婚約破棄令嬢殺戮超巨大ロボ -超人見知りな私でもコクピットにいれば安心ですわ- 作:生けもの
「ジュッ、ジュリエット。それはちょーっと難しいかなぁ」
「まぁ、公爵様、そんなことではフランソワを悔しがらせるなんて夢のまた夢ですわ。公爵様の決意とはその程度のモノだったのですか」
「そんな事はない!公爵家は人々を殺戮しまくったあの殺人鬼をお縄にして必ずや法の裁きを…」
「ほら、お嬢様、こぼしてますよ」
「あら、嫌ですわ、私ったら…ほほほ」
「って、ねぇ!聞いてる?こっちからは巨大ロボしか見えないんだけど。おーい」
「お嬢様、公爵様が何やら叫んでいるようですが…」
「ん?ほほひ?ふほほふぃんふぁほ」
「お嬢様、食べるか喋るか、どちらかにしてください」
「ん、ごくん。マリアンヌ、スコーンおかわり」
「ハイハイ、落ち着いてお食べ下さい」
「わかっているわ、もう子ども扱いなんだか…わっわわ!落ちる…」
「お嬢様、こぼれ…」
プチッ!
「「あっ」」
ジュリエットがこぼれそうになったスコーンを取ろうとして、思わず超巨大ロボ ジュリエッタ―MkⅡで公爵を踏んでしまった。
「…マリアンヌ、左の足の裏のアレ、帰ったら綺麗にしておいてちょうだい」
「承知しました、お嬢様」
公爵様が不・幸・な・事・故・でお亡くなりになられました。
おのれ、フランソワ。よもやこんな手で公爵様を亡き者にするとは… このジュリエット、思いもしませんでしたわ。
公爵様、この仇は必ずやジュリエットが打ちます!どうか見守っていて下さいませ。
「フランソワ VS ジュリエットだと前回言ったな、あれは嘘だ」
「ぼっちゃま、大丈夫ですか?うわごとをおっしゃってますが…」
「うっ、ここは…どこだ、私は一体……」
「ようやくお目覚めになられましたか、ぼっちゃん」
「ぼっちゃんはやめろ、私をいくつだと思っている。私は…」
そこで生・き・返・る・前の記憶を思い出した。
「そうだ、私はジュリエット・ダ・ヴィンチ嬢の超巨大ロボットに踏みつぶされて…」
「はい、それはもうミジンコのように”ぷちっ!”とつぶされました。」
「それはいい、いやよくはないが。もしや私は3・体・目・なのか?」
公爵が暗に自分も肉片から培養されたクローンなのかと確認した。
「いえ、100体目です(きっぱり)」
「もうストックがないじゃん!!とユーか3体目から99体目までの死因はなんだったの??すごく気になる」
「それを、お聞きになりますか?真実を受け入れる覚悟が終わりですか?」
「ああ、どんな真実でも受け入れて見せる!!」
「ぼっちゃまの死因は…」
「死因は?」
執事は、心を鬼にして言葉を続けた。
「フランソワ様とジュリエット様の他、97人のご令嬢の超巨大ロボットにプチっと潰されたのが死因でございます」