三輪の兄貴   作:器用貧乏ならっこ

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戦闘描写下手くそ注意です…なんとか形にはなってると信じたいです。
どうやったらうまいこと次回に繋げる形で本文を終わらせられるだろうか…


模擬戦と三輪の兄貴

「よし、それじゃ始めようか」

 

「よろしくお願いします。霧矢先輩!」

 

「今日こそボコボコにしてやんよ」

 

「頑張れ真希! 憂太〜!」

 

「しゃけしゃけ!」

 

1年生ズとりっぱ寿司に行った一カ月後。任務で忙しくてしばらく1年生ズと顔を合わせることはできなかった(連絡はこまめに取ってる)が、今日俺は五条先生に頼まれて真希たちの模擬戦の相手をしていた。

なんでも今年は東京校も京都校も人数が少ないらしく、お互い一年生を交えた交流戦になるそうで、そのために早くから鍛えてほしいとのこと。

 

雑談もそこそこに俺たちは4mくらい離れてお互い構える。真希は棍、憂太は竹刀、俺は素手だ。

 

「憂太! 私の動きについてこいよ!」

 

「わ、分かったよ真希さん!」

 

「準備はいいかー?それじゃ、始め!」

 

パンダの号令と同時に真希が素早い動きで接近し、棍を連続で突いてくる。それに合わせて憂太が回り込んで横から斬り込んでくるが

 

「甘いな」

 

俺は素早くしゃがんで2人の攻撃を躱し、そのまま真希の懐に入り正拳突きを放つ。

 

棍の長所はリーチが長く一撃の威力が高いこと、逆に懐に入られると長所を活かしにくいがそこは流石の真希。すぐに反応して棍の持ち手でガードするが、それに対して俺は棍を掴みに行く。

 

「そう何回もやられっぱなしになるかよ!」

 

俺が棍を掴みかかる前に真希は根を投げつけて徒手空拳で応戦。投げつけられた棍を回避する隙に憂太が俺の後ろから斬りかかる。

2人は前後で挟んで横に移動させて二手目で倒す算段のようだ。

一つの敵を左右または前後で挟み込んで相手にするのはツーマンセルの定石だが

 

「まだまだだな」

 

「うわっ!?」

 

「ッ!?」

 

それは味方と攻撃する場所を上手く分散できた場合の話だ。

 

俺は真希のラッシュを捌いて合気の要領で憂太に投げ飛ばす。

それを避けて隙ができた憂太から竹刀を奪って頭を小突いて模擬戦は終了した。

 

「2人とも初めての連携でどう動けばいいのかわからないんだろ。攻撃も単調だし場所もバレバレだ。特に真希はいつも以上に動きが悪い。憂太に対して『合わせろ』って言ったんだからもっと自由に動いてよかっただろ。遠慮なんかしてんじゃねえ、お前の強みはフィジカルと武器の扱いだ。武器を手放してどうする? 俺に棍を掴まれそうになって投げたんだろうが憂太が後ろに居たんだから距離を取ってリーチを活かせば良かっただろ」

 

「うっ」

 

そう、連携はあくまでも味方同士が似たような実力を持っている時にするものであって強い方が弱い方に遠慮して本来の実力を発揮できないなんてことにはなってはいけない。真希はぶっきらぽうで口も悪いが性根は優しいから憂太を守るような立ち回りをしたんだろう。それが仇になってあっけなく負けたわけだ。

 

「それと憂太はまだ慣れないってのもあるんだろうが力みすぎだ。あとで日下部先生に言っとくから刀の扱い方とか剣術をもろもろ教えてもらえ」

 

「は、はいっ!」

 

「あと呪力操作が雑。そこらへん五条先生にちゃんと指導してもらえ」

 

「はい……」

 

「霧矢ー! 憂太を泣かすなー!」

 

「しゃけしゃけー!」

 

「な、泣いてないよ! もう!」

 

まあ力みすぎって言っても一ヶ月でここまで動けるなら上々だろう。雑とはいえ呪力強化もきちんとできてる、というか呪力量が多いから強化の度合いがえげつないな。

 

「霧矢も刀使うだろ。教えてやんねーのか」

 

「俺のは術式絡めた速さゴリ押しの抜刀術で基本一撃必殺かヒット&アウェイだからな。純粋な剣術じゃ日下部先生の方が数段上だ」

 

「そういやそうだったっけか……チッ! 今回も術式使わせられなかった」

 

「ま、まだまだ真希には使わねえよ。それでもあと一年もあれば使わせられるさ」

 

模擬戦じゃ基本俺は術式を使わない、というか使いたくない疲れるし。

それに今はまだ呪力操作の方を鍛えたい……比較的燃費の良い術式とはいえ俺の呪力量はそんなに多い方じゃないからだ。

 

「みんなお疲れー。霧矢もお疲れさん。」

 

「五条先生!」

 

「悟〜。霧矢が憂太いじめてた〜」

 

「マジ!?霧矢ダメだよ〜後輩いじめたら」

 

「学生時代七海さんや伊地知さんにいびってた人がいいますかそれ。あといじめてません」

 

「それ…誰から聞いたの?」

 

「家入さんが言ってました。それで、任務ですか?」

 

「(悟今否定しなかったよな)」

「(しゃけ…)」

「(いびってたんだ…)」

 

「そうそう任務。と言っても霧矢じゃないけどね〜棘、君にご指名だ。チャチャッと祓っておいで。それと憂太もついて行っといで」

 

「僕もですか…?」

 

「そ、呪術師の戦い方は千差万別。呪術師の数だけ祓い方があると思った方がいい。棘の『呪言』はそのいい例だ。しっかり勉強しておいで」

 

「わかりました…よろしくね狗巻君!」

 

「しゃけしゃけ」

 

「ああ、それと霧矢は僕と一緒に京都だよ。任務のついでに交流会の打ち合わせに行こうと思ってね。久々に妹に会えて嬉しいでしょ?」

 

「わかりました。歌姫先生に連絡入れておきます」

 

「霧矢〜俺八ツ橋食べたい!」

 

「私は京ばあむが食いてえ。買ってきてくれよ」

 

「明太子〜」

 

「わかってるよ。棘は生八ツ橋な」

 

あとで金次たちにも聞いとくか…そういえばしばらく霞と会ってなかったな。

 

「五条先生に言うのは癪ですけど、こういう時でもないと会えないのでとりあえず感謝しときます」

 

「も〜霧矢素直じゃないなあ〜。じゃあまあ、そういうことだから1時間後に正門集合ね〜。憂太と棘も準備ができたら正門ね」

 

「わかりました!そういえば霧矢先輩妹さんいたんですね」

 

「そういや言ってなかったか。京都校に一個下の妹がいるぞ。俺は五条先生にスカウトされて東京校に来たけど、妹はシン・陰流の最高師範にスカウトされてな。家から近いのが京都校だったから妹はそっちになったんだ」

 

「スカウトされる人によって所属校変わんのか?」

 

「それは知らないけどもしかしたら五条先生のわがままでこっちになったりしてな。まあ、あの人から学んだこともある…あるよな?うん、多分あるからそこは感謝してるよ」

 

「座学はあのバカ目隠しから学ぶこと全然ねえけどな。教えるの超下手だし」

 

『それな』

 

「あはは…」

 

どうやら満場一致らしい…哀れ五条先生。やっぱり哀れじゃねえや、妥当だ妥当。憂太ですら否定しなかったぞ。

 

「そんじゃ準備してくるわ。お土産ちゃんと買ってくるからあんまり怪我すんなよ〜」

 

京都校か…東堂、はゴリラだし問題ないな。加茂たちは元気にしてっかな〜。そうだ、天与呪縛のメカ丸くんと一度会ってみるか。霞電話出るかな…あ、出た

 

『もしもし兄さん?どうかしたの?』

 

『もしもし霞〜今大丈夫?交流戦の打ち合わせで京都に行くことになったからメカ丸くんと一度会ってみたいんだけど。え?今隣にいる?ちょっと変わってくれる?…』

 

 

ミーハーの兄貴は天与呪縛…その呪いを解くことができるのか。それは未だ誰にもわからない…

 

 




2話目ですけど更新ペースは結構遅いです…多分無下限呪術に阻まれてる…

??『何度でも言うぞ。私の筆が遅いのは私の文章力が皆無だからだ!』…だそうです…精進します。


【三輪霧矢の戦闘スタイル】

・術式を絡めた速さゴリ押し戦法らしい。五条先生曰く基礎のゴリ押しだからやりにくいとかなんとか。

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