ドブカス「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」   作:null null

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新当主お披露目 そして邂逅

「――ここが新当主お披露目会場の大広間か……」

 

広間はガヤガヤしとるんかと思いきや、実際は「ひそ……ひそ……」いう、逆に心臓に悪い不気味な静寂に包まれとった。緊張で全身ガッチガチや。

「怖ぁ……」

思わず本音が漏れてもうた。いや待って、一旦弁明させてくれへん? これ、マジで怖いからな。初めてジェットコースターに乗せられるガキが感じる絶望感の、5倍……いや10倍は怖い。つまり、その……ガチで震え上がるレベルっちゅーことや。

え? そんな怖くない? いやいや、そんな訳ないわ。絶対怖いって! まあとにかく、恐怖値がカンストして現実逃避の準備を始めてた、その時。

 

――バァン!

 

突然、襖が開いた。

 

現れた男は、堂々とした歩き方、威厳のある風格、そして圧倒的な力を感じさせる存在感。そいつは大広間の一番前まで悠然と歩いてくると、場を支配するような声で言い放った。

 

「俺の名前は、禪院直毘人。禪院家26代目当主だ」

 

――っ、凄まじい威圧感や。これ、なんぼトレーニング積んだ俺でも逆立ちしたって勝てへん。さっき部屋で話した時は呪力を抑えてたんやろうけど、今はもう剥き出しや。自分の強さを誇示して、周囲を黙らせるためなんやろな。流石は直毘人。

(……まあ原作やと漏瑚に一瞬で火あぶりにされとったけどな)

(いや相手が悪すぎるし、直前まで陀艮とやり合ってたからノーカンやけど)

そんなこと考えてるうちに、直毘人の演説は終了。

……正直、あんま聞いてへんかった。

内容は

・先代当主が死にました

・俺が当主です

・五条家ムカつく

みたいな感じ。

 

……普通やな。

いや最後の方は普通ちゃうか?

まあええわ。

 

ようやく、宴会が始まった。

各々、特に子供らが宴会料理を食べ始める。

(あれは蘭太か? 美味しそうに食べるもんやな)

彼も……ええ奴やった。絶対に助けたる! 他のカス共も、できれば助けたい。貴重な戦力やからな。扇は……まあ、殺してもええかもしれへんけど。

そんな事を思ってると、大人が立ち上がり始めた。

なんや? 何かあるんか?

見れば、子供らも親について大広間の前へと進んでいく。

「――ああ、そういうことね」

恐らく新当主への挨拶回りやな。

お、蘭太クンも父親について行っとる。ええ子や。

 

そんな事を考えてる時、後ろから声をかけられる。「あの〜、直哉様ですよね?」

後ろから声をかけられ、思考を中断される。

振り返れば、挨拶から戻ってきたんやろな、脂ぎった顔の大人と同い年くらいの子供が立っとった。

「なんや? 今、考え事してたんやけど。……何か用?」

まーた、怖い感じで返してもうたわ…

考え事してる時に話しかけるとなんかこう…「びっく!」ってなるやん?

すると、相手のオッサン、予想以上のレベルでカチコチになりよった。

「も、申し訳ありません! 失礼を働いてしまいました。どうかお許しを……!!」

……ヘコヘコしすぎや。こういう手合いは嫌いやねん。

声かけられた時から分かっとった。こいつは自分の家のため、直毘人に気に入られるために俺に近づいてきただけ。俺のことなんかこれっぽっちも気にしてへん。

そう考えると、ちょっとばかしイタズラ心が湧いてきた。

「……許すと思うん? これが直毘人の耳に入ったら、どない思われるんやろなぁ」

低い声で追い詰めると、オッサンは顔面蒼白。

「ほ、本当に申し訳ありません! どうか、どうか直毘人様には……! 今すぐ立ち去りますから!」

ついには衆人環視の中で土下座しよった。

周囲から「直哉様は人格者やなかったんか?」「嘘やったんか?」とヒソヒソ声が漏れ始める。……うん。やり過ぎたわ。

演技って事にしとこ。 …まあ実際、演技なんやけど。

「なーんてな。嘘嘘、冗談やんか。そんなことで親父に言いつける理由ないやろ?」

パッと表情を明るくして、優しく声をかける。

さっきまでの冷徹な空気はどこへやら、オッサンは魂が抜けたような安心顔で「あ、ありがとうございます……!」と震えとった。

「そっちの君も、これからよろしゅうな?」

オッサンの後ろでガタガタ震えとった子供に笑いかけると、

「は、はひっ!」

情けない声で噛みよった。……これ、また変な方向に好感度が上がってまうかもしれんな。

 

 

そんな風に、内心で苦笑いしとった、その時――。

 

「直哉様。お初にお目にかかります。禪院◯◯と申します」

「あ、禪院蘭太です!!」

――来た。

未来の「炳(へい)」の一員であり、数少ない良心を持った子。

蘭太クンとは、今のうちに良好な関係を築いとかんといかんな。

「ああ、よろしゅう。……蘭太クンも、よろしくな

それにしても蘭太クン、中々良い術式を持っとるみたいやな。今度見せてや」

さっきのオッサンへの態度とは打って変わって、今度は演技抜き、本気(マジ)の微笑みを向けてやる。

「あ、ありがとうございます!!

も、勿論お見せ致します!!!」

顔を赤くして、嬉しそうに頭を下げる蘭太。

よし、掴みはバッチリや。この純粋な目を曇らせるわけにはいかん。

(絶対に、あの最悪な結末にはさせへんからな……!)

未来の決意を秘めながら、俺は蘭太の真っ直ぐな視線を受け止めた。




友達に学校でこの小説教えたら、嘘乙と言われた件について

この先の展開どうしよう?

  • まだまだ子供のパートを続けましょう
  • 懐玉・玉折編まで早めに行こう
  • 呪術廻戦0のとこまで早めに行こう。
  • 呪術廻戦の第一話に早めに行こう。
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