破滅フラグしかないボンボンに転生してしまった件 〜グフに踏み潰される運命なんて、全力で回避してやる!〜《完結》 作:kiakia
エリカ・シモンズに「二つの依頼」を叩きつけてから数日。
世界がひっくり返る「あの日」まで、残された時間は砂時計の最後の一粒のようだった。俺はその間、徹底的に「道楽息子のわがまま」を演じ続け、モルゲンレーテに通い詰めていた。
目的はただ一つ。実際にモビルスーツに乗ることだ。
「……はぁ、はぁ……っ、これ、マジで言ってんのかよ……!」
M1アストレイのコックピット。全天周囲モニターに映し出される景色が、俺の操作に合わせて激しく揺れる。
前世でアーケードゲーム『戦場の絆』をやり込み、それなりに操縦のイメージは持っていた。おまけに、今の俺の身体(ユウナ)は、性格はともかく地頭だけは無駄に良い。さらに幸いなことに、この機体に搭載されているのは、あのキラ・ヤマトが作り上げた「ナチュラル用高度支援OS」だ。
そのおかげで、未経験の俺でも「歩く、走る、構える」といった基本動作は、驚くほどスムーズにできた。だが——。
「っ、カガリ……あいつ、よくこんなの乗り回してたな……!」
急激な加速(G)に内臓がせり上がり、モニターの情報の濁流に脳が悲鳴を上げる。ほんの数十分のシミュレーションと実機訓練だけで、全身の筋肉が強張るのがわかった。ストライクルージュで前線に飛び出し、挙句の果てにはあの「アカツキ」まで乗りこなしたカガリ。原作の彼女の無鉄砲さを、今なら「超人的な精神力とセンス」として素直に尊敬できる。
二、三日、死に物狂いで訓練したところで、俺の腕前は「動かせる」程度。戦場に出れば、名もなきジンにだって一瞬で墜とされるだろう。
それでも、レバーを握る感触を、スロットルを押し込む感覚を、俺の神経に刻み込む必要があった。
逃げるにしろ、抗うにしろ、自分の命を「誰か」に預けっぱなしにするわけにはいかないからだ。
「……ねえシモンズ主任、これに『スペシャルメニュー』とかないの? ほら、前大戦で無双した機体のデータとかさ」
俺のわがままに、エリカさんは呆れ顔で「……いいでしょう、自信をへし折るのも教育です」と、あるデータをロードした。
——GAT-X105、ストライク。
前大戦、このオーブの近海でアスランのイージスと死闘を演じた時の、キラ・ヤマトの戦闘データだ。
シミュレーターの視界が開けた瞬間、目の前にいた「それ」は、もはやモビルスーツというよりは、一つの生命体だった。
「なっ……速っ……!?」
俺がトリガーを引くより速く、ストライクが視界から消える。反射的に機体を翻した瞬間には、背後に回られていた。
ビームサーベルがコックピットを貫く警報音が鳴り響き、モニターには「DEAD」の文字が無情に点滅する。
戦闘開始から、わずか数秒である。
「……無理ゲーだろ、これ」
瞬殺だ。手も足も出ない。
キラ・ヤマトという化け物が、どれだけの次元で戦っていたのかを骨の髄まで理解させられた。キラ製作の「ナチュラルでも動かせるOS」のおかげで、ある程度動かせるようにはなったが、それはあくまで『車を運転できる』程度の話。
あんな風に、機体の限界を超えて舞い踊るなんて、付け焼き刃の俺には逆立ちしても不可能だ。
「ストライクルージュやアカツキを乗り回したカガリ、あいつマジですげぇな……」
改めて、原作で戦場を駆け抜けた彼女たちの異常なまでのセンスに戦慄した。
今の俺にできるのは、あんな化け物たちと正面から殴り合うことじゃない。
彼らが暴れるための舞台を整えるか、あるいはその刃が自分に向かないように立ち回ることだけだ。
訓練を終え、汗を拭いながら自室に戻った俺は、端末の画面にオーブ周辺の海図と、衛星軌道上のマップを呼び出した。
次に考えるべきは、強奪事件の後に控える未曾有の大惨事——「ブレイク・ザ・ワールド」だ。
「……改めて整理しよう。何ができる?」
それは、ザフトのテロリストたちが廃墟となったユニウスセブンを地球へ落下させる、最悪の質量攻撃。前世の知識で言えば、明らかに『機動戦士ガンダム0083』の「星の屑作戦」へのオマージュだろう。あのコロニー落としと同じく、止められなければ地球は壊滅的な打撃を受け、世界は再び「プラントvs地球軍」の全面戦争へと叩き落とされる。
「……防ぐのは、ほぼ不可能に近い」
テロリストたちの執念は凄まじく、イザークやディアッカ、果てはシン・アスカたち現役の精鋭が必死に粉砕作業を行っても、結局は破片が世界中に降り注いだ。
もし俺が「ユニウスセブンが落ちてきます!」なんて今の段階で騒いだところで、狂人扱いされるか、あるいは「なぜそれを知っている?」とロゴスやザフトの諜報機関に目をつけられて消されるのがオチだ。
(……だが、被害を『予測』することならできる)
落下地点は、原作では大西洋や太平洋など、世界各地に分散していた。そして、我が国オーブもまた、巨大な破片による津波や災害の被害を受けていたはずだ。
「親父や五大氏族は、この災害を『オーブが地球軍(連合)に加盟するための口実』として利用するだろうな……」
未曾有の国難、混乱する国民。そこで「連合の安全保障体制に入るべきだ」と囁けば、中立の理念なんて一瞬で吹き飛ぶ。俺がやるべきは、ユニウスセブンを止めることじゃない。
落ちてきた「後」のオーブで、誰よりも早く救助活動と復興の指揮を執り、セイラン家の……いや、ウナトの政治的な思惑とは別の次元で、軍と民衆の「信頼」をかっさらうことだ。
「……0083のデラーズ・フリートも大概だったが、こっちのテロリストも大概だよ。全く、迷惑なオマージュしやがって……!」
俺は画面上のシミュレーションを切り替え、予想される津波の被害エリアを重点的にチェックし始めた。
キラが空を舞い、アスランが葛藤している間、俺は泥臭く「災害対策のスペシャリスト」としての準備を整えてやる。
「……とは言え、だ。前世の知識なんて、この状況じゃぶっちゃけ大して役に立たないんだよな」
俺は自嘲気味に笑い、端末を閉じた。このオーブ連合首長国は、かつての日本からの移民を中心に形成された国家だ。もしここが戦国時代や幕末なら、俺の知っている「前世の知識」は最強の武器になっただろう。
だが、日本という国家が消滅してからも、その不屈の精神と知恵を何世紀も受け継いで生き抜いてきたオーブ国民にとって、俺の「にわか知識」なんて釈迦に説法、あるいはそれ以下だ。
この高度に発達した科学文明、そして複雑怪奇な人種問題が絡み合うコズミック・イラにおいて、一介のオタクに過ぎない俺ができることなんて、実はたかが知れている。
「それでも……」
俺の脳裏に、ある一機のモビルスーツの姿が浮かんだ。
ザフト軍が開発した、白十字を掲げた救急専用機——
『ホスピタルザクウォーリア』。
兵器としての性能を競うガンダムや、敵を撃破するためのムラサメではない。戦火の中で傷ついた人々を救い、医療を届けるための「力」。
これから「ブレイク・ザ・ワールド」が起きれば、空からは巨大な破片が降り注ぎ、地上は未曾有の災害に見舞われる。その時、人々が必要とするのは、敵を撃ち落とすフリーダムのビームライフルではなく、倒壊した建物を持ち上げ、泥流から人を救い出す「腕」と「医薬品」だ。
「……セイラン家の私財、そしてトダカ一佐とのパイプ。これを使えば、『災害救助用アストレイ』の部隊くらいは、独断で編成できるはずだ」
軍事目的ではない、あくまで「人道支援」という建前。これなら親父や連合に対しても、「国民の支持を得るためのパフォーマンス」だと言い訳が立つ。
カガリやアスランが世界を救おうと奔走している間、俺はもっと足元を見る。
目の前で泣いている国民に、真っ先に手を差し伸べる「ユウナ・ロマ・セイラン」という虚像を作り上げる。それが結果として、クーデター時の民衆の後押しになり、ひいては俺の首を繋ぐことになる。
「キラが最強の矛なら、俺は……最強の救急箱にでもなってやるよ」
皮肉な笑みを浮かべながらも、俺は手帳に『災害対策ユニットの早期編成』と、殴り書きで付け加えた。
「……いや、待てよ。救急箱(ホスピタルザク)だけじゃ足りないな」
俺は手帳の余白に、もう一つの機体のイメージを書きなぐった。
前世で読んだマニアックな漫画の知識が、ここにきて火を噴く。
「……ランド・ザックだ」
それは『機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン』に登場した、作業用ザクの究極形。格闘戦や砲撃戦のためではなく、ただひたすらに「重作業」と「土木工事」に特化した機体。大型のショベルやクレーン、削岩機を装備し、戦場を整地し、障害物を排除するために生まれた、いわばモビルスーツの形をした重機だ。
「これから降ってくるのは、空飛ぶガンダムだけじゃない。文字通り『山のような瓦礫』と『泥の海』だ。そんな時、ビームライフルなんて何の役にも立たない。必要なのは、家一軒分もある瓦礫を軽々とどかせるパワーと、悪路を突き進む踏破能力なんだよ」
オーブの誇るM1アストレイや新型のムラサメは、確かに高性能だ。だが、あれはあくまで「戦うための機械」であって、「直すための機械」じゃない。
もし俺が、アストレイのフレームを流用して、この「ランド・ザック」のようなコンセプトの災害復興用MS――『アストレイ・リビルド』とでも名付けるべきか――を密かに用意させることができたら?
降り注ぐユニウスセブンの破片によって、オーブの街が、インフラが、そして人々の生活がズタズタにされるその瞬間。軍が混乱し、政府が右往左往している中で、突如として現れる重機MSの部隊。
「……『無能な御曹司が道楽で集めた、土木オタクの私設部隊』。いいじゃないか、建前としては最高だ」
親父には「将来の利権のための公共事業用だ」とでも吹き込めばいい。
ホスピタルザクで命を救い、ランド・ザックで日常を取り戻す。
前世の知識が「歴史」として役に立たないなら、「ガンダムオタクとしての設定知識」を現実の戦略に変換してやるまでだ。
俺はワクワクとした、自分でも驚くほど前向きな高揚感を感じながら、その夜、深い眠りについた。
翌日、俺は再びモルゲンレーテに足を運び、シモンズ主任にこの「青写真」を提示した。もちろん、キザな御曹司の「新しいおもちゃのアイディア」という体裁を崩さずに。
シモンズ主任は俺が持ち込んだスケッチ……前世の記憶にある「ランド・ザック」をベースにした、あまりにも無骨な重機型MSの図面を眺め、深く溜息をついた。
「……ユウナ様。ホスピタル・アストレイのような医療支援機については、実はザフトでもジンをベースにした同コンセプトの機体が存在するという噂もあります。アストレイへの転用も、技術的には不可能ではありませんが」
彼女の視線は、隣に描かれた「リビルド」の方に釘付けになっていた。ドリル、クレーン、巨大な放水機、さらには広範囲の農地を耕すための機材まで。
「ですが、この『リビルド』は……ここまで土木工事と農地開拓に特化させるとなると、もはや兵器としての面影がありません。確かに、万が一の災害時には無類の強さを発揮するでしょう。ですが、平時にこれほどの『金食い虫』を維持し、量産するのは、国家の予算としては非効率の極みです。反対意見が出るのは目に見えていますが?」
エリカさんの指摘はもっともだ。技術者、そして合理的なオーブの人間ならそう考えるだろう。だが、俺は窓の外、かつて日本と呼ばれた島国にルーツを持つこの国の街並みを眺めながら、不敵に微笑んだ。
「シモンズ主任。かつて、オーブの先祖たちがいた東方の島国『日本』の話を知っているかな? あの国はね、世界でも有数の災害大国だったんだ。地震、台風、津波……。いつ来るかわからない『その時』のために、彼らは平時から膨大な予算を投じてインフラを整え、専用の機材を揃えていた」
俺は椅子に深く腰掛け、彼女を見つめる。
「無駄に見えるかい? でも、その『無駄』こそが、いざという時に数万、数十万の命を救うんだ。オーブは今、中立を謳いながらも軍備に傾倒している。でも、本当に国民を守るっていうのは、敵を撃つことだけじゃない。壊れた家を直し、汚れた水を浄化し、荒れた畑を再び耕す。そのための力が、この国には足りていないと思わないかい?」
エリカさんは黙り込んだ。俺の言葉が、単なる道楽息子のわがままではなく、この国の根幹に関わる「思想」であることに気づき始めたのだろう。
「……日本、ですか。歴史の教科書でしか知らない名ですが、あなたの言葉には妙な説得力がありますね」
「だろ? 予算のことは心配しないで。父上には『将来、復興支援ビジネスで世界中にオーブの機体を売り込むための試作機だ』って言っておくからさ。……頼めるかな、シモンズ主任? この『平和のためのアストレイ』を」
エリカさんは少しだけ口角を上げ、不敵に笑う俺の瞳をまっすぐに見つめ返した。
「……面白いわ。兵器を作るのにはもう飽き飽きしていたところよ。あなたのその『道楽』、最高の形にして差し上げます」
「頼むよ。人の英知が作ったものなら人を救ってみせろ!ってね?」
よし。これで「最強の救急箱」と「最強の重機」の建造が始まった。あとは、来るべき「あの日」まで、俺がこの国をどうリードしていくかだ。
オーブ国際救援隊(ODR)——その実質的な司令塔であるミヤビ・オト・キオウは、極秘回線を通じて送られてきた設計データに、細い眉をピクリと動かした。
彼女の目の前にあるのは、現在自身が運用に関わっている「エクリプス」のような、極限の隠密性と火力を兼ね備えた機体ではない。
「……何、これ? M1のフレームをここまでデチューンして……いえ、換装(ストライカー)の概念すら捨てて、ただの『動く重機』に変えるというの?」
ミヤビは冷静に、だがどこか呆れたような口調で呟いた。送られてきたデータの主は、セイラン家のユウナ・ロマ・セイラン。社交界では「お飾りの御曹司」と揶揄される男だ。ミヤビもまた過去に発育の良い胸をガン見された経験があり、それまでの彼の評価は最悪に近かった。だが、この『アストレイ・リビルド』と名付けられた機体の構成案は、あまりにも「現場」を見据えすぎていた。
「ドリルにクレーン、超高圧放水砲……。挙句の果てには農作用の土壌改良ユニット? 兵器としてのバランスなんて微塵も考えていないわね。……でも」
ミヤビは、オーブが抱える「歪み」を知っている。
ウズミ前代表が掲げた「他国を侵さず、他国の侵攻を許さず」という理想。その裏で、オーブは常に軍備拡張の波に晒されてきた。ODRのような非公式な組織でさえ、結局は紛争の火種を消すための「暴力」を振るわざるを得ない現実。
「あのバカ、何を考えているのかしら。今のオーブにおいて、これほど『戦争の役に立たない機体』に予算を通すなんて。よっぽどのバカか、それとも……」
彼女は画面上のシミュレーションを動かす。リビルドの巨大なパワーアームが、瓦礫の山を軽々と退けていく。その姿は、かつて日本という国が重機に込めた「復興」の執念を、形を変えて体現しているようにも見えた。
「軍部がこのデータをどう見るかは明白ね。失笑ものだわ。けれど、もし本当に未曾有の災害が起きたとしたら……私たちのエクリプスが空を斬るよりも早く、この無骨な機体が人々の心に届くのかもしれない」
ミヤビは端末を閉じ、冷めた紅茶を一口啜った。
「……面白いわね、ユウナ・ロマ・セイラン。あなたの『道楽』が、この国の夜明け(アカツキ)を救う盾になるのか、見届けさせてもらうわ」
その瞳には、単なる軽蔑ではない、一人の観測者としての深い興味が宿っていた。
MBF-M1/R アストレイ・リビルド
ユウナ・ロマ・セイランの「道楽」という名目で、エリカ・シモンズ指揮下のモルゲンレーテ社が極秘裏に開発した「災害復興支援用モビルスーツ」。M1アストレイの優れたフレーム構造を流用しつつ、戦闘能力を完全に排除し、土木工事・人道支援に特化させた機体である。前世の知識(長谷川ジョニー・ライデン等)と、旧日本移民の「防災・復興精神」を融合。戦うための機体ではなく、「戦後・災害後の日常を最速で取り戻す」ことを目的とする。
フレーム
M1アストレイの赤いフレームをベースにしつつ、トルク重視のセッティングに変更。瞬間的な俊敏性よりも、数万トンの瓦礫を押し退ける「粘り強いパワー」に特化している。
装甲
従来の発泡装甲ではなく戦闘用フェイズシフト装甲等は採用せず、物理的な接触や落石に耐えうる厚みのある耐熱・耐衝撃装甲を配置。みようによってはずんぐりむっくりである。
リビルドの最大の特徴は、両腕のハードポイントに装着される多目的アタッチメント群である。
1. 装備名:超高圧放水キャノン
運用意図: 【大規模消火・汚染洗浄】
MSの出力を利用した超高圧放水。高層ビルの火災や、従来の消防車では近づけない熱源への直接消火を行う。また、化学物質や粉塵に晒された被災地の「除染作業」にも使用される。
2. 装備名:大型クレーン・アーム
• 運用意図: 【重量物排除・人命救助】
M1アストレイのパワーを活かし、数万トンクラスの瓦礫や橋梁を吊り上げる。指先には繊細な感圧センサーを備え、生存者が閉じ込められた車両や家屋を「壊さずに救出」することに特化している。
3. 装備名:超硬度削岩ドリル
• 運用意図: 【障害物破砕・トンネル開通】
土砂崩れで塞がった道路の岩盤粉砕や、避難経路の確保を目的とする。通常のビーム兵器では蒸発・爆発させてしまう岩石を、粉塵を抑えつつ安全に物理破砕する。
4. 装備名:多目的パイルドライバー
• 運用意図: 【地盤強化・基礎構築】
被災した土地の地盤沈下を防ぐための杭打ち機。仮設住宅の建設や、決壊したダムの補強など、インフラの「ゼロからの再建」を担うための装備。
5. 装備名:広域熱源センサー(頭部・胸部増設ユニット)
• 運用意図: 【生命探査・夜間救助】
戦闘用レーダーを「生体反応の探査」に全振りしたセンサー。厚い瓦礫の下にいる生存者の微弱な体温や心拍をキャッチし、救助効率を飛躍的に高める。
6. 装備名:土壌改良・播種ユニット(下半身・腰部増設)• 運用意図: 【戦災復興・食糧自給】
荒廃した戦跡を農地へ戻すための装備。土壌の酸性度を中和しながら肥料を混ぜ、種をまく。戦争が終わった後の「食」を支え、国民の支持を永続的に得るための政治的装備でもある。
7. 装備名:高出力溶接用レーザーカッター
運用意図: 【精密解体・緊急自衛】
閉じ込められた人々を救うための装甲切断用ツール。しかし、その出力はMSの装甲を容易に貫くため、有事の際には「ビームサーベル」の代用品として機能する(とは言えアストレイフリーダムの描写を見る限りあくまで最終手段でありジンに襲われると単体ではまず敗北するが)
8. 装備名:大型ワイヤーアンカー(背部ユニット)
• 運用意図: 【牽引・転落防止】
滑落した車両の引き上げや、急斜面での機体保持に使用。緊急時には、敵機を絡め取って動きを止める「非致死性兵器」としても転用可能。
本機は「金食い虫」と揶揄されるが、その運用思想は極めて合理的である。
• ホスピタル・コンテナとの連携
肩部ハードポイントに、救急医療ユニット(ホスピタルザクのコンセプトを参考)を懸架可能。
• 簡易OS
キラ・ヤマトが開発したナチュラル用OSをベースに、さらに「作業支援」に特化させた「ワーク・マスターOS」を搭載。熟練の重機オペレーターであれば、数日の訓練でMSを自在に操れる。
• 非武装の証明
意図的にビームサーベルやライフルを排除することで、紛争地域でも「非戦闘車両(機体)」として受け入れられやすい外交的メリットを持つ。
また、ユウナは前世の記録にて「ホスピタルザクを緊急時に戦闘に使用できるよなぁ……」と思い出しており、有事の際にはバックドアを通じて戦闘用OSを上書きし、即座に「予備戦力」として転用する計算が含まれている。とはいえ装甲は脆弱な為そのような事が起きない事こそが一番ではあるのだが。
アストレイ・リビルドの設定をまとめるだけで重機一覧や災害対策のページを調べて一人めり盛り上がって、結局睡眠時間が削れてしまいましたよ畜生。
・ランド・ザック
通称長谷川ジョニー。帰還しなかったほうのジョニー・ライデンに登場する重機。主にコロニー落としの被害が最悪のオーストラリアの復興で使われた現地改造品をユウナが前世知識から思い出してエリカに丸投げ。とはいえ実は盛り上がったのはモルゲンレーテの職員達も同義であり、後半の装備6つ以上はほぼ全て職員達がハッスルして作り上げたもの。内容自体も新技術は皆無であり、試験機として早速オーブ脅威の技術力として生産される事になるだろう。
なお、OSを書き換えればホスピタル・アストレイ共々戦闘に参加可能だよーとユウナが指摘した所「コイツマジ…」と汚物を見るような目をエリカさんは向けたという。
・ミヤビ
外伝ガンダムSEEDエクリプスに登場するヒロイン。乳がデカい。エクリプス本編で父を失い、現在は外交を司るキオウ家らしく世界中を飛び回ってお仕事中。恐らく劇場版SEEDでは情勢も落ち着いた事もあってかアスハ側の陣営についていると思われる。アストレイ・リビルドを金食い虫の道楽と切り捨てつつも、重機としては高く評価。なお彼女もの非常時ではOSを書き換えて戦闘用にとユウナが口にすれば「うっわ…」とドン引きするのは間違い無いだろう。
どっちのアスランが見てみたいでしょうか?
-
通常の優柔不断アスラン
-
報連相の化身と化したアスラン