てくれたのはアメリカのIS操縦者、ナターシャさんだった。

 

わざわざアメリカから来てくれたのか……モデルとかの仕事で忙しいはずなのに。

 

 

「ショウゴが結婚するなんて言うから、仕事全部キャンセルして飛んできたわよ!チフユから招待状来ていたし」

 

 

千冬さん、ナターシャさんに送っていたのか……。

 

 

「この際、結婚するのは100歩譲って許してもいいけど、なんで直接教えてくれなかったの!?私だって、ショウゴのこと愛してるのに!」

 

「ご、ごめん……いろいろ忙しくて……」

 

「もう……本当に、ショウゴは私の心をくしゃくしゃにするんだから……」

 

 

そう言うと、抱きしめたままだった手を解き、僕の事を見た。

 

 

「結婚、おめでとう。離婚したら、私がいるからね」

 

「なんでそんな不吉なこと言うのさ!」

 

「冗談よ。でも、私はいつでもウェルカムよ」

 

 

そう言うと、投げキッスをして部屋から出て行った。

 

今日は台風でも来ているのか……?




どうだったでしょうか?

さすがにこの時期に将冴は箒やセシリアをさん付けしていないだろうという希望的観測でさん付けしてません。

パート2に続きます。明日更新予定。
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