今回番外編を入れて95話。あと5話で100話ですね。まさかここまで続くとは……この調子だと、完結するのは200話ぐらいに……読者の方々は、長く続いたほうがいいのでしょうか?
まぁ、始まりがあれば終わりもあるものです。
まだまだ将冴の話は続きますのでお楽しみに。
気を失った女性を、織斑先生は山田先生が連れてきた警備員に渡した。
「突然倒れた。後のことは頼む」
織斑先生とクラリッサが気絶させたんじゃ……いや、何も言うまい……。
「将冴、大丈夫か!?怪我は……」
「大丈夫だよ、クラリッサ。前にもあったし」
あのときはオータムさんが助けてくれたけどね。今回は何かされそうになったら、流石に抵抗はするつもりだったけど。
「将冴君、大丈夫でしたか?」
「怪我はなかったか?」
「はい、この通りです」
織斑先生と山田先生が心配そうに聞いてくれた。
先生たちのおかげで、なんともない。大事にはなってしまったけど。
「そういえば、先生方はどうしてここに……クラリッサも、用事があるって」
「私は織斑先生に今日予定を空けておけと言われていたんだ」
「もうすぐ臨海学校だからな。クラリッサは初めてだから、自分の買い物ついでに手伝おうと思ってな」
なるほど、それで3人はレゾナンスに……。
「将冴も、ラウラ隊長とシャルロットと買い物に来たのではないのか?」
「ああ、今シャルロットがラウラを着せ替え人形にしてて……その間に自分の水着を買いに行こうと思ってたら、あの人に絡まれて……」
「そうだったのか、それは災難だったな」
「まぁ、ね……」
災難……と言うほどでもないけど、運が悪かったかな。
「ということは、将冴君はまだ水着を選んでいないんですか?」
「ええ、まだです」
その言葉を聞いた瞬間、織斑先生が何か思いついた顔をする。しかも、あれは悪いことを考えている顔だ……。
「では、私達が選んでやろう」
「へ?」
「そうだな、それはいい考えですね。織斑先生」
「お、男の人の水着を選ぶなんて……な、なんだか緊張しますね」
あの大浴場の一件からなんだか大胆になっていませんか!?教師と生徒がそんなことしていいんですか!?
「さ、行くぞ」
「えっちょっと!?」
織斑先生に車椅子を掴まれる。
「やはり、トランクスタイプだろうか」
「いや、ここは競泳タイプの長めのやつも……」
「ブーメラン……」
「「それで行こう」」
「ふぇ!?採用しちゃうんですか!?」
「ブーメランはやめてください!」
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「あぁ〜……」
シャルロットにいいように着せ替えさせられているラウラの気持ちがよくわかった気がする……。
女性3人に散々水着を着替えさせられて僕はもう疲労困憊だった。なんてったって文字通り着替えさせられたんだからね……試着室で、3人に代わる代わる……。
女性方三人はほっこりしていましたよ……そんなに僕の裸を見て楽しかったんですかね……。
「いいのが見つかってよかったな」
「織斑先生、やけに嬉しそうな顔で言わないでくれますかね……」
「海で水着姿の将冴を見るのが楽しみだな」
「僕の裸も見ているのに……」
「普通の時でも結構おっきぃ……」
「山田先生には突っ込みませんからね」
もう考えるのも疲れた……。
と、その時、ポケットに入れていた携帯が震えた。
画面を見ると、シャルロットからだった。
「もしもし?」
『あ、将冴?こっちで買うものは決まったよ』
「うん、今からそっちに戻るよ。あと……」
『?何かあったの?』
「……いや、なんでもない。少し待ってて」
『うん、わかった』
電話を切り3人の方を向く。
「僕、そろそろシャルロット達のところに戻りますね。ラウラの水着を選ぶ約束してるので」
その言葉を言った瞬間、またしても織斑先生が不敵に笑った。
「なら行こうか。将冴に水着を選んでもらおう」
ああ……やっぱり……
次回、レゾナンス最後。
3人の暴走……いや、どちらかというと千冬の暴走……。