バグのヒーローアルカディア   作:胡麻蝉あぶら

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80話 闇に消える者

 

相澤からの戦闘許可が、マンダレイのテレパスによって生徒たちの脳内に届けられる、少し前のこと。

 

広大な森の奥深くでプッシーキャッツ・ラグドールは、暗闇の木々を縫うように必死の逃走を続けていた。

 

 

「ネホヒャンッ!!」

 

 

背後から迫り来るのは人間の言葉ではない奇怪な奇声と、鼓膜を劈くような凶悪なモーター音。

 

ラグドールを追跡しているのはヴィラン連合の持ち込んだ改造人間——脳無であった。

 

だが、USJに現れた巨漢の個体とは様子が違う。

顔の半分を覆うように物々しい口枷が取り付けられ、異常に肥大化した上半身からは複数の不気味な腕が生え揃っている。

そしてその腕の先端は手ではなく、高速回転するチェンソー、分厚い鉄を貫くドリル、そして重厚な金槌といった殺戮用の工具へと直接作り変えられていた。

 

 

「……あちきを追ってきてる! 明らかに、あちきに狙いを絞ってるね!」

 

 

ラグドールは木の枝を蹴りながら、心の中で現状を冷静に分析した。

彼女の個性『サーチ』は、一度見た人間の位置情報や弱点など、最大100人までの詳細なデータを脳内にストックし把握できるという超広域・高精度の索敵能力だ。

 

現在彼女は後ろを振り向くことなく、背後から木々を粉砕しながら迫り来る脳無との距離を、センチ単位で正確に測り続けていた。

 

 

(このまま生徒たちのいる方へ逃げれば、巻き添えにしてしまう……! ならば、あちきが囮になって少しでも遠くへ引き離す!!)

 

 

プッシーキャッツのメンバーの中でもラグドールは情報収集に特化しており、純粋な直接戦闘においては強い方ではない。

 

あの刃の塊のような脳無と正面から戦えば、一瞬でミンチにされることは明白だった。

だからこそ、彼女にとって今は逃げることこそが最善かつ最大のヒーロー活動だった。

 

だが、そんな決死の覚悟で闇夜を疾走する彼女の横に。

 

 

「……えっ!?」

 

 

ラグドールは、隣を並走する影に気づき、目を疑った。

 

月明かりに照らされたその影は金色の縦ロールを揺らし、フリルのついたメイド服のスカートをバタバタと翻しながら、事も無げに彼女のスピードに追いついてきたのだ。

合宿所で生徒たちに料理を振る舞っていた少女——アットである。

 

 

(増強系の個性じゃないのに……! プロヒーローであるあちきの全速力に、こんなあっさり追いついてくるなんて!)

 

 

ラグドールは少女の異常な身体能力に戦慄した。

 

相澤からは、あの少女が疑惑の人物の専属秘書であり、精巧に作られたアンドロイドであること、そして決して油断しないようにと釘を刺されていた。

 

 

(あちきを追ってきたってことは……やっぱりこの子も、ヴィランの仲間!?)

 

 

警戒心を最大まで跳ね上げたラグドールは、思わず自身のサーチの焦点を並走するアットへと向けた。

 

相手が機械であるならば、個性の情報を読み取るサーチは何の意味もなさない。

エラー弾きされるだけの無駄な行為のはずだった。

 

 

しかし。

 

 

サーチの焦点がアットの身体を捉えた瞬間。

 

 

 

「——何……コレ!?」

 

 

 

ラグドールの脳内に今まで経験したことのない、爆発的な情報のノイズが流れ込んできた。

 

 

(個性が……! 金属の身体の中に、確かに『個性因子』が存在してる!?)

 

 

信じられない事実だった。

アンドロイドでありながら、彼女の体内には人間特有の個性因子が脈打っているのだ。

 

だが、ラグドールを真の混乱に陥れたのは、そこではなかった。

 

 

(データが……二つに、分かれてる……!? いや、違う! 一つの身体の中に全く別の二つの情報が無理やり押し込まれて、重なり合ってるんだ!!)

 

 

ラグドールのサーチが読み取ったアットのデータ。

それは性質の全く異なる二つの存在が、一つの器の中で激しくノイズを放ちながらモザイク状に混ざり合っている、あまりにも冒涜的で異質な光景だった。

データは重なるように表示され、うまく読み取ることができない。

 

 

「くっ……あたま、が……!」

 

 

かつて一度も見たことのない、バグのような異常な情報の奔流。

その処理に脳のキャパシティを持っていかれたラグドールは、一瞬だけ足元の注意を逸らしてしまった。

 

 

「あッ!」

 

 

闇夜の森の中、地面に張り出していた太い木の根に足を取られ、ラグドールは無防備な背中を晒したまま地面へと無惨に転倒してしまった。

 

 

「ネホォォォォォンッ!!」

 

 

その致命的な隙を追跡者の脳無が見逃すはずがなかった。

 

筋肉の塊が凄まじい跳躍で宙を舞い、ラグドールの頭上へと影を落とす。

複数の腕から生えた高速回転するチェンソーが、彼女の身体を肉片に変えるべく、轟音と共に振り下ろされた。

 

 

(……しまっ、躱せな——)

 

 

ラグドールが死を覚悟し、目を強く瞑ったその刹那。

 

 

「うざってぇですわッ!!」

 

 

金属同士が激しく削れ合う、鼓膜を破るような甲高い轟音と眩い火花が夜の森に散った。

 

 

「え……?」

 

 

 

 

 

ラグドールが恐る恐る目を開けると、そこには自身の頭上に振り下ろされた脳無のチェンソーの刃を、片手で力任せに受け止めているアットの背中があった。

 

アットの右手に握られていたのは、どこに隠し持っていたのかも分からない奇怪な形状の携帯用丸鋸(サーキュラーソー)であった。

 

銀色をベースにしたその武器には、ナックルガードとして赤い鮫の頭のような装飾が施されている。

そして、その鮫の口から吐き出されるように飛び出た凶悪な丸鋸の刃が、脳無のチェンソーの刃と真っ向から噛み合っている。

ギャリギャリと火花を散らしながら、相手の刃を逆に削り、引きちぎるように破壊し続けていた。

 

 

「まさか、マキマさんの想像したチェンソーマンはこんな感じなんですの!? 本当にめちゃくちゃなデザインですわ!」

 

 

サブカル知識をこんな死地で大声で叫ぶアット。

彼女は片手で脳無のチェンソーを完全に押し留めたまま、丸鋸をカチ上げるように強引に下から上へと振り抜いた。

 

 

「ギァァァッ!?」

 

 

武器を破壊され、強烈な腕力で弾き飛ばされた脳無がドスンドスンと後方へ大きくよろめく。

 

アットはメイド服のスカートを翻しながら、クルリと後方へ一回転しながら距離を取った。

 

そしていつの間にか彼女の腰に装着されていた、メタリックな銀色のベルト。

その左側に付いている小さなケースへと、スッと左手を伸ばした。

 

 

「……問答無用でぶっ殺してもいい、醜いヴィランですわね! なら、このわたくしの相手に相応しいですわ!」

 

 

ケース上部のスイッチが押され、装甲がパカリと前方へ開く。

 

中には、鈍く光る複数枚のディスクが収納されていた。

 

アットはその一番上にあったディスクを人差し指と中指でスマートに引き抜くと、右手に持った丸鋸武器の側面へと、流れるような動作でセットした。

 

 

『アルファサーキュラー!』

 

 

ベルトからやけにクリアで、いかにも特撮の玩具のような派手な電子音声が鳴り響く。

 

装填されたディスクの表面には、巨大で凶暴な鮫が海水浴客の集まる海岸を真っ赤な血に染めているという、まるでB級パニック映画のポスターのような悪趣味なデザインが描かれていた。

 

アットが、丸鋸のグリップ部分をガシャン! と勢いよく引く。

 

するとディスクを載せた丸鋸の刃が、ナックルガードの鮫の口の中へとスライドして収まり、ガチンッ! と凶暴な顎が閉じるギミックが作動した。

 

 

『テラーバイト!!』

 

 

リズミカルで、深夜の森にはあまりにも場違いなほどド派手な待機サウンドが、周囲の空気を震わせて鳴り響き始めた。

 

倒れ込んだままのラグドールも、本能だけで動くはずの脳無でさえも、目の前で繰り広げられる理解不能なシークエンスに完全に困惑し、動きを止めてしまっていた。

 

 

「クロス・ウルトラッ!!」

 

 

アットは笑顔でそう叫びながら天に向かって丸鋸を高く掲げ、グリップのトリガーを力強く引いた。

 

 

 

『キロ・メガ・ギガ・テラーシャーク! ……フェスティバル!!』

 

 

 

まるでおもちゃのような、チープでありながらも爆発的なサウンドが弾けた瞬間。

 

鮫の口から再び突き出た丸鋸とディスクが、凄まじい超音波を発しながら高速回転を開始、頭上の空間が歪み、巨大な光の円盤が出現した。

 

それはまるで舞台のスポットライトのように、あるいは宇宙からの転送光線のように、アットの小さな身体を眩い光で包み込み、呑み込んだ。

 

 

「……な、何、なに……これ……!」

 

 

ラグドールが目を庇いながら光の瞬きを見つめる。

 

数秒後。

光が収まり、そこに立っていたのはフリルのメイド服を着た少女ではなかった。

 

 

 

赤い鮮やかなラインが走る、銀色に輝く流線型のボディスーツ。

 

その頭には鮫の背ビレを模した赤い飾りのついた、威圧的な軍帽モチーフのヘルメット。

 

背中からは血のように赤い外套が、夜の風を受けてバサバサと翻っている。

 

さらにアットの金色の縦ロールだった髪は、冷たい銀色へと変化し、まるで激しい竜巻のように荒々しく腰の辺りまで伸びていた。

 

そして鮫の鋭い牙をモチーフにした、ギザギザの銀色のバイザー越しに。

 

 

彼女の眼光が、獲物を狙う絶対的な捕食者のそれへと変わる。

 

 

 

 

「——ウルトラレッドファイッ!!」

 

 

 

 

ビリビリと空気を震わせる、気高くも残忍な叫び。

 

それは、かつて超常黎明期の混沌とした時代において、悪党たちを容赦なく血の海に叩き込み、都市伝説として語り継がれた残虐超人が、新たな器を得て現代に復活を果たした恐るべき産声であった。

 

 

「トルネードダンスですわ!!」

 

 

銀色の女戦士へと変貌を遂げたアットの、高らかで、それでいてひどく冷酷な宣言が夜の森に響き渡った。

彼女は自身の身体の何倍もある巨大な脳無に向かって、一切の躊躇なく正面から踏み込んだ。

 

そして、右手に構えた玩具のような武器——『アルファサーキュラー』の高速回転する丸鋸を、脳無の分厚い胸の筋肉へと容赦なく押し付けた。

 

 

「ボォォォッ!?」

 

 

分厚い皮膚と筋繊維が全く抵抗を許されずに削り取られ、鮮血と肉片が周囲に撒き散らされる。

だが、アットの攻撃はそれだけでは終わらない。

 

 

「さあ、一緒に踊りましょう!」

 

 

丸鋸の刃を脳無の肉体に深く食い込ませた状態のまま、アットは刃を回転させて地面から足を離す。

 

脳無の身体を軸にまるでアットが振り回されているような姿だが、実際には高速回転する鋼の車輪が肉の上を駆け巡り、脳無の身体がズタズタに引き裂いている。

血肉の赤いラインを刻まれていく脳無はアットを止めようとするが、複腕の攻撃は足で蹴り返され、脳無の肉体に逆にそのまま叩き込まれる。

 

 

「……ッ、何なの、あれ……どうなってるの……!?」

 

 

倒れ込んだままのラグドールは逃げることすら忘れ、ただその圧倒的で非現実的な光景を呆然と見上げていた。

 

彼女のサーチが捉え続けるアットのステータス。

それは変身する前とは全くの別物であった。

 

筋力、思考速度、反射神経、さらには骨密度に至るまで、人体の基本スペックを構成するあらゆる数値が、一瞬にして爆発的に、それもあり得ない水準にまで跳ね上がっていたのだ。

 

 

(増強型の個性……? 違う、そんな次元じゃない!)

 

 

増強型の個性とは、あくまで本人の肉体をベースに、足し算や掛け算で能力を底上げするものだ。

 

だが、今ラグドールの目の前にいる銀色の戦士は違う。ベースそのものが別の何かにすり替わっている。

まるで人間という枠組みを捨て去り、あらかじめ用意されていた絶対的な戦闘用ボディへと、肉体そのものが完全に変質してしまっているかのような強烈な違和感。

 

 

遠心力で森の木々に叩きつけられ口枷を砕かれた脳無が、反撃とばかりに複数の工具の腕を振り下ろす。

 

しかしアットはそれを事も無げに躱し、空いた左手で脳無の胴体へ強烈なストレートを叩き込んだ。

 

ただの打撃ではない。

アットの拳が脳無の肉体にめり込んだ瞬間、彼女の身体に内包されている莫大なエネルギーが物理的な衝撃と共に放出され、小規模な爆発を引き起こしていた。

さらに連続で放たれた回し蹴りが脳無の側頭部を捉え、再び爆炎が上がる。

パンチやキックの一発一発に、ダイナマイトのような爆発力が乗っている。

純粋なパワーだけでなく、エネルギーの塊そのものが人間の形をして動いているようなものだ。

 

 

「ガァァァァッ……!」

 

 

再生能力すら追いつかない圧倒的な蹂躙の前に、雄英生徒を殺戮するために作られたはずの脳無が、完全に防戦一方となりふらついている。

 

 

「やっべ、時間ねぇですわ」

 

 

アットはボロボロになった脳無を見下ろし、銀色のバイザーの奥で眉を顰めた。

 

遊びの時間は終わりだ。

彼女はアルファサーキュラーのグリップを握り直し、そのトリガーを長押しした。

 

 

「トドメですわー!!」

 

 

アルファサーキュラーから警告音のようなサウンドが大音量で流れる。

丸鋸部分から目も眩むような莫大なエネルギーが溢れ出し、巨大な光輪を形成した。

それは目の前の敵を問答無用で八つ裂きにするという、純粋な殺意だけで編み込まれたエネルギーの刃。

 

 

「ハァッ!!」

 

 

アットが腕を鋭く振り下ろす。

放たれた巨大な光輪は夜の闇を真昼のように照らし出しながら一直線に飛翔し、脳無の肉体の中央へと深々と突き刺さった。

 

 

「ギャァァァァァァァッ!!?」

 

 

光輪は脳無の身体に食い込んだまま、凄まじい摩擦音を立てて高速回転し、その巨体を縦に真っ二つに引き裂こうと暴れ狂う。

 

その断末魔の悲鳴を背に受けながら、アットは軽やかにバク転をして後方へ大きく距離を取った。

そして両足を肩幅に開き、アルファサーキュラーを持った右腕を縦に、空いている左腕を右肘の上に構え、自身の胸の前で交差させた。

 

立てた右腕の先、アルファサーキュラーの刃の奥から、周囲の空間を歪ませるほどの高密度の赤いエネルギーが収束し、激しく明滅し始める。

 

そして右腕を前方へと振り下ろし、エネルギーを脳無の方へと向けて解放した。

 

 

 

「——アルフメガ光線!!」

 

 

 

すべてを灼き尽くす極太の赤い光線が、轟音と共に一直線に撃ち出された。

赤い光線が、光輪に貫かれて悶え苦しむ脳無の全身を完全に飲み込む。

凄まじい爆発的エネルギーが直撃し、突き刺さっていた光輪はさらに奥へと押し込まれる。

 

次の瞬間、真っ二つに割れかけていた脳無の肉体は赤い光の奔流の中で細胞の一欠片、灰すらも残すことなく、完全に消滅した。

 

 

 

圧倒的な破壊の余韻。

 

一直線に放たれた赤い光線の軌道上にあった森の木々は、燃え上がることすらなく、脳無と同じように丸く抉り取られ、分子レベルで完全に消滅してしまっていた。

 

森の奥深くにぽっかりと空いた不気味なほどの空白の空間。

それが超常黎明期の残虐超人がもたらした、完全なる処刑の痕跡だった。

 

 

「……ふぅ。ちょうど3分が限界ですわね」

 

 

脳無が完全に消滅したのを確認すると、アットはゆっくりと十字に組んでいた腕を下ろした。

 

その直後、彼女を包んでいた赤いラインの銀色の装甲が、まるで光の粒子のようにシュルシュルと解け、空気中へと溶けて消えていった。

同時に、彼女の右手に握られていた玩具のような丸鋸や腰のベルトも、最初から存在していなかったかのように跡形もなく消失する。

 

 

「……あれ?」

 

 

元のフリルのメイド服、そして金色の縦ロールの髪へと戻ったアットはカクンッと膝の力が抜け、その場でふらついた。

 

 

「ここは……森?」

 

 

今まで深い眠りに落ちていて、たった今目を覚ましたかのように、アットの瞳にぼーっとした困惑の色が浮かぶ。

 

彼女の保存データに今の三分間は記録されていない。

最近増えてきたこのデータの消失。

しかし、彼女はそれに気付いていなかった。

 

 

「はッ! そ、そうですわ、あちき様!! いえ、ラグドール様!!」

 

 

アットはハッと意識を現実に引き戻し、自分が脳無から助けようとした、はずのプロヒーローの姿を探して慌てて後ろを振り返った。

 

 

「お怪我はありませ——」

 

 

言葉が宙に浮いたまま止まった。

 

アットの視線の先。

先ほどまで確かに木の根に足を取られて倒れ込んでいたはずのラグドールの姿は、そこには無かった。

地面には彼女が着ていたコスチュームの一部が擦れたような痕跡と。

 

争った形跡すらなく、ただ不気味なほどの静寂だけが、夜の森に取り残されていた。

 

 

「ラグドール様……?」

 

 

アットが不思議そうに森の奥へと声をかける。

だが、返事はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼女は一体……」

 

 

木の影に隠れていたのは、ヴィラン連合の仲間達を回収した黒霧。

 

彼は目的の一つを達成したのちに、目的のもう一つ、ラグドールの確保が出来ていない脳無の元へとやってきていた。

 

戦闘、殺戮に特化した脳無だったため、捕まえるより痛め付ける方向に動いたのだと思っていたが、目撃したのはあの変身と脳無の虐殺。

 

黒霧は脳無を援護するのではなく、ド派手なサウンドが流れているうちにラグドールを確保することを選んだ。

 

 

「死柄木も錯乱してますし、頭が痛いですね……」

 

 

黒霧はため息をつきながら、夜の闇へ溶け込むように転移する。

夜の森にはラグドールを探すアットだけが残された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

林間合宿におけるヴィランの襲撃。

 

ヴィラン達の発言から敵連合が標的としていたと思われる爆豪勝己。

一度ヴィランに捕まるものの、奪還に成功。

 

 

 

代わりに──自らの闇に苦悩し、それを仲間と共に乗り越えようとしていた少年『常闇踏陰』が行方不明になるという、取り返しのつかない最悪の結末をもって幕を閉じた。

 

 

 





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