透き通る世界の闇医者は人の呪い(現在 改訂の可能性あり)   作:宙は空である

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戦闘描写とアケミのエミュがムズい…


伝説のスケバン

 

「スケバンゴリラじゃん」

 

辺りの空気が凍った。

ある者は今聞いた言葉を咀嚼できなかった。

ある者は己の尊敬する人物を案じた。

 

「お、おいお前!姐様に向かって何煽ってんだ!そんなんでうちらの姐さんが動揺するわけないだろ!」

 

マヒトはしまったという顔で問いを返す。

 

「あっ、ごめん思ったことそのまま口に出てた。」

 

「………」

 

「だ、大丈夫ッスか?姐様」

 

「……えぇ、ご心配ありがとうございます」

 

すると姐さんと呼ばれる女が前に出る。その顔は影が入って見えない。だが、マヒトの悪ふざけは止まらない。

 

「で、いきなり襲撃してきて何が目的かな?スケバンゴリラ」

 

「……私には名前がありますわ。」

 

「栗浜家のアケミという親がつけてくださった名前がありますわ」

 

「それをアンタはスケバンゴリラと…」

 

アケミが道端に停めてあった車を掴む。

 

「ぶっ殺して差し上げますわ!」

 

次の瞬間、掴んでいた車をマヒトに投げ飛ばしてきた。

 

____マジかよ!

 

とんできた車には神秘はまとっていない

ならば、

 

マヒトは自身の腕を刃のように作り替え、とんできた車を切り裂く。

 

「きゃっ?!」

 

アケミが本来、人にはできないその動きに動揺する。

 

___勝ったね

 

「やっぱ、ゴリラじゃん」

 

その隙にマヒトはアケミの懐にいた。

 

「無為転変」

 

だが、次の瞬間マヒトは顔色を変える。

 

「ん?」

 

___魂の操作ができない

 

アケミを気絶させようと魂に触れるが、なぜか魂を操作出来なかった。

 

「殴り合いの最中に考え事は禁物ですわよ」

 

アケミが拳構え、マヒトへと振るう。

 

バコンッ

 

マヒトは後方へと激しく吹き飛ばされるが、空中で体勢を整える。

そして、アケミの拳をガードしたことによりバラバラになった改造昆虫を投げ捨てる。

 

「逃がしませんわ」

 

アケミは追い打ちにエリザベスによる弾丸を放つ。

飛来する弾丸には神秘がまとっている。

マヒトは遮蔽物に身を隠した。

 

_____無為転変をした時に魂が守られていた。それも強固に…

無意識のうちに魂を神秘で守っているのか?

しかもあの守りの硬さ…神秘は魂を守るのに適しているのか?

いや、今考えることじゃない。

今はただ、あいつに勝つ方法を考えろ。

 

マヒトは複数の改造昆虫を取り出す。

 

_____無為転変が効かないんだったら、物理で捻り潰す…!

 

取り出した改造昆虫たちはマヒトの腕に絡み付き、グローブを形成した。そして、カウンターの姿勢をとる。

 

「来ないのならこちらから行きますわ」

 

次の瞬間、アケミがマヒトの隠れている遮蔽物へ突貫する。

 

(来たな…!スケバンゴリラ!)

 

アケミが右ストレートを放つ。マヒトはそれを見切り、クロスカウンターを見舞う。

 

「グッ」

 

マヒトのグローブはアケミの顔面を捉えた。だが、

 

「少しはのけぞってくれもいいだろ…」

 

アケミは己の顔面を撃ち抜かれたことをものともせず、拳を振るう。

それをマヒトはグローブで受けるようとする。

 

_____重っ、

 

「ふん」

 

次の瞬間、マヒトはアケミの拳を受け止めきれず、地面に叩きつけられる。

 

「これで終わりですわ」

 

アケミが足を上げ、踏みつけの姿勢にはいる。

 

バキィィ

 

もともとヒビに入っていた地面にさらにヒビがはいった。だが、そこにはマヒトの姿はなく、代わりに先ほどまでマヒトが装着していたグローブがあった。

 

「ふぅ、危なかった」

 

マヒトが排水口から形を変え、這いずり出てくる。

 

「アナタ、先ほどの変形といい、本当に人間ですの?」

 

「さぁ?自認は人間だよ」

 

軽口を飛ばしながらも両者は勝つための思考を続ける。

 

___今の感触、俺が普通に殴ってダメージを通すのは無理だな

 

___変形、このお方の強みは変幻自在の動きですわ

 

___物理でこいつに勝つにはあれしかないかな

 

___この方の強みを出さないように倒すにはあれがいいですわ

 

マヒトが改造昆虫を拳にまといながら駆け出す。

 

「さぁ!運ゲーの時間だ!!」 

 

対するアケミはミサイルの弾を取り出し、拳に神秘をまとう。

 

「吹き飛ぶといいですわ」

 

次の瞬間、アケミが己の拳でミサイルの弾を打ち出す

 

___ミサイルの弾に神秘を纏わせてきたか…!

 

マヒトは迫りくるそれをギリギリで避ける。マヒトの後方でそれが爆ぜる。だが、マヒトは気にもとめずに、1点に集中する。

 

 

____黒閃

 

打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み。

 

打撃の威力を2乗し、術師のポテンシャルを引き出す。

 

 

 

ゴツン

 

「チッ」

 

だが、マヒトが放ったのは普通の拳。黒い火花は微笑まない。

 

「何度やっても無駄ですわ!」

 

アケミがマヒトを仕留めようと蹴りを放つ。

 

__あぁ、わかってるさ。あれがただ集中しただけで出るものじゃないことぐらい。

 

だからなんだ?

 

今、出せ!

今出すのが最高に楽しいじゃないか!

さぁ、集中しろ、世界を置き去りにするぐらいに

この一発に賭けろ、今持つ全てを!

 

アケミの蹴りがマヒトの左胴体を貫く。アケミの足に伝わるはずだった反作用もなく、

 

「え?」

 

アケミは自身の蹴りの結果に動揺するが、マヒトは拳を構える。自身のなくなった左半身に目もくれず、

ただこの一発のために全てをかける。

その決意が黒い火花を散らす。

 

バッキィィ

 

_____黒閃っ!!

 

「___なっ?!」

 

アケミが後方に吹き飛んでいく。そして、背後にあった建物にヒビを入れながら、叩きつけられる。

だが、すぐにアケミは起き上がる。

 

「痛いですわね!」

 

「今の食らって起き上がってくるなんてタフすぎない?」

 

「私もこの程度で倒されるほど可愛らしい鍛え方はしていないですわ」

 

「それよりさっきのはなんですの?」

(あの黒い火花を纏った拳から明らかにこの方の雰囲気が変わりましたわ…それに消し飛んだ左半身も元通りに)

 

「ははっ神様の微笑みだよ」

(世界の見え方が変わった…!呪力の流れが手に取るようにわかる…!)

 

だが、ここでアケミの雰囲気も変わる。

 

「どうやら私はたるんでいたようですね」

 

アケミが息を深く吸い、特殊な呼吸へと切り替える。

 

それは、近い未来、伝説のスケバンと呼ばれる栗浜アケミが独自に編み出した呼吸法

 

そこに秘されるはスケバンの真髄

 

「スゥーハァー」

 

「これからは加減せずにお相手しましょう!」

 

「ふん!」

 

アケミの体から神秘が立ち上る。

 

「ははっお互いまだ元気いっぱいってわけだ」

 

「さぁ、第2ラウンドといこうか!」

 

 

---

 

 

---

 

__

 

目が開く。

あれ?

私、死んだんじゃないの?

そんな疑問を抱きながら、周りを見回す。そこにはかつて助けてくれた人、アケミさんを慕う生徒の方たちがいた。

 

「おい……あいつ姐様とやりあえてる……」

 

「しかも、体の形変えたぞ……ほんとに人間か?」

 

なんの話をしているのだろう?

そう思い体を起こそうとする。すると、生徒たちの一人がこちらに気づいたようだ。

 

「お、おい!起きたか?!大丈夫か?」

 

「え?あ、はい」

 

異変はすぐに気づいた

 

___身体の傷がなくなってる。

 

「あの!今何が起きてるんですか?」

 

「何ってそりゃ姐様があのツギハギ男からお前を取り返そうとしてんだよ」  

 

ツギハギの男、

私が意識を失う前に見た最後の人

 

もしかして助けてくれた人?

 

バッキィィ

 

当たりに響く打撲音が少女の思考を現実に戻す。

 

「あ!今、姐さんが戦ってる人、私を助けてくれた人かもしれません」

 

「え?それって今すごくヤバい状態なんじゃね?」

 

「あっ」

 

次の瞬間、少女は駆け出した。

 

「ちょっと待ってください!!」

 

 

---

 

 

---

 

__

 

「さぁ、第2ラウンド始まりだ」

 

俺とアケミは同時に駆け出した。

 

「ふん」

 

アケミは俺を仕留めるために拳に大量の神秘を纏う。

 

「ははっ」

 

俺はその神秘に触れないために改造昆虫で作ったグローブを必要以上に大きくする。

 

両者が衝突する次の瞬間、

 

「ちょっと待ってください!!」

 

「「?!」」

 

辺りに声が響く。

アケミはすぐに神秘を纏うのをやめ、声の方向を向く。

 

「大丈夫ですの?!」

 

そして、案じていた少女に声をかけた。

だが、マヒトはグローブを自身が制御できる以上の大きさに変形していたため止まれない。

 

「ちょっ、ごめん!!」

 

「はい?」

 

アケミが突然の謝罪に振り向くが、顔前にはマヒトの巨大なグローブ

 

その時、黒い花火が微笑んだ。

 

バッキィィィィ




最後の真人の黒閃は完全にたまたまです。


夜蛾学長「小説とは常に評価と隣り合わせ」

    「他人からの評価だけではない」

    「己の駄文に打ちのめされても、駄文を挙げねばならんこともある」

    「険しい仕事だ」

    「ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ」

    「それをただ書きたかったから?笑わせるな」

    「まだ暇を潰すためと言われたほうが納得いく」

    「君は」

    「己の駄文に絶望しても『書いてみただけだ』と言い訳するのか?」

作者「二次創作を書く、これは誰にだってできるんだって」
  
  「でもこの小説から逃げたらさ」
  
  「飯食って、風呂入って、漫画読んで」

  「ふと気持ちが途切れた時『ああ、あの時書いておけばよかったかも』なんて後悔して」

  「俺には関係ねぇ、他の誰かが書けばいいって自分に言い聞かせるのか?」

  「そんなのごめんだね」

  「この小説の未来がどんなものになるか分からんけど」

  「現実では後悔したくない」

夜蛾学長「いや、デジタルタトゥーになるかもしれんぞ?」

作者「…………"高"評価、感想、お気に入り登録よろしくお願いします。ナルベク、テイヒョウカハカンベンシテクダサイ」

五条「逃げた!コイツ保身に逃げたよ!」
   

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