シャーレの決戦兵器   作:わんぱくフォックスですまない

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誤字報告ありがとうございます!

今回はサエカぶちぎれ回です。


第13話 えっ、ゆるさないよ?

アビドスでの退院祝いを終えたあとシャーレに戻る。そこでウタハさんから渡されていたメモリーカードを渡す。

先生は一瞬すごい怖い顔になっていたけど、私の視線に気が付いたのかすぐに柔らかい表情に戻った。だけどこの情報のおかげで敵はカイザーだけではなく、他にもいる可能性が出てきてしまった。

直接の関わりを隠しているとはいえ、すでに昔から武力で何度もハラスメント攻撃を仕掛けてきたやつらだ。今更そんな直接攻撃をしたりするとは思えないし、もし使うのならもっと早い段階で使用しその力を誇示していたはずだ。

この調査結果はとりあえず一般公開はせず、連邦生徒会と各学園の首脳陣に極秘に情報を共有するにとどめた。ウタハさん同様、現段階でいたずらに公表してパニックになるのを避けるためと、敵が誰かわからない以上刺激しないためだ。

 

 

 

 

”とりあえずの方針と各所に連絡もしたし今日はもう一度アビドスかな。通信で話すには情報流出が少し怖いからね。”

 

 

アビドスの周りではどこで敵が聞き耳を立てているのかわからないため直接赴いて連絡するらしい。

 

 

「では、私は書類を、進めておきますね。道中何もない、とは思いますが、気を付けてください。」

 

 

 

 

最近気が付いたことだけど、私が先生の近くで活動していない時はどうやらワカモさんが付かず離れずの位置で身を隠しているようだ。どうせ今もどこかで見ていると思う。いつも必ずいるとは限らないけどシャーレで先生と一緒に仕事をしていると感じるじっとりとした視線のような物。これが先生と別行動するとなくなるのでおそらくこの視線の正体はワカモさんだと思う。

 

今も先生が身支度を終えてビルから出て行った途端に視線を感じなくなった。だからたぶん大丈夫だろう。何かあっても先生には”ある程度”なら身を守れる術があるらしいのでひとまず安心だ。

 

カタカタと一人寂しくキーボードをたたく。先生が出て行ってからもう数時間が経過しておりお昼前に差し掛かっていた。今日は特に急ぎの仕事もなく比較的暇がある日だ。

昼前の時計を見て急にお腹がすくような気分にさせられる。少し早めのおひるごはんと思って保存食をしまっている棚を開けると、あるのはインスタントラーメン。

らーめん…らーめんか…。

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと私は昨日食べたばかりなのに柴関ラーメンにまた来ていた。あの味はずるい。依存症まっしぐらだ。

着いたころには昼時は過ぎており、客席には一つのグループ以外いない。もっと色んな人にこのラーメン屋の素晴らしさを知ってもらいたいな。

 

そういえばセリカさんがシャーレの制服がきれいになったからまた今度来た時に取りに来てほしいと言っていたっけ。あのコート高くて1着しかまだないから助かる。今は連邦生徒会の制服だから食べ終わったらアビドス高校によって回収しよう。

 

大将のラーメンも到着しいただきます、といったところで「ひゅぅぅ~」という間の抜けた音が聞こえ窓の外を見る。そこには遠くで迫撃砲が並んで少量の煙を出してるのが見えた。

なんだよもぉおぉぉ!またかよぉぉぉお!!

 

 

「大将!ごめん!」

 

 

私は厨房にいる大将を守るべく盾を展開しながら飛び掛かる。

 

 

 

ドガァァァァン!!

 

 

 

その轟音を最後に視界は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

パラパラと瓦礫が崩れる音が聞こえる。少しだけ気を失っていたようだった。

私は大将に覆いかぶさる形で瓦礫に埋もれたらしい。展開した盾が私の背中と大将をしっかり守ってくれていた。

だが逆に守りきれたのは大将と私の背中や腕といった部分のみ。足は瓦礫に挟まれたのかズキズキと痛むし、頭もぶつけたのか足同様に痛い。

大将は気に病むだろうと思い悟られないよう努めて笑顔で話しかける。

 

 

 

「けほっ、すいません、時間がなく、押し倒すような形に、なってしまいました。お怪我は、ありませんか?」

 

「かまわねぇよ、それとありがとうな嬢ちゃん。嬢ちゃんのおかげで、かすり傷程度しか負ってねぇ。」

 

「よかったです。追撃が来る可能性も、あるので瓦礫をどけます。その後、足に問題がなければ、近くのシェルターへ、避難をおねがいします。」

 

 

 

そう言って大将を巻き込まないようゆっくりと瓦礫を持ち上げる。

幸い大将は申告通り大きな怪我もなく走れるようだったので避難してもらった。

 

見送ってから私は瓦礫に身を隠し足の状態を見る。片足は折れているし、もう片方もひどい出血だ。頭の出血も酷いが今また撃ち込まれたら堪らないので処置を後回しにし、盾を杖代わりにして立ち上がる。すると先ほど別のテーブルでラーメンを食べていた生徒が小さな瓦礫の下から出てきた。

 

 

 

「なになにー!?ラーメン食べてたらいきなり吹っ飛んだんだけどー!?」

 

「うっ、けほっ…いったい何が…?」

 

「………!?………!?」

 

「う、うーん……」

 

 

 

どうやら赤髪の生徒以外はほぼ無傷らしい。被害は店の中央ほどひどく、窓側はそこまででもなかったらしい。それでも赤髪の生徒は運悪く瓦礫で頭を打ったのか意識がもうろうとしている。

残念だけど今救護してやれるほどの余裕は状況的にも個人的にもないので、同じグループの3人に任せることにした。

 

そこで迫撃砲を撃ってきた方角を見るとちょうど第2射が放たれていたので”プチカタストロフ”で着弾する前に薙ぎ払う。こんな優しくおいしいラーメンを提供する一般人のお店に、しかもダメージを負った客もいる中、問答無用で第2射を放つなんて許せない。

 

 

 

どこのだれだ?ツラァみせろ。

 

 

 

この前の襲撃といい今回といい。本当にいい度胸をしている。どこの誰か知らないけど奇襲してきたのはどちらも変わらない。一撃で私を戦闘不能にしなかったことを骨の髄まで後悔させてやる。

 

 

「っ!?まって、あんた、その怪我で何する気!?」

 

「わっすごい怪我じゃん!無理しちゃだめだよ!?」

 

 

足を引きずり瓦礫となった店の敷地の外に出るとそんな声をかけられた。

 

 

「うるさい、です。私の怪我なんて、今はどうでもいいです。私の大好きな、場所を壊した、その報いを、その罪を贖って、もらいます。ぜったいに、ゆるさない…!!」

 

 

そう言って歩きながらチャージしていた”プチカタストロフ”を薙ぎ払う。

怒りのままにその力を振るう天使(悪魔)が誕生した瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

side先生

 

 

アビドスの校舎で情報の共有を行っていると遠くから轟音が聞こえてきた。

誰が何を言うでもなくアヤネはすでに音の発信源を捜査していた。そしてすぐに見つかり声を張り上げる。

 

 

「この爆発は市街地…場所は…柴関ラーメンですっ!!」

 

「はぁ!?なんでよ!?なんであそこが!?大将が心配だから先に行く!」

 

「あっ、まってくださーい!一人では心配なので私も出ます!」

 

「ん、アビドス出撃。先生は私が運んでいく。」

 

 

各々愛銃を手に取り走っていく。私は情けないことにシロコの背中だ。

そういえばさっきサエカがラーメン食べたら校舎に向かうようなこと言っていたけどまさか…。

強烈に嫌な予感が大きくなる。どうか無事なことを祈ろう。

 

 

 

 

 

 

柴関ラーメンに近づくごとに聞こえる怒号、悲鳴、爆音。明らかに戦闘している音であり、そしてそれは一方的なものであるというのが分かるものだった。

先に到着していたセリカが固まっているのが見える。シロコに降ろしてもらいセリカの横に立つとそこには予想通り一方的な戦闘が繰り広げられていた。

だが予想外があった。それはその蹂躙を行っていたのはサエカただ一人だった。

 

蹴散らされている黒を基調とした制服の女の子たちは泣きながら突っ込む者、雄たけびを上げながら突っ込む者、迫撃砲による支援攻撃を行うもの、それら全てを”プチカタストロフ”で薙ぎ払っていく。その一撃を食らって再び立ち上がる生徒はおらず、奥からどんどん来る生徒がまた突撃し、薙ぎ払われるを繰り返していた。

 

 

「ね、ねぇ、先生。アレってサエカだよね…あんな強かったの?」

 

”サエカで間違いないよ。でも戦闘をしている所は正直初めて見るね。だからやりすぎてしまわないかが心配かな。今は興奮状態みたいだし、事情が分からないから誰かこうなった経緯を話してくれる子がいればいいんだけど…。”

 

 

正直今のサエカは正気を失っているように見える。危ないのは勿論そうだが、彼女自身それなりに大きな怪我をしているように見える。

だから止めてあげたいのは山々だが事情が分からない。何も知らないのに暴れる生徒を一方的に止めるのは、先生として以前に大人として恥すべき行為だと思う。止めるためには情報が欲しい。

するとこちらの存在に気が付いたグループが近づいてきた。

 

 

 

「やっほ、せんせっ。こんなところで会うなんて奇遇だね?」

 

「こんにちは、先生。それとアビドスの皆も。彼女のことは知っているのかしら?」

 

「あれはヤバいよ、ぶちぎれすぎて止めようにも、こちらまで攻撃してきそうな勢い。」

 

「あんたらっ…!」

 

”こんにちは、君たちはどうしてこうなったのか知っているのかな?それとアルは大丈夫?”

 

 

便利屋68の子たちはバツが悪そうにしているが今はアルの頭の出血の方が気になるためセリカには抑えてもらう。

 

 

「ええ。このくらいなら大丈夫よ。少し頭を打っただけ。」

 

「事細かには教えられるほど私達も詳しくないけど、この惨状の経緯は教えられるよ。」

 

 

そう言って説明をかって出てくれたのは鬼方カヨコ。彼女は事の始まりから現在まで憶測も交えながら簡潔に教えてくれた。

 

 

 

 

”なるほど、柴関ラーメンが爆破されてそれで…”

 

 

はてどうやって場を収めようか悩んでいると唐突にサエカの銃から光が失われる。

銀髪の生徒が弾切れだ、と叫んでいるあたり始まるのは袋叩きのリンチになるのではないかと焦る。しまった、悠長に解決策を考えている場合じゃなかった。早く止めないと!

 

だが声を張り上げるより先にサエカは絶叫し、怒鳴り散らすと最初とは違った色のビームで薙ぎ払い始め、予想外だったのか銀髪の生徒はよけきれず奥のビルまで吹き飛んでいったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

sideサエカ

 

 

ふざけるな、ふざけるな。バッテリーが切れた。銀髪の奴はもう撃てないと察し突撃を指示し自分も突っ込んでくる。おまえ、最初の迫撃砲のところにいた奴だよな??

何か叫んで突っ込んでくるけど、ただで返すわけにはいかないなぁ。

弾切れ?ちがう、私にはまだこれがある。

 

 

「神秘、顕現。」

 

 

短くそう告げ”プチカタストロフ”に神秘を詰め込む。あの時ロボットたちにやった攻撃だ。

そうして一番槍で突っ込んできた銀髪の生徒に向けて抜き打ちで集束砲撃を放つ。

避けきれず直撃を貰ったその生徒は奥のビルまで吹っ飛んでいった。

そのまま他の有象無象も薙ぎ払う。まだだ。もっと。もっと後悔させてやらないと。2度と邪な事が出来ないように。

すると奥の方から少しだけ聞き覚えのある声がする。

 

 

 

「アコ行政官!これ以上は危険です!部隊も壊滅、これ以上は今後の治安維持にも多大な影響が出ます!治療をしないと危ない子も出ています!」

 

 

 

あぁ、元凶はそこか。

上手く歩けないので先日ウタハさんに着けてもらったスラスターを点火させて高速で突撃する。

するとそこで通信をしていたのは何時かの先生着任の日。それに際してシャーレビル奪還に手を貸してくれた上、ワカモさんにやられた傷の手当てをしてくれた生徒がいた。

 

 

 

「チナツ、さん。」

 

「ッ……!!」

 

「あなたは、現在、私の敵ですか?」

 

「っ、いいえ、私にサエカさんを傷つける意図やこの戦闘を続ける意思は一切ありません。」

 

 

チナツさんには恩がある。敵だというなら仕方ないけど、そうじゃないなら振り上げた手は一旦止めることができる。だけど下ろすことはできない。故に質問を続ける。

 

 

「なら何のために、柴関ラーメンを、爆破したんですか?それを指示した、愚か者は、誰ですか?」

 

『その質問には私から答えさせていただきます。』

 

 

その場に通信ホログラムが現れる。なんだその恰好。ふざけているのか?私は怒りのボルテージが上昇するのを感じた。

 

 

 

 

『こんにちは、百合園サエカさん。そしてアビドスの皆さん。私はゲヘナ学園風紀委員会所属の行政官、天雨アコと申します。』

『イオリ?反省文のテンプレートは…ってイオリはどうしましたか?』

 

「一撃でサエカさんに蹴散らされ、どこかのビルの壁に埋まっていると思います…。」

 

『なっ…イオリが一撃で?なかなかやりますね?誉めてあげます。」

 

「馬鹿にして、いるのか?この責任、どうするつもり?柴関ラーメンが、なくなったぞ。」

 

『まぁいいでしょう?建物の一軒くら「何がいいんだ?」い何の…。』

 

 

このふざけた格好の行政官とやら。自分が何を指示したのか分かっていないのか?

自分は現場ではなく安全な場所で高みの見物で謝罪もなく上から目線。許せない。

 

 

「おまえ、おまえだな?これを指示したのは。どこにいる?通信で事を、済まそうなんて、随分と、舐め腐ってくれる、じゃないか。」

 

『そのようなぼろぼろの体で何ができるというんですか?困りますね、こちらの作戦の邪魔をされては。子供なら子供らしく身の程を弁えることをお勧めします。』

 

 

ああ、そうか。舐めているんじゃなくて眼中にないんだ。だからこんな酷い事も平気で実行できるんだ。こいつがどこにいるのか分からない。けど多分”サエカ”の言っていた”コレ”なら使えるんじゃないかな。意図して操作したことはないが魂の接触により神秘の適合が進んだ今なら”できる”と教えてくれる。

 

 

 

 

「チナツさん、私の背中に、来てください。そこだと、危ない、ですから。」

 

『何をしようというのですか?まさか私のことを殴るとでも?嫌ですね、これだからトリニティ生まれの子供は。これはホログラムと言って―――バキッ―――ん?』

 

 

通信越しのふざけた行政官が異音とともに崩れ落ちる。ぶっつけ本番だったけどうまくできた。

へたり込み何が起きたのか理解できず混乱する行政官の左足はおかしな方向へ曲がっていた。

 

 

『あぎっ!?うっぐあああ!?攻撃!?どこから!?』

 

「私と同じ方の、足を折った。どう?痛い?私はお昼ご飯を、食べに来ただけなのに、ご飯は食べ損ねるわ、大切なお店は、なくなるわ、お前と同じように、足は折れるわ、気分は絶好調、なわけよ。」

「これに謝罪もなく、まあいいでしょう、とかいうものだから、一つだけでも、共有してほしくて。ねぇ、今どんな気分?」

ぶちぎれた私は何時かのサエカと同じようなことを言っていた。

「ガキだと思って、なめるなよ。つぎは、どこを、折ってほしい?」

 

『ひっ…』

 

 

 

まさか通信越しに攻撃されるとは露ほども思っていなかったのだろう。その余裕そうな表情は消え失せ恐怖にゆがむ。勿論殺す気はないけど2度とこんな事が出来ないよう学んでもらう。

馬鹿に一番効く薬は言葉ではなく痛みなのだ。

次にどうしてやろうかと思案していると圧を伴う圧倒的な気配がその場に現れる。

アイマスクを装着しなおして気配のする方向を見つめる。

 

 

 

 

「アコ、何をやっているの?」

 

「委員長!?」

 

 

この威圧感はヒナさんのでしたか。

ゲヘナ最強にして風紀委員会の戦力比率の大半を占める歩く災害、空崎ヒナ。

間違いなく風紀委員会のトップだ。これが彼女の指示したものなら私はヒナさんにも牙を向けるだろう。

 

 

『ヒ、ヒナ委員長!?こ、これには深い訳が!』

 

「いや、もういい。大体理解した。アコは通信を切って救急医学部に行きなさい。その後の処分はおって通達するわ。」

 

『はい…。』

 

 

まて、まだだ。そのふざけた行政官の足一本では足りない。許せないのだ。自分は安全な場所で手を汚さず、危ない目にも合わず、人の大切なものを簡単に壊して何も思わないような奴が。

生前、動けない私に治療費を出してるわけでもないのに、早く死ねばいいのにとずっと言ってきた親戚と何も変わらない。

ならばこの委員長に責任を取ってもらおうかと神秘を込めるが―――

 

 

「ごめんなさい。」

 

「「え?」」

 

 

歩いてきた委員長の突飛な行動にチナツさんと二人そろって素っ頓狂な声を上げる。

 

 

「事前通達なしでの他自治区での兵力の無断運用、および無関係な一般人への攻撃行為、中立組織である連邦捜査部シャーレ補佐官である百合園サエカさんへの攻撃。風紀委員会の長として正式に謝罪します。」

 

そう言って深々と頭を下げる。

 

 

 

「ふざっ、ふざけるなぁ!謝っても大切な、場所は返ってこない!それにさっきの、ふざけた行政官は、いまだ謝罪の言葉も、ないのにトップの謝罪だけで、はいそうですかと、許せるものかぁ!」

 

「それに関しても後日正式な謝罪の場を設けるつもり。それに私が把握していなかったとはいえ監督責任で私の責任でもあるわ。風紀委員会のしばらくの戦力減少、賠償金、天雨アコの厳しい処分。これで手打ちにしてもらえないかしら。」

「それにこんなことは言いたくないのだけれど、これ以上話が大きくなると、柴関ラーメンとあなたと風紀委員会だけの問題ではなく、ゲヘナ学園とアビドス高校の問題に発展する可能もある。私もあなたもそれは望んでいない。ちがう?」

 

「ぐっ…。」

 

 

 

ここでアビドス高校に迷惑がかかるぞと言外にいうのは卑怯だ。

だけど騒ぎを大きくしたくないのは同意するところ。幸いこちら側の被害は私の怪我と建物ぐらいだ。大将も大した怪我は負っていない。

 

 

「思うところがない、訳ではありません。ですがその言葉には、同意するところです。」

「ひとつ、条件があります。柴関ラーメンにも、しっかり謝罪、と賠償を。それさえ履行して、もらえるのなら、私からは何も。」

 

「ありがとう。勿論最初からそのつもりだから条件なんて言わず気にしなくてもいいわ。」

「動ける風紀委員は動けないメンバーを担いで撤退しなさい。砲兵隊は撤収前にイオリを発掘して持ち帰りなさい。チナツはサエカの治療をしてあげてちょうだい。」

「私はアビドスと話してくるわ。」

 

 

テキパキとなれたように指示を出し元柴関ラーメン跡地の前に集まっていた対策委員会と便利屋68の前まで歩いて行った。

 

 

「すいません、恥ずかしいところを、見せました。それと、またお手数おかけします。」

 

「いえ、こちらこそ止められなくてごめんなさい。今できるのはあくまで応急処置なので、後でしっかりと病院で治療を受けてください。」

 

 

 

そう言って2度目の治療をチナツさんから受けるのだった。

 




プチカタストロフの燃費の悪さはバッテリー交換である程度の継続戦闘が可能になっています。
バッテリーを全部使いきると神秘砲を馬鹿撃ちしてくる第二形態へと移行します。
相変わらず紙装甲なので神秘のこもった攻撃にはめっぽう弱いです。
今回の戦闘の場合、イオリが数発命中させるだけでダウンが取れました。
通常攻撃(神秘無し)に対しては気合と根性次第です。こちらもタフではありません。

サエカに対して単騎で勝てるのは勝率順に、ネルパイセン(相性超有利)、クロコ(相性超不利)
トキ:アビ・エシュフ(相性有利)、ヒナ(拮抗)、ワカモ(拮抗)、ミユ(相性有利)、ホシノ(1年時のみ相性有利)
グループとして勝てるのは、FOX小隊、カイテンジャー。

ミカ、ツルギ、ミネ、ホシノ(臨戦)、アリス辺りは相性ガン不利なためサエカに対して勝率は薄いです。
初手極太ビームの薙ぎ払いを避けて背後取れれば、マリーちゃんでも勝てます。
ホシノはIRON HORUSを展開した時点で相性不利になります。
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