魔法少女リリカルなのは~Extreme Heart~   作:nakazero

10 / 12
どうも、お久しぶりの投稿です。
全然ネタが浮かばずもうしわけありませんでした。


しかも短いです。

それでもよければどうぞ。


第8話 「図書館少女」

 

なのはSIDE

 

 

 

「はぁ・・・・」

 

「何ため息をついているのですか?」

 

私がため息をつくと桜火が首を傾げて聞いてきたので、私は聞こえていないふりをした。

 

だってね、家を出てからの桜火がずっと手を引っ張った状態で移動してたんだよ。

商店街・駅・今いる図書館までずっと・・・

 

 

周りから見たら姉が妹に誘導されているようにしか見えない。

いや、むしろ姉ではなく・・・・

 

『母親と言った方がいいですかマスター。』

 

「ほんと、面白い事を言ってくれるねエクス。」

 

私の考えを読むかのように、相棒が突っ込んでくるし、もうヤダなぁ・・・

 

 

 

というわけで今私達は、海鳴市にある図書館に着ました。

この図書館、結構大きいし書も多くて桜火は、時折お姉ちゃんと来てるらしい。

というか、私がシード集めてる時に、桜火は書物漁りですかい。

 

「あぁ・・・」

 

「何天を仰いでいるのですか?」

 

「なんでもないよ。で次は何を取るの?」

 

「そこの上の段の書を。」

 

そう言われたので、私は桜火では届かない場所にある本を取った。

なになにタイトルは・・・

 

 

【心をひらく事が難しい人の処方箋】

 

この子は何を目指してるんだろう?・・・・

 

 

 

 

 

 

 

それから、桜花に導かれるままに図書館の奥に進んで行った時だった。

 

「ん?」

 

ふと違和感を感じて私は立ち止る。

 

「どうしました?」

 

歩いていた桜火も立ち止り私をみる。

なんだろう?こう何かが霞む様な感覚は

 

「エクス。」

 

『ええ、阻害魔法が張られていますね。』

 

エクスに尋ねると、予想通りの返答が返ってきた。

 

「魔法ですか・・・」

 

エクスの声を聞き、桜火もスッと目を細める

桜花も魔法の事は知ってるから、ここで阻害魔法が張ってある事に気づいたようだ。

 

「どこからか分かる?」

 

『検索中・・・・ヒットしました。この奥にいる人物に対して行われていますね。』

 

「そう。なら行こうか。」

 

私はそう言い奥へと進んでいき、桜火も着いてくる。

奥に行くにつれ、人の数が減り、やがて私達だけとなる

感覚もより一層強くなっていく。

 

「先にブレイクしとこうか。」

 

『了解。』

 

感じ続けるのに嫌気がさしてきたので、エクスに言うと首から下げた虹色の輝石が光り始める。

周りには私たち以外誰もいないので問題なく行使できる。

そもそも阻害魔法の影響か、此処には近づく人はいないようだったしね。

 

「いくよ。」

 

そう言って私は、前に向かって指をパチンと鳴らした。

瞬間、感じていた感覚は消え去った。

 

「エクス。反応は?」

 

『奥に反応あり。魔法構成者は離脱しましたが、後は辿れるので問題ありません。』

 

「OK。じゃあ阻害してたものに会いに行こうか。」

 

「『はい』」

 

エクスと桜火に言うと私達は奥に進んで行った。

 

 

 

 

目標の人物と会うのはそう遠くなかった。

 

「う――ん。もうちょいなんやけどな。」

 

少し進んだ所に、車いすの少女が必死に上に向かって腕を伸ばしていた

少女の視線の先には本棚から少し出ている本があり、恐らくそれを取ろうしているのだろう。

でもあんまり前に重心が動いたら・・・

 

「よし!とれたってあ!!」

 

あ、車いすが前に傾いた。

視た瞬間に私は走り出していた。

 

 

 

???SIDE

 

今日うちは図書館に本を借りに着ていた。

今日もうちが来ても、周り人達は反応があまりなかった。

わかっていたけど、どうして自分には話しかけてくる人が少ないのだろう・・・

 

最初は結構声をかけてくれる人がいたんやけど、徐々に少なくなっていった。

ホントにうちって何でなんやろな。

そう思いながら、うちは目当ての本を見つけたんやけど

 

「う――ん。もうちょいなんやけどな。」

 

結構高い所にあって、手を伸ばしてるんやけど届かない。

でも、あとちょっとなんや。

 

あと・・・もうすこし・・・・・・

 

「よし!とれたってあ!!」

 

本を掴んだ瞬間、車いすが前に傾いた。

その為、座席が傾いて前に倒れ込む。

前には本棚が・・・

 

あ・・・・あかん・・

 

思わずうちは眼を閉じた。

 

 

 

ボスっ

 

 

「え?」

 

でも思っていた感触と違い、柔らかい何かがうちを受け止めていた。

まるで、人に抱き止められたかのような・・・

 

「そんなに前に重心掛けたら危ないよ?」

 

うちの頭の上で優しい声が聞こえ、うちは眼を開ける。

すると目に飛び込んできたのは・・・

 

「怪我がなくてよかったね。」

 

目を疑うぐらいの美人さんやった。

 

 

 

 

 

 

なのはSIDE

 

ふう・・・ぎりぎりだった。

 

あの時、少女が落ちそうになったのを見て私は走り出していた。

間に合うかどうかはぎりぎりだったけど、なんとかぶつかる直前で抱き止められた。

 

「そんなに前に重心掛けたら危ないよ?」

 

必死に目を閉じている少女に私はそっと語りかける。

すると少女は眼を開けて、私を見た。

視た瞬間、少女は眼を見開いて固まった。

ん?わたしになんかついてた?

 

「怪我がなくてよかったね。」

 

少女がポカンとしている間に、彼女に怪我がない事を確認して、再び少女に話しかける。

少女はポカーンとしていたが、私の声でハッと我に返り

 

「あっ・・・はい。大丈夫です。」

 

「そう・・・・。」

 

少女に怪我がなくてよかったよ。

そう思いながら、私は少女を車いすに座らせた。

 

「ありがとうございます。」

 

少女は座ると私にお礼を言ってきた

 

「ううん別にいよ。でも一人で取ろうとするのは良くないと思うよ。誰かに声掛けたらよかったんじゃないかな?」

 

「それは、そうなんですけど・・・」

 

私がそう言うと、少女は何故かうつむいた。

 

「最初はそうしてたんです。でも徐々にうちが話しかけても誰も答えてくれなくなって、結局はひとりで取ってたんです。」

 

「・・・・・・・・」

 

少女の話を聞いて私は納得した。

何故に彼女に阻害魔法が掛かってたのか?

何故、彼女に誰も答えなくなったのか?

 

(エクス・・・さっきの構成者は?)

 

『現在、此処から2キロの所にいます。どうやら2人いますね。』

 

そう、2人いるんだ・・・・

 

『マスター?』

 

(何でもないよ。でも、一応用意はしておいて。)

 

『用意とは・・・・・戦闘のですか?』

 

(うん・・・多分、阻害魔法をブレイクしたからね。恐らく接触してくると思うよ)

 

『わかりました。こちらで相手の情報を探っておきます。』

 

(お願い。桜火にも伝えておくよ。)

 

心の中でエクスと会話して、私は彼女を見る。

そしてわたしは、彼女を頭を撫でる。

 

「ふぇ?!」

 

撫でられた彼女は驚いて私を見た。

 

「辛かったね。」

 

「ッ!?。」

 

彼女の息を飲んだ。

 

「もう大丈夫。私が・・・ううん、私達がいるからもう大丈夫だよ。」

 

そう言うと後ろにいた桜火も横に立って少女を見る。

少女は茫然と私達を見ていたが、やがて眼からポロポロと涙があふれてきた

 

「ほんとに?もう一人は嫌やねん。一人はもう嫌や!」

 

少女の叫びが図書館に響き渡る。

阻害魔法がなくなった事で、周りにいた人々が何事かと集まってきた。

 

でもそれがいいのだ。

 

誰からの策略で、一人になる事を強要されてきた少女は、ようやく元の関わりのある世界に戻ってきたのだから・・・

 

私は何も言わず、車いすの横に行き、少女を抱きしめた。

少女はビクッとしたが、やがて静かに嗚咽をしながら肩を震わせ始めた。

 

今はうんと泣けばいい。泣いて泣いて、枯れるくらいにまで泣けばいい。

今までそうできなかった辛さは私にもわかる。

だからこそ、あの時のレネさんの言葉がよみがえる。

 

【・・・・・・泣きたいときに泣く。笑いたいときは笑う。それが子供の特権だ。】

 

私の様に、辛さを出せなかった時とは違う。

彼女はまだ引き返せる。

もう私みたいになる必要はないのだから・・・

かつてレネさんが私を救ってくれたように

 

 

今度は私がこの子を救う。

 

 

それが

 

 

それこそが

 

 

 

今は離れている彼に対しての、私が出来る成長した証だと思うから・・・・

 

 

 

 

 

 

「色々、迷惑をかけてすいません。」

 

「いいよいいよ。気にしなくても。」

 

そう車いすを押してると、少女が謝って来たので、私はそう返事した。

 

あの後、少女が泣きやむのを待ってから、私達は図書館を後にした。

あのままあそこにいるのは、流石に気がひけたからね。

 

「そう言えば、名前を聞いてないね。」

 

「あぁ。うちは八神はやてっていいます。」

 

なるほど。はやてちゃんか・・・

 

「私はなのは。高町なのはっていうの。こっちは桜火。」

 

「はじめまして、高町桜火と言います。どうぞよろしく。」

 

私達はそう自己紹介すると・・

 

「そうなんや。じゃあ、なのはさんと桜火ちゃんなや。」

 

「・・・・・・・・」

 

うん・・・・案の定の展開がやってきたよ。

 

「『・・・・・クスクス』」

 

後ろで桜火が、首からはエクスがクスクスと笑っているのが分かる

 

「はやてちゃん。私これでもはやてちゃんと同い年だよ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

 

あ・・・はやてちゃんが固まった。

あ、この感じは・・・

 

「はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい?!」

 

思わず私を見て、はやてちゃんが大声を出してのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて・・・・そろそろ接敵しそうですね。

 

 

 

 

 

さぁ、ショウタイムと行きましょうか。

 

 

 

 

 

ねぇ?

 

 

 

 

管理局さん。』

 

 

 

 

 

 

 




次回も時間がかかるとは思いますが、気長にお待ちください






あとお気に入り登録してくださってありがとうございます。
最近久しぶりに情報見たら50件越えしていて驚きました。
今後も気長にやっていきますのでどうかご了承ください。

ではまた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。