電子制御の00レコード   作:コドコド

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なんかテンション上がってきた。


tune3 初戦

数日後…

ネルは先生に会いにシャーレを尋ねた。

「先生!」

「どうしたネル?」

「その…なぁ運転を教えてもらいたくて…」

赤面しながら言う。

「その事ね!じゃぁ18時位にまたシャーレに来て~」

 「分かった!」

ネルは意気揚々とミレニアムに帰って行った

「さてと。終わらせますかぁ…」

「ドンッ!!」机に積み上げられた仕事をこなす。

パソコンと書類とにらめっこして数時間後…

18時ちょうどに終わった。

「ヤバい!!ネルまたせてる!」

シャーレの駐車場に急いで向かう。

「ブォン!」

空ぶかしの音が鳴り響く。

「おせーぞ先生ー」

「ごめんごめん!」

「それじゃ行こうぜ!」

軽快なエンジン音を立てながら車は走り出した。

高速道路を走っていると、何やら後ろの方からシルバーのオープンカーがやってきた。(ジャガーeタイプ改)

「やぁ」

そこにいたのはセイアだった。

「今夜私と一戦交えないかい?美甘ネル君…」

「なんだ、誰かと思ったらトリニティのお嬢さんじゃねぇか!

いいぜ!その話受けてやる!」

ノリノリで答える。

「じゃあ深夜1時に小白PAに集合ね」

「あぁ!」

するとセイアの車はv12エンジンの心地よい音を響かせながら

高速道路を離脱していった。

「悪ぃ。先生。今日は先生の講習《セミナー》は受けられねぇ。

これから初めての初戦をして来るわ。」

「ネル…勝負するのは良いけど、無理しないでね」

「ったりめぇよ!」

意気揚々と答えるネルに先生は笑みが少し溢れる。

 深夜1時小白PAに2台の車が集まった。

「スタートは縦浜ベイブリッジからで草浦PAまでね」

「おうよ!」

「ブォン!」

二人は車に乗り込みエンジンを始動した。

そして、パーキングエリアを後にした。 

深夜1時のトラックが駆け抜ける高速道路をジャガーとFCが走り抜ける。

すると突然セイアが仕掛ける。 

トラックとセダンの間をギリギリで車線変更し、トップに躍り出る。

「C&Cのリーダーはまだまだ腕のほどは高くないようだねぇ」

と余裕を少し見せた走りをする。

「クソッ!」

ネルは負けじとギア4速から5速にあげる。

しかし、駆動FRにハイパワーのRB26を載せてるからかいきなり踏むと車の体勢が少しよろける。

時速約290キロのレースの中、白色の車体と銀色の車体が高速道路を縫って猛スピードで走り抜ける。

しかし、セイアの車のスピードはまだ伸びる。

「やはりお金持ちの車は速ぇ〜」

ネルはそう感嘆してると、あることに気づく。

「この車…6速がある…!」

本来ないはずの6速があるのだ。

多分前オーナーがミッション系を載せ替えていたのだろう。

「おしっ!そうと分かれば追いつける!!」

そう言うと、回転計がレッドゾーンにはいると同時にクラッチを踏み6速に入れた。するとエンジンはこれまでにない唸り声を上げながら走る。

速度計のタコメーターはもうマックスを超えて半周している。

少しリアを滑らせたながらコーナーを抜ける。

すると、セイアのジャガーと並ぶ。

両者共にエンジンの唸り声が鳴り響く。

「負けねぇぜ!!」

「君には負けないよ」

そんなことを言ってる内に、目印の観覧車が見えてきた。

そして、看板に草浦パーキングエリアの文字が見える。

残り3キロ。2台は300キロを超えた状態で一般車両を縫いながら湾岸を駆け抜ける。

セイアの車が少し優勢か。

それにならってネルの車も負けじと並ぶ。

すると、前の運送トラックがおかしな動きをする。

居眠り運転だ。

トラックは中央分離帯に衝突し、荷台とトラックが分離した。

トラックは回転し、荷台の荷物が飛び散る。

「うわっ!」

セイアはブレーキを踏みスピードを抑えて走る。

そんな中、ネルは前しか見えない。と言うか見えていない。

たくさんの破片が飛び散る中、ネルはある一筋の道が見えた。

それは彼女のアイデンティティでもある勝利への道だ。

そんな絶好なチャンスを逃したくない。

ネルはブレーキを踏むどころかアクセルを踏み続けた。

「ネル…死ぬぞ!!」

セイアが言ってももう遅い。

彼女のFCは飛び散る破片の中に突っ込んだ。

しかし、彼女にはゾーンが見えている。

フロントガラスがひび割れようと関係ない。

ネルは駆け抜けた。

その影響でフロントガラスにはヒビかくっきり入り、車体も傷が酷い。

だが無事にゴールである草浦パーキングエリアに1番に辿り着いたのだ。

その数秒後にセイアも到着した。

「ネル君怪我はない?」

「少しかすったぐらいだ!こんくらい問題ねぇ!」

セイアは少し安心した表情になった。

そしてセイアは「私の完敗だよ。ネル君。」と少し笑みを浮かべながら言った。

「あたしの勝ちだ!!」

ネルは嬉しそうに言った。

「またやりたいときは言ってくれ。トリニティのコースを取っておくからね。」

「おうよ!」

二人はパーキングエリアで飲み物を摂り

談笑して、朝焼けの綺麗な湾岸線を走った。

そんなこんなでネルの初戦は幕を閉じた。

《続く》




コトリの解説室!
今回は2本立て!!
Q.駆動方式ってなに?

A.駆動方式は主に5種類あり、よく皆さんが乗ってる普通車などはFFと呼ぼれる前輪駆動が多いです!
 FF(前輪駆動):前にエンジン、前輪で引く。
車内広々、街乗りに最適!
 FR(後輪駆動):前にエンジン、後輪で押す。
曲がりやすく、走りが楽しい!
 MR(ミッドシップ):真ん中にエンジン。
超クルクル曲がるスポーツカー用!
 RR(リア駆動):後ろにエンジン。
出足の加速がバツグン(ポルシェなど)!
 4WD(四輪駆動):全輪で回す。
雪道や悪路に強くて絶対に滑りにくい!

Q.v12エンジンってなに?

A.スーパーカーとかに使われる、めちゃくちゃ静かで滑らかに回り、最高の音とパワーを出す、車好きのロマンが詰まったド最高峰のエンジンです!
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