二次創作系に強いのか、二次創作系が強いのか分かりたくない作者です。
今回は知人が影響を受けたゲームからインスピレーションを受けて、独自の要素を加えたダーク童話です。
モチーフとなった物が3つ(4つ)ありますが、分かったら是非感想にて回答して頂けると嬉しいです。
個人的にはEASY,NORMAL,HARD,VERY HARDくらいの回答難度だと思ってます。
では、どうぞ。
昔々、あるところに赤が似合う少女がいました。人形が好きな王様から加護を受けているその少女は名前を『あかずきん』といいました。
ある日、病気のおばあさんにブドウジュースとサンドイッチを持っていくようにとお母さんからバケットをもらいお使いにいくことになりました。
道中、猟師のおじさんと出会いました。おじさんは危ないからと銃をあかずきんに渡しました。
おじさんは言いました。
「七発目は撃ってはいけないよ。大事で大切な人を撃ってしまうから」
あかずきんは頷くと、おばあさんの家に向かいました。
先程の猟師に一発、リンゴのヘタに向けて一発、農家の人に向けて一発、パン屋さんに一発、猪に向けて一発、小鳥に向けて一発撃ちました。
おばあさんの家に着いたあかずきんはコンコンとドアをノックしました。
おばあさんは咳をしながら、あかずきんを招き入れました。
あかずきんは何回もおばあさんに聞きました。
『声が変』『耳が大きい』『口が大きい』。
苛つく問答にケリをつけるために、あかずきんを食べようとベッドから立ち上がり襲い掛かる。狼の口があかずきんの顔を覆った刹那、乾いた破裂音が木造の家から轟いた。
ドサリと力無く倒れる狼、立ち上る硝煙、ニタリと笑うあかずきん。
「狼さん、私ね。人間じゃないの。」
突拍子もない独白に目を見開くも力が入らない狼。
「お母さんが子供を作れないからって搔きむしった垢で出来た人形なの。」
意味が分からず、力の入らない体と反目するように目を白黒させる狼。
「ほんと変よね。人形が大好きなだけの人に作らせたら動き出すんだから。」
本当に意味が分からない、言及する程度の余力すら呼吸という至上命題に奪われる。
「そうね、そうね!あなたも分からないわよね!」
口の端々から笑みがこぼれるのを抑えられないあかずきん。
銃創からだくだくと流れる命の水、かき集めて戻せるかもしれないと淡い思いでどうにか手を動かす狼。しかし、動くほどに朱のプールは勢いを増す。
「あの壊れた母親と父親がご執心の祖母がどんな人か知りたかったの。」
語るあかずきんのトーンが落ちる。
「きっと素敵な人なんだろうなって!」
まぶたが閉じそうになる、しかしすんでの所で怪物の狂喜がこの世に意識を繋ぎ止める。
「でも、貴方が殺しちゃったでしょ?」
どこからか取り出したナイフを狼の腹に突き立て、裂く。そして、あかずきんが狼の臓腑から取り出したのはシワのある人の指だった。
「きっと、アタシが手を汚さないように前もって殺してくれたんでしょ!!!素敵よダーリン!」
呼吸もままならず、切開された腹から流れ出す血も戻せず、意識を手放す寸前、
「さよなら、アタシのダーリン。」
裂かれた腹から吐き戻しそうなほどの邪悪の発狂が最期まで耳朶を揺らした。
嗚呼、赤ずきん、朱ずきん、垢ずきん。
作成している現時点で、前書きでも触れたゲームのソシャゲ続編をプレイし始めました。周年フェスがあるってだけで飛び込みました。
それはそれとして、回答お待ちしております。