ルア「あのー…もうそろそろこれ外して欲しいんだけど…なんで磔?」
ロコ「ハァ…あんたが問題ばっか起こすからでしょ!?この前は私たちの部屋に耳ボールを投げ込んで!そのせいで今度はスイちゃんが入院!何やってるの!?」
ルア「それは…なぜか持ってて気持ち悪かったから投げただけ…」
ロコ「そうだとしても嫌がらせじゃん…それに前の爆弾!あれのせいで財団サイトが一つ半壊…財団から拘束命令が出ちゃったからしょうがないじゃん!」
ルア「うぅ…ごめんなさい…」
ベル「まぁまぁ、今回はルアが行くんだ。そんなに怖がらせなくても…」
ルア「えっ?行くってどこに…」
ルミ「SCP-354…通称「レッド・プール」不定期に異常実体を排出する赤い水たまり。今は職員が逃げ出して廃墟になってるらしいがな…じゃ、行ってこい!」
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ルア「そんなぁ…まさかほんとにここまで…」
ため息をつくルア。
ルア「すぐ帰ってきたら許さないって言われてるし…行くしかないかぁ…」
そうしてルアはエリア354の中に入る。
~15分後~
ズリ…ズリ…
(うそうそうそうそ…まさかあんな奴がいるなんて…)
先ほどルアが遭遇したもの…それは棍棒を持っている概ね人型だが、目がなく、耳が異常に発達したおそらくプールから出てきたであろう実体。ルアは実体の前で音を立ててしまった。そして棍棒で片足を潰され今に至る。
(いたい…いたいよぉ…)
そしてプールに着く。そして銃を構えるが…
後ろの気配に気づくのが遅れた。
(…えっ?なっ…なんでここに…)
それは先ほどの実体。ルアの足を引き摺る音に反応してついてきてしまったのだ。
奴が棍棒を振りかぶる。
ルアは必死に避けようとするが時すでに遅く、横腹を思いっきり抉られクリーンヒット。そのままプールの淵に激突。
「かっは…」(ゆび…動いて…うごいてよっ!)
ルアは抉られた場所と口から血を撒き散らしながら必死に指を動かそうとするが…
グチャッ
倒れているルアに殴られたばかりの右脇腹にもう一撃。
「ぁ…ぅぁ…」(もう…だめか…)
そう思ったその時、いきなり実体の首が180°回転し、倒れる。
???「354に行ってる子って…あなただったんだ。」
そこにいたのは…そう、入院から復帰したイナミであった。
イナミ「私あなたにはそんないい思い出ないけど…とりあえず貸して」
イナミはルアが手に持っている銃を打つ。プールの中に着弾した銃弾は、プールを巻き込み変形し始める。
ちなみに撃たれたプールは底が見えるようになっており、それは1番深いところでも脛ほどまでしかない非異常性の窪みになっていた。
赤い眼と赤い髪の少女…後にレルと名付けられたその少女は。辺りを見回した後、エリア354の周りにいた財団職員に保護された。
イナミ「はぁ…私たちも行くよ」
イナミがルアを背負って歩き始める。
ルア「ぁ…」
イナミ「ん?」
ルア「ぁ…りがと…ぅ…」
イナミ「いや…別に…何も…///」
そう言いつつ照れが隠しきれていないイナミさんなのであった。