透き通る世界の闇医者は人の呪い(現在 改訂の可能性あり) 作:宙は空である
集積
_____呪霊
「なんであいつらばかりいい気になってるんだ」
_____それは妬み、恐れ、憎悪などの
「角……、気持ち悪いですねあいつら」
_____負の感情が漏れ出し
「また騙された。やっぱり、あいつらは信用できない」
_____形を成した
「この苦しみは、全部あいつらのせいだ」
_____負のエネルギーの集積
それを人は、呪霊と呼ぶ。
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「…………んあ?」
間の抜けた声が静まり返った空間に落ちた。目を開けると、見知らぬ空間が広がっている。崩れかけた壁、割れた窓、埃の積もった床。
廃墟___そう呼ぶのがしっくりくる、ボロボロの教室だった。
「酔って、こんなところで寝てた?……いやないかな」
昨日は酒を一杯も飲んでいない。ということは誘拐の被害にあったなどが考えられるが、
「不用心な犯人だな。手足が縛られてないし、雑すぎでしょ」
独り言を漏らしながら、教室を出ようと扉に手をかける。その瞬間、ようやく違和感に気づいた。
____手に、つぎはぎがある。
「……は?」
縫い合わされたような跡。触れると、確かに自分の感覚が返ってくる。
気持ち悪い。
それなのに、不思議と拒否感はなかった。
「あ~」
声もおかしい。低くて、どこか軽い。俺の声じゃない。
嫌な予感を抱えたまま、割れたガラスに映る自分の姿を見る。
そこにいたのは、ツギハギだらけの体とオッドアイを持つ見覚えがありすぎる、好青年だった。
「これ……」
喉が、ひくりと鳴る。
「真人、じゃないか?」
頭が一瞬、真っ白になる。
何でこいつが映る?
俺の体は?
もしかしてこれが俺の体?
次の瞬間、乾いた笑いが漏れた。
「まじかよ……よりにもよって、こいつか」
真人。
呪術廻戦に登場する、最低最悪の呪霊。性格は悪いし、やってることは外道。__でも、正直に言えば、嫌いじゃなかった。特にあの妙に人間臭いところが。
「いや、成り代わりたいとは思ってなかったけど」
無為転変
「呪術廻戦の世界に転生したらどの術式が欲しい?」と聞かれたら大多数の人がこれをこたえるであろう術式だ。人の魂をいじり放題な便利な術式だが、厄介ごとを呼び込む術式だ。某最悪の呪詛師がこれを手に入れるために付き纏ってくるだろう。
「逃亡生活、確定かぁ…」
ため息をつきながら、改めて教室の扉に手をかける。
ここは俺が生まれた場所、つまり恐れが集積した場所なのだろう。嫌に心地が良かったのは俺が呪霊になったことが原因だったのだろう。
「……まぁ、いっか!」
そういって俺は、教室の外へと足を踏み出した。
もし誤字があれば教えてほしいです。
お願いします。
あとがき欄のネタ文いりますか?
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いる
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そんなもん書くなら本編かけ
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評価乞食しないなら書いて欲しい
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どちらもありうる…そんだけだ