マブラヴ オルタネイティブー最良の未来を掴み取るためにー   作:桜大尉

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10話

横浜基地 PX

「それでお話しって何ですか、中佐?」

「今は任務中じゃないので、タメ口でOKですよ」

「それじゃあ、武くん、お話しって?」

「単刀直入にお話しします。もしまた戦術機に乗れるってことになったら涼宮中尉はどうしたいですか?」

「!?それはどうゆうこと?」

「ハイヴ攻略時は通信が極端に悪くなるのはご存知ですよね」

「えぇ、そのせいでCPとの連絡が取れなくて、壊滅した部隊がいくつもあると聞いたことがあるわ」

「俺と香月博士は、その課題を解決するためにCPの役割も果たす複座型の戦術機を開発しようと考えているんですよ。そのCP将校に涼宮中尉をと考えていまして、もちろん涼宮中尉の意見を尊重しますが」

「もちろん乗れるのなら乗りたいわ、でも私の足ではもう戦術機には乗れないのよ。」

「その点はご心配なく、その足の状態でも乗れる様調整します。そのために複座型にしたのですから」

「...何で武くんは私にそこまでしてくれるの?」

「俺は仲間には常に笑顔でいてほしいんですよ、それに衛士になるために必死に訓練したのに、その努力が事故で報われないなんてあんまりじゃないですか」

「それだけの理由で?」

「俺には十分すぎる理由です。」

「少し昔話をしましょう、俺が訓練兵時代の話です。」

「武くんの訓練兵の時の?」

「えぇ、俺の所属していた部隊は6人で男が俺1人であとは女性でした。その時の俺ははっきり言って部隊のお荷物でした。部隊のみんなに追いつくために俺は必死で訓練に励みました、その成果もあって何とか衛士になることはできました。そこから状態は一変しました、俺には戦術機の操縦技術の才能があった様で、はじめての課程で適性はSランクでした。俺は自分には力があると思い込んでいました、そんなある日です、ある作戦が発令されました、その日はちょうどクリスマスで、みんなでパーティーをしていました。みんなでプレゼント交換した後にその作戦は説明されました。内容は機密につきお話しできませんが、とても過酷なものでした、俺が部屋に戻った時、みんなが1人ずつ、俺の部屋を訪ねてきました、その理由はプレゼントの件でした、どのプレゼントも男物だったそうで私には合わないから白銀にあげると言ってきたんです。その時の俺は何でかな、程度にしか考えていませんでした。」

「それから俺たちは衛士として、何度も過酷な戦場で戦いました、その最中俺は、部隊の中の1人の女性と恋仲になりました。隊の他のみんなはそれを自分のことの様に喜んでくれました。その時俺はこう思いました、この隊なら絶対みんな生き残れると、しかし、その希望はすぐに打ち壊されました。ある任務の際、仲間の1人が俺の恋人を庇って戦死しました、もう1人の仲間は、殿をつとめるためにそしてまた1人また1人と仲間が死んでいきとうとうその隊は俺1人になってしまいました。そしてこれは後から仲間の遺書を読んで分かったことなのですが、隊の全員が俺のことを好いてくれたんです。でもみんなは俺の意見を尊重してくれてそのことを黙っていたんです。その時俺は自分を責めましたよ、何で彼女たちの気持ちに気づけれなかったんだって、そこからです俺が仲間の幸せを第一に考え始めたのは」

「武くんはそれで...それでいいの?」

「えぇ、仲間の笑顔が俺の戦う理由ですから」

(そんなことしたら武くんはいつか壊れちゃうんじゃない)

遙はそう心の中で呟いていた。

「じゃあ、涼宮中尉は新型の戦術機に乗るって事で香月博士と話を進めていきます、それに合わせて、涼宮中尉には戦術機に慣れてもらうための訓練もしてもらいます。詳しい話はまた今度にしましょう、今日はもう遅いですし、明日に備えてしっかり体を休めて下さい。それじゃあおやすみなさい」

「待って!もう少しだけ、お話ししない?今度は私の話も聞いてほしいの」

「....分かりました、お茶でも持ってきます」

この時武は予想もしなかった、あんなことになるなんて




私事で大変申し訳ないのですが、諸事情により2週間ほど投稿をお休みします
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