小説打ち込んでるときもそうですが特に深く考えず、その場のノリでクオリティ求めず突っ走ってます。
キャラ崩壊が指数関数的に進みます。主に百合園さん家のセイアさんが。
「私を殴ってくれないか。」
セイアさんが突然変なことを言い出した。ストレスでおかしくなってしまったのだろうか?
ほら、姉上殿。ご友人もすごい顔してらっしゃるぞ。
「セイアちゃん…ついにおかしくなって…痛いのが好きなの…?」
「セイアさん…気は確かですか…?救護騎士団までご一緒しましょうか?」
「なんだい君たち。まるで人がとち狂って、特殊な性癖を押し付けているかのような言い方は。」
いや誰だってそう思う。感動?の再会*1で散々泣いた後の第一声がこれだもの。
突然乱暴してくれ、なんて言われたら正気を疑う。どうしよう、本当にそうゆうのが好きな姉だったら。
「えっ、ちがうの?セイアちゃんってば、友達あんまりいないし、自分を責めることが多いから責められるのが好きなのかと思って。」
「ミカじゃあるまいし、何事においても楽観的でいられないだけさ。あと、友達はそれなりにはいるとも。数ではなく質だよ。」
「それって、遠回しに私がちゃらんぽらんって言ってる?それにそれなりの友達って、片手で数えられる数でしょ。」
「おや、遠回しでなくとも、直接そういったつもりだったのだがね。正直君の能天気なところは羨ましいと思うよ。」
「よーし、喧嘩だね?そんなに殴ってほしいなら、私が殴ってあげるよ。」
「待ちたまえ、ミカ。君のその腰が入ったパンチなんて受けたら、私は明日の日が拝めなくなってしまう。拳を下すんだ。」
「セイアさん、これでは話が進みません。ミカさんも。あなたのその力は普通の人よりも強いのですから、デコピン一発でもセイアさんはしばらく立ち上がれませんよ。自重してください。」
「ふっ、耐久力が低いことを、これほどうれしく思う日はないね。(ドヤァ」
「むっかぁ…後で覚えてるじゃんね。」
「はぁ…。それで?先ほどの言葉が、おかしくなった結果でないとするのならば、その真意を説明していただけますか?」
それは私も思うところだ。私に向かって言っていたのだから私に殴ってほしい、ということなのだろうが、特殊な性癖云々でなければ罪滅ぼし的なことだろうか。
「ああ。さっきは勘違いもあったとはいえ、私はかわいい妹を殴ってしまった。姉が妹を殴るなどあってはならないことだ。本当にすまなかった。その清算をするために私は妹自らの手で罰してほしい、そう思っての発言だった。」
ああ、そうゆう。だけどセイアさんの拳には神秘は乗っておらず、害を成そうというより感情の爆発による極めて普通のダメージだった。痛いのは痛いし、悲しいものは悲しい。だけど今の今まで事情を説明せず避けてきた私にも非はある。喧嘩両成敗でいいのではないだろうか。
それに、先ほどのミカさんの力。あれが仮に5割程度の力で押さえつけていたのなら、恐らく私の方がフィジカルは上回る。そんなミカさんのデコピンだけでダウンするなら、私が殴ったりしたら消し炭になってしまうのではないだろうか?カイザーはいくらでも殺すが、姉を殺すのはちょっと。
その懸念はナギサさんもしていたようで制止をかける。
「なるほど。確かに私もセイアさんの立場なら、罰してもらわなければ座りが悪いのも理解できます。ですが、その、サエカさんのお力も、あの映像から見てかなりあるように見えるのですが…。」
「「あっ」」
「セイアちゃん…そんなに罪悪感があったなんて…今まで楽しかったよ、安らかにね。」
「ま、待つんだミカ。まだ私が耐えられる可能性もあるだろう。」
「そうだ、サエカ。怖気づいているわけではないが、試しに。そう、練習で何もない所で拳を振ってみてくれないかい?」
了承し、数歩離れ深呼吸をする。私は人を殴ったりしたことがない。だから殴り方なんて知らないが、それっぽい姿勢をとる。
一拍置いてから素人同然の、傍目から見て猫パンチのような動作で拳を振った。
ビシッ!
―――窓ガラスに罅が入った。
「「「………………」」」
「えっ、待って、あんな拳の振り方でここまでできるってことは、私と同じかそれ以上に力あるってことじゃない?」
「姉に、二言はないさ…。」
「セイアさん…くっ、おかしな人を亡くしました…。」
私刑を受け入れ、透き通るような顔で椅子に座り直すセイアさん。
待ってほしい。衝撃波が生まれたことも驚愕だが、それで高そうなガラスに罅が入ったのも衝撃だ。弁償しろとか言われないよね…?
そして人殺しになんてなりたくないので、やるにしてもマシュマロパンチだ。今ダウンされては私がここまで来た意味がなくなってしまう。
「まって、ください。元々、殴られて、罵倒される行いを、先にしたのは、私です。」
「失望され、絶望を与えるとわかって、怖くて会うことも、説明も今まで、してこなかった私に、非があります。だから、ここは、お互い様、でどうでしょうか。」
「あと窓ガラス、ごめんなさい。」
「そうか、すまなかった…実をいうと私も会うのが少し怖かったんだ。妹を見つけ出す事が出来なかったと自身を責め、どうしてあの日一緒にいてやれなかったのか悔いていたんだ。」
「だからそのことを恨んでいるんじゃないかと、そう、思っていたんだよ。」
「結局は互いに同じことを思っていた。姉妹というのは美しいものだね。それと、窓ガラスに関しては構わないとも。こちらがお願いした結果でのことだからね。」
お互い誤解が解けて和解できたって事でいいのかな?そうだとすれば、差し当たって私の悩み事がごっそりと無くなる。
「さて、和睦も済みアイスブレイクもできたことですし、席について本来のお話をしましょうか。お互い、そう暇と言うわけではないでしょう。」
「アイスブレイクとはだいぶ違うような…。」
確かにそうだ。こうしている間にもホシノさんは囚われ続け、カイザーは侵攻の準備を進めている。なにより観測できていない「ビナー」の動きが分からない。動き出した場合の被害も未知数。行動は早いに越したことはないのだ。
「ナギサ、ミカ。先に言っておくよ。私は今回の会談では、政治的な決定権を譲渡する。」
「現在の情緒もそうだが、妹相手に何かを要求されたら内容が何であれ、即答してしまいそうでね。」
「…よろしいのですか?確かにその懸念はあったので助かりますが…。」
「セイアちゃん、サエカちゃんにゾッコンだもんね~☆いいよ、政治的な部分は私苦手だから、ナギちゃんに任せるけど、それ以外の部分は私も意見を出すよ。」
「すまないね、よろしく頼むよ。…それでサエカ。私たちに何をしてほしんだい?」
話の場は整った。どのような話をしてくれるのかと、ティーパーティーの3人は静かに問うている。そこでようやく私はこの会談に赴いた理由をシャーレとして話すに至ったのだった。
「…カイザーコーポレーションの系列……ですか。1生徒の救出にそれに伴う、大規模な戦闘行為に対しての戦力不足。果ては正体不明の超兵器との乱戦の可能性、ですか。」
「カイザーってあれだよね、うちの自治区でもちょっかいかけてくるウザい奴。」
「ええ。と言っても、カイザーコーポレーション自体は、今回の話に出ているカイザーPMCと違ってグレーです。あくまでも合法の範囲なので違います。鬱陶しいのは認めますが。」
「そっかー、でも打撃は与えられるんじゃないかな?それにこの件って、前にヒフミちゃんが報告上げてたやつの延長線上でしょ?私としては協力するのはやぶさかじゃないんだけど。」
「そうですね。私個人の感情としても、そのホシノさんという方に対し、「人体実験」を行うために拉致しているという点、正体不明の超兵器という部分が引っかかります。」
「ですが、これはあくまでも「個人的な」話です。学園、延いては政治的な部分での解釈は異なります。私達、トリニティはこのキヴォトスで、大きな力を誇る学園として存在していると同時、その力は慎重に振るわねばなりません。」
「ですのでサエカさん。貴女は今回、”シャーレ”としてお話ししました。であれば私達トリニティは、政治的な判断を下す必要が出てきます。サエカさんが話した内容の内、トリニティに直接影響を与えるものが少なく、それも現状微々たるものです。動く理由としましては、少々弱いと言わざるえません。」
「故に問います。シャーレは、アビドスは見返りに何を出せますか?」
確かにそうだ。ゲヘナの風紀委員には借りがあり、ミレニアムには未知という情報が交渉のカードとして存在した。しかし現状のトリニティには借りもなければ提供できるものは無い。
だが甘い。何のカードも持たず、このような胃の痛い思いをしてまでここに来ないだろう。
だから言外に言っているのだ。勝率の薄い交渉などせずに、納得に足る理由、ないしはそのカードを見せろと。
アビドスは自分たちのことで精一杯、これ以上何かを出せる余剰な力は残っていないだろう。そんなものがあったら先に借金返済に充ててるはず。
アビドスには何も出せるものは無い。ならば”シャーレ”には?勝率は決して高いものではないが、出せるカードそのものはある。
連邦生徒会で働き、シャーレで補佐官として働いていた際に、キヴォトスにおける重要な情報は頭に叩き込んできた。その情報の中に切り札になりえそうなものがあった。
それに、議事録としてテーブルの上に置いていたスマホに先生から追加の情報。
私は政治的な事はいまいち分からないし、頭もよくない。だから交渉の駆け引きなどできない。
できるのは精一杯の気持ちで、出せるものを提示し、お願いするだけだ。
「正直なことを、言ってしまえば、アビドス高等学校から、出せるものは、形としては、おそらくありません。なので、シャーレから、のみになります。」
「まず、一つ目。これはあまり、すぐにメリットのあるものでは、ないかもしれませんが、一応。」
「大小かかわらず、今後起きる、対処の難しい問題が、発生した際に、一つだけ優先して、シャーレが問題解決の、援助をします。これにより、無理のない範囲では、ありますがシャーレの有する、超法規的措置の、行使が可能となります。」
「二つ目、先ほど、ミレニアムサイエンススクールの、協力を取り付けたと、先生から連絡がありました。ゲヘナも同様です。これにより、3大校のうち2か所が、参加してくれます。これに対し、同じく3大校である、トリニティ総合学園も、参加すれば、”1か所だけ参加しなかった”、という対外的な、イメージ低下は、避けられるかと思います。」
「そして3つ目の内容は―――「エデン条約」」
―――エデン条約。その言葉を聞いた瞬間ナギサさんの顔が一瞬変わった。おそらくこれがトリニティの、というよりナギサさんが欲しいものだ。
「連邦生徒会長の、失踪により、白紙に、戻りかけている、トリニティと、ゲヘナの、平和条約、通称エデン条約。これの再検討と、後見人として、シャーレが支援します。」
「私の権限で、提示できる、リターンになりえそうな、ものはこの3つが、限度です。どうか、お力を、お貸しできないでしょうか…。」
そう言ってせめてもの姿勢で頭を下げる。
「ダメダメですね。提示する内容に、受け取りようによっては脅迫とも取れる発言もそうですし、連邦捜査部シャーレとして頭を深く下げる態度も。」
「私達トリニティが利する情報カードを持ってきたのは褒めてあげましょう。ですが情報の扱い方がまるでなっていません。それでは悪意ある相手には鴨が葱を背負って歩いてきた、そう思われても仕方ないほど雑なカードの切り方です。」
「そして、あのように頭を下げるべきは、本来シャーレではなくアビドスの生徒です。シャーレとしてはお願いする立場ではなく、要請し検討してもらう立場です。あのように頭を下げては権力というカードを捨てると同義。好ましい姿勢ではありますが、世の中そんなに甘くありません。」
「ッ……!」
「ナギちゃーん、その言い方すっごい意地悪だよ~?そんな小難しいこと言うのは、セイアちゃんだけで十分だから結果だけ教えてあげなよー。」
「ミカさんは黙っていてください!今後、この子が騙されることの無いように、という気持ちの表れなんです!!」
「……サエカ、”シャーレとしての”君の要望は分かった。だけど私たちはまだ大事なことを聞いていない。」
「大事な…?」
「ああ。私は最初に、何をしてほしんだい?と聞いたよ。それはシャーレの百合園サエカに聞いたのではなく、私の”妹”の百合園サエカに聞いたんだ。理由だとかメリットだとか、その手の面倒なものは私たちや、年上の先生に任せるといい。」
「だから聞かせてほしいんだ。サエカの気持ちを。どうしたい?」
ああ、そっか。私は重く考えすぎていたんだとこのとき悟る。できもしない交渉をして、政治的な事をやろうとしてから回ったんだ。きっと彼女たちはそんなことを聞きたいのではなく、小さい子供が、お話を聞いて、そうねだってきたのと変わらなかったんだ。
「私は…彼女たちを助けたい。だから助けて、ください!」
「ふふ、まったく。そこは「助けて、お姉ちゃん。」だろう?まぁいいさ。ゆっくりと距離を詰めていこうじゃないか。」
「妹に助けを求められて、断る姉なんてこのキヴォトスには存在しない。その願い、叶えてあげようじゃないか。」
「後、カイザーぶっ殺したい。」
「なんだか感動的だったのに、本音が聞こえた気がするじゃんね…。」
「…セイアさん、決定権を破棄するような発言をしていませんでしたか?」
「おや?ナギサ、私は「政治的な」と言ったんだよ。いくら君たちとはいえ、姉としての決定権まで譲ると言った覚えはないよ。」
「んぐっ、確かに…ですがセイアさん、内容は私が詰めさせていただきますよ!セイアさんに任せると治安維持部隊も含めた文字通り、すべての戦力を投入してしまいそうなので。」
「ああ、そこは任せよう。すまないね。」
「任されました。ああ、なんだか私がサエカさんに、ただ意地悪しただけのようじゃないですか…。」
「さすがに戦力を出しすぎるわけにはいきませんので、現地に慣れているであろうヒフミさんに、砲兵隊と随伴する兵も預けて運用してもらいましょうか。建前はそうですね…アビドス砂漠は広いので砲兵の野外実地研修に、といった具合で。」
「ナギちゃんも大概甘いよね…。」
こうしてその場でスケジュール調整がされ、迅速に部隊が組みあがっていく。
私は今回の目標を達成できたようで安心して、肩に入っていた力が抜けていくのを感じた。
「お疲れ様です、サエカさん。ひと休憩に紅茶とロールケーキをどうぞ。私も腕を磨いたんですよ。良ければ感想を貰えると嬉しいです♪」
「うわでた、ナギちゃんロール。普通、ロールケーキって切り分けて出すものなんだよ?なんで1本そのままで出すの?百鬼夜行の恵方巻じゃないんだからさ。」
「そうだぞ、ナギサ。人の妹にそんな厳ついものを出すんじゃない。そんなので喜ぶのはスイーツ部の彼女たちだけだ。もう少し常識をだな…。」
「えっ、これ全部、食べて、いいんですか!?」
「「えっ」」
「はい♪今まで食べれなかった分、しっかり食べてください。勿論おかわりもありますよ♪」
「遠慮せずいっぱい食べてくださいね♪」
うめうめ…
幸せだぁ。黒服がくれた高級ロールケーキも、高級なだけあって素晴らしかったが、こちらもロールケーキとは何たるか、その一点のみを追求されていて筆舌に尽くしがたい美味しさだ。
特にスポンジの柔らかさと、香りが程よく鼻腔をくすぐり、中のクリームの甘さを引き立てる。
至高のロールケーキの一つと言って差し支えないだろう。
あまりの美味しさに、おかわりとして貰った2本目を手でつかみ頬張る。
「うわきも、ナギちゃんが聖母のような顔してる…。」
「私の妹を薬物中毒者みたいにしないでくれないか?舌が馬鹿になったらどうしてくれるんだ。」
「二人とも言いたい放題ですね。この美味しさが分からないとは…。」
「むっかぁ。いやね?おいしいとは思うよ?適切な頻度と量を守れば。ナギちゃんはその適度の常識がおかしいことにそろそろ気づこうね?」
「あんなのを食べて糖尿病にならないか私は心配だよ。」
「このロールケーキ、絶品ですよ。切り分けて、食べるのではなく、豪快に一本丸かじり、することで得られる、幸せがあります。」
「「えっ」」
「ほら、聞きましたか?やはりロールケーキはいいものなんですよ。セイアさんもそんなに毛嫌いしないで、どうですか?丸かじり。」
「う、ううむ…サエカがあそこまで幸せそうな顔で食べているし…。」
「セイアちゃん!?騙されないで!?絶対罠だよあれ!!後で気持ち悪くなるからやめなって!」
美味しいのになぁ…。君たち花の女子高生なのだから甘いものは好きだろうに、そんなに遠慮して…お腹周りが気になっちゃうとかそうゆうことなのかな?*2
私がロールケーキを4本平らげるころには2人とも落ち着き、次の話があると言わんばかりの表情になっていた。
「さて、ここからの話は堅苦しいものがない、家族や友人との会話だと思ってくれ。」
「もっとも私にとっては面会の本題なんだが…まぁ、気を楽にしてくれ。」
「サエカ、君の今の状況を教えてくれないかい?」
私は前世のことも、キヴォトスで目を覚ました後から今日のことまで、”サエカ”との邂逅も包み隠さず話した。
「要するに、今の君は昔の記憶は継続しておらず、完全に別人であると、そう認識している。だが私の目には、君の魂は私の知るサエカの魂そのものだ。いくつか歪な、死んだ魂のようなものもくっついているがね。」
「だが君は”サエカ”と実際に会話し認識している。二重人格にしては発生時期がおかしいし、本来の”サエカ”が一切出てこないというのも気になる。」
「それに、「全部答えを教えちゃつまらん」、か。ロールケーキのことは覚えているのに、お姉ちゃんである私を覚えていないとは何故だ?なんか腹立つな。」
「それだけおいしかったということですよ、セイアさん。」
「うわ、なんかすごいムカつく顔で勝ち誇ってるじゃんね。殴っても許されるよね?」
「やめてください、死んでしまいます。」
「気分を害すかもしれないが、念のため君の…生前の名前を教えてはくれないだろうか?」
「私の名前…私の名前は
「名前自体は同じなのか。そこに何か理由があるのかもしれないね…。」
「それと…違う話だが「無貌の神」について教えてくれないか?」
なんだそれ…ってああ。意識が飛びそうになった時、カイチョーのデスクの付箋が頭をよぎって口から出たんだった。しかしそんなこと聞かれても私は知らない。そもそもカイチョーのデスクにある、メモやら付箋やらはとても多く傍目からはすごく散らかっているように見えた。
リンさんも再三注意していたが、とても大事な物らしく今もそのままだ。
「わかりません、カイチョー…連邦生徒会長のデスクに、付箋として、張っていたのが頭に、よぎりまして。その意味も分からなければ、何故口から、その言葉が出たのか、分からないです。」
「先ほどもその無貌の神?とやらに反応していましたね。セイアさんは何か知っているのですか?」
「いや、詳しいことは私も分からない。だが私の夢にね、たまにその単語が出てくるんだ。そしてその言葉を使う、生徒だろうか?知らない人が言うんだ。」
「曰く「敵でもなければ、味方でもない」曰く「敵対した場合破滅が訪れる」曰く「主に使える者、またその抑止力」曰く「自我と意志を備え、千の顕現を持つ者」と様々だ。」
「だから私の予知夢で見たものが現実になった時、その意味が分かるんじゃないかと思っている。」
「では…連邦生徒会長は何かしら知っている、そうゆうことですね?」
「おそらく。だが調べようがない。古事記を探しても一切その名前がない。むしろ連邦生徒会長がどうやって、無貌の神の事を知ったのか気になるくらいだ。」
「それにアリウスの死んだ子、おそらく君の中に居るのはそれなんだろうね。アリウス、確かトリニティの歴史にあった名前だね。あとで詳しく調べてみよう。」
「なんにしても、分からないことだらけだね。いや、問題点が分かっただけ進歩か。」
「じゃあ私はその「アリウス?」とかいうのを調べてみるね!」
「では私は引き続き「無貌の神」関連を調べるとしよう。それとサエカの自室の手配…これは私と同じ部屋でいいか。いや、復学手続きが先か。」
「えっ、まだ、戻りませんし、部屋は一人の方が…。」
「…………そうか…………。」
わぁお、一気にシナシナになった。
「ま、まだ記憶もあやふや、ですし色々、このキヴォトスを、飛び回り、シャーレで学びたいので…。」
「そ、そうか、うん。それなら仕方ない。最後にこのセイアの横にいればよいよ。」
「では私はサエカさんのために「ロールケーキ」を―――」
「「それはいらない」」
「……(´・ω・`)」
各々やることが決まり?第一回目の会談&再会が終わるのだった。
楽しくなって少し引っ張りすぎました。次回からアビドスに戻ります。
※セイアちゃんはサエカが係る事だけ予知夢が見れません。
よって本編通り最悪の未来はしっかり見ています。
誘拐前のサエカの髪はセイアより少し薄い程度の金髪でした。
人体実験のストレス、絶望や呪いといった負の感情で■■、莫大な神秘を使い、魂を■■■■■、神秘と■■を両立することに成功し安定させる。それによって■■を手にしました。