マブラヴ オルタネイティブー最良の未来を掴み取るためにー 作:桜大尉
10月26日 帝都城
「それでは、こちらでお待ち下さい。何かあればすぐ外におりますので」そう言うと月詠中尉は襖を閉じた
「帝都城広すぎますよ〜俺1人だったら絶対迷子になりますね〜」
「まぁ私も最初はそうだったわ」
「夕呼先生でも道に迷うことってあるんですね」
「あんた私を何だと思ってるの私も人間よ、初めて来た場所で何処に何があるのかなんてわかるわけないじゃない」
そんな会話をしていたら、奥の襖が開いた。
「征夷大将軍煌武院悠陽殿下がお見えです」
その言葉と同時にその場にいる者全員が頭を下げた
「皆、面をあげなさい。香月副司令お久しぶりです。お元気そうでなによりです。」
「殿下もお元気そうでなによりです。」
「初めまして、白銀武中佐」
「はっ、お初にお目にかかります、横浜基地所属中佐白銀武中佐と申します。この度は謁見の機会を設けていただき恐悦至極に存じます」
「国連軍に籍を置いている者にしては丁寧な物言いだな」
「紅蓮、いきなり失礼ですよ」
「これは失礼した、私は帝国斯衛軍大将紅蓮醍三郎だ、以後よろしく」
「私は殿下の護衛を務めている帝国斯衛軍大尉月詠真耶大尉です。あちらにいる月詠真那中尉と私は従姉妹でございます。以後お見知り置きを」
「それではさっそくですが、副司令とお話ししたいことがあるので、真耶さん、紅蓮、席を外してもらえますか?」
「しかし、殿下!」
「よせ、月詠」
「しかし!」
「其方は殿下の意に背くのか?」
「…いいえ」
「それでは一旦失礼する」
真耶と紅蓮が部屋から出て行く
「殿下、お話の前に一つよろしいですか?」
「何でしょう?」
「そこに居るのでしょう?帝国情報省外務ニ課鎧衣左近課長」
「「?!」」
「おや、気配は完全に消していたつもりだったのだ、流石といったところかな、シロガネタケル」
「鎧衣、これは何の真似ですか?」
「盗み見るような真似をしたことはお詫び申し上げます。しかし私にもやらねばならぬことがあります。そのシロガネタケルという男は得体の知れない男です。」
「鎧衣、其方が私の身を案じていてくださったことは感謝します。しかしここに居る白銀と香月博士は私が直々に招いたのです。其方の気持ちは嬉しいが一度退出してほしい。」
「分かりました。何かあればすぐに参ります。」
鎧衣が退出した
「身内の者の失礼私からもお詫び申し上げます。」
「顔あげてください殿下、こんないきなり出てきた怪しい男を疑うのは当然です。」
「白銀、其方に感謝を」
「それで殿下、俺に話したいこととは?」
「白銀、其方あの者に人形を渡してくれましたか?」
「「!?」」
「もちろんでございます殿下!」
「そうですか、白銀其方に心からの感謝を、あの者は何か言っておりましたか?」
「ただ一言、姉上と」
「そうですか」
そう言うと殿下の目から一筋の涙が溢れた
「失礼ながら殿下、殿下も記憶を持っていらっしゃるのですか?」
「えぇ、私が覚えているのは桜花作戦の2日後くらいまででその後に白い光に包まれて気づいたら明星作戦後でしたわ」
「まさか殿下も二回目だったとはね、これは嬉しい誤算だわ、なら話が早いわ、殿下今日謁見を申したのは新OS件だけではなくBETAの新潟侵攻やクーデターへの対策について話し合うためでもあるのです」
「そうですか...分かりました。しかし、まずは新型OSの性能を見せていただきましょう。話はその後です。」
「分かりましたわ、白銀頼んだわよ」
「もちろんです!それではまずヴォールクデータ、防衛戦の次に斯衛軍の衛士と私が演習をするという形でよろしいでしょうか殿下?」
「構いません、すぐに準備をさせます、ところで白銀、其方に一つお願いがあるのですがよろしいでしょうか?」
「何でしょう?俺にできることなら何でも行ってください!」
「其方に感謝を。それでは公式の場ではない時は私のことを悠陽と呼んではくれませんか?」
「....へ?」
「....は?」
これには流石の夕呼も目が点になった
「殿下それはどういうことですか?」
「其方と私は同じものを背負うもの同士なのです。それなら対等になるなのは当然です!」
「はぁ...」
「私は其方のことを武様と呼ばせていただきます」
「えぇ〜〜〜!!なぜですか殿下!」
「悠陽です」
「殿k「悠陽です」
「悠陽」
「何でしょう武様?」
「何で俺のことを武様って言うのですか?」
「私の持ってる記憶の中で私は普通の高校生として冥夜や武様たちと一緒に生活していた記憶があるのですよ、その記憶では私は其方のことを武様と呼んでいたので、だめでしたか?」
「そんなことはないですけど」
「ならよろしいですね♪あと公の場以外で私に敬語を使うことも禁止です」
「分かったよ、悠陽」
「はい!武様♪」
「それでは演習の件はすぐに準備をさせます、真耶さん」
「はい殿下」
「早急に演習の準備をお願いします」
「分かりました」
「それでは俺はこれから準備があるので失礼します」
武は謁見の間から出ると真那の後ろを歩いてシュミレーターのある場所に向かっていた
(まさか殿下も二回目だったとは、それにしても何で平和な世界の記憶まで持ってるんだ、そこはいいまずはXM3の有用性を証明しよう!)
武はそう思いながらシュミレータールームに向かった
読んでくださりありがとうございました!
投稿周期はバラバラになりますが必ず完結させますのでよろしくお願いします