破滅フラグしかないボンボンに転生してしまった件 〜グフに踏み潰される運命なんて、全力で回避してやる!〜《完結》 作:kiakia
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イベント:大西洋連邦選挙結果
選挙速報
大西洋連邦における大統領選挙および連邦議会選挙の火蓋が切られ、今後の国際情勢を大きく左右する運命の審判が下った。今回の選挙において、最大の争点となったのは国際協調路線の是非であるが、その結果は親オーブ派の政党が力強い支持を集め、過半数の議席を獲得、現与党との連立政権を樹立する形となり、これまで国家を率いてきたフォスター大統領は、選挙戦における求心力低下の責任を取る形で、辞任を表明せざるを得なかった。
この親オーブ派を中心とした新政権の発足に対し、国際社会は、ひとまず大西洋連邦が再び暴走の途へと進まないことに安堵の息を漏らしている。新政府は外交関係のさらなる強化を目指し、早くもオーブ連合首長国へ向けて公式の使者団を派遣する準備を進めている。
しかし、平穏は未だ遠い。全体の15%近くを占める不穏な「反オーブ+反プラント派」の支持者たちは、この選挙結果に到底納得できないと猛反発。主要都市において大規模な抗議活動や暴動を引き起こしており、新政権の足元は依然として予断を許さない緊迫した状況が続いている。果たして政権与党はこの危機を乗り越え新たな夜明けを迎えることが出来るのだろうか?
(決定のもたらす影響については、ボタンにカーソルを重ねると表示される説明をご覧ください)
【選択肢1】国内の安定を図ろう
政策方針が3ポイント「ハト派」に傾く。
政策方針が2ポイント 「介入主義」に傾く。
国民不満度に +10.00% の変化,
「オーブ連合首長国」との外交関係が +150 変化,
「東アジア共和国」「ユーラシア連邦」との外交関係が +60 変化,
イベント「第一次使者団派遣」が発動する、
イベント「反対運動の過激化」が発動する。
イベント「新型 MS開発」が発動する。
情報部より報告
内容
大西洋連邦の動向
同国政府の連絡によると
「大西洋連邦選挙結果」
において
「国内の安定を図ろう」
を選択したとのことです。
オーブ連合首長国の反応
「大変結構!」
「なにが『大変結構』だ……」
大西洋連邦から早速届いた公式の連絡と、選挙速報の最終結果を睨みつけながら、執務室のデスクでカガリが深いため息を吐く。
やっぱ疲れてるのも当たり前か。国際協調路線の維持という建前はあるにせよ、あちらの国内で発生している大規模な暴動や、連立政権の第二党になった責任による、フォスター大統領の辞任といい万々歳というわけにはいかない。
そんな彼女の様子を応接用のソファから眺めながら、俺は手元のタブレット端末を操作しつつ、慰めるように声をかける。今回はカガリの弟子のトーヤ君は色々用事があるらしく二人きりだ。
「いや、でもマシじゃないの?ウチの都合だけで言えば、大西洋連邦がモンロー主義を徹底して自国に引きこもってくれるのがベスト。だが、オーブやプラントへのヘイトに染まりきったカス共に政権を握られる最悪のシナリオに比べればベターと思うしかねぇよ」
俺はそう言って、タブレットの画面上に映し出されていた、前世でヤバいほどドハマりしていた国家戦略シミュレーションゲーム風のイベント画面をスワイプして閉じる。
「あー、面倒くせぇ……」
画面を切り替え、大西洋連邦の各地で発生している暴動のライブ映像や速報データをスクロールしながら、俺は思わず毒づいた。
映し出されているのは、暴徒化した群衆が民間のコーディネイターが身を寄せる区域や施設を襲撃し、現地の治安部隊と激しく衝突している凄惨な光景だ。軍や警察による力づくの鎮圧も含め、すでに双方に複数の死者が出ているという。
こりゃあ、後世の歴史教科書あたりで『血塗られた選挙』とか何とか、ろくでもない名前で呼ばれることになるだろうな……。
そもそも、国民の15%近くが明確に「反オーブ」「反コーディネイター」の思想に染まりきっているという事実が、こうしてはっきりと数値化されて突きつけられたのは、どう見ても相当にヤバい。
今回の選挙で躍進した極右政党の支持層は、前大戦のオーブ出兵などで命を落とした地球連合軍兵士の遺族や退役軍人ばかりではなく、未だに根強く社会の闇に潜んでいるブルーコスモスのシンパや残党が、ここぞとばかりに多数紛れ込んでいるのは確かだ。
現地の報道映像でも、暴動が起きた街のあちこちにスプレーで「青き清浄なる世界のために」という、あの忌々しいスローガンが落書きされているのがハッキリと映り込んでいた。
ユーラシアでは既にその言葉はファウンデーションの乱で、祖国を救った核ウィンダム乗り達の言葉であると上書きされてるが、大西洋連邦では未だにヘイトスピーチ扱いだ。
全体の85%はヘイトに染まっていない良識派だと見るべきか。それとも、テロを躊躇わないレベルのヤバい連中が15%『も』国内に潜んでいると見るべきか。どう評価したものかねぇ……。
「……で、その15%の爆弾を抱えた新政権から、早速頭の痛い案件が放り込まれてるわけだけどな」
俺がタブレットから視線を上げると、カガリは机の上に広げられた別の書類を複雑そうな表情で見つめた。
「あぁ。オーブとしては、今回の大西洋連邦との技術提携を受け入れざるを得ないだろう。向こうが求めてきているし、報酬などの条件も、既に外交ルートを通じて提示されているからな……」
「どれどれ、ちょっと見せてくれ」
俺は手元の書類へと視線を落とす。なるほど、依頼としては相当に色をつけてきているな。記載されている予算や報酬の桁も結構なものだ。
「名目は『新型MSの共同開発』ってことになってるが…以前ヘリオポリスで行われたあの『G兵器開発計画』の時とは、完全に立場が逆転してるな。共同開発とは名ばかりで、中身はほぼウチへの丸投げ……開発依頼そのもの、か」
あの頃の大西洋連邦は、自分たちが主導して開発しつつもオーブのモルゲンレーテ社と共同開発でブラッシュアップしていたと言うケースに近いが、今回は違う。完全にオーブの技術力におんぶにだっこの状態だ。
政府側もオーブに二度も武力侵攻を仕掛けるわ、過去に酷い占領統治を行った過去があるわと、自国のやらかした歴史をちゃんと理解しているのか相当譲歩している事が伺える。とはいえそうせざる得ないほど、大西洋連邦は酷い状況なのは確かなんだろう。
はっきり言って、今の大西洋連邦はMS開発において完全に周りから遅れを取っているんだよなぁ…。
俺は手元の書類をめくりながら、大西洋連邦の軍事部門における現状を振り返る。かつて彼らはダガーシリーズの集大成として、ウィンダムという傑作機を作り上げた。それ自体は本当に見事だったと思うし、ウィンダムは MSとしてはバランスの取れたいい機体だと俺も評価してる。
前世では良いところなしでシン達に撃破されまくった雑魚という印象だったが、お星様になった中将のデータだけではなく、実際に鹵獲した実機のウィンダムを見た時はモルゲンレーテ社は相当慌てていたらしい。そんな訳で次世代量産型 MSの開発を戦後急ぐことになり、その結果生まれたのがC.E.版クランシェといえるムラサメ改だ。
だが、その後のロゴス崩壊の余波をモロに受けた挙句、あのドッズショックによって当時進められていたMAの開発計画が軒並みお釈迦になってしまったのが致命傷だったんだ。
さらにフォスター政権下において、国際協調や経済の立て直し、度重なる戦災からの復興を最優先に重視した結果、軍事予算が大きく削られてMSの開発プロセスそのものが完全に停滞してしまうおまけ付き。大西洋連邦がそうやって足踏みをしている間に、世界各国は彼らを尻目に、次々と新型の量産機や次世代機を実用化させている。
東アジア共和国は航空機部門の技術を活かして『流星』を投入し、ユーラシア連邦ではつい先日話題になったばかりの新型機『ヴァローナ』が控えている。プラントにいたっては『ゲルググ』や『ギャン』、さらには『アイアンコング』といった強力な新型MS群を矢継ぎ早にロールアウトさせているし、オーブだって『ムラサメ改』や『グルドリン』、さらには『モルガ』といった機体の開発に次々と成功しているんだ。
周囲が着実に軍事技術のアップデートを重ねている中で、かつての軍事大国が完全に取り残されているのが現状だ。
そう考えると、今回の大西洋連邦の選挙はある意味では、彼らにとっての国防上のスタンスを問う投票でもあったわけだ。
プライドを優先して自国のみで新型MSを開発するべきか、あるいはプライドを捨てて技術力に優れたオーブの支援を受け、共同開発という名の実質的な開発委託に頼るべきかというニュアンスが裏には確実に含まれていた。そして結果として後者の選択肢が勝ったからこそ、この厄介な案件がウチに転がり込んできたというわけだ。
「……はっきり言って、めちゃくちゃ面倒極まりない話だよな、これ」
俺がため息混じりにそう吐き捨てると、デスクの向こうのカガリもすぐに真面目な顔で頷き、同調してきた。
「当たり前だ。資金を除けばオーブにとってはメリットがまるで無いからな」
成る程確かに、向こうが提示してきた莫大な予算や報酬の数字自体は、非常に魅力的だ。だが、忘れないでほしいが、大西洋連邦という国家は未だにオーブにとって最大級の仮想敵国の一つであるという事実は変わらない。
何が悲しくて、わざわざ未来の仮想敵となる連中の新型MSをこの手で仕立ててやらなきゃならんのだ、という話だ。
えっ?既に他国にモルガやアイアンコングとか提供してるじゃねぇかって?実の所その辺りにはカラクリがあったりするぞ。
実際の所、確かにモルガは武装を施せば安くて大量配備出来る機体。アイアンコングも支援機としては最高峰の才能だ。だがそのどちらとオーブ侵攻という側面から見ればめちゃくちゃ扱いにくいんだよ。
リヴァイアサンによってSEED時代のような上陸艇による陸戦用MSの展開は、上陸艇が文字通り撲滅されるせいでまず不可能。オーブ宇宙軍もどんどん拡張されている以上、無理やりコングを乗せてオーブに降下させることも難しく。結局プラントはゲルググやギャンを空母から飛ばし、消耗戦をする事を強要できている。
東アジア共和国に回した局地戦仕様のMSにしても同様だ。実のところ、俺たちのそういった裏のスタンスは最初から一度たりとも変わったことはない。オーブが他国へ提案したり技術提供したりするMSは、これまですべて、仮にそいつらが手のひらを返して「オーブへの侵攻作戦」を企てたとしても、この島国を攻める上ではまともに扱えない、偏った性能のものばかりだ。
だが、今回大西洋連邦が求めてきているのは、ウィンダムに代わる次世代の主力量産機だ。
しかも、ご丁寧に提示された注文書には「大気圏内での飛行能力をつけてくれ」だの、「あらゆる局面に対応できるよう汎用性を最重視してほしい」だのといった要望がズラリと並んでおり、これまでのように性能を不自然に偏らせて誤魔化すことは難しい。
つまり、だ。オーブにとっては紛れもない仮想敵であり、今後の選挙結果や国内の政情次第では、いつでも手のひらを返して敵対してくる可能性がある連中の、どこにでも投入できる万能な新型MSをウチの手でわざわざ作らなきゃいけない。こんなもん、一体どうしろって言うんだ。
かつてのヘリオポリスでのG兵器開発は、それでも大西洋連邦側の技術を合法的にパクって、それをアストレイの独自開発に活かすという明確なリターンがあった。だが、今の大西洋連邦に関しては、現状こちらが欲しいと思うような未開拓の技術なんてこれっぽっちも存在しない。
なんせ、前大戦の戦後賠償やら、あの今は亡きロゴス系のお星様になった中将経由の裏ルートやらで、向こうの持っていた美味い技術やデータは、すでにこれ以上ないってくらい綺麗さっぱり毟り取った後だからな。
かと言って、この依頼をあっさり突っぱねるわけにもいかないのが、また頭の痛い所だ。
もしここでオーブが拒絶すれば、大西洋連邦国内のあの15%の極右連中に「それ見たことか! オーブはやはり信用を置けない敵だ!」と格好のプロパガンダ材料を与えてしまう。
そうなれば次の選挙で彼らがさらに躍進するのは目に見えているし、コンパスの主要な出資国であり、対ファウンデーション戦においても色々とフォスター大統領には便宜を図ってもらった恩や義理もある。
何より、ウチが断れば連中は間違いなく、ユーラシア連邦に泣きつくだろう。最悪のパターンではあちらに依頼して、つい先日話題になったばかりの、ヴァローナをライセンス契約し、国内で大量配備する路線に切り替えるに決まりかねない。
ユーラシアは渋るかもしれないが、ヴァローナの新型機が開発された後であれば。旧式のデータを提供する可能性もゼロではないだろう。
ぶっちゃけ、あのヴァローナは本当にヤバいんだ。
大気圏内での空中戦闘能力に限定すれば、プラントのゲルググやウチの通常版ムラサメにすら匹敵する。その上で、お値段はウィンダムの80%程度に抑えられているというコストパフォーマンスの化け物機体。
「まともな地上戦を行えない」という局地仕様ゆえの明確なデメリットこそあるが、裏を返せば、海に囲まれた我がオーブへの侵攻という側面から見れば、空から一方的に襲いかかってこられる最低最悪のMSと言っていい。
仮に、あの盟主王が好き放題に物量を投入してきた『第一次オーブ解放作戦』並みのMS戦力を、大西洋連邦がこのヴァローナだけで整えて損耗無視で押し寄せてきた場合、我がオーブの防衛線はあっさりと崩壊するリスクがあると、トダカは苦い顔をしていたのだから、その脅威度は相当なものなのだろう。
スパロボ風に例えるのであればウィンダムは空中適応Aでヴァローナは適応S。エタニティのビームガトリングガンによる水際防御もここまで空戦と回避に特化したさせりゃ効果は薄くなってしまい、数で囲まれればムラサメ改がいくら高性能でも危ういだろう。
一応、こちらの陣営にはキラのマイフリも存在しており、最悪ディスラプターをすべてのリミッターを解除してぶっ放せば、面で押し寄せる敵艦隊ごと強引に消し飛ばしてどうにかなる、かもしれない。というかなるだろうな多分。
だが、そんな特定のエース個人や超兵器に頼らなければ容易に崩壊してしまう国防なんて、国家の安全保障としてはもってのほかだ。キラがいつでも都合よくオーブの空にいてくれる保証なんてどこにもないし、そんな綱渡りは副総裁としてもオーブ国民としても絶対に容認できない。
つまり、だ。俺たちがこれからやらなきゃいけないのは、矛盾に満ちた超難題としか言いようがない。
大西洋連邦を満足させ、ユーラシアへの浮気を完全に断念させるほどの「ヴァローナ以上の完成度を誇る機体」を開発・提供する。
その上で、そいつらが将来的に再び手のひらを返してオーブを敵に回した時のリスクをあらかじめ想定し、こちらの防衛網で確実に迎撃・処理できるような機体に仕立て上げなければならない、ということだねー!あはは!そんな事はさぁ!!
「できるわけねぇだろうがよぉぉ!!こんのぉクソがぁぁぁぁ!!!!?」
俺は心の中の絶叫をそのままぶちまけながら、手元にあったタブレット端末をすぐ横のソファへと乱暴に投げつけた。
プラスチックとクッションがぶつかる鈍い音が執務室に響き、その突然の挙動に、デスクの向こうで書類を睨んでいたカガリが一瞬だけ肩をビクッと大きく跳ね上がらせる。
「一応、ユーラシア側には『大西洋連邦にヴァローナの技術をライセンス提供するんじゃねえぞ』って裏で釘は刺してあるけどさぁ! そもそもあいつら、ウィンダムで満足しとけっつんだよ! わざわざこんなクソ面倒なことにウチを巻き込むんじゃねぇ!?クソが!!クソがクソが!!!」
「お、落ち着けユウナ!」
立ち上がらんばかりの勢いで吠える俺の剣幕に、カガリが慌てて両手を前に出してなだめてくる。もう一ヶ月分くらいのクソが!って言葉を口にした気がするがまだ足りねぇよ!クソが!!
「気持ちは分かる! 分かるが、大西洋連邦の使者団が数日後にオーブに到着するんだ。私だって頭が割れそうなくらい痛い! とにかく一度呼吸を整えて落ち着いてくれ!」
「……ふぅー、はぁー。……ちくしょう、あー、すまん、取り乱した」
何度か深呼吸を繰り返し、投げつけたタブレットをソファから拾い上げながら、どうにか頭を冷やす。だが、俺が落ち着いたところで、目の前の問題が消えてくれるわけではない。
「なぁ、ユウナ。……例えばだが、前に東アジアに提案したような、特定の地形に尖らせた局地戦仕様のパッケージをいくつかでっち上げて誤魔化す、というのはやはりダメなのか?」
カガリがすがるような、あるいは打開策を求めるような目でそんなことを口にする。だが、俺は即座に首を横に振った。
「いや、無理。仕様書を見てみろよ。ご丁寧に『十分な航続距離』だの『長時間の作戦行動を可能にする戦闘継続能力』だのってオーダーまでキッチリ書いてやがる。あいつら、東アジア仕様の弱点をわかってんのかその辺のスペック制限を完全に潰しにきてるんだよ。だから、どっかの性能を極端にオミットしてオーブ侵攻に使えなくするっていう、いつもの手口が使えねぇんだ」
俺はソファに深く背を預け、天井を仰ぎ見た。副総裁はオーブの国防と関係ないから無視しまーす!なんて手段は使えない。今回ばかりは、俺も全力で取り組まないと数十年後に起きそうな第三次オーブ侵攻作戦で自分の首を締める羽目になりかねない。
おれはもう、この国に骨をミーアと一緒に埋めると決めてるんだ。全力で取り組まねぇとな。
「一応、エリカさんやハインラインも巻き込んで、技術的な抜け道がないか死に物狂いで色々考えてはみる。だが、今回ばかりはマジで最悪の事態――つまり、交渉が物別れに終わって大西洋連邦がヴァローナを採用しちまう未来も、ある程度は覚悟しておいてくれ」
最悪の予測に、カガリは一瞬だけ表情をこわばらせたが、すぐに厳しい顔つきに戻って力強く頷いた。その姿国家を導く代表として力強く感じる。本当に成長したなかカガリは。内面は全く変わらん俺とは大違いだ。
「……分かった。ならば私も国防軍の補助AI開発と本土の対空迎撃装備の増強予算を上乗せするよう、取り計らおう」
「あぁ、頼むわ。そっちの防備が固まってれば、こっちもハッタリの外交カードが切りやすくなる」
カガリが最悪の事態に備えて即座に動く決断をしてくれたのは心強い。……とはいえ、そもそもこんな泥縄式のマッチポンプみたいな防衛予算の組み換えをさせられている時点で、不愉快極まりないことには変わりない。
「ったく、引きこもってろよ連中はよぉ……こうなったら毟り取れるだけ毟り取って、こっちの研究にも流用してやるからなクソが…!」
手元のタブレットに再び表示させ、大西洋連邦国内の不穏な暴動データを睨みつけながら、俺は吐き気混じりの悪態を心底忌々しげに吐き捨てるのだった。
・選挙結果
選挙結果のアンケートの結果、大西洋連邦の政権を握ったのは現政権+親オーブの連立政権。とはいえ親オーブ系の議員が多めになった結果責任を取る形でフォスター大統領が辞任したそうな。国内は15%、潜在的にはもっと多く(実は20%超えると内戦ルートでした)の不穏分子が判明したり、一部では暴動も起きていますがどうにか最悪の事態は防がれたと言えるでしょう。
・新型機開発計画
とはいえオーブとしては出来ればモンロー主義政権が勝って欲しかったのは本音。今後はウィンダムに変わる量産機の開発を実質委託され、四苦八苦しながら現在開発中。最悪のパターンは前大戦のユーラシアの様に大西洋連邦が空戦特化のヴァローナを採用することであり、OSに至るまで全て空戦に特化しつつお安いユーラシアのカラスは対オーブ戦に関しては最適と言える機体となっており、モルゲンレーテでは将来的に最も敵対する可能性が高い大西洋連邦にどんな MSを差し出そうか?そして、その満足度はヴァローナ以上でなければならないと頭を抱えていたり。
なおしれっと連合+オーブのMS開発だというのにプラント出身の研究者のハインラインも参加してますがもういつもの事だとスルーしています。この人性格には難がありますけどザフトに横流しを云々なんて絶対考えないで、むしろダメ出しとかしてくれる人ですからね。いいのかそれで?
大西洋連邦の選挙結果は?展開によって今後のお話に影響が出ますが、あくまで大西洋連邦国民の一人として投票して頂けると幸いです。
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【フォスター政権+親オーブ派】
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【モンロー主義派】
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【反オーブ+反プラント派】