元自衛隊員、学園都市で教師になる  〜今を生きる者のアリア編   作:風間しんや

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第七話

第七話

先生達の準備が始まった頃、フランシスもまた動き始めていた

「もう少しで我の〝作品〟も完成する」

 

[黒服――

 ベアトリーチェ――

 マエストロ――

 地下生活者]

 

「その誰もが奴……先生に打ち砕かれてきた……おそらく奴はもう私がいつ仕掛けてきてもいいようにしているだろうが、侮るなかれ……」

 彼はそう空間に言う

 それを黒服は影で見ていた

 

 

 

ミレニアム 薬品研究所

「試薬品D〜Gの使用結果です」

 と救急医学部の生徒が榊 原の元へとデータを持ってくる

「……試薬品Dの調合データをこちらに、君達はE〜Gの調合データは廃棄し、Dの効力強化にリソースを割いてください」

 と彼女はそう言い、救急医学部の生徒も「はい!」

 と答え「やったね!」と互いに喜び合いながら戻っていく

「(現在までに3種類……師団長の提示した期間は2ヶ月……対象の肉体に対応しているのかも試さないといけないですしあと1週間までに8割以上の効力の見込みがある薬品が調合されないと薬品の並列運用も考えないといけませんね)」

 榊 原はそう考える

 すると彼女の頬に何か冷たいものが当たる

「っ!?」

 それを見るとコーヒーの缶だった

「差し入れだ」

 それを持っていたのは先生だった

「師団長……」

 と彼女はそう呟いた

 

 少し席を外し先生もとい信也と話す榊 原

「薬品の試薬品はもう少しかかりそうです」

 榊 原はそう言う

「だが、大分良い感じなんだろ?」

 と信也は言う

「……まぁ、はい」

 と榊 原はぎこちなく答える

「彼女たちは優秀だよ」

 先生はそう言う

「救急医学部……救護騎士団、名前的には薬品を扱えるかは怪しいだろうが彼女達は銃創に入った弾丸を取り出し、それを適切に処理した、十分医者さ」

 と先生はその胸に負った傷を触りながら言う

「…………彼女達については心配していません」

 と彼女は答える

「そうか……けど、榊 原なら大丈夫だ」

 と先生は言う

「現場を思い出せば少しはやりやすくなるさ」

「君ならやれる」

 先生はそう言いその場を離れる

 榊 原は少しその背を見ながら彼を見送った

 

 

 その日の夜

「?」

「停電……?」

 アビドス高校で少し遅くまで残っていたアヤネとノノミ、急に教室の電気が消え2人は不審に思う

「配電盤は昨日確認したんですけどね……」

 とアヤネはそう言いながら持っていたスマホのライトを付ける

 

 同時刻

「……停電ね」

 ゲヘナ学園の風紀委員室で作業を行っていたヒナとアコ

 ヒナは冷静に言う

「問題ありません、まもなく非常電源が付きます」

とアコも冷静に答える

「そうね……アコ、少し休みましょ」

 とヒナは椅子から立ち上がり外を見る、彼女が窓の外にある街に目を向けると街全体の電気も消えていた

 

 その日キヴォトスの一部地域にて停電が起こったとクロノスニュースは報道した

 数分後には復旧されたが、その停電の原因は分からなかった

 ただ一つ言えるのはそれが発電所や変電所の故障でないことだ

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