ドブカス「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」   作:null null

4 / 7
評価、感想、お気に入り登録、お願い致します 
ルーキーのとこでね、ランキング5位になったんでね、めっちゃモチベ上がってるんですよね。
皆様方のおかげです!!
応援、ありがとう御座います!!!

感想はね、本当に嬉しいのでね、ドンドン送ってください!!!


術師の強さは、術式以外に大事なもんがある。  それがゴリラ廻戦の由来やな

練習試合は、お互いに木刀で戦うことになった。

術式はもちろん無しや。体術で勝負したいからな。

こうして、躯倶留隊の隊員と俺の戦いが始まった。

 

……そしてその、十分後。

 

「何や?こんなもんなんか?躯倶留隊の一般隊員ちゅうのは。」

俺は今、とてつもなく拍子抜けしとる。

何故かって?

「くっ……つ、強い……」

そう。躯倶留隊の一般隊員をボコボコにしてもうてるからや。

「何や?こんなもんなん?まだ本気出してへんやろ」

あまりにも手応えないから煽ってみたけど、多少マシになった程度でやっぱり弱い。

(躯倶留隊言うたら、準二級クラスまでおると思ってたんやけどなぁ……)

「はぁ!!」

最後の抵抗なんか知らんけど、木刀で斬りかかってきたのを普通に避ける。

「はぁ……がっかりやわ。子供相手に負けるなんてな……」

追い打ちで更に煽ってみる。

……まあ、イタズラ心がない言えば嘘になるけどな。

誰かを煽るのって、なんや……こう、気持ちええやん?

……あれ?俺、もしかして直哉クンに似てきてへん?

ま、気のせいやろ!

そんなこと考えてるうちに、適当に振った俺の木刀が相手の頭にゴツンと当たってもうた。

「くっ……」

あれ、まだ耐えるんか?

 

……おかしい。

体力も筋力も、どう見ても俺より相手の方が上や。

やのに、俺が一方的にボッコボコにしてる。

おかしいやろ。まさかコイツ……。

「……手加減しとるやろ、自分。」

そう言うたら、相手の隊員は目を見開いて、

「い、いえ!直哉様がお強いだけでございます!!」

この焦りよう……ビンゴやな。

「すまんな、この練習試合はやめや。俺の負けでええわ。」

俺がそう切り出すと、躯倶留隊の隊員や信朗は鳩が豆鉄砲食ったような顔しとる。

「今、なんと……?」

恐る恐る聞き返してくる相手に、俺は吐き捨てた。

「二度も言わせるなや。俺の負けや言うてんねん。」

「一応、理由を聞かせていただいても……?」

「単純な話や。

自分、俺に負けても勝っても、ちっとも嬉しゅうないやろ?

俺に負けたら隊長に説教されるし、かと言って俺に勝って怪我でもさせたら……最悪、死刑や。

そんなん、練習試合にすらなってへんわ。」

 

 

こうして、躯倶留隊の隊員との練習試合は終わった。

(正直、消化不良にもほどがあるわ……)

そんな風に、煮え切らん思いで歩いとった、その時や。

 

――ゴツン。

 

誰かとぶつかった。

その瞬間、全身の毛穴が逆立つような悪寒が走る。

(……嘘やろ。まさか、コイツ……ッ!)

恐る恐る、俺は上を見上げた。

そこに立っとったんは――禪院甚爾。

(動け……! 黙りこくっとったら殺される……! 口を、口を動かせ……!!)

「あ、す、すみません。甚爾さん……」

絞り出すようにそう言うたら、ソイツは興味深そうにドカッとしゃがみ込んで、俺の顔を覗き込んできた。

「オマエ、直毘人のガキだろ。えっと、名前は……」

「ぜ、禪院直哉……です」

全身の震えが止まらへん。

これが……本物の「アッチ側」。呪力も何もないはずやのに、ただそこに居るだけで世界が歪むような圧倒的な威圧感。

「そうか、直哉か」

甚爾は、まるで道端に落ちとる石ころがどれだけ値打ちがある物なのかを調べる、そんな目つきで俺を値踏みしとる。

その視線だけで、俺の魂(たましい)まで透かされてる気分や。

「ガキのくせに、中々いい体してるじゃねぇか。」

(……一瞬、別の方向のアッチ側の意味かと脳裏をよぎったけど、今はそんな下ネタなんかどうでもええ。

甚爾が……この「天与の暴君」が、俺に興味を持っとる。原作にはこんな展開、無かったはずや。

こういう時、どう振る舞うのが正解なんや……!?)

俺が思考の迷路に叩き落とされとる間に、甚爾はニィと口角を上げた。

「もっと鍛えろ。オマエは強くなる」

それだけ言い残して、甚爾は興味が失せたように背を向け、去っていった。

「こっわ…」

思わず声を漏らしてもうた。

(甚爾クンって、覚醒五条に負けた…んだよな?)

「しかもその五条さえ宿儺に負けるんやろ……? あれぇ?

……あっち側行くの 無理ゲーすぎひん?

今の俺なんて、初期の伏黒クンより絶対弱いやん。……多分。

まだ子供っちゅーのもあるけど、もっと強くならんと話にならへんな。

 

 

……待てよ?

身近におるやないか、最高のお手本が! 親父や! 直毘人に鍛えてもらえばええんや!

善は急げ、思い立ったが吉日や。

最高速度で親父のところに突撃したるわ!!

 

 

「というわけで親父、俺に稽古つけてや!」

「……唐突だな。」

親父は手元の徳利を揺らしながら、心底面倒くさそうに片眉を上げた。

「いやぁ、実はかくかくしかじか、っちゅーことがあってな?」

「『かくかくしかじか』で納得する当主がいるか。ちゃんと説明しろ」

「えぇ? 分からへんの? おかしいなぁ……。

じゃあ、これならどや? 『やうよつひがけすたのじやおいたちたにわがちっあ』! これで伝わったやろ?」

「……。……分からん。表へ出ろ、一発殴る。」

「あ、左様で。」

茶化すのはこれくらいにして、俺は「将来の禪院家を背負って立つために、今のうちから親父に稽古をつけてもらいたい」等の、自分でも驚くほど殊勝な(都合のええ)理由を並べ立てた。

すると、親父はぐいっと杯を空け、重い腰を上げた。

「……仕方ない。そこまで言うなら、手伝ってやる。」

「よっしゃ! 言ってみるもんやな!」

こうして俺は、直毘人のおもーい腰を上げさせることに成功した。

 

……まあ、これから始まるのが「死ぬ気で来い」じゃ済まされない地獄のスパルタ教育やとは、この時の俺はまだ知る由もなかったんやけどな。




最悪死刑かどうかはうちの主人公クンが考えた事なんでね。
間違ってるかもしれません。

ちなみに、別に黙りこくってても直哉クンは死にませんでした。

あくまで、直哉クンの感想って事ですね。

この先の展開どうしよう?

  • まだまだ子供のパートを続けましょう
  • 懐玉・玉折編まで早めに行こう
  • 呪術廻戦0のとこまで早めに行こう。
  • 呪術廻戦の第一話に早めに行こう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。