三輪の兄貴   作:器用貧乏ならっこ

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最初に謝罪します、申し訳ございません。

前回まで呪術廻戦0やってたのにいきなり渋谷事変が始まります。

作者の私もびっくらポンです。

思いつきでやってるので許してください…


渋谷事変
プロローグ 渋谷事変と三輪の兄貴


2018年10月31日、ハロウィンで賑わう夜の渋谷駅周辺に帳が降ろされる。

 

帳の効果によって一般人は渋谷駅周辺から出ることができず、中はパニック状態に陥っており、

 

彼らはひたすら帳の外へ向けて『五条悟を連れて来い!』と連呼し続けていた。

 

それに対して総監部は五条悟を帳内に投入。

 

また、不測の事態に備えて渋谷の近くに居た術師を召集した。

 

五条悟が現地に到着、その後事態は収束へ向かわれると思われた。

 

しかし、五条悟が封印されたことによってその流れは変わる。

 

召集された術師たちは封印された五条悟の奪還に方針を転換。

 

それによって特級呪霊の巣窟、魔の渋谷駅へ足を進めることになった。

 

 

召集された術師の一人、七海建人もそうである。

 

 

彼は五条悟の封印が確認された後、帳を出て一級術師でしかできない要請を終え、補助監督を殺害し回っていた呪詛師を無力化、その後釘崎を除く禪院班の二人と合流。

 

禪院直毘人、真希の二名と合流した後にすぐさま特級呪霊である陀艮と交戦。

 

陀艮が展開した領域で窮地に陥るが、

 

途中から参戦した伏黒恵の協力、そして呪力を持たない謎の男の乱入によってどうにか辛勝することに成功した。

 

しかしその後漏瑚という特級呪霊にあっけなくその左半身を燃やされてしまう。

 

それでも彼はなんとか命を繋ぎ、呪力を練り続け、渋谷駅構内を歩く。

 

術師としての責務を、大人としての責任を果たそうと渋谷駅で大量に発生していた呪霊や改造人間を愛用の鉈で殺害していた。

 

死にかけの身体を無理矢理動かし、火傷の傷を晒しながら孤独に死闘を繰り広げていた時、

 

七海は、背中に当てられた手によってそれが終わりを迎えようとしているのを理解した。

 

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

七海建人にとって呪術師という職業はクソだ。

 

常に忙しく、かつての友人のように若くして命を散らすこともある劣悪な労働環境での任務を強制させられる。

 

それに加えて呪術師には常識のある人間が殆ど存在せず、逆にまともであればあるほど生存率は低い傾向にある。

 

そんな職業において七海建人という人物は、常識のあるまともな人間の一人であった。

 

そのため一度呪術師を辞め、一般企業に勤務していたという経歴を持っている。

 

しかし、七海は出戻ってきた。

 

”やり甲斐”という理由で呪術師の道を再び歩む選択をした。

 

そのことについて七海は後悔していない。

 

いつだったか、そう”彼”に言ったことを思い出した。

 

それを思い出したのは、今七海の背中に当てられている手を持つ呪霊、”真人”に追い詰められた時、自身の人生を思い返して『悔いはない』と言ったからだろう。

 

「……居たんですか?」

 

「居たよ。ずっとね」

 

「ちょっとお話しするかい? 君には何度か付き合ってもらったし」

 

そう話す真人に対して七海はぼんやりとしていた。

 

真人は触れている相手の魂を好きなように弄り、殺すことのできる術式を持っている。

 

深く考えるまでも無く、七海の死は確定していた。

 

(灰原、結局私は何がしたかったんだろうな)

 

(逃げて、逃げた癖に”やり甲斐”なんて曖昧な理由で戻ってきて)

 

そう死んだ友人に届くはずのない疑問を投げかける。

 

その時七海は死んだ筈の灰原の幻影を見た。彼が指差す方向には、

 

「ナナミン!」

 

宿儺の器である少年、虎杖悠仁が居た。

 

(ダメだ灰原、それは彼にとって”呪い”になってしまう)

 

そう分かっているのに、「虎杖くん、あとは頼みます」と、呪いを遺して

 

七海は死ぬ──筈だった。

 

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

かねてから真人は宿敵である虎杖悠仁をどう壊すことができるかを考えていた。

 

そして真人は一つの結論へと至った。

 

虎杖悠仁と親しい人間を虎杖悠仁の目の前で殺せばいいのではないか、と。

 

だから虎杖悠仁が来た時、真人は愉悦に浸った。

 

目の前には死にかけの七海建人。そしてそれに触れている自身の掌。

 

真人は悦んだ。もうすぐ念願の、虎杖悠仁の怒りに塗れた反応が見れるのだと、

 

その状態が、真人の対応の遅れを生んだ。

 

 

は? 

 

 

一瞬、真人には何が起きたか理解ができなかった。

 

自分の手は今、七海建人の背中に触れていた筈だ。

 

だというのに、気付いた時には七海は目の前から消え、代わりに自分の手が斬り落とされていた。

 

(なんだ……? 何が起こった……!?)

 

その答えを見つけるべく、真人は七海が移動した場所、虎杖悠仁の方向を見る。

 

するとそこには、見知らぬ水色の髪をした180cmほどの男が刀を片手に七海を担いでいた。

 

その姿を見て、真人は一つの結論に至った。

 

その人物は本来ここには召集されていない、高専を()()()()という形で追い出されていた筈の、

 

三輪霧矢!

 

「呪霊の癖になんで知ってるんだよ。キッショ」

 

羂索から要注意人物として聞かされていた、三輪霧矢であると。

 




私は、本来であれば与くんの天与呪縛を解除したところが一番キリが良いと思い、そのままこの作品は完結にするつもりでした。

一応設定も固めましたが、割とガバガバですし、誰かが適当にそれを参考にして似たような作品
(というか術式関係なしで与くんが救済される作品)を作ってくれたら、与くんが推しの私としては大満足だったわけですよ。

ですが心の中の綺麗な(?)ドブカスくんが

(それでホンマにええん?自分が幸吉くんの良さをもっと広めなあかんとちゃうん?)

(あと執筆者の心構えとかないんか?ちゃんと宿儺倒すところまでやれや)

と囁いてくるので書き上げました。拙い文章ですが、またしばらくよろしくお願いします。

ちなみに省いた部分で霧矢が影響を与えた部分に関しては番外編という形でいつか書きたいと思ってます。



[オマケ 教えて!霧矢先生!]

Q、どうして霧矢は停学処分で高専を追い出されたんですか?

A、羂索が絶対に霧矢を停学にさせるように腐った蜜柑共に命令したからです。

理由としては単純に五条封印においてはかなりの脅威だと羂索が判断したからですね。

別に霧矢がもっと前から渋谷に居ても五条封印くらいは原作通りにちゃんとできます。

だって結局帳に入るのは五条だけなので。

ですが、羂索は

(ワンチャン獄門疆が奪取される可能性もあるし、奪われたことが原因で『獄門疆・開門』でもされたら洒落にならないよね〜たはー)

と考えました。

(ちなみに『改変』で普通に封印解けます。なので羂索はマジのファインプレーをしました)

だから霧矢がこのタイミングで渋谷にいることはイレギュラーといえばイレギュラーではあります。

ですがまあ、羂索ならこのくらい想定はしてたと思います。真人たちに要注意人物として、気をつけるように言ってますし。

さすが、伊達に千年生きてるわけじゃないですね。

だからと言ってはなんですが、実は羂索の手元にはもう獄門疆はないです。

どこぞのちょんまげゴリラも来るし、早めに移動させとくに越したことはないですからね。

だから今持ってるのはめちゃくちゃ頑張って精巧に作ったダミ門疆てす。

それを羂索は持って、いかにも獄門疆を手元に置いてるかのように振る舞ってると思います。


ちなみにですが、霧矢を停学処分にすることができなかった場合は三輪ちゃんを拉致して、霧矢を誘き寄せて謀殺してたと思います。

そして多分その肉体は脹相の受肉元として使われるんじゃないですかね…
(脹相が最強になってまう…)

とまあ、それくらい霧矢は羂索にとっての脅威だったんですね。

死滅回遊ぶっ壊されるほどではないと感じてるけど五条除けば一番の脅威だと思ってます。

具体的には戦闘においてはそこまで脅威じゃないけど、それ以外の分野じゃ五条より脅威って感じの評価です。

だから普通に脅威度的には乙骨より上です。やったね霧矢くん!

まあ、羂索は知的好奇心の塊だから極力術師は殺さないようにしてると思いますが、計画の邪魔になったら躊躇なく殺すだろうと思われます。

だから霧矢はガチでラッキーでした。ヨカッタネ!

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