マブラヴ オルタネイティブー最良の未来を掴み取るためにー 作:桜大尉
「それじゃあ、速瀬中尉、行きますよ」
「いつでもきなさい、白銀」
その言葉と同時にシュミレーションをスタートする白銀
「まずは、歩くとこから慣れてもらいます」
「そんなじれったいことしてないで、さっきの機動やりなさいよ!」
「いいんですか?」
「何よ、私はそんなやわじゃないわよ」
「分かりました、念のために座席にはエチケット袋が用意されています。もしもの時は使ってください」
「ふん、誰がそんなもの使うもんですか」
「それじゃあ、逝きますよ」
「ちょっ、白銀、なんか漢字違くない!?」
それと同時にとんでもない加速によるGが速瀬中尉を襲う。
そこは歴戦の猛者、なんとか耐えることができた。
しかし、それも長くは続かなかった。
武が機動を取り始めると、速瀬中尉の顔はみるみる青くなっていった。
そしてシュミレーターが終わる頃には速瀬中尉はエチケット袋のお世話になっていた。
とても動ける状態ではなかった速瀬中尉、それを見かねた武が速瀬中尉をシュミレーターの外に連れ出した。普通なら肩を貸して降りるであろう。
しかし、そこは恋愛原子核、なんと武は速瀬中尉をお姫様抱っこしてシュミレーターから降りてきたのだ。これにはA01の全員が驚いた。
あの速瀬中尉がお姫様抱っこされてる!?、速瀬中尉があんなになるなんて、などさまざまな声が聞こえてきた。
「ん...ここは?」
「目が覚めましたか?速瀬中尉?」
「白銀!?なんで!?」
「俺の機動についていけなくて気を失ってたんですよ、でもよかった〜元気そうで」
ドクンッ!
(何この気持ち、こんな気持ちになるのは孝之の時以来、もしかして、私はこいつに?)
「どうしました、速瀬中尉?顔赤いですよ?」
「何でもないわよ!!それにあんたいつまで私をお姫様抱っこしてるつもり!さっさとおろしなさいよ!」
「す、すいません」
「速瀬中尉が照れてる、なるほど、速瀬中尉は白銀中佐がタイプなんですね」
「む〜な〜か〜た〜?」
「って、高原が言っていました」
「えぇ〜!?言ってないですよ!」
ある意味宗像中尉が言ったことは的を得ていたが、それはいつもの冗談と流されていた。そのことに速瀬中尉は内心安堵していた。
「いい加減にしないか!」
「我々は今任務の最中なのだぞ!」
伊隅大尉の一言で全員が黙った。
「お見苦しいところを見せてしまい、すいません白銀中佐」
「いいえ、自分も女性に対して配慮が足りませんでした。すみませんでした、速瀬中尉」
「別にいいのよ」 「別に嫌だった訳じゃないし」ぼそっ
「え?なんか言いました?」
「何でもないです!」
「よしじゃあ次は私がいかせてもらおう」
「次は伊隅大尉ですか、分かりましたでは行きましょう」
結果は、速瀬中尉より酷くなかった。さすがA01中隊の隊長の名は伊達ではなかった。しかし、壁に寄りかかってないと立っていられない状態だった。ちなみに伊隅大尉はお姫様抱っこではなく、武の肩を借りていた。
その次に、宗像中尉、風間少尉と続いたが、この2人も速瀬中尉同様途中で気を失って、武にお姫様抱っこされていた。その時2人の顔が赤くなっていたのはここだけのお話。
最後に、新任少尉たちの番になったがこれは言うまでもないだろう。
先任たちであの状態だ。新任少尉が武の機動についていけるわけがない。
案の定、全員エチケット袋のお世話になり、だのお姫様抱っこのお世話にもなった。先任たちと違うのはシュミレーターを降りても意識がなくお姫様抱っこされていた記憶がなかった点だ。
数時間後 ブリーフィングルーム
「みなさん、XM3と既存のOSの違い分かりました?」
「痛いほどわからされましたよ。しかし、このOSの有用性も分かりました。」
「本当は今日から教導の予定でしたが、流石に今日は無理ですね。教導は明日からにすることにします。」
「ご配慮感謝します。よし、今日はここで解散だ、明日からはXM3の教導が始まるしっかり体を休めておけ!」
「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」
「あ、涼宮中尉は残ってください。ちょっとお話ししたいことが」