破滅フラグしかないボンボンに転生してしまった件 〜グフに踏み潰される運命なんて、全力で回避してやる!〜《完結》   作:kiakia

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 今回はとあるゲームをモチーフにしたお話となっており、アンケートも行っています。是非ご参加下さいませ。


EX6 大西洋連邦総選挙対策

 

 

 

 

 

 イベント:大西洋連邦大統領選挙 ――失墜した大国の混迷――

 

 大西洋連邦大統領選挙

 

  かつて地球連合の事実上の盟主としての国際社会の主役を張っていた大西洋連邦は、今や未曾有の屈辱と混迷の中にあった。ロゴス崩壊に伴う経済破綻、先のオーブ侵攻戦での無惨な敗北、そして何より「ドッズショック」のせいで自慢のMA部隊の大半が使い物にならなくなるという致命傷を負い、更に度重なるブルーコスモス残党によるテロの主犯の多くが大西洋連邦系の軍人である事から、その軍事威信は完全に失墜していた。

 

 度重なる国際的バッシングにより主役の座を追われた現状に、国内では国粋主義や国家社会主義、ブルーコスモスへの懐古といった過激な思想が頭をもたげ、爆発寸前の不満が溜まっている。

 

 この大西洋の動向に対し、周辺大国である「東アジア共和国」や「ユーラシア連邦」は、プラント以上に強い警戒の目を光らせていた。両国はプラントへ警戒しつつも、オーブを介した間接貿易で潤っており、コンパスにも好意的なため、大西洋の暴走を何より恐れているのだ。

 

 現職フォスター大統領の融和路線の是非、孤立を望む民意、オーブへの復讐を誓う軍部、そして過去の覇権主義を猛省してオーブと深く結びつこうとする新勢力。大西洋連邦が選ぶ未来は、世界に何をもたらすのであろうか?

 

 

(決定のもたらす影響については、ボタンにカーソルを重ねると表示される説明をご覧ください)

 

 

【選択肢1】現状維持こそが国難を打開する!

 

 現職フォスター大統領による政権維持。コンパスへの協調を続けるが、失墜した経済や部隊の再建には限界もあって国内の鬱屈した不満は解決しない。とはいえ現状維持は最もベターな選択肢であり、東アジアやユーラシアからは安堵されるだろう。

 

 国家元首:フォスター大統領

政府首班:国際協調派の政治家

政策方針が1ポイント「ハト派」に傾く。

国民不満度に +4.00% の変化。

「オーブ連合首長国」「世界平和監視機構コンパス」との外交関係が +20 変化。

「東アジア共和国」「ユーラシア連邦」との外交関係が +10 変化

 

【選択肢2】モンロー主義の復活だ!

 覇権争いから完全に降りる孤立主義路線。コンパスへの拠出を事実上停止し、MAの再建も放棄。すべての予算を地球本土の経済復興に回す。歴史的に北米は定期的に引き篭ろうとする気質があるのである意味ではいつもの事であり、東アジアやユーラシアの警戒感は劇的に下がるだろう。

 

国家元首:孤立主義派の大統領

政府首班:内政重視の文官

政策方針が3ポイント「孤立主義」に傾く。

政策方針が1ポイント「自由経済」に傾く。

工業力(全域):+5%

国民不満度に -3.00% の変化。

「コンパス」「プラント」「オーブ」との外交関係が -80 変化。

全ての経済、軍事協定が破棄される。

 

【選択肢3】大西洋の栄光を今一度!

 オーブ侵攻で返り討ちに遭った軍部の恨みと、国民の鬱屈したナショナリズムが結託した強硬派政権。ドッズショックの爪痕を力技で埋めるべく軍備を再編成し、オーブへの報復と覇権奪還へ向けて突き進む。

 

国家元首:国粋主義派の大統領

政府首班:軍部復讐派の将軍

政策方針が2ポイント「独裁主義」に傾く。

政策方針が3ポイント「タカ派」に傾く。

「オーブ連合首長国」との外交関係が -150 変化。

「コンパス」との外交関係が -100 変化。

イベント「再軍備!」が発動する。

イベント「大国による経済制裁」が発動する。

イベント「コンパスからの離脱」が発動する。

 

【選択肢4】青き清浄なる世界の為に!

 敗戦の閉塞感から、かつてのブルーコスモス思想へ先祖返りした最悪の右派ファシスト政権。国粋主義と排外主義を極限まで煽って国内を恐怖統制し、彼らは国家社会主義的な軍事経済へと移行するだろう。

家元首:ブルーコスモス懐古派大統領

政府首班:急進的ナショナリスト

政策方針が4ポイント「独裁主義」に傾く。

政策方針が3ポイント「閉鎖社会」に傾く。

国民不満度に -5.00% の変化

イベント「コーディネイターへの弾圧」が発動する。

イベント「大国による経済制裁」が発動する。

イベント「コンパスからの離脱」が発動する。

 

 

【選択肢5】オーブを見習うべきだ!

 これまでの過激かつ傲慢な自国の行動を徹底的に反省し、プライドを捨ててオーブとより深く結びつこうとする勢力が政権を奪取する現状打破路線。軍部強硬派からは激しく反発され、最悪クーデターの可能性もあれどロゴス崩壊の余波を最低限に抑えたオーブの手腕は知識人層からも注目を浴びている。

 

国家元首:親オーブ派の大統領

政府首班:反省派の改革派政治家

政策方針が3ポイント「ハト派」に傾く。

政策方針が2ポイント 「介入主義」に傾く。

国民不満度に +10.00% の変化,

「オーブ連合首長国」との外交関係が +150 変化,

「東アジア共和国」「ユーラシア連邦」との外交関係が +60 変化,

イベント「第一次使者団派遣」が発動する、

イベント「反対運動の過激化」が発動する。

イベント「新型 MS開発」が発動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだこれは!?」

 

 

 カガリの絶叫が、静かな執務室に木霊した。彼女は差し出されたタブレット端末の画面を凝視したまま、まるで未知の超兵器の設計図でも見せられたかのように目を見開いている。

 

 

 

「いやー、そろそろ選挙も迫る大西洋連邦の現状を、俺の好きなゲーム画面風にわかりやすくまとめてみたんだけど、どうかな?我ながら上手くできてるだろ?」

 

 

「……ユウナ。お前な……」

 

 

 

 タブレットを片手に、ユウナはどこまでも軽い調子で首を傾げてみせ、カガリは一瞬、怒る気力すら吸い取られたようにがっくりと肩を落とし、そのまま両手で痛むこめかみを押さえて頭を抱え込んでしまった。

 

 

 

 デスクの山積みの書類との戦いでただでさえ魂が抜けかけていた彼女にとって、このあまりにも不謹慎で、しかし妙に作り込まれたゲーム風の報告書は、脳へのダメージが大きすぎたらしい。

 

 

 そんな代表首長の後ろでは、補佐として同席していたトーヤ・マシマは一言も発さずに冷ややかなジト目をユウナへと向けていた。その視線は『やっぱこの人アホなのか?カガリ姉様は見習えとか言ってるけどアホなんじゃないのか?』とでも言いたげな、深い呆れに満ちている。

 

 

 

「ふざけてるのかお前は……!相手は大西洋連邦だぞ!?オーブの国防も、この結果一つで地獄の釜が開くかもしれないっていうのに!」

 

 

「ふざけてないとこんなん、やってられねぇよ!?バーカ!」

 

 

 

 ユウナは勢い任せに手元のタブレットを床へ叩きつけようと振り上げた――が、振り抜く寸前で脳裏にその端末の購入価格がよぎり、動きをピタリと止めた。

 

 

 

(あ、これモルゲンレーテの特注品でめちゃくちゃ高いやつだわ……)

 

 

 

 ハッとした彼は、何事もなかったかのようにタブレットを机の上へそっと優しく置く。その生々しいセコさにトーヤのジト目がさらに深まったが、ユウナは構わず、両手を顔面に貼り付けたまま、がばりと天を仰いだ。

 

 

「あー、クソっ! なんでこうなったのかなぁ、おい!!クソ!アホ!バカ!頭アスラぐべっ!」

 

 

 流石に頭アスランはカガリもキレたらしく適当な本を投げつけてきてユウナの顔にクリーンヒットする。最早トーヤの目は絶対零度に近くなってるが、ある意味では現状の大西洋連邦は頭アスラン。つまり右往左往とひたすら迷って彷徨う状況である事には変わりない。

 

 

 ファウンデーション王国とのあの壮絶な死闘をようやく潜り抜け、世界の情勢も少しは落ち着くかと思いきや、これである。一難去ってまた一難、休む暇もありゃしない。

 

 

 実は、ユウナの脳内には今、大西洋連邦の現体制や軍部に対する、口にするのも憚られるような罵詈雑言のパレードが吹き荒れていた。もしここにトーヤという未成年がいなければ、「あの利権塗れの脳死ポピュリズム国家が」だの「ブルーコスモスの残党どもは一回遺伝子レベルで叩き直されてこい」などのセリフが可愛く見える程度にはヘイトに塗れた罵倒をいくつもぶちまけていたところだ。

 

 

 だが、そこは曲がりなりにも大人の配慮と気遣いができる男(ミーア談)ユウナである。未成年の教育に悪影響を及ぼす過激なワードは脳内フィルターで即座に検閲され、結果として口から出たのが先ほどの小学生レベルの「バーカ!」であった。

 

 

「……はぁ。いいかカガリ、真面目な話をすると、選択肢1の『現状維持』と、選択肢2の『モンロー主義』はまだいいんだよ。実害が少ないか、あいつらが勝手に引きこもるだけだからな」

 

 

 顔から手を離したユウナは、一転して仕事モードのコンパス副総裁の目に戻り、机の上のタブレットを指先でツンツンと叩いた。

 

 

「モンロー主義に関しては、トーヤ君も知っているか?」

 

 

 唐突に話を振られたトーヤは、「えっ」と小さく声を漏らした。さっきまで小学生並みの罵声を吐き散らそうとしていた男が、一瞬でコンパス副総裁の顔に戻ったその凄まじい豹変ぶりに戸惑いつつも、トーヤはすぐに背筋を伸ばして記憶の引き出しを開けた。

 

 

 

「えっと……大西洋連邦の旧世紀の母体となった国家が取っていた、伝統的な外交方針ですよね。他国の紛争には原則として介入しない代わりに、自国の勢力圏への外部からの干渉も一切許さないという、徹底した孤立主義・不干渉政策のことです。……今の情勢に当てはめるなら、プラントや他の地域、例えばユーラシアなどの揉め事には一切首を突っ込まず、地球の本土防衛と身内の立て直しだけに専念する、ということでしょうか」

 

 

「うん、上出来。満点だ」

 

 

 ユウナはパチンと指を鳴らし、満足げに頷く。

 

 

「つまりだカガリ。もっと分かりやすく言ってしまえば、あの大国が国家規模で『引きこもり』を決め込むってことだよ。自宅の門を固く閉ざして、部屋の隅で自分の傷口を舐めながら『俺に構うな、俺もお前らに構わん』と引きこもる。ドッズショックで今も軍がガタガタな今、あいつらが勝手に内政に没頭してくれるってのは、周囲の国からすれば実害ゼロの最高に安全な選択肢だ」

 

 

 旧世紀の歴史において、この方針が取られた時代の大西洋連邦の母体――アメリカ合衆国は、欧州の大国同士が血で血を洗う泥沼の戦争を繰り広げているのを尻目に、「海の向こうの喧嘩など知ったことか」とシャッターを下ろし、自国の大陸内だけで爆発的な工業発展を遂げた実績がある。

 

 

 例えるなら、隣の家がどれだけ激しい大火事で燃えていようとも、まずは我が家の痛んだ屋根の修理と銀行口座の残高回復を最優先にするという、徹底した利己主義路線だ。世界の盟主たる覇権の座を一時的に放棄することにはなるが、内憂を抱えた国家にとってはこれ以上ない特効薬となる。

 

 

 現在のC.E.に当てはめるなら、コンパスへの少なくはない拠出金や、維持するだけで財政を圧迫する軍備のコストをバッサリとカットし、ロゴス崩壊で瀕死の国内経済や、失業に喘ぐ国民の救済へ国家予算を全振りすることを意味していた。周囲の国からすれば不気味な沈黙ではあるが、少なくとも大西洋連邦という猛獣が自ら檻に鍵をかけて大人しくなるのだから、これほど安全なことはない。

 

 

 だからこそ、ユウナはこの二つの選択肢を「実害がない」と評したのだ。引きこもりと融和路線の現状維持であるのなら無害。波風さえなければ無視していいと。

 

 

 

「あの、副総裁。その残りの二つ……選択肢3の『国粋主義・復讐派』と、選択肢4の『ブルーコスモスへの懐古』についてですが」

 

 

 

 それまで静かに聞いていたトーヤが、怪訝そうに眉をひそめて口を開いた。

 

 

 

「これらはどちらも、オーブを激しく敵視して、再び世界を戦争に引きずり込もうとする暴挙ですよね? 僕から見れば、どちらが選ばれても最悪の結果にしかならない、似たようなものに思えるのですが……」

 

 

 次世代のオーブを担う若者らしい、真っ当な疑問だった。オーブに銃口を向けてくるという一点において、この二つに大差はない。そう考えるのが普通だ。

 

 

 だが、ユウナはタブレットの画面をスクロールさせながら、「まぁ、こっちに牙を剥いてくるっていう『結論』だけ見れば、どっちも等しく最悪のクソだよ。そこはトーヤ君の言う通りだ」と、まずは肯定する。

 

 

 

「だけどな、その中身の腐り方というか、根底にある狂気の種類が結構違うんだ。一見同じような泥水に見えても、成分が全く別物なんだよねぇ…」

 

 

 ユウナは人差し指を立てて、まずは選択肢3の『大西洋の栄光を今一度!』を指し示した。

 

 

「まず3の軍部復讐派。こいつらの原動力は、純粋な利権の喪失への怒りと、面子を取り戻す!ってプライドだ。かつて世界の主役だった大西洋の軍隊が、俺を捕縛しようとした侵攻戦でオーブにコテンパンにされ、さらにドッズショックで主力予定だった自慢のMAをスクラップにされた。軍の上層部からすれば、予算は削られるわ、国内外からバカにされるわで、プライドはズタズタなわけ。だから『オーブを殴り倒して、奪われた大国の座と利権を取り戻す!』っていう、バカ同然の前時代的でマッチョなナショナリズムがこれだ」

 

 

 

「それは……身勝手な逆恨みですね」

 

 

 

 トーヤが不快そうに呟くと、ユウナは苦笑交じりに頷いた。そこまで口にしつつも、ユウナは手元のタブレットに視線を落とす。

 

 

 さすがに、まだ清廉な若者であるトーヤの前で直接口にすることはしなかったが、大西洋連邦の軍部がここまでオーブに対して凄まじい逆恨みを滾らせているのには、単なるプライドの崩壊だけではない、経済的実害という裏事情があったのだ。

 

 

 ぶっちゃけるとオーブにたっぷりと金を毟り取られていたのである。

 

 

 

 前大戦の終結後、ロゴス崩壊の余波で大混乱に陥っていた大西洋連邦から、オーブ政府は戦後賠償や技術ライセンスの強制譲渡という名目で、ありとあらゆる富を容赦なく毟り取っていたのだ。プラントからは最新鋭 MSであるデスティニーやレジェンドの現物などの、接収により比較的穏便なものとなっていたが、大西洋連邦が相手では別である。

 

 

 現在のオーブ国防軍が、最新鋭の「ムラサメ改」を驚異的なペースで配備し、コンパス内でもガイアティターンズやセイバー改のような特殊な機体までを何食わぬ顔で運用できているのは、決してオーブ国民の血税だけで賄われたものではない。大西洋連邦から合法的に巻き上げた、天文学的な額の「臨時収入(戦後補償金)」がその舞台裏を潤沢に支えていた。

 

 

 このえげつないまでの財政的・技術的搾取のスキームに、当時第三者委員会による査察を受けていたユウナ自身はそれほど深く口出しをしていない。なぜなら、そうせざるを得ないほど、当時のオーブ国内における対大西洋の世論は文字通り限界を迎えていたからだ。

 

 

 かつて大西洋連邦に武力侵攻され、不当な統治を余儀なくされた暗黒の時代。オーブの美しい国土では、大西洋軍の兵士たちによる婦女暴行や凄惨な略奪が吹き荒れ、多くの無辜の民が踏みにじられた。

 

 

 自国民を無残に傷つけられたことへの憎悪と敵意は、戦後になってもなお、オーブ全土に恐ろしいほど黒々と渦巻いていたのだ。国民の「あいつらを徹底的に干上がらせろ」という怒りの声は、並大抵のものではなかった。

 

 

 もし、あの終戦直後の混沌とした時期に、カガリや国家の上層部が必死になって政治的バランスを取り、感情に任せた過酷すぎる要求にブレーキをかけていなければ、それは間違いなく旧世紀の地球の歴史の再来――敗戦国を極限まで経済的に追い詰め、結果としてさらなる狂気的なファシズムと次なる大戦を爆誕させる引き金となった、あの『ベルサイユ条約』の二の舞を踏んでいただろう。

 

 

 オーブからすれば正当な権利の行使であり、収奪された独立前の莫大な資金と被害にあった国民への慰謝料のみに絞っている。彼らからすればあれでもギリギリまで手綱を引き締めてやった結果なのだが、毟り取られた大西洋連邦の軍部からすれば「俺たちから全てを奪っていった略奪者オーブ」という認識になる。

 

 

 実際の所ユウナが後で知った事だが、もしも大西洋連邦がオーブの賠償請求にNOと答えていれば、婦女暴行などを含めた戦時統治中の連合軍人の犯罪リストや理不尽な賠償請求の証拠をネットの海に公開し、ただでさえ国際的な立場を失っていた大西洋連邦を破滅させようと目論んでいたそうな。

 

 流石のユウナも言葉を失い、フォスター大統領が何故コンパスにパイロットや人材を派遣しなかったのか?という事実に納得したのだ。

 

 

 

 絶対に面倒な諍いを産むだけであると。

 

 

 

 そんな大西洋連邦の煮え繰り返るような被害妄想と不満。そして、オーブに奪われた利権奪還や復讐といった野心が結託したのが、まさに選択肢3の正体であった。

 

 

「……で、最悪なのが問題の4番だ」

 

 

 ユウナは、タブレットの画面に表示された『青き清浄なる世界の為に!』というスローガンを忌々しげに指で弾いた。

 

 

「3の軍部復讐派が、賠償金やらメンツやらでオーブという国家そのものを標的にしているのに対して、この4番が向いている矛先は全く別物だ。あいつらの原動力はプラント、いや――コーディネイターという存在に対する、底なしの不満と憎悪なんだよ」

 

 

 ユウナの言葉に、トーヤが息を呑むのがわかった。ロゴスという巨大な支援者を失い、ロード・ジブリールの死によってブルーコスモスという組織は事実上壊滅。更にテログループの首領であるミケール大佐の死により完全に瓦解したはずだった。

 

 

 だが、組織が消えたからといって、大西洋連邦の一般市民の腹の底に澱のように溜まった「反コーディネイター感情」までが消え失せたわけではない。むしろ、大国の座から転落し、日々の生活すら困窮を極める現在の閉塞感の中で、その不満はより危険な形へと変質していた。

 

 

 

 かつてのような「ロゴスに踊らされた排外主義」ではない。今、国内で急速に支持を広げつつあるのは、自分たちの惨めな現状を肯定するための、狂気的な全体主義への傾倒だったのだ。

 

 

「いいか、人間ってのはな、自分が惨めになればなるほど『誰かのせいにしたい』っていう誘惑に抗えなくなる生き物なんだ。何で俺たちはこんなに貧しいんだ? 何であの大国だった大西洋連邦がこんなにバカにされてるんだ? ――そうだ、全部あの遺伝子を弄くった宇宙の化け物どものせいだ。あいつらが戦争を起こし、あいつらがロゴスを壊して、俺たちの平和を奪ったんだってな」

 

 

「そんな……そんな勝手な…」

 

 

「馬鹿だろ?大馬鹿だろ?だが人は過ちを繰り返すものなんだよ」

 

 

 ユウナは自嘲気味に冷たく笑い、天を仰いだ。完全に第二次世界大戦のドイツ第三帝国と同じ流れである。まさかアメリカ合衆国の末裔である大西洋連邦で全体主義が再び吹き荒れ、歴史が繰り返そうとしているなんて余りにも皮肉すぎると。

 

 

 人は過ちを繰り返す。ハインラインとの会話にてそう口にしたユウナにとっては、まさに恐れていた不安が具現化しつつあるように感じてしまう。

 

 

「そうやって共通の敵を作り上げて、国民のヘイトを一箇所に集める。歴史的に証明されてるがこれほど手軽で、これほど強力な国論統一のやり方はないわな。3番の軍部復讐派はまだ『自分たちの利益』のために動いてるから、こっちが圧倒的な武力を見せるか、割に合わないと理解させればギリギリでブレーキは踏める。だが、4番のような全体主義に染まった狂信者どもには、そんなコスト計算は一切通用しない」

 

 

 彼らが掲げるのは、失われた「青き清浄なる世界」への歪んだ回帰論だ。もし、この勢力が大西洋連邦の舵を握れば、彼らは国内の爆発寸前の経済的不満や暴動を誤魔化すために、再びコーディネイターへの聖戦を叫び、プラントへ向けて躊躇なく核の引き金を引くだろう。たとえそれが、国家の確実な破滅を意味していたとしても、だ。

 

 

「なにより面倒くせぇのはな、仮にこいつらを『反オーブ派』と『反コーディネイター派』と呼ぶとして、この二つの勢力はイデオロギーの根っこが割と似通ってるって点だ。だから、お互いにちょっとずつ妥協点を模索し合えば、簡単に手を組んで連立を持ちかけることができちまう」

 

 

 ユウナは、溜め息混じりにタブレットの画面をトントンと指で叩いた。

 

 

「現職のフォスター政権は、言ってみれば前政権がやらかした最悪のクソの山を、必死に片付け続けてるだけの政権だ。やってることは間違いなく堅実で正しい。だが、国民からすれば『ただ我慢を強いるだけの地味な政権』にしか見えんから、不満は少なからず溜まってる。そこにだ、あいつらみたいに『大国の栄光をもう一度!』だの『不浄なる遺伝子を駆逐せよ!』だの、聞こえのいい威勢のいいことを叫ぶ連中が手を組んで選挙戦に殴り込んできたらどうなる……?」

 

 

 ユウナの投げかけた問いに、カガリもトーヤも言葉を返せなかった。重苦しい沈黙が、執務室の空気をじわじわと圧迫していく。

 

 

 実際のところ、フォスター大統領という政治家は、決して完璧な超人でもなければ、非の打ち所がない聖人君子というわけでもない。だが、ユウナもカガリも、大西洋連邦のトップとしての彼女を間違いなく支持し、少なからず評価していたのだ。

 

 

 ロゴスが崩壊して経済が破綻し、身内の軍人たちが不祥事を連発するあの絶望的な状況下で、誰が好き好んで国際融和路線なんていう国内でウケの悪い姿勢を掲げて政権運営ができるというのか?

 

 

 今ここで、国際協調路線をしていなければモンロー主義も何もなく国際関係は破綻していた。だからこそ国内の建て直しよりも、外交を重視せざる得なかった彼女はある意味では大西洋連邦の良心を体現していたと言えるだろう。

 

 

 だが、そんなフォスター大統領の必死の舵取りを嘲笑うかのように、現実という外圧はあまりにも容赦がなかった。

 

 

 大西洋連邦の兵器体系そのものに致命的な機能不全を植え付け、主戦力だったMAをただの鉄屑に変えた「ドッズショック」という一撃。さらには、現役の国内の兵士たちが次々と退役、あるいは脱走してブルーコスモスのテロリストに合流するという、軍内部から崩壊していくような失態。これらは一国の大統領個人の政治手腕だけでどうにかできるレベルを超えている。

 

 

(クソっ……)

 

 

 

 勿論、ユウナは内心頭を抱えていた。ドッズショックを引き起こしたのはオーブであり、ある意味それを主導したのはユウナである。まさかそれが他国の政権運営にも影響を与える羽目になるとは予想がつくはずも無く、嵐の前の静けさを予見しつつもそれに対処する手段が限られているという現状を受け入れるしかないのだ。

 

 

「……出来るものなら、僕たちの手で阻止したいのですが……」

 

 

 もどかしそうに拳を握りしめ、トーヤがぽつりと呟いた。若さゆえの、そしてオーブの未来を案じるがゆえの、純粋な介入への誘惑。

 

 

 だが、その言葉をカガリが鋭い声で即座に遮った。

 

 

 

「馬鹿言え! 他国の選挙を裏から妨害したなんてことが、万が一にでも露見してみろ! それこそ国際信用は一発で地に落ちるどころか、新たな戦争の引き金になりかねんぞ!」

 

 

(――その通り。何より、他国の選挙妨害なんぞオーブの理念的にも国是としても、100%NGだからなぁ……)

 

 

 激昂するカガリの傍らで、ユウナは内心フッと自嘲気味に息を漏らした。同時に彼の脳裏をよぎったのは、すでに暖炉の炎で灰にして焼き捨てた、かつてのセイラン家の極秘ファイルの中身だ。

 

 

 本来の歴史、あるいは自分がこの世界を引っかき回す前の「原作」において、かつてのウナトやユウナ自身がオーブのトップに君臨できた理由。それは大西洋連邦、ひいては彼らを裏から操っていたロゴスからの莫大な資金援助や、政権奪取後の甘い口約束があったからに他ならない。

 

 かつてのセイランは他国の外圧を大いに利用して躍り出たのだ。サハクが実質的に脱落し、大西洋連邦に蹂躙されたオーブが国際社会に復帰する前の混乱の最中、何故多くの下級氏族の一つに過ぎないセイラン家が成り上がったのか?というアンサーの一つだ。

 

 

 

 

 そんな闇の繋がりを自らの手で完全に断ち切り、同盟に参加せず。デュランダルがロゴスを叩き潰した結果が、巡り巡って今、大西洋連邦の制御不能な大混乱としてブーメランのように自分へ返ってきているのだから、因果応報とはよく言ったものである。

 

 

 民主主義という名のもとに、選挙はどこまでも公正に行われなければならない。

 

 

 例えその先にどれほど愚かで最悪な結果が予想されていようとも、他国がそこに外圧をかけたり、裏工作で民意を捻じ曲げたりすれば、それは絶対に後々まで消えない呪いとなり、新たな揉め事を産むだけの最悪の火種になる。

 

 なにより、腐っても地球最大規模の超大国である大西洋連邦だ。ドッズショックで軍がガタガタになっているとはいえ、一介の小国、島国に過ぎないオーブが裏から手を回してどうこうできるほど、相手の懐は浅くない。やれることには、最初から物理的にも政治的にも限界があるのだ。

 

 

 どれほど先行きが不安でも、どれほどもどかしく、歯痒く感じたとしても、有権者が下した狂気の選択すら受け入れなければならない。それこそが、人類が選び取った「民主主義」というシステムの最大の弱点であり、同時に超えてはならない絶対のルールなのだから。

 

「ただまぁ」

 

 

 ユウナは少しだけ肩の力を抜き、やれやれと首を振った。

 

「少しずつ毒は広がっていくかもしれないが、今のところあの極端な連中が主流派ってわけじゃないのが、せめてもの救いだ。最悪、国が真っ二つに割れて内戦が起こる可能性もゼロじゃないが……案外フォスター大統領が意地を見せて頑張るかもしれないし、『はーい、今日から引き篭もりまーす!』ってモンロー主義病にかかって大人しくなる可能性も少なくはない。だから、今はそこまで焦らなくてもいいさ。――『今は』、な」

 

 

 そこで話を一旦終えるように、ユウナは長いため息を吐き出し、それからカガリへと視線を戻した。

 

「というわけで、カガリ。オーブとしての基本方針だが、ラストの『親オーブ派』へのロビー活動……もとい、支援ってことでいいな?」

 

「えっ……!?」

 

 

 その言葉に、すかさずトーヤが驚いたように声を上げた。他国の選挙妨害は絶対NGだと、カガリからキツく言われた直後の提案だったからだ。

 

 

「し、支援はいいんですか……!? さっき、他国の選挙への介入は絶対にダメだと……」

 

 困惑する未来の代表首長に対し、ユウナはフッと不敵な笑みを浮かべ、いかにも食えない政治家らしい「詭弁」を滑らかに並べ立てた。カスである。

 

 

「おいおい、トーヤ君。外圧で他国の民意をねじ曲げる『妨害』と、あちらから差し伸べてきた手に対して良かれと思って行う『支援』は、政治の世界じゃ全くの別物なんだよ。向こうがオーブと仲良くしたいって言ってるんだから、その背中をちょっとだけ、合法的な資金やルートで押してあげるのは何も問題はない。なぁそうだろ?カガリ?」

 

 

「……お父様が聞けば、どんな顔したんだろうな、お前のそのセリフ」

 

 

「案外喜んだんじゃないの?」

 

 

 話を振られたカガリは、書類の山からゆっくりと顔を上げた。その瞳からは完全に光が消え失せ、若干目が死んでいる。かつての「オーブの理念」を掲げて戦い抜いた偉大なオーブの獅子。ウズミ・ナラ・アスハが生きていれば、この目の前の汚ねぇドラえもんをどう評しただろうか?

 

 

 だが、ユウナはあっけらかんとして、肩をすくめてみせた。

 

 

「あのオーブの獅子だぞ? サハクが地球連合と勝手に組んでG兵器を共同開発してたのには表向きキレつつも、裏じゃちゃっかりその技術を盗んで自国製のアストレイの開発をガッツリ続けていた人だ。理想だけじゃ国が守れないことくらい百も承知で、必要とあらば清濁併せ呑んでたリアリストさ。……まぁ、仮に今あの人が墓の下から蘇ったら、真っ先に筋骨隆々の全盛期の肉体になって、俺の顔面に強烈なラリアットをブチかましながら岩盤に叩きつけるくらいの事はしてきそうだけどね」

 

 

 腕をブンブンとラリアットの形にしながら、物騒なジェスチャーを交えながら首をすくめるユウナに、トーヤはゴクリと唾を呑み、カガリは「否定はできんが、想像したくないな……」と再びこめかみを押さえた。少なくともユウナは憑依前はカガリにセクハラ三昧を行い、憑依後は一時期オーブで独裁政権を運営してた男であり、そんな男を『デデーン!』しかねない程度の可能性を三人とも理解している。

 

 

 

 だが、ユウナはすぐに表情を引き締め、タブレットの画面を鋭い目で見つめる。

 

 

 

「――冗談はさておき。実際のところ、この最後の選択肢である『親オーブ派』ってのは、オーブにとって決してベストな選択肢じゃない。だが、現実に転がっているカードの中じゃ、間違いなく最高にベターな選択肢なんだよねぇ。ベストではなくベターだが」

 

 

 何せ、他の比較対象が「イカれた差別主義者の集団」と「逆恨みしか脳にないカスの軍人グループ」なのだ。そんな破滅の特急券に比べれば、こちらの機嫌を窺ってくる勢力が大西洋の舵を握ってくれる方が、何万倍もコントロールしやすい。

 

 

「もちろん、こっちに縋ってくるあいつらに対して、あまり大盤振る舞いしすぎてオーブの技術を貪られるリスクはあるさ。放っておけば、失われた国力を回復した後に手のひらを返してくるかもしれない。……だけどな、それだって付き合い方次第だ。今のユーラシア連邦や東アジア共和国がオーブを介して上手くやってるみたいに、こちらが常に外交と経済の主導権を握り、手綱を絶対に離さずに付き合えれば、最終的にはオーブの莫大な利益にだって化けるんだよ」

 

 

 史実と比べ。オーブはユーラシア連邦と東アジア共和国との関係の改善を積極的に行なっているのは周知の事実だ。その影響は反ロゴスを掲げたデュランダル達のオーブ解放戦において、二カ国はサボタージュを行なった事も含めて確実に身を結びつつある。

 

 

「現に、東アジアを見てみろよ。あっちにはうちからマリューさんとムウさんを派遣して、新型戦闘機の共同開発に勤しんでもらってる。あいつらはあのブレイク・ザ・ワールドのクソ忌々しい爪痕から徐々に復興を遂げて、今はようやく、落ちた破片の跡地の再開発なんて後始末に漕ぎ着けたところだ。ユーラシアだってそうだろ?うちのモルガが普及して、オーブを窓口にしたプラント製の優れた一般製品が国内に流入するようになってからは、あいつらも少しずつ経済的な利益を上げ始めてる」

 

 

 ユウナの言う通り、現在のオーブの外交的・経済的地位は、かつてないほど盤石である。

 

 

 東アジア共和国には、コンパスの象徴とも言えるマリューやムウという破格のネームバリューを持つ人材を融通し、軍事・航空技術の共同開発という形で恩を売りつつ、ミヤビを中心にブレイク・ザ・ワールドの被災地再開発という巨大な戦後復興利権に深く食い込んでいる。

 

 

 ユーラシア連邦に対しても、オーブブランドの技術(モルガ)の浸透と、プラント製品の間接貿易を牛耳ることで、その胃袋を完全に掴みつつあった。

 

 

「つまりな、オーブとしては東アジアとユーラシアっていう二大国をがっちり顧客としてキープしてるんだから、今更落ち目の大西洋連邦なんかと必要以上に『仲良く』してやる義理もメリットも、本来の外交方針としてはこれっぽっちも存在しなかったんだよ。あいつらが勝手に自滅していくのを、高みの見物で眺めていればそれでよかった」

 

 

 

 そこでユウナは、ふっと声音を低くする。彼は決して全てを救おうとする聖人君子でもなく、自身の破滅フラグとなり掛けた大西洋連邦がいくら苦しもうが、いくら内戦で人が死のうが関係ないと割り切れる程度には大西洋連邦という国家に対してみきりをつけており、個人としてはモンロー主義政権によって鎖国してくれと本気で思っている程度には冷淡である。

 

 

 

 

「だけど――現状は少なからず、あいつらの選挙に介入せざるを得ない。ただ、不幸中の幸いなのは、最後の選択肢である『親オーブ派』は、現職のフォスター政権と手を結んで連立を組めるだけの政治的な土壌があるってことだ」

 

 

 ユウナは机の上のタブレットを指先で操作し、画面のホログラム表示を3つの勢力図へと鮮やかに色分けしてみせた。

 

 

 

「整理すると、今回の大西洋連邦大統領選挙はこうなる。

融和を模索する、現職の【フォスター政権+親オーブ派】の連合ライン。

 世界のゲームから降りて自宅の殻に閉じこもろうとする、徹底した【モンロー主義派】。

 そして、お互いの妥協点を見つけて最悪の結託を果たした、狂信と逆恨みの【反オーブ+反プラント派】。

 ――この、完全に毛色の違う『三つ巴』の泥仕合だ。三つ巴だからダークライは今回お休みだな」

 

 

 

 赤、青、緑に分かれた勢力図の円グラフを見つめながら、カガリはごくりと息を呑み、トーヤはあまりに危ういパワーバランスの均衡に身震いする。

 

 

 

「荒れるぞ、これは……」

 

 

 ぽつりと漏らしたカガリの呟きは、ひどく重く、執務室の静寂も相まって後ろに控えるトーヤの耳にはひどく大きく響いた。

 

 

 ホログラムの円グラフが示す支持率は、今のところ現職の【フォスター政権+親オーブ派】の連合ラインが最大を維持している。だが、それはあくまで「現時点」の数字に過ぎない。選挙戦が本格化し、他2つの勢力が大衆の不安や怒りを煽るプロパガンダを本格始動させれば、この均衡など一瞬でひっくり返るだろう。世界最大級の大国が内包する歪みが、いよいよ限界を迎えて爆発しようとしているのだ。

 

 

 世界を揺るがす大統領選挙の行方にカガリとトーヤが息を呑むなか、ユウナは不敵な笑みを浮かべたままパチパチと手際よくタブレットを操作する。

 

 

 

「ま、そういうわけだからさ。この未曾有の国難を前に、我がオーブ連合首長国がどう動くべきか……最後もさっきみたいにゲーム画面風にまとめておいたよ。さあ、アスハ代表。決断の時だ」

 

 

 そうして、ユウナが差し出した画面には、大西洋連邦ではなく、今度は「オーブ」の命運を左右するイベントウインドウが、選択肢と共に浮かび上がる。その選択により下手をすれば、血が流れることを予見しつつもカガリは画面をじっと画面を見つめ続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 イベント:選挙への支援活動――迫り来る混迷の選択――

 

 大西洋連邦の大統領選挙が近づくなか、オーブ連合首長国の上層部では、同国の「親オーブ派」へ秘密裏に資金やルートを提供し、裏から支援を行うべきか否かという激しい議論が交わされていた。他国の民主主義への介入はオーブの理念に反する暴挙であり、露見した際のリスクは計り知れない。しかし、もし「反オーブ・反プラント」を掲げる最悪の強硬派が政権を奪取すれば、再びコズミック・イラは全面戦争の火の海に包まれることになる。

 

 

 理念の純潔を守って静観するか、それとも外交努力という名の首輪を大国に嵌めに行くか。オーブが選ぶべき道は……。

 

 

(決定のもたらす影響については、ボタンにカーソルを重ねると表示される説明をご覧ください)

 

 

【選択肢1】『外交努力』を行え!(親オーブ派への極秘支援)

 

・国家方針が1ポイント「介入主義」に傾く

・資金:-2,000

・国民不満度に +2.00% の変化

・政策方針が1ポイントタカ派に傾く。

・イベント『密約』が発動する。

・イベント『親オーブ派活動の活発化』が発動する

 

【選択肢2】オーブの理念に従い、公正な選挙を見守ろう

 

・国家方針が1ポイント「孤立主義」に傾く。

・国民不満度に -3.00% の変化

・政策方針が1ポイントハト派に傾く。

・「世界平和監視機構コンパス」への国際社会からの外交的信頼度が微増。

・イベント「混迷する選挙」が発動する

 

 

情報部より報告

内容

オーブ連合首長国の動向

同国政府の連絡によると

「選挙への支援活動――迫り来る混迷の選択――」

において

「『外交努力』を行え!」

を選択したとのことです。

 

 

 

 オーブ連合首長国の反応「致し方ない…」

 

 





・大西洋連邦

 史実においても宥和路線であったカナーバ議長が条約で満足する結果を引き出せずにデュランダルに跡を託して退任したC. E.,。それは大西洋連邦も例外ではなく、国際協調路線で他国と比べてブレイク・ザ・ワールドの復興やロゴスによる低迷した問題を地道に解決しつつあるフォスター政権においては失望が広がっており、過激派の台頭や「いつもの」モンロー主義への懐古が叫ばれる様に。なおドッズショックやそれにともなうMAや MSの流出は間接的にとは言えユウナも関わっており、ある意味かれが行ったことが巡りに巡って総選挙に少なくない影響を与える羽目になりました。


 さて、アンケートでは今後の大西洋連邦の選挙結果により展開が少し変わりますが。
・現政権+親オーブ派→大西洋連邦の量産機開発などにオーブが関わる可能性あり
・反オーブ+反プラント派→軍事衝突のリスクが高く、コンパスメンバーはその経歴的に表立って介入不可能。つまり、エースパイロットが存在し無い状態で大西洋連邦とオーブが再び MS戦を行う可能性あり
・モンロー主義→完全に猿空間送りになり大西洋連邦はフェードアウトする。
・その他投票率によっては内戦のリスクあり

 などと展開によって大きく大西洋連邦の運命が左右されることに。あの世界に生きる大西洋連邦国民として、冷静に平和を望むのかそれとも不満に声を上げるのかを選択して頂けると幸いです。投票期間は6月いっぱいであり、7月にその結果としてお話を投稿させて頂きますので是非参加してくださいませ。


大西洋連邦の選挙結果は?展開によって今後のお話に影響が出ますが、あくまで大西洋連邦国民の一人として投票して頂けると幸いです。

  • 【フォスター政権+親オーブ派】
  • 【モンロー主義派】
  • 【反オーブ+反プラント派】
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