破滅フラグしかないボンボンに転生してしまった件 〜グフに踏み潰される運命なんて、全力で回避してやる!〜《完結》   作:kiakia

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第八話 MSと言う名の概念

 

 再建の途上にある北京の街は、遠目に見れば復興の活気に満ちているように見えた。だが、軍司令部の高台に位置する特別観覧テラスから見下ろせば、未だあちこちに生々しい陥没跡や、かつての動乱で焼き払われた建物の残骸が、剥き出しの傷口のように点在している。

 

 

 

 

 冷気を含んだ風が吹き抜ける中、そこだけが切り取られたかのように穏やかな日差しが降り注ぐテラスには、オーブから招かれたユウナ・ロマ・セイランと、東アジア共和国軍の技術高官の姿があった。

 

 

 

 テーブルの上に置かれた白磁のカップからは、厳選された茶葉が放つ芳醇な香りが、白く細い湯気と共に立ち上っている。

 

 

 

 

「いやはや、セイラン副総裁。貴国の迅速な支援には、我が国民を代表して深く感謝いたしますよ。この茶も実に見事だ」

 

 

 

 

 高官は満足げに目を細め、贅を尽くした茶を愉しむ仕草を見せた。その穏やかな口調とは裏腹に、彼の視線は鋭く、眼下に広がる広大な演習場の一角に釘付けにされている。

 

 

 そこには、陽光を反射して鈍く光る一機のMS――「輸出用アストレイ・東アジア試験仕様」が、まるで眠れる獣のように鎮座していた。

 

 

 

「特にお貸しいただけるこのアストレイ。オーブの象徴とも言える名機を、我が国のライセンス生産の土台に据えていただけるとは。実に光栄で慈悲深い提案だ」

 

 

 

 高官の笑みは完璧だった。しかし、その網膜の奥に宿る光は、外交的な謝辞を述べる政治家のそれではなく、獲物の価値を冷徹に量る技術屋のそれであった。

 

 

 

(……とはいえ、ベースは第一次大戦時の骨董品だろう? 中身を多少弄り、あのドッズライフルで無理やり接ぎ木したところで、基本設計の古さは隠しようもない。大西洋連邦が誇る最新の主力機ウィンダムの、あの洗練された機動に、化石同然のフレームの玩具がどこまでついてこられるか。)

 

 

 

 高官は内心で鼻で笑い、手元にある情報の断片からアストレイの限界を勝手に決めつけていた。彼にとって、目の前の若き副総裁が持ってきたのは、歴史という名のメッキを施しただけの再利用品に過ぎなかったのだ。

 

 

 たった2〜3年程度であったとしてもこの世界のMS開発のスピードは異常であり、一次大戦の頃から活躍しているM1アストレイは最早旧式MSのレッテルを貼られても致し方ない。

 

 

 

 そんな内心の嘲笑を、彼は「社交辞令」という名の厚い仮面の下に完璧に覆い隠し、さらに言葉を重ねる。

 

 

「これほど美しい機体だ。演習場を汚してしまうのが、今から惜しくてなりませんな。我が国の未熟なパイロットたちが、貴国の宝物に傷をつけてしまわぬか、それだけが心配でして」

 

 

 慇懃無礼なその響きには、暗に「実戦の泥に塗れれば、すぐに化けの皮が剥がれるだろう」という冷ややかな確信が込められていた。

 

 

 

 高官は陶器が触れ合う微かな音を響かせてカップを置くと、逃げ場を塞ぐような、粘りつく視線をユウナへ投げかける。

 

 

 

「ところでセイラン副総裁。このアストレイですが、我が国での運用を考慮して、随分と……こう、『最適化』されているのでしょうな? 我々も技術屋の端くれ。本国仕様と寸分違わぬ、あの驚異的な性能を、この北京の空の下で拝見できるものと大いに期待しておりますよ」

 

 

 

 わざわざ強調された「最適化」という言葉。それは、東アジアに提供される機体が、オーブ本国で運用されているものから意図的にデチューンされた、いわゆる「モンキーモデル」ではないのかという、剥き出しの疑念と挑発であった。

 

 

 高性能な武器を与えると言いつつ、肝心の中身を抜いた模造品で茶を濁すつもりか――。その問いは、静かなテラスに冷たい波紋を広げていった。

 

 

 

(……このクソジジイ……やっぱ反対派の息がかかっているな?大西洋連邦から、喉から手が出るほどの『山吹色のお菓子』でもたっぷり握らされてんだろうな?)

 

 

 

 東アジア共和国といえど一枚岩ではない。寧ろ、突如として他国のMSを主力として運用しないか?という試験を両手をあげて歓迎しているのは少数派なのだろう。

 

 

 

 

(親オーブ派の政治家じゃなくて現場の粗探しに長けた、偏屈な技術高官をわざわざ俺の対面に据えてきた辺り、少しでも期待外れの挙動を見せれば、待ってましたとばかりに技術的見地からボロカスに叩き、ライセンス契約を白紙に戻す気満々ってわけだ。)

 

 

 

 

 ユウナは心中で中指を立てながらも、その表情には一片の陰りも、あるいは焦燥の色すらも見せなかった。むしろ、春の陽だまりのような一層朗らかな微笑を浮かべ、小首を傾げてみせる。

 

 

 転生する前から身体が覚えており、そして国政に関わる中で洗練されたそれは、何も知らない無垢な貴公子を演じる、彼なりの最高級の皮肉であった。それが例のお星様になった中将に向けたものと同じであると知るものはこの世界には最早ユウナ以外は存在しない。

 

 

「おや、閣下。そこまで見抜かれるとは、流石はお目が高い!!ええ、仰る通りですとも。これは東アジアの皆様が直面する過酷な現実に合わせ、『最も適した形』に磨き上げた物。自画自賛になりますがまさに逸品だと断言致しましょう」

 

 

 ユウナは優雅な所作で茶を一口啜り、その芳醇な残り香を楽しむかのように目を細める。

 

 

 そして、まるで教壇に立つ教師が熱心な生徒に説くような、親密でいてどこか突き放したようなトーンで言葉を続けた。

 

 

 

「閣下もご存知の通り、東アジア共和国の領土は広大だ。そして、そこでの運用はオーブのような島国とは根本的に条件が異なる。……例えば、大陸北部のモンゴルから中国内陸部にかけての乾燥地帯。あそこの細かな砂塵は、精密機械の天敵だ。従来のMSであれば関節駆動部の摩耗に頭を悩ませるところですが、この試験機は防塵処理を極限まで高め、砂漠戦での信頼性を本国仕様以上に引き上げてある」

 

 

 

 ユウナは指先で宙に円を描き、さらに北へと話題を広げた。

 

 

「あるいは朝鮮半島から北東部にかけての極寒の冬。氷点下数十度という環境下では、通常の潤滑油や電子機器は沈黙する。だが、このアストレイには耐寒用のアクティブ・ヒーティング・システムを統合したのです!どの様な氷雪の中でも、螺旋の輝きも含めて鈍ることはありません!確実にドッズライフルを運用することが可能でしょうね」

 

 

 

 さらに彼は、テラスの向こうに広がる北京の空、そしてその先にある海へと視線を向けた。

 

 元の精神では恐らく祖国であるかの国家。魂の祖国といえるその国を思い浮かべつつ、前世の知識を絡めながら口を開く。

 

 

「そして、日本から沿岸部にかけての多湿な環境における塩害対策。これら全てを網羅し、かつ大陸横断鉄道による長距離輸送や、各拠点の限られた設備でも維持可能な整備性を両立させる……。それこそが、我が国の技術陣が導き出した『最適化』の正体ですよ。単にカタログスペックを横並びにするのではなく、この大地で、東アジアの兵士たちが『今日、確実に動く機体』を手にすること。それが我々の誠意だと、私は考えています」

 

 

 

 ユウナは茶を啜り、演習場の反対側に傲然と並ぶ大西洋連邦製のウィンダムの群れを、憐れむような目で見やった。

 

 

「あちらのウィンダムも、実に素晴らしい名機だ。設計思想が隅々まで行き届いている。……ただ、行き届きすぎているのかもしれませんな。大西洋連邦の設計図通りに納品される機体は、どこまでも大西洋連邦の環境においてのみ完璧だ。裏を返せば、この広大な東アジアの土を踏む兵士たちの苦労など、海の向こうの設計局員には想像もつかないのでしょう」

 

 

 

 ユウナは再び、その慈愛に満ちた、しかし冷徹な光を孕んだ瞳を技術高官へと向けた。

 

 

「現場の兵士たちが一番に望むのは、カタログに踊る派手な数値ではない。泥にまみれ、吹雪に打たれても、引き金を引けば必ず応えてくれるという信頼です。我が国の『最適化』されたアストレイを渡された時、彼らは初めて、自分たちの足元を見て作られた兵器を手にする喜びを知ることになるでしょう。……まあ、安全な観測室でデータだけを眺めておられる方々には、最前線で砂を噛む兵士たちの渇きなど、些か実感が湧かないかもしれませんがね」

 

 

 

 ユウナの言葉は、まるで絹に包んだ針のように、高官の「現場を知らぬ権力者」としての急所を的確に穿っていた。

 

 

 

 対する技術高官も、その言葉を鼻先で笑い飛ばすように、深く背もたれに身を預けた。その顔には、老獪な政治家特有の、分厚い鉄面皮のような笑みが張り付いている。

 

 

 

 

「はっはっは、手厳しい。ですがセイラン副総裁、兵士が真に望むのは、信頼と同じくらい『強さ』でもある。如何に泥に強くとも、戦場で真っ先に鉄屑に変わるような骨董品を渡されては、彼らも浮かばれますまい。……この北京の空で、オーブの古き良き伝統(遺物、骨董品、カビの生えたクソ雑魚MS)が、現代の洗練された暴力にどこまで耐えられるか。見物ですな」

 

 

 

 高官の視線は、もはや紅茶茶碗にはなかった。それは模擬戦の開始を告げるモニターに、そしてユウナの喉元を食い破らんとする野犬のような鋭さで固定されている。

 

 

 

「ええ、全くです。あまりに劇的な幕切れに、閣下が今夜お召し上がりになる予定の酒が、悔し涙で薄まってしまわぬか。それだけが気がかりで夜も眠れそうにありませんよ」

 

 

 

 

 テラスを吹き抜ける風が、一瞬、凍りついたように止まった。

 

 

 

 

 交わされる言葉はどこまでも優雅で、それでいて互いの心臓に冷たいナイフを突き立て、抉り合うような殺意。その静かな衝突を切り裂くように、演習場に設置された巨大なブザーが鳴り響くのであった。

 

 

 

 

 

 模擬戦が開始される。

 

 

 

 

 その合図とともに、静止していた二条の火線が演習場の土を跳ね上げた。

 

 

 

 

 地響きを立てて突撃を開始したのは、最新鋭のウィンダム。そして、それを迎え撃つのは、時代遅れのフレームのアストレイ。両機ともに、その手には共通の武器――ドッズライフルが握られている。

 

 

 

 

 

 広大な大地を滑るように機動し、互いのドッズが咆哮を上げる。本来であれば、その光景は一方的な蹂躙になるはずだった。ウィンダムは大西洋連邦の最先端技術を詰め込んだ現行の傑作機であり、対するアストレイは一次大戦の遺物。

 

 

 

 基本スペックの差は歴然であり、機動のキレ、センサーの解像度、すべてにおいてウィンダムが圧倒してしかるべきなのだ。

 

 

 

 だが、モニターに映し出される映像は、その「常識」を真っ向から否定していた。

 

 

 

 

「……何だと?」

 

 

 

 

 

 高官の手にあったティーカップが、微かに震える。

 

 

 

 

 砂塵を巻き上げ、ドッズの火線を最小限の挙動で回避しながら、アストレイはウィンダムの懐へと果敢に飛び込んでいく。一歩も引かぬどころか、時にウィンダムの予測進路を先読みしているかのような、老練かつ鋭い踏み込みを見せていたのだ。

 

 

 

「バカな……。基礎設計も出力も、ウィンダムが圧倒しているはずだ。……まさかセイラン副総裁、貴国はあのアストレイに、オーブ製の新型OSでも搭載したのか? いや、それとも……禁じ手である疑似人格レベルの自律演算システムでも積んでいるというのか!」

 

 

 

 高官の視線は、モニターに叩き出されるアストレイの反応速度に釘付けになっていた。これほどの機動をアストレイのフレームで実現するなど、人知を超えた制御がなければ不可能なはずだ。

 

 

 

 それに対し、ユウナは茶を啜り、事も無げに、極めて退屈そうに答えた。

 

 

「まさか。我々オーブは平和主義でしてね、そんな物騒なものは積んでいませんよ。OSは従来のアストレイのものと変わりませんし、もっと言えば、基本コードはそちらが運用している連合製と同じものです。東アジアの技術者なら、誰でも中身を覗けるほど『一般的』なものですよ」

 

 

「……何だと? 同じOSで、これほどの機動差が出るわけがなかろう!」

 

 

 

「ええ、OSは同じ。ですが、我々が施したのは『翻訳』の最適化です。大西洋連邦のOSは、彼らの豊かな大地で、彼らの高価な燃料を使って動かすための言葉で書かれている。……一方、こちらのアストレイは、東アジアの兵士が日々メンテナンスし、この大地の重力と砂塵の中でどう足を踏み出すべきか、その一点に絞って『コード』を組み直してある」

 

 

 

 ユウナは、困惑し狼狽する高官を横目に、唇の端を吊り上げた。

 

 

 

「閣下。高級なドレスを着せても、サイズが合わなければ走ることもままならない。……彼らが着ているのは、地球連合そのものから押し付けられた『窮屈な礼服』だ。対してあのアストレイは、この東アジアの戦士たちのために仕立てた『最高の戦闘服』。……同じ筋肉(エンジン)を使っていても、どちらが速く動けるかは、火を見るより明らかでしょう?」

 

 

 

 

 

(アストレイが一次大戦のままな機体な訳ねぇだろ、近代化改修なんてどんだけやってると思ってんだ)

 

 

 

 高官の狼狽ぶりを横目に、ユウナは冷めた紅茶を喉に流し込んだ。

 

 

 

 

 演習場のモニターには、凄まじい砂塵を巻き上げながら激突する二機の機影が映し出されている。ウィンダムが最新鋭の推進器を唸らせ、力任せに空間を制圧しようとするのに対し、アストレイの動きには驚くほど淀みがない。

 

 

(……まあ、実際には調味料程度の「隠し味」は仕込んであるんだけどな。ドッズライフルの「回転する大出力プラズマ」が放たれる際の強烈な反動とブレ。それを打ち消し、射撃時でも機体姿勢が微塵も揺るがないよう、ライフルと機体のリンクデータをミリ秒単位でインプットし直してあるだけだ。射撃の瞬間に機体が「ブレない」という安心感が、パイロットにこれだけの攻めの機動を許しているんだよ)

 

 

 

 周囲を見渡せば、観覧席の空気は二分されていた。現場の技術者たちは、骨董品のはずのアストレイが叩き出す、射撃の反動を完璧に御した異常な命中精度と効率のデータに食入り、驚嘆と知的好奇心に瞳を輝かせている。

 

 

 

 一方で、政治的な思惑で動く制服組の面々は、自分たちが「最新鋭」と信じ込んできたウィンダムが翻弄される姿に、隠しきれない焦燥と怒りを浮かべていた。

 

 

 

 

(……それにしても、隣のこの爺さんはどうだ。技術高官を名乗る割には、さっきから技術的な核心を突く質問が一つも出てこない。大西洋連邦の「お菓子」に目が眩んで、現場の苦労も機体の構造も見えなくなってるのかね。コネ採用か、あるいは賄賂の重みで思考停止しているのか……。どっちにしろ、救いようのないクソ野郎だ)

 

 

 

 

 ユウナは内心で鼻で笑いながら、静かに指を指す。

 

 

 

 

 

「……おや、閣下。どうやら決着がついたようですよ」

 

 

 

 

 

 その言葉を合図にするかのように、演習場の熱量が最高潮に達する。

 

 

 

 

 ウィンダムが機体性能に物を言わせ、ドッズライフルの銃火を浴びせながら強引に距離を詰めた。そのまま標準装備のビームサーベルを引き抜き、近接戦闘でねじ伏せにかかる。

 

 

 

 対するアストレイは、その突撃を真っ向から迎え撃った。

 

 

 ウィンダムがサーベルを振り下ろす刹那、アストレイは最小限のステップでその軌道をかわし、至近距離からドッズライフルの銃口をウィンダムの腹部へと突き立てる。

 

 

 

 通常、この距離、この姿勢での射撃は反動で自機の体勢をも崩しかねない。だが、アストレイは微塵も揺るがなかった。攻撃がブレない、回避が遅れない。ただそれだけの違いがパイロットの勇気、或いは興奮を生み出し。躊躇いのない行動に繋がっていたのだ。

 

 

 銃口から漏れ出るプラズマの残光が、ウィンダムのコックピット周辺を無慈悲に照らし出し、システム上の「撃破」を宣告する。

 

 

 

 

 

 一瞬の静寂。

 

 

 

 最新鋭機が、旧世代の「骨董品」によって完全に沈黙させられた瞬間だった。

 

 

 

「……バカな……」

 

 

 

 高官の震える声が、静まり返ったテラスに虚しく響く。ユウナはその横顔を眺めながら、極上の「営業スマイル」を浮かべて見せた。

 

 

 

 

「現場の兵士に喜ばれるはずだと言ったでしょう? これが、祖国を守り、東アジアの土を愛する者たちへ贈る、オーブ流の『最適化』ですよ」

 

 

 

 

 地球連合軍の主力機体は主に大西洋連邦が主導で製造しているが、その成り立ちはザフトのジンを始めとするMSを撃破し、奪われた領土の奪還。そして遺伝子を弄った化け物どもの巣窟への侵攻の為に作られたもの。

 

 

 それはザフトも同じであり、この世界のMSは『他国を侵略する為に』製造されたものであり、連合製のMSの設計思想もその血脈を受け継いでいる。

 

 

 

 一方オーブ製のMSは主に国土防衛の為に製造されたものだ。祖国を守り、民を守り、オーブの理念を守る為に生み出されたそれらは連合、ザフトのMSとは違いどこまでもオーブでの運用を主軸として製造されており、機体やOSに至るまで全てオーブの国土で運用されることが想定されている。

 

 

 

 そもそも設計思想が違うのだ。祖国の防衛にのみ最適化されたオーブ製MSの概念を輸出用アストレイに組み込む事で、東アジアでの運用に限っては最高のポテンシャルを発揮する機体として設計し、他国への侵攻を一切考えない防衛用MS。

 

 

 

 

 それこそが、オーブがプレゼンした『最適化』の正体であり。その真の目的が東アジアを国土に縛り付ける事である事を知っているのは、ユウナも含めてごく限られた人間だけであった。

 

 

 





・輸出用アストレイ
 スパロボで例えるのなら命中率増加の強化パーツと防塵装置によって東アジア限定で地形適正をSにする代わりに、整備が複雑と化して他国への侵攻に適さなくなったのが今回のアストレイ。故にパイロット達からすれば自分の思う通りに動いてくれたから勝てたという、ただそれだけの話です。

 今回のお話の元ネタには主に『マブラブトータルイクリプス』の要素も含んでおり、そもそもMSは何が目的で作られたものなのか?それであるのなら運用思想や中身に至るまで基礎レベルで違うのではないか?という考察も交えて制作されることに。

 メタ的に言うのなら、東アジア共和国は余りスポットが当てられることもなくフリー素材に近いこと(ライゴウガンダムくらい)。C.E世界の機体のバリエーションや設定などにおいても自国仕様に最適化され制作された量産MSがほぼ存在しないのも今回のお話に繋がるのでした。


 次回はそんな機体に搭乗したパイロット達の反応や、その後の東アジアについてのお話。因みにユウナとしては大々的にアストレイを売りたいと言うよりは、オーブの技術を舐められることへの恐れやその最適化された設計思想を東アジアに植え付けるのが目的だったりします。


 戦後のコンパスに参加するシンとルナマリアについて。

  • 原作通り二人参加
  • 婿養子になりシン・ホークとなって参加
  • ルナマリアが妊娠して除隊しハイネが参加
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