途中の結果?キングクリムゾンします。
いまの将冴君と箒の前では、モブなどただの雑魚!←
それどころか、将冴君のストレス発散のための通過点に過ぎないのです!
タッグトーナメント2日目の午後。
IS触りたての一年生に僕と箒は快勝を続け、ついにBブロック決勝まで上り詰めた。1回戦のセシリアさん・鈴ペアとの試合が今の所一番辛かった……精神的に。それ以降の試合も辛かったけどね。
テムジンでアリーナに出るたびに落胆の声が聞こえるんだよ?ストレスで胃が痛くなりそうだった。
そうそう、クラリッサはもう大丈夫だったようで、朝から僕についてくれている。昨日は恥ずかしいところ見せたと、朝に謝ってきたけど、別に謝ることじゃないし、むしろ僕が謝るべきなんだけど。
まぁ、そんなこともあり、これからBブロック決勝。相手は予想通り、一夏とシャルルだ。
僕と箒はピットで作戦会議をする。
「箒、一夏の相手は任せるからね。僕はシャルルを相手にする。もしかしたら、二人とも僕を狙うかもしれないけど、なんとか一夏と一対一に持ち込んで」
「わかった。将冴に鍛えてもらったんだ、必ず成果をあげる」
「その意気だ。多分、援護には入れない。自力でなんとかしてね。さ、時間だ。アリーナに出よう」
「ああ!」
僕はアファームドを、箒は打鉄を展開し、アリーナに飛び出す。今はビームトンファーだけ装備している。
ほぼ同時に、一夏とシャルルも出てきた。
観客席から歓声が上がる。
「男性IS操縦者3人だもんね。来賓もテンション上がるか」
「そうだな。だが、私だっているんだ。必ず勝ってみせる」
「そうだ、一つ言い忘れてた」
「なんだ?」
「何があっても、一夏と戦っている間は僕のことを気にしちゃダメだからね。箒は一夏に集中、OK?」
「承知した」
プライベートチャンネルで箒と話した後、シャルルにプライベートチャンネルを繋げる。
「シャルル。今日、デュノア社の人は?」
「義母が来てる。多分、一夏と将冴の事を直接見に来てるんだと思う」
「そっか……まぁ、シャルル気にせず、試合に集中して。シャルルの問題は、トーナメントが終わったら解決するから」
「……うん。ありがとう、将冴。何から何まで」
「気にしないで。それじゃ、回線切るからね」
「うん」
さて、次は一夏にも……
「一夏、そっちは大丈夫?」
「問題ないぜ。今日こそ将冴に勝つからな!」
「僕よりも気にした方がいい相手がいるけどね」
「ん?ラウラのことか?」
「ふふ、自分の目で確かめるんだね」
一方的に通信を切る。
一夏は試合にだけ集中してる。それはそれでいいんだけど、少しはシャルルのことも考えてあげた方がいいと思うけどなぁ……ペアなんだから。
『両チーム、準備はいいか?』
織斑先生のアナウンスが流れる。
僕たちは同時に構えた。
『Bブロック決勝戦、始め!』
開始のコールとともに、みんな同時に飛び出す。
僕はシャルルに、箒は一夏に……作戦通りだ。
一夏達もそのつもりだったらしい。
シャルルはこちらアサルトライフルを向けている。早速弾幕を仕掛けるようだ。
「そのフォーム、遠距離武器がないんでしょ?僕が一方的に終わらせるからね!」
「あらゆる可能性を考えておいたほうがいいよ。何が起こるかわからないから!」
僕は両手にサブマシンガンを展開し、同時に引き金を引いた。
二つのサブマシンガンが、大量のビーム弾を吐き出す。
「サブマシンガン!?」
「弾幕張れるのは自分だけだと思った?その油断が命取りだよ!」
「くっ!」
シャルルもアサルトライフルで応戦する。
お互いに弾幕を避けながらも、引き金から指を離さない。
「流石だね。これは一夏が来るまで硬直状態が続きそうだ」
「それはどうかな、シャルル。箒は僕が直々に特訓してあげたんだから、そう簡単にはいかないよ」
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「いやぁー!」
私、篠ノ之箒は刀で一夏に斬りかかるが、一夏は雪片で難なく受け止めてしまう。
やはり、専用機と訓練機の差があるか……
「箒には悪いが、さっさと終わらせてシャルルのところへ行かせてもらうぜ」
「ふっ、大口を!剣道では一度も勝てていないではないか」
「今はISの勝負だぜ」
「なら試してみるか?」
「上等!」
一夏を押し出し、距離を取る。一夏の様子を窺い、攻撃のタイミング見計らう。
「来ないのか、箒?なら、こっちから行かせてもらうぜ」
一夏が距離を詰めてくる。
まっすぐか……一夏らしいが。
「うおぉ!」
今の私なら、どうということはない!
「そこだ!」
振り下ろされ一夏の剣を弾き、ガラ空きになった体に胴を決める。
「ぐあ!?」
まだ仕留めきれていないが、一太刀浴びせることができた。これなら……
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「これならどう!?」
シャルルの手にショットガンが展開された。距離を詰めるつもりか。
「散弾は避けきれないでしょ?」
まず一発、散弾が放たれた。
「くっ!」
咄嗟に腕を交差して顔の前に持ってくる。
確かに、一発で何発も放たれる弾丸避けるのは難しい。
距離を取るか……いや、こうなったら……
「更に距離を詰める!」
サブマシンガンを拡張領域にしまい、ビームトンファーを展開しながら瞬時加速で距離を一気に詰める。シャルルも近づいてくるとは思わな……。
「かかったね!」
「なっ!?」
シャルルの左腕に大きな杭が……あれはまさか!?
「パイルバンカー!?」
「終わりだよ!」
強烈な炸裂音がアリーナに響いた。
次回に続きます。
シャルルの戦闘書きづらいです。
箒の場面も同時進行しますが、まだ近接戦闘だけなので書きやすいかな……。