鋼鉄艦船のヒーローアカデミア   作:朱鶴

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入学編
第一話初めての勉学


あれから数日が過ぎ、私の生活は劇的に変化しました。

 

白い無機質な病院の天井ではなく、今は温かみのあるマンションの一室で目を覚まします。八木俊典さんの姪――それが、外の世界での私の新しい定義

 

(っとこの思考は駄目でしたね…………)

 

 

八木さんは、体が弱くていつも咳き込んでいるけれど、とても優しい人です。私が朝、艤装の重みがない背中に違和感を覚えて立ち尽くしていると、決まって「おはよう、朱奈」と、私を名前で呼んでくれます。

 

(私が、八木さんの家族…………ですが八木さんには本当の家族は…)

 

まだ、その言葉を飲み込むには時間がかかりそうでした。そして、今日。私はついに「雄英高校」の制服に袖を通しました。

 

---

 

「いいかい朱奈。無理はしなくていい。何かあったら、すぐに先生を頼るんだよ………というかなんでこんなに胸元がきつくなっているんだ?

 

校門の前で、八木さんは心配そうに私の肩に手を乗せています。私は、慣れないスカートの裾をと少しきつい胸元を少し気にしながら、小さく頷きます、後最後はなんと言っていたのでしょうか?

 

「……はい。行ってきます、おじ様」

 

「おじ様」と呼ぶたびに、胸の奥が少しくすぐったい。彼は少し照れくさそうに笑って、私を送り出してくれました。

 

そして電車やバスを乗り継ぎ

 

「雄英高校…………私の」

と桜並木の間を門を見ながら歩いていると

 

「っぁすみませ!?」

 

「いえこちらこそ………大丈夫ですか?」

 

青い髪の私より年上だと思われる生徒さんが私とぶつかってしまいました

お互い幸いに転ぶことはありませんでしたが

その男性は私の顔をみると顔を真っ赤にしました

 

「は、はひ!?大丈夫です!」

 

と逃げるように去っていきました

 

「…………私の顔変でしょうか」

 

と一波乱?が終わり教室に向かう廊下。心拍数がいつもより10%ほど高い。

角を曲がったところで、二人の生徒がこちらに向かって歩いてくるのが見えました。

 

「あ、おはよう! 君も1年A組?」

 

声をかけてきたのは、ふんわりとした茶髪の女の子でした。隣には、緑色の縮れ毛をした、少し気弱そうな少年が立っています。

 

「……おはようございます。はい、1年A組です。個体識別――あ、いえ、私は……八木朱奈、です」

 

咄嗟に「07」と言いそうになり、慌てて新しい名前を口にしました。

 

「八木さんだね! 私は麗日お茶子。こっちは緑谷出久くん!」

 

「よ、よろしくお願いします、八木さん! 綺麗な名前だね……それにかっこいい髪色!」

 

緑谷くんと呼ばれた少年は、私の朱色の差し色を見て、純粋に目を輝かせました。

 

「名前……綺麗……?」

 

私は思わず、左手首のリストバンドを右袖で隠しました。この下には、私の個性を止める「枷」がある。1500人以上の命を奪った「兵器」としての私が隠れている。

 

「……ありがとう。緑谷くん、麗日さん。……行きましょう」

 

私は、自分を偽っているような罪悪感を覚えながらも、二人の後に続いて「1年A組」と書かれた巨大な扉を開けました。

 

---

 

「静かにしろ。席に着け」

 

教壇に寝袋のまま横たわっていた男性――相澤先生が、気だるげに立ち上がりました。教室中が静まり返る中、先生の鋭い視線が私に向けられます。

 

「……今日から編入する、八木朱奈だ。事情があって遅れた。以上だ。八木、空いてる席に座れ」

 

「はい」

 

私は俯き加減に、一番後ろの席へと歩き出しました。

その時。

 

(……?)

 

私が一番後ろの席に向かう途中、髪色が左右違う少年が私を見ます……何故か彼から目を離せません…………何故。

 

「……どうした」

 

「いえ…………何でも無いです」

 

私が席に座ると授業が始まりました

 

授業それは今まで私が受けた

 

戦場のとは違いもう少しなんていうんでしょう

 

柔らかく分かりやすく物でした

 

私は前の勉強方法とは違いノートなペンで書く方法で少し焦り

消しゴムを落とした私、それに気づいたのは前の席のポニーテールの生徒さんでした、彼女はニコッと笑って拾ってくれました。

 

「どうぞ♪」

 

「……ありがとう」

 

私は震える手でそれを受け取りました。

ここは戦場ではない。私は兵器ではない。八木さんがくれた、新しい航路。

 

教室の片隅で、私は自分に言い聞かせました。

 

 

 

でも、私の知らないところで。

 

(……ふむ、上手く馴染めているようだね)

 

職員室のモニターで、マッスルフォームに戻ったオールマイト――八木俊典が、安堵と、そして「平和の象徴」としての厳しい目を混ぜ合わせながら、私たちの様子を見つめていました。

 

彼はまだ、朱奈には伝えていません。

彼自身が、彼女を捕らえた張本人である「オールマイト」本人であるということを。

 

 




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