今回選ばれたメンバーは、レヴィア、ロコ、イナミ、ルミの4人。
4人いるのは、ロコはとあることのため、他の3人はもし暴走したときの終了用である。
4人がイエローストーン国立公園に着くと、財団職員(レベル4/2000クリアランス)が数人いた。
職員たちについていくと、廃棄されたパークレンジャーステーションの小屋の中の一つ、その床の下のドアが開いた。
その中には近未来的な都市のようなものが広がっていた。
「ここは10000人が収容できるらしいです」
さらに進むと、職員たちは離れ、O5と通信しながら奥へ進むことになった。
「そこを右…そうだ。そこのドアを開けてくれ。その装置だ。」
「いいんですか?こんな奥まで入っちゃって」
「いいんだ…もうなくなるからな。」
「?」
「いや、こっちの話だ。気にしないでくれ。そしてその装置に、1発撃ち込んだら、すぐにその場から離れてくれ。そのためのロコ君だ。」
「あー…ポケットディメンションにみんなを入れればいいってことですね?」
「そういうことだ」
「わかりました。じゃあみんな入っちゃってー」
みんなを入れた後、自分自身も入り、顔を出して射撃する。
弾丸は吸収され、地下空間全体が歪み、縮小し始める。
「っよし!」
ロコはポケットディメンションを閉じる。
「その子…地上に出てこれてるかな?」
「確認してみる」
ロコがポケットディメンションを開けると、そこは先ほどのパークレンジャーステーションの建物の壁だった。
先ほどまで入り口があった部分…そこに彼女はいた。
銀髪に銀色の目…目の中には歯車が写っているように見えるが…光が宿っていないように見える。
「この子が…その、人類の希望ってやつ?」
「そう、あくまでGHクラスから人類の復興のために使う子だけどね…」
『網膜認識完了、外敵なしの判断、システムを起動します。』
機械的な音声がそういうと、彼女の目に光が灯る。
「初めまして…と言った方がいいでしょうか。できれば名前を設定して頂けると助かるのですが…」
さっきの機械音声とは違う自然な少女の声で彼女は言う。
「んー…じゃあ、ミカちゃん!」
「なんで?」
「かみ を反対にしてミカ!安直でしょ?」
「ミカ、ですね。承知しました。私はミカです。私は財団に作られた存在で、人類がほぼ絶滅した状況から人類を復興するために作られました。私は左手で遺伝子を記憶し…」
そう言いながらミカはロコの腕に左腕で触れる。
そうするとミカの手の甲の上に丸いゲージのようなものが出てきて、数秒で満タンになり消える。
「右手でクローンを作ることができます。」
「うーん…自由にクローンを作っていいの?」
「禁止されてます」
「クローンを作り出せる頻度は?」
「大体1秒に一体です」
「じゃあいま私のクローンを大量に作り出すこともできるってこと?」
「はい」
「…Oh」
「これはチートだぁ…で?この子をどうしろと?」
「…サイト-19への輸送の後、そこの地下室に隠れてもらう。」
「…なんで撃とうと思ったんでしたっけ?」
「現在先延ばしになり続けているBZHRの修理を早めるため、それと報告書補遺.2000-1のインシデントのことも考えた結果、可決されることとなった。」
「それならいい…か。O5が適当な理由でこの子に撃ってなくて安心しましたよ」
「黙れ」
ミカ「?…??」
イナミ「とりあえず、行こうよ。外に…」
レヴィア「あんまり私たちも外のことは知らないけど…あなたは、もし世界が滅んでも、この世界を取り戻すことができる。だから何も気にせず、もしその時が来るなら…その時が来るまで待っていればいいよ。」
ルミ「ミカ」
ミカ「…?なんですか?」
ルミ「申し訳ないが、約束があるんだ。」バチッ
ミカ「あうっ!?」バタッ
イナミ「なにやってるの!?せっかく良いところだったのに…」
ルミ「いや、O5から言われてただろ!?ミカを安全なところに隠すときは、ミカ自身にも居場所がバレてはいけないって!だから今テーザーで気絶させたんだよ!記憶処理剤は副作用があるから!」
イナミ「そうじゃない!話終わってからでもいいじゃん!」
ルミ「それは…すまん」
レヴィア「じゃあみんな、私が背負っとくから、行くよ!」
全員「わかった」
ミカ「(( _ _ ))..zzzZZ」
次にミカが目を覚ますと、そこはすでに白いタイル張りの部屋に娯楽や生存に必要なものなどがあるホテルの一部屋のような場所だった。鍵がかかっている。
ミカ「…置いてかれちゃった。」