破滅フラグしかないボンボンに転生してしまった件 〜グフに踏み潰される運命なんて、全力で回避してやる!〜《完結》   作:kiakia

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 核ミサイルの発射パスはぁぁあああ!0・2・1・4!!血のバレンタインィィィィィンン!!!!!



 本日はバレンタインですね。


第六十一話 『そんなオリキャラ出すんじゃねぇ!!!』

 

 

 

「……よお、死に損ない」

 

 

 病室のドアが乱暴に開いたかと思えば、そこには腕を組んだカナードが立っていた。鏡の前でガッツポーズをしていた俺は、情けない声を出しながら慌ててベッドに転がり込んで誤魔化す。ノックくらいしろよ…!

 

 

 

「か、カナードか……。もしかして、俺が目覚めるのを心配して、ずっと廊下で待機しててくれたのかなー?」

 

 

 

 柄にもなく軽口を叩いてみると、カナードは無言のまま、ゆっくりと右手を握り込み、岩のような拳を作…カナードさん?

 

 

「……あ、ごめん。本当ごめん!冗談だから!お願いだから無言で拳を構えるのはやめてくれ!今の俺デコピン一発で再起不能になっちゃうから…!」

 

 

 俺が両手を振って必死に謝ると、カナードは「フン」と鼻を鳴らして拳を下ろした。だが、その瞳には鋭い光が戻っている。改めて見ると筋肉とか凄いな細い割に、キラと比べると明らかに普段から鍛えてるのがわかるな…。

 

 

 

「安心しろ、三日も寝てりゃデコピンくらいは耐えられるだろ。……単刀直入に言うぞ。お前が寝てる間に、事後処理は進んでる」

 

 

「三日も……? そんなにか」

 

 

 

「ああ。正式な停戦協定はまだだが、ザフトは完全に引き上げた。被害報告だが……オノゴロ島を含め、民間の被害はかなり少ない」

 

 

 

 

 カナードはそこで言葉を切り、少しだけ訝しげに俺を見下ろした。冷静に考えると三日も意識を取り戻さないのは相当ヤバいのだが、もしかすると憑依転生された身体にガタが来たのではないのか?と不安になったのだが……後にただのストレスと過労と栄養不足のトリプルパンチだと判明し、飯は必ず食えと皆に怒られる事になるのだがそれはまぁ今回は置いておこう。

 

 

 

 

「……この国の国民はどうかしてる……避難のスピードが異常だ。軍が動く前に、まるで最初から知っていたかのようにシェルターが埋まってやがった」

 

 

 

 

 カナードの指摘に、俺は苦笑いを浮かべる。前大戦の惨禍、そしてつい先日の『ブレイク・ザ・ワールド』。オーブの民は、悲しいかな「逃げる」ことに関しては世界で一番鍛えられているんだ。

 

 

 

(……まあ、内心では某傭兵ラノベの相良軍曹がやらかしすぎて、世界一避難が早いと言われた高校の話を思い出してたけどな。この国も、それと同じくらい『慣れ』ちまってるってことだ)

 

 

 

 

「……前大戦や、あの落下の件もあったからな。皆、自分の命の守り方を嫌でも学習してるんだよ」

 

 

 

 俺がそう答えると、カナードは窓の外、リビルドによって再建の槌音が響き始めたオーブの街並みに視線を移した。

 

 

 

 

 

(皆無ではなく『民間人』は『かなり少ない』ね……)

 

 

 

 

 それでもだ、嫌でも窓からはコックピットを撃ち抜かれたであろうリビルドやアストレイの残骸が目に映る。彼らは必死に国民を守ろうとした。シェルターであろうとMSによっては無力であると原作のウナト達の死に様を考えれば証明されている。

 

 

 

 

 原作のシンの家族の様に避難が遅れた人もたくさん居たはずだ。その中には命を失った人々も少なくないだろう。しかし、彼らはその命で人々を守ろうとした。エタニティやムラサメ達が奮戦したからこそ『かなり少ない』犠牲者数になり、そして捕縛命令が出されている俺は安全な司令部に引きこもって生き残ってしまった。

 

 

 

(生涯忘れるな、この光景を。トレーズって柄じゃないが後で戦死者リストを回してもらおう……自己満足かも知れないがトレーズもこんな気持ちだったのかもしれないな)

 

 

 

 

人の命を統計でしか表すことが出来なくなればおしまいだ。せめて自国民の命くらいは統計だけの存在にならないようにしなければ。

 

 

 

 

 

「……だろうな。急ピッチで防衛網の再建は進んでる。だが、宇宙は宇宙で、地上以上に荒れてやがるぞ」

 

 

 

 

 カナードの声が低くなる。その不穏な響きに、俺はベッドの上で身を固くした。

 

 

 

 

 

「大西洋連邦でクーデターが起きた。月面のダイダロス基地でブルーコスモス派の連中が基地を掌握したかと思えば月面で大量破壊兵器を使いやがった」

 

 

 

 

「……はぁっ!?」

 

 

 

俺は思わず素っ頓狂な声を上げた。

 

 

 

(……レクイエムじゃねぇか!? 嘘だろ!?撃ったのか!?)

 

 

 

 内心で震えが止まらない。俺がグラディス艦長に忠告したから、歴史の歪みで発動が早まったのか? それとも、レクイエム攻略のためにダイダロス基地も狙っていたはずの議長が、逆に先手を取られたのか?

 

 

 頭の中がパニックでかき乱される。史実なら、あそこにはジブリールが逃げ込んでいたはずだ。だが、この世界では俺がジブリールを捕まえてプラントに送り届けた。主を失ったはずの兵器を、一体誰が動かしたんだ?

 

 

 

「……誰だ。誰がその兵器を撃つように指示したんだ?」

 

 

 

 

 喉の奥から絞り出すように問うと、カナードは面倒そうに頭を掻きながら呟く。

 

 

 

 

 

「確か……何だか知らねえが、ミケール大佐とかいう奴がプラントに最後通牒を送ったらしいぞ」

 

 

 

「誰だよミケールって!!! そんなオリキャラいきなり出すんじゃねぇ!!!」

 

 

 

 

 思わず、俺は点滴の管が外れそうな勢いで身を乗り出し、病室に響き渡る声で叫んだ。名もなき指揮官が、俺の知らないところで歴史の主役に躍り出ている恐怖と理不尽ってさぁ…マジふざけんなよ…!

 

 

 

「落ち着けこのバカ!!」

 

 

 

 直後、カナードの容赦ない拳が俺の頭に振り下ろされ、枕とキスする羽目になる。いってぇ!!枕がクッションになってもいってえぇ!!

 

 

 

「いっ、ってぇぇぇ!!」

 

 

 

「騒ぐな、病人が。……そのミケールとかいう野郎、次はプラント本国を狙うと抜かしてる。お陰でプラントは大敗の結果をデュランダルになすりつけるより、月をどうにかしろと詰め寄ってるらしい……全く、オーブを焼く暇があるなら、自分のケツに火がついた方をどうにかしろって話だ」

 

 

 俺は涙目で頭を押さえながら、冷や汗が止まらなかった。ジブリールを排除しても、戦争の火種は消えないどころか、より制御不能な方向へ転がり始めている。

 

 

 

 話を聞けばどんどん事態は悪化してるようだ。彼らは前大戦の参加者やフォックストロット・ノベンバーでコーディネイターに戦友を殺された連中が多く、そんな中本国がまさかの対ロゴス同盟に参加してプラントと握手!なんて史実じゃ考えられない事態になっちまってんだ。

 

 

 そりゃキレた。それはもうキレた。さっきまで殺し合ってた連中と肩を並べて同じ連合兵と殺しあえ?更には中立国のオーブまで侵攻しろ?そんなある意味ではめちゃくちゃな時流の流れに不満を持った連中は少なくはない。

 

 

 

 そしてミケーレだかミケールだかいう大佐を中心にダイダロス基地でクーデターが起きた。起きてしまった。それもほぼ無血に近いというのだから余程、彼らの不満は溜まっていたんだろうか?

 

 

 

 宇宙と地上ではロゴスの影響や憎悪の実感は別のものとなる。彼らにとってはロゴスよりも前大戦から憎んでいる遺伝子をいじった化け物達への憎悪が上回ったんだ。

 

 

 

 そして放たれたレクイエムは史実通りプラント首都のアプリリウスを狙おうとするも失敗し、ヤヌアリウスやディセンベルを壊滅……させることはなかった。

 

 

 

 

 ミケールという男が掌握したレクイエムが奏でた死の旋律が捉えたのは民間人ではなく、ゴンドワナ級超大型宇宙空母であったのだ。ザフトが建造した全長1200mの超大型宇宙空母ゴンドワナ。ナスカ級やローラシア級まで搭載可能な、まさに動く軍事基地と言えるソレに襲いかかったそうだ。

 

 

 

 『幸いにも』MSや艦艇はほぼ搭載されていなかったものの、これによりザフト軍は貴重な巨大空母を実質喪失。これにより報復としてダイダロス基地の攻略を大西洋連邦に通告し、ただでさえオーブ攻略の失敗の責任のなすり付け合いが発生していた反ロゴス連合は消滅。

 

 

 プラントと大西洋連邦は再び睨み合い、大西洋連邦はあろうことかクーデター勢力を実質黙認したという最早頭痛が痛いと頭がおかしくなりそうな一連の出来事が僅か三日で行われていたのである。詰め込み過ぎだろ一年戦争のタイムスケジュールじゃねぇんだぞ!?

 

 

 

(ばっかじゃねぇの!?なんなんだよ大西洋連邦は!コイツら軸ってもんがねぇのか?クーデター軍を普通に取り入れるってエゥーゴを取り込んだ連邦じゃねぇんだぞバカなんじゃねぇの!?)

 

 

 

 

 もしそれが事実であればミケール大佐という男は運がいいのか、それともそこまで考えた上でクーデターからの実質原隊復帰の黙認コンボを実行した傑物なのか。

 

 

 

 どちらにせよ聞いたこともない男が起こした一連のクーデター騒ぎは再びプラントと連合(というか大西洋連邦)の衝突を招こうとしていた。

 

 

 

 というか都合よくゴンドワナ級の停泊場所とかよく分かったな。あれか?これも議長の差し金か?疑心暗鬼になる中、仮にこれが議長の差し金ならジュラル星人に匹敵する回りくどさだと思わず叫びたくなるわ!

 

 

 

 幸い……というか、ミケールは驚く事にオーブに関しては親オーブ派を表明していたらしい。将兵達をまとめる演説においても真の敵はコーディネイターだのなんだと言ってたらしいのでレクイエムでオーブが狙われるわけないな!やったね!!

 

 

 

 

 いや……これオーブなんてどうでもいいから宇宙の化け物をもっと殺せってだけだろうなぁ……とはいえあっち側がプラントとの戦いに集中してくれるのならこっちにも考えはある。

 

 

 クーデターの都合の良いダシに使われたのはイラっとするがプラントと月面がぶつかり合えば合う程こちらに貴重な時間ができるのも確かなのだから。

 

 

 

 

 ……俺もC.Eに染まっちまったな……。

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで安全の為にしばらく休んでろと医者に言われた俺だが。それから数日の間、俺の病室はちょっとした観光名所のようになっていた。

 

 

 

 カガリは泣きそうな顔で何度も足を運び、エリカさんは定期的に花を送ってくれた。トダカ一佐には「無理をなされましたな」と深く頭を下げられ、果てはラクス、キラ、アスランといった『英雄』たちにまで真顔で心配される始末。

 

 

 だが、俺の意識は彼らの優しさを半分も受け取れず、ずっと「ミケール」という名前に囚われていた。

 

 

 

(本当に!マジで!誰なんだよ、ミケールって……アストレイのキャラか? 火星だの何だので外伝組が色々やってるって風の噂は聞いてたが、こんなことなら隅々まで読んでおくべきだった……!)

 

 

 

 ジブリールの時のように「とにかくコーディネイターを全滅させてやる!」という狂気に走るのではなく、戦略的にゴンドワナ級をピンポイントで潰してくるあたり、ヤケクソのカスより何倍も厄介だ。

 

 

 

 同時に、このままではオーブが狙われる可能性は低いにせよ、俺の知る「未来」は完全に崩壊し、修正不可能な領域に突入している。

 

 

 

 

「……やるしかないか」

 

 

 

 俺はまだ少しふらつく体で退院を強行し、トダカと共にオーブ上層部、そしてキラやラクス、アスランといった主要メンバーを緊急招集した。カナードは自分はオーブ軍じゃないからと参加してなかったが。

 

 

 

「……皆、これを見てくれ」

 

 

 

 俺は、アスランとメイリンが命懸けで持ち帰ってきたデータを、司令部のメインスクリーンに映し出す。

 

 

 

「『デスティニープラン』……。デュランダル議長が目指す、遺伝子による社会管理計画だ」

 

 

 

 ざわつく一同を無視して、俺は核心を突く。

 

 

「恐らく……いや、確実に議長はこの混乱を利用する。月面の破壊兵器を確保し、それを『正義の鉄槌』として振るうことで、全世界にこのプランを強制しようとするはずだ。反抗する者は月からの光で消される……そんな未来が、すぐそこまで来ている」

 

 

 

 俺はそこまで言って、一度言葉を切った、ジブリールという「わかりやすい悪」がいなくなった結果、議長にとっての障害は、今やこの月面のレクイエム……そして、それを撃破、ないし奪取した後の「プランへの反対勢力」だけになったんだ。

 

 原作ではレクイエムを奪取したのはある程度偶然だがすでにこの時期議長は機動要塞メサイアとネオ・ジェネシスを用意しており恫喝のための準備はすでに終えていたはず。

 

 

 

「議長はミケールとかいう奴の暴走を、プラン完遂のための『最高の舞台装置』に変えるつもりだ。……先を越される前に、俺たちが動くしかない」

 

 

 

 

 

 俺の言葉に、アスランが、そしてキラが、静かに、だが鋭い眼差しを向ける。室内の空気は、もはや一国の防衛戦を超えた、世界の命運を決める重圧に満ちていた。

 

 

 

 

 

「ユウナ様、ではオーブ軍も月面基地の攻略に参加されるのですか?」

 

 

 

 トダカ一佐の問いに、俺は間髪入れずに首を振った。

 

 

「いいや、しない。……月面のミケールを叩くのは、おそらく議長が最優先でやるはずだ。俺たちが今から月に向かったところで、ザフトの本隊と鉢合わせして無駄な火種を増やすだけだ」

 

 

 なんなら最悪アルザッヘル基地から鉢合わせした連合軍と挟み撃ちされて殺される最悪なオチすらありえる。ヤケになったダイダロス基地がレクイエムでオーブを狙う可能性は……皆無とは言い難いが、それでも低いのなら優先順位を下げざる得ない。

 

 

 

 俺はモニターに映るデスティニープランの概要を指し示す。

 

 

「俺たちが動くのは、プランが発表された瞬間だ。その瞬間に、プラント……いや、ギルバート・デュランダルを止めるために動く。それが本番だ」

 

 

「しかし、ユウナ」

 

 

 アスランが眉をひそめて口を開く。

 

 

「月面の兵器を議長が手に入れるとは限らない。連合が自爆させる可能性も……」

 

 

「どうだろうな。ぶっちゃけこの兵器があってもなくても議長はプランを進めるだろう。最優先で確保しておきたいであろう事は事実だが」

 

 

 

 俺は確信を持って言い放った。原作の知識があるからじゃない。この世界で議長と化かし合いをしてきた実感がそう告げている。

 

 

 

「もし月面の兵器が手に入らなくても、デュランダルなら別の『切り札』を必ず隠し持っているはずだ。もっと別の何かを。彼は、チェックメイトを確信してから盤面に立つ男だ」

 

 

 会議室が、再び静まり返る。それにしてもアスランはよくやってくれた。データを提供してくれたお陰でここまですんなりと作戦会議に入れるんだ。俺の原作知識だけじゃきっと信頼されるはずもなく、証拠を用意してくれたのはマジで感謝でしかない。

 

 

「デスティニープランは、一見すれば争いのない平和な世界に見えるかもしれない。だが、それが自発的ではなく強制である以上、そこは人が人らしく生きるためのエデンじゃない。ただの、管理されたディストピアだ」

 

 

 

 俺の言葉に、ラクス・クラインが静かに目を閉じて頷いた。

 

 

「役割を与えられ、抗うことを許されない世界。それは、生命の輝きを否定することに他なりませんわね」

 

 

 

 よし、空気は出来た。キラもアスランも、そしてラクスも、戦うべき本当の敵が「月面の狂信者共」ではなく「平和という名の檻」を作ろうとしている男だと理解したはずだ。

 

 

 

「……トダカ一佐。宇宙に上がる準備を急がせてくれ。アークエンジェル、エターナル、そしてクサナギ。出せる戦力は全てだ。俺たちは、世界が『終わる』前に、その喉元に剣を突きつけに行く」

 

 

 

 

  俺が決然と言い放つと、トダカ一佐が力強く一歩前に出た。

 

 

「その旅路、私も同行させていただきましょう」

 

 

「いいのか? トダカ一佐は海軍所属だろう。宇宙にまで付き合わせるわけには……」

 

 

 俺がそう聞き返すと、トダカはどこか楽しげに、それでいて頼もしい笑みを浮かべた。

 

 

「これでも昔、宇宙軍で指揮を執った経験もございます。それに……ユウナ様のような暴れ馬を一人で行かせるわけには参りませんからな」

 

 

 

その瞬間、それまで氷のように張り詰めていた会議室の空気が、一気に弛緩した。キラやラクス、果てはメイリンまでもが、思わずといった様子でクスクスと肩を揺らして笑い始める。

 

 

 

「おい、トダカァァ! 俺はお前の上司だぞ! ?暴れ馬ってなんだ暴れ馬って!」

 

 

 

 俺が顔を真っ赤にして叫ぶと、しんみりしたムードはどこへやら、部屋中が爆笑に包まれた。アスランまでもが口元を押さえて「……否定はできないな」なんて呟きやがる。

 

 

 

 

(マジで俺、全員に舐められてないか? いや、冷静に考えれば今の俺、代表代行ですらないんだぞ。というか一応はただの民間人だ。それどころか、本来なら第三者委員会から『ロゴスとの癒着疑惑』で取り調べを受けてる最中の身なんだぞ!?)

 

 

 

 

 

  そんな立場の人間が、国家の最高軍事会議で堂々と指揮を執り、最強のパイロットたちを顎で使っている。……今さら「俺ここにいていいの?」なんて言ったら、また周囲から「こいつ、頭の点滴が足りなかったのか?」という憐れみの視線を向けられるのは目に見えている。

 

 

 

 

 だから、俺は言わない。口を真一文字に結んで、黙って偉そうにふんぞり返ることにした。

 

 

(いいさ、舐められてようが何だろうが。生き残るためなら、俺は何度でも暴れ馬になってやるよ!)

 

 

 

 こうして、オーブの命運を懸けた、そして俺の「平穏な隠居生活」を懸けた、最終決戦へのカウントダウンが始まった。

 

 





・デュランダル
 感想欄では散々な評価のデュランダル議長ですがこれでも、ユウナに言われた事は実は守っていたりします。
 暗殺謀略はなんでもありとユウナが言ってたのを確認して相手が謀略を使ってくるのなら受け入れる気満々ですし(とある理由からDP暴露などはしない、出来ないのはユウナ側の事情)
後ろから味方を撃ちませんし、ザフト側の損害はできる限り抑えようと常にしてますので、大部隊を編成して攻め込んだりと割と真っ当に指揮をとっていたりしますしね。これに関してはオーブの防衛網が硬すぎてミンチメーカーと化しているのが……そしてシンに関してもイケー!身体で癒やせルナマリアー!やイケー!メンタルケアしてくれレイー!などこんなんでも史実よりシンの事(計画遂行+レイの友人として)気を遣ってたりはしますが……全てシンに関しては状況が史実よりメンタルがガリガリと削られる環境に加えて、それでもエタニティ相手に無双できる技量なのも不味いのでしょう。メンタルボロボロなのに何で無双できてるんだろうねシン君。

 ちなみにデュランダル議長も今の所エンジョイしてますが元々SEEDシリーズは上げて落とす作風ですし今後は……

・大西洋連邦
 ジブリールに乗せられてプラント攻撃!→失敗してしばらくザフトと交戦→デュランダルの史実以上の工作もあって反ロゴスになってオーブ侵攻!→ゴンドワナ潰されたんだそと大義名分を元にザフトが月面基地を攻め込もうとして再びプラントと敵対!クーデター起こした戦力は黙認!

 余りにもグダグダ過ぎますがZ作中のエゥーゴとティターンズに振り回された連邦もこれくらいグダグダしてますし、後世でどんな扱い受ける事になるのやら。議長がどの程度関わってたのか?盤面を操作してたのか?に関してはご想像にお任せします(史実ではレクイエムを完全把握していますが)

・オリキャラ
 親オーブを表明して遺伝子いじった化け物が真の敵だと叫ぶミケール大佐。当然こんなやつ運命作中にはいませんのでユウナからすると歴史の修正力かよ!!!とブチギレそうですが、そもそも大西洋連邦とプラントがタッグを組んだ時点でこりゃ直前までフォックスロットしてた連中もキレますしある意味当たり前の揺り返しが起きてしまう事に。反ロゴスの演説に加えてジブリールの処刑という史実以上のボーナスタイムが落ち着いただけといえなくもないですが。



 

どっちのアスランが見てみたいでしょうか?

  • 通常の優柔不断アスラン
  • 報連相の化身と化したアスラン
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