バグのヒーローアルカディア   作:胡麻蝉あぶら

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106話 お盆か何か?

 

厳戒態勢の中で開催された雄英文化祭。

 

例年のような外部からの一般客を無制限に招き入れる形とはならなかったが、それでも大成功という形で幕を閉じた。

 

ヒーロー科が原因で生じていた他学科の生徒たちとの見えないわだかまりは、文化祭という一つの目標に向かって作り上げられた熱気と笑顔の中で、氷が溶けるように静かに消え去っていった。

A組が総力を挙げて披露したステージと劇も観客の心を大いに揺さぶり、割れんばかりの拍手喝采を浴びることとなる。

 

そして何より。

暗く冷たい地獄の底で、笑うことすら忘れていたあの小さな少女──壊理に、緑谷は真っ赤なリンゴ飴を手渡し、彼女の顔に太陽のように輝く満点の笑顔を咲かせることができた。

今回の文化祭は、彼らにとって何にも代えがたい価値のあるものだった。

 

夕焼け空の下。

相澤に付き添われて病院へと帰っていく壊理の小さな背中を、緑谷はいつまでも目を細めて見送っていた。

 

準備から本番まで、終わってみれば本当にあっという間の出来事だった。

しかし、ヴィランの脅威や厳しい社会情勢をひとときだけ忘れ、ただの高校生としてこの平和なイベントを心の底から楽しむことができた。

 

それは彼らが命を懸けて守り抜こうとしている当たり前の日常であり、眩しい青春の一ページであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祭りの後の心地よい疲労感と静寂に包まれたA組の教室。

緑谷は一人、教室の隅でステージ衣装からいつもの制服へと着替えを行っていた。

壊理を見送るために時間を少し使ってしまったため、他のクラスメイトたちはすでに後片付けを終え、皆それぞれの寮へと戻っている時間だった。

 

西日が差し込む教室の静けさの中、廊下から足音が近づいてくるのが聞こえた。

誰か忘れ物でもしたのだろうか。

そう思いながらシャツのボタンを留め、緑谷が何気なく教室の入り口へと視線を向けた。

 

 

彼の視界に飛び込んできたのは、ひどく見覚えのある、しかし、ここにいるはずのない少年の姿だった。

開け放たれたスライドドアの枠に寄りかかるようにして立っていたのは、茶色のウルフヘアーを無造作に揺らし、目元にサングラスをかけた同年代の少年。

そして、その両手には常に黒い革手袋がはめられている。

 

 

 

「な……難羽くん……!?」

 

 

 

緑谷の声が静まり返った教室に裏返って響いた。

 

雄英高校サポート科一年、難羽輪太郎。

ステインによる保須市の襲撃事件以降、完全に学校から姿を消し、行方をくらませていた緑谷の恩人にして、かけがえのない友人であった。

 

 

「いったい、どこに行ってたの!? ずっと心配してたんだよ!」

 

 

着替えの途中であることも忘れ、緑谷は弾かれたように難羽のもとへと駆け寄った。

 

彼の胸に、難羽と過ごした数々の濃密な記憶が一気にフラッシュバックする。

 

無個性であった自分が雄英を受験する際、勉強法を教え、導いてくれたこと。

雄英体育祭において、専用のサポートアイテムをくれたこと。

そして、職場体験で共にグラントリノの元へ向かい、ワンフォーオール継承者としての負い目を感じていた自分の背中を押してくれたこと。

 

なぜ行方不明だった彼が、今この文化祭が終わった直後の教室に突然現れたのか。

その論理的な疑問よりも先に、緑谷の心は、彼が無事に帰ってきてくれたという純粋な喜びに満たされていた。

 

 

「ああ……」

 

 

難羽は緑谷の勢いに少しだけ目を丸くした後、前井と同じように落ち着いた声で答えた。

 

 

「ちょっと引きこもってたんだ……腹の中にな」

 

「……腹の中?」

 

 

難羽の口から出た言葉に緑谷は理解が追いつかず、首を傾げた。

だが、難羽はそれ以上その言葉の意味を説明しようとはせず、自身のスマートフォンを取り出した。

画面に表示された短い通知を確認すると、ゆっくりと立ち上がる。

 

 

「……どうやら、向こうも全員揃ったみたいだな。校長室に行くぞ、緑谷。そこで事情は説明する」

 

 

振り返り、廊下へと歩き出す難羽の背中。

久しぶりに会った彼は、以前と全く変わらないマイペースでミステリアスな雰囲気を纏っていた。

 

しかし、緑谷がその本当の意味に気づくのは、もう少し後のことである。

 

彼が何事もなく帰ってきたわけではなく。

緑谷出久という少年がこの世に生を受ける遥か昔から。

彼の因果の旅が続いていただけなのだという、途方もない真実に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃。

校舎の別の場所でも、常識を根底から覆すような信じられない再会が同時多発的に引き起こされていた。

 

 

「あ、あなたは……なんで……!?」

 

 

雄英ミスコンテストで圧倒的な美しさを見せつけ、見事優勝を果たした三年生の波動ねじれ。

彼女の健闘をねぎらうために集まっていた天喰環、そして通形ミリオの三人の前に、一人の男が現れた。

 

パリッとした清潔な白いスーツに身を包み、神経質そうに眼鏡の奥の鋭い瞳を光らせているサラリーマン風の男。

どう見ても雄英の学生や保護者ではない。

完全な不審者である。

 

しかし、ビッグ3と呼ばれる雄英トップの彼らはその不審者の姿を見て。

警戒して構えをとることも、誰何の声を上げることもできず、ただ全身を石のように硬直させていた。

 

ヒーローを志す者としてあるまじき隙。

しかし、彼らが動けなくなるのも無理はない。

 

なぜなら彼らの目の前に立っているその男は、先日、彼らの目の前で確実に命を落とした死者であったからだ。

 

 

 

「……サー……!?」

 

 

 

ミリオの口から掠れた、震える声が漏れ出た。

 

恩師であり、己を導いてくれたプロヒーロー、サー・ナイトアイ。

治崎との死闘の果てに致命傷を負い、ミリオたちに未来を託して息を引き取ったはずの彼が。

 

生前と何ら変わらぬ生真面目な様子で呼吸をし、彼らの前に立っているのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、雄英の最高意思決定機関である校長室。

そこには至急の用件があるとのことで根津校長に呼び出された、オールマイトの姿があった。

しかし、校長室に足を踏み入れた彼の視線は根津ではなく、その横に立っている一人の初老の男に釘付けになっていた。

 

 

「そ、そんな……君は……だって……死んだって……」

 

 

平和の象徴として世界を背負ってきた男が信じられないものを見るように小刻みに震え、その声は悲痛なまでに掠れていた。

かつて共に理想を追い求め、彼の戦いを技術面で支え続けた無二の親友。

 

I・アイランドでの事件の後、海外の刑務所に収監され、その後心不全で獄中死したと、公安を通じて確かな連絡を受けていたはずの男。

 

にもかかわらず。

目の前に立っているのは恨めしげな幽霊でも、精巧に作られたロボットでもない。

 

確かにそこに肉体を持ち、八木を見て苦い顔を浮かべている親友、デヴィッド・シールドその人の姿であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに別の場所、文化祭の喧騒が嘘のように静まり返った校舎の裏廊下。

ヒーロー科の轟焦凍は、クラスの劇で使用した衣装や小道具が入った重いダンボール箱を抱え、片付けのために歩いていた。

 

その時、前方の廊下の曲がり角の陰から一人の男が、まるで誰かに背中を押されたかのようにつんのめるようにして姿を現した。

 

 

「こそこそしてんじゃないですの! はよ行けですわ!」

 

 

男の後ろから苛立ったような声と共に姿を見せたのは、深紅の豊かな縦ロールの髪を揺らす一人の少女だった。

難羽先生からアットのプロトタイプとして紹介された、覚上という名の見学者である。

 

しかし焦凍の視線は、騒がしい少女の方ではなく、彼女に押し出されるようにして現れた男の方へと引き付けられた。

 

文化祭が終わったとはいえ、外部の人間が勝手に校舎内をうろついているのは異常事態である。

焦凍は警戒心を露わにし、抱えていたダンボール箱を床に置くと、即座に臨戦態勢に入ろうと右半身の温度を下げた。

 

だが、ジャケットの汚れを気怠げに払ったその男は焦凍を警戒するでもなく、極めて自然にこう言ったのだ。

 

 

「……久しぶりだな……焦凍」

 

 

焦凍の動きが、ピタリと止まった。

見ず知らずの不審者が自分の名前を下の名前で、しかも身内のように呼んだ。

 

焦凍の眼が男の容貌の特徴を次々と捉えていく。

 

無造作に伸びた白い髪。

色素の薄い、しかし確かな意思を持った青い瞳。

そしてその骨格や顔立ちの端々に感じられる、決定的なまでの既視感。

 

焦凍の明晰な頭脳の中である一つの仮説が、恐ろしいほどの速度で組み上がっていく。

 

白い髪と青い瞳。

それは、己の家族が持つ遺伝的な特徴そのものではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視界にちらつく、燃えるような赤い髪の少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか……!」

 

 

焦凍は戦慄に目を見開き、男とその背後の少女を交互に指差した。

 

 

 

 

 

「……親父の、隠し子!!」

 

 

 

 

 

「違いますわ」

 

「……親父……お前、自分の息子から全然信用されてねェな……」

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校長室の中にいるのは、七人の人間。

 

雄英の最高責任者である根津校長。

平和の象徴オールマイト。

次世代を担う若きヒーロー、通形ミリオと緑谷出久。

 

そして死の淵から舞い戻った二人の男──デヴィッド・シールドと、佐々木未来。

 

最後に、彼らをこの一室に引き合わせたすべての元凶である、難羽輪太郎。

 

 

「……う、あ……ッ」

 

 

ソファーに腰を下ろしていた佐々木が突如として頭を抱え込み、苦悶の声を漏らした。

 

彼は自身の記憶を完全に喪失している。

しかし、校舎の廊下でかつての愛弟子であるミリオと遭遇した瞬間から、彼の脳の奥底で微かなノイズのような偏頭痛が始まっていた。

 

そして今、かつて己がすべてを捧げたオールマイトの姿を視界に収めたことで、その痛みは脳髄を物理的に引き裂くような激痛へと変貌していたのだ。

 

真っ白なキャンバスであるはずの彼の脳細胞が、目の前にいる人物たちとの在るはずのない繋がりを本能的に探り当てようと、限界を超えて軋みを上げている。

 

難羽が無言で歩み寄り、白衣の懐から細いガラスの注射器を取り出した。

緑谷やミリオが制止の声を上げる間も与えず、難羽は苦痛に歪む佐々木の腕に針を突き立て、透明な薬液を容赦なく注入した。

 

それは痛みを和らげるための鎮静剤などではない。

むしろ、彼の脳が現在感じているその激痛を、数千倍の速度で加速させるための劇薬であった。

彼の個性因子を極限まで活発化させ、因子内にバックアップされていた佐々木未来の生涯の記憶を、真っ新な脳のシナプスへと一気に流し込むための着火剤。

 

 

記憶のインストールが、始まった。

 

 

 

「……ッ、が、あああああぁぁぁッ!!!」

 

 

 

佐々木がソファーから床へと転げ落ち、スーツを埃にまみれさせながらのたうち回る。

 

それは一人の人間の数十年分の人生が、たった数秒の間に脳細胞に文字通り焼き付けられる凄絶な儀式であった。

 

五感のすべてが異常なまでに鋭敏になり、固く目を閉じ、両手で耳を塞いでも、内側から爆発的な情報の濁流が頭蓋骨を満たしていく感覚。

 

 

オールマイトへの憧憬。

 

決別。

 

ヒーローとしての矜持。

 

治崎との死闘。

 

冷たい死の感触。

 

 

そして、最後にミリオに視た、あの明るい未来の光景。

 

 

 

あまりの苦痛と情報量に、佐々木の喉から獣のような叫び声が上がる。

 

そして、唐突に。

 

彼の全身の動きが、糸を切られた操り人形のようにピタリと止まった。

 

 

 

 

 

 

静まり返った校長室。

床に倒れ伏し、荒い呼吸を繰り返す彼を見下ろし、難羽が静かにしゃがみ込んだ。

 

そして、一つの問いを投げかける。

 

 

「……オールマイトの本名は?」

 

 

それは生前の佐々木が誰よりも重んじ、決して外部に漏らすことのなかった、最も秘匿されるべき最重要の情報。

 

床に顔を伏せたまま佐々木は震える唇を開き、掠れた声で答えた。

 

 

「……八木……俊典……」

 

「……お帰り、サー・ナイトアイ」

 

 

難羽は、床に倒れる佐々木へと右手を差し伸べた。

しかし、サーは差し伸べられた難羽の手を容赦なく払い除け、自身の足でゆっくりと立ち上がる。

 

埃に塗れたスーツの汚れを手で払い、前髪の間から難羽を射抜くその瞳。

そこには己の命を救ってくれた恩人に対する感謝や、安堵の色など微塵も存在しなかった。

 

一切の油断を許さない、紛れもない敵対者へ向ける鋭い眼光が難羽を真っ向から睨みつけていた。

 

周囲で見守っていた緑谷やミリオたちは、その光景にただ呆然とするしかなかった。

死んだはずの恩師が生き返ったかと思えば、緑谷の友人として振る舞っていた難羽に対し、あからさまな敵意と警戒を剥き出しにしているのだ。

誰の目にも、状況の辻褄が全く合っていない。

 

 

「……何が目的だ……私の個性か……?」

 

 

荒い息を整えながら、サーは難羽を正面から見据えて問い詰める。

彼の脳は、蘇ったばかりの混乱の中でも瞬時に状況を分析していた。

 

自分が一度確実に死を迎えた事実。

 

そして記憶が戻る直前に滞在していた、あの空間の光景。

 

 

「……あの場所は、何だ……!?」

 

 

サーの脳裏に、あの異様な光景がフラッシュバックする。

 

空間の中央に聳え立つ、天を貫くほどの巨大で真っ黒な大樹。

 

あのおぞましくも神聖な研究所に、死者を蘇生させるという神の領域を侵すような悪魔の秘密が隠されているのか。

自身を蘇らせたこの男は、一体どれほどの深淵に立っている存在なのか。

 

難羽は佐々木の放つその強烈な敵意と警戒心を前にしても、いつもの表情を崩さなかった。

 

 

「……勘違いするな。お前の個性などどうでもいい。外れることもある未来視など、よく当たる天気予報程度の信頼性でしかない」

 

 

難羽は、かつてプロヒーローたちが頼りとし、裏社会のヴィランたちが恐れた最強の個性を、鼻で笑うように一蹴した。

 

 

「ぶっちゃけ、お前に対する個人的な情などない……お前を蘇らせたのは、ただ単にこの技術が実際に成功するという、彼らに向けた実例として利用しただけだ」

 

 

難羽は言葉を失うサーから興味を失ったように視線を外し、圧倒的な状況の連続についていけずに硬直している緑谷たちのほうへとゆっくりと向き直った。

 

 

「……今お前たちの目の前で、佐々木未来の蘇生が完全に証明された。こいつはスワンプマンでも、記憶をコピーしたクローンでもない。正真正銘のオリジナルだ」

 

 

難羽の瞳が、ソファーに座る根津とオールマイトを冷徹に射抜く。

 

 

「そして……すでに私以外の人間も、この個性因子を利用した蘇生技術を使っている」

 

「……!」

 

 

根津がソファーの肘掛けを強く握りしめ、顔色を変えて問う。

 

 

「……それは、一体誰ですか」

 

 

難羽はその名を口にした。

 

 

「オールフォーワンだ……奴は生きている」

 

 

その名が校長室の空気に触れた瞬間。

緑谷とオールマイトの背筋が、完全な氷柱となって凍りついた。

 

神野区での死闘。

すべてを出し尽くし、平和の象徴という座を犠牲にしてまで、確かに終わらせたはずの絶対巨悪。

心のどこかで拭い去れなかった、嫌な予感。

 

絶対に起きてほしくなかった最悪の予想が、難羽の提示した死者蘇生の実例という根拠を伴って、彼らの前に突きつけられた。

 

 

重苦しい、絶望的な沈黙が部屋を支配する中。

 

 

「……それより……お前は一体、誰なんだ!?」

 

 

耐えきれなくなったミリオが、混乱の極致から叫び声を上げた。

緑谷やオールマイトからすれば、難羽が語る内容は恐るべき真実の開示であったが、ミリオの視点は全く違っていた。

 

ミリオにとって難羽という少年(・・)は全くの初対面なのだ。

なぜ雄英の校長室に堂々と立ち、死者を蘇らせ、挙句の果てに巨悪の復活などという途方もない話を語っているのか、彼には理解できるほどの繋がりがない。

 

 

「お前を治したのも私だが。名乗るのは初めてだったな」

 

 

難羽はミリオの叫びに対して動じることなく、自身の首元のネクタイを結び直した。

そして部屋にいる全員をゆっくりと見渡し、深々と、まるで舞台の幕開けを告げる俳優のように一礼をした。

 

 

 

 

 

 

「では、改めて名乗らせていただこう」

 

 

 

 

 

 

 

「私は難羽輪太郎であり、難羽解次であり……超常黎明期以前の古い時代から生きる人間であり、黄金の死神──ガイツと呼ばれた者」

 

 

 

 

 

 

 

 

「そして。世界征服を企む秘密組織ショッカーの首領……仮面アクターショッカーである」

 

 

 

 

 

 

彼の使っていた仮面がここに集まり。

 

彼の素顔が、ここに現れた。

 

 

 

 

 

 

「……以後、お見知りおきを」

 

 

 

 

 





これ緑谷視点の漫画だと急展開すぎる。


ちなみに原作でも白雲の意識が復活したりするので、死者蘇生は難羽以外でもやろうと思えば出来ます。
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