魔法少女リリカルなのは~Extreme Heart~   作:nakazero

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どうも、今回は早めに仕上げられました。

でも、案の定短いし、展開急すぎたかも・・・・


それでも良ければどうぞ。


第9話 「理由」

なのはSIDE

 

「へぇ、じゃあなのはさんは色んな所を旅してたんですか?」

 

「そうだね。至る所に行って色んな事を学んでたね。ところでねはやてちゃん。」

 

「はい。なんです?」

 

「そのなのはさんっていうの、ちょっと変えてほしいなって思うの。だって同い年だよ。」

 

「それはわかるんやけど、なんて言うかなのはちゃんって呼ぶにも、外見がそう言わせないというか、呼ぶのもなんか引けるというか。」

 

はやてちゃんと会話をしながら、私は軽く頭を抱え今の自分の姿を恨んだよ。

だってね、この姿になったのには深い事情があるんだよ。

必要だったというか、必然だったというか・・・・

 

 

『でもなにも、この姿を望んだのはマスター自身でしょう?』

 

「わかってるよ・・・」

 

エクスにそう言われ、私は考えをひっこめた。

別にこの姿になったのを恨んでいるわけじゃない。

今のこの姿があるのも、今の私があるのも全ては私が選んだ結果だ。

例え昔に戻ってやり直す機会を得たとしても

私は同じ道を選ぶだろう。

だから、まずは目の前の問題から取りかかろうかな

 

「じゃあ、もうなのはさんでいいよ。目的地にも着いたみたいだし。」

 

「?目的地ってここ唯の路地なんですけど。」

 

そう私は、はやてちゃんを連れ、ある目的の為、ある場所を目指していた。

はやてちゃんの言うとおり、着いたのは単なる路地裏で辺りには何もない。

 

「エクス。対象は?」

 

『前方の陰に隠れていますが、既に臨戦態勢に入ってます。このままいきますか?』

 

「そのつもりだよ。桜火もいい?」

 

「いつでもどうぞ。」

 

はやてちゃんが首をかしげているが、無視して私はエクスと桜火に確認をとる。

そして取れた瞬間に私は右手を上に掲げて叫んだ。

 

「展開!!」

 

瞬間、なのはたちの周囲を金色のオーラが降り注いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

はやてSIDE

 

「な・・・なんやこれ?!」

 

突如周り景色が荒野の様に変貌した事にうちは驚いていた。

なのはさんに連れられるままに着たら、単なる路地裏だったはずだ。

するとなのはさんが叫ぶと同時に当たりが一瞬真っ白になって、うちは眼を閉じた。

そして次に目を開けたら、今の状況である。

 

「落ち着いてください八神はやて。」

 

慌てているうちに桜火ちゃんが話しかけてきた。

 

「此処は次元結界の中。外の世界とは隔絶された特異位相空間の中です。」

 

「次元・・・特異?。」

 

桜火ちゃんが何を言ってるのかうちには全く分からなかった。

 

「要するに、摩訶不思議な空間の中に私達はいると思ってください。」

 

「は・・・はい。」

 

なんのこっちゃ分からんけど、とりあえずうちはそう返事した。

うち自身、展開が速すぎて、うまく飲み込めていないのだ。

 

「そういえば、あれ?なのはさんはどこに?」

 

なんとか話題を変えようと思ったうちは、そこで周りになのはさんがいない事に気付いた。

 

「主なら・・・」

 

そう言うと、桜火ちゃんは上を指差したのでうちも視線を追いかけてみたら・・・

 

 

そこに白銀の大きな弓の様なものを構えているなのはさんがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはSIDE

 

 

「さて、ここまで来てるんだから、出てきてくれないかな?」

 

結界を展開した後、はやてちゃんを桜火に任せた私は少し離れた場所に行き、周りに向かってそう言った。

 

「・・・・・・・・・・・・いつから、気づいていた?」

 

すると前方の陰から、仮面をかぶった二人組の男の人たちが出てきてそう聞いてきた。

 

「最初から、この街に帰ってきてから違和感は感じていたよ。ただ小さなものだったから気にはしてなかっただけでね。」

 

そう答えると彼らは仮面を身につけているが、驚いているのか少したじろいだ。

 

「これ以上、八神はやてに関わらないでほしい。」

 

「どうしてかな?阻害魔法を使ってまで、あの子を孤独にさせようとするのは何故?」

 

「あいつは、闇の書の主だからだ。奴はいずれ、この街を、この地球そのものを破壊するからだ。だから今の内に奴を始末する必要がある。」

 

「ずいぶん物騒なこと言うね。そこまで害のある子じゃないのは少し接した私ですら分かるのに、どうしてそこまでして殺す必要があるのか理解できないよ。」

 

そういうと、男の一人が一歩前を踏み出してきた。

 

「黙れ!!貴様に闇の書で犠牲になった人の気持ちが分かるものか!!!」

 

「ふ―――んそうなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

別にどうでもいいよ。そんな事なんて。」

 

 

「な・・・なに?」

 

男達は再度たじろいだ。

 

「だって、今の私にはそんなことなんてどうでもいいの。」

 

「どうでもいいだと?!人が死んでるんだぞ?!」

 

「そうだ!お前には良心がないのか?」

 

男達が叫んでくるが、さして私には響かない。

 

「もういいよ。そんな仮面をしてまで姿を隠してもバレてるからね。

 

 

 

 

 

リーゼロッテさん、リーゼアリアさん。」

 

「「なっ!!」」

 

男。いや彼女達は愕然とした。

 

「知らないと思った?私の相棒はかなり優秀でね。あなた達が図書館から離れてからも、ずっと探ってもらっていたの。」

 

『そのとおりです。検索をかけたら直ぐにヒットしましたよ。お二人とも時空管理局のギル・グレアムの使い魔という事も、八神はやてを時空のはざまに永久凍結しようとしてるのも既に把握済みです。』

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

彼女達は茫然となった。

自分達が極秘にしてた作戦すらも、彼女は見抜いていたのだから。

 

「残念だけどね、あなた達の計画には欠陥が多すぎる。実行できたとしても、いずれはまた封印は解かれるから結局のところ無意味だよ。」

 

「なぜ・・・・何故だ?そこまでわかっていながら。なぜあいつを助けるんだ?貴様たちは会ったばかりのはずだ。」

 

「何故ね・・・。」

 

そう言われ、私は考えた。

確かに私達は出逢ってまでほんの少ししか話をしていない。

助ける理由なんて、ホントはないのかもしれない・・・

 

でもね・・・・

 

「理由なんてないよ・・・・」

 

そう言って私は空へと上がる。

 

「助けることに意味なんて必要ない・・・・。」

 

ある程度上がったところで止まると、彼女達に向かって左手を前に出す。

 

「エクス。アローフォーム展開。」

 

『イエスマスター。ウルティメイトアロー展開。』

 

エクスの声が響くと、左手に身の丈ほどの白銀の弓が形成される。

彼女達はなんとかこの場を離れようとするが。

 

「な!何故足が動かない?!」

 

動けない事に驚き彼女達は足元を見ると、脚に銀の鎖が巻きついており動く事は出来なかった。

もう一人は転移魔法を使用しようとしたが、何故か起動しなかった。

 

「無駄だよ。この空間では、私以外の人は魔法は使えないの。」

 

弓をゆっくりと引き絞りながら、私は彼女らに告げると、彼女は必死に私を迎撃しようとした。

だが、足が動かない為に、浮く事は出来ず、魔法も空間の影響で発動する事も出来なかった。

 

「あぁ・・・さっきの質問の答えだけどね。」

 

「「・・・?」」

 

「ずっとそうしてきたからかな。」

 

そう、わたしが誰かを助ける理由なんて、ずっとそうしてきたからだ

多分あの時からだ。

あの子を・・・・

彼女を救えなかった、あの時から・・・・

 

「ずっと昔からそうやってきたから。理由なんてそれで十分だよ。」

 

『充填完了。』

 

弓のエネルギーが満ちた。

 

「ま・・待て!!!」

 

「さよなら」

 

有無を言わさず私は、矢を解き放った。

 

 

 

 

 

瞬間、空間内を白銀の光が覆い尽くした。

 

 

 

 




なのはの最後のセリフは、ウルトラマンサーガでゼロがハイパーゼットンギガントを倒す際に言ったセリフをモデルにしました。

ウルトラマンだから、ずっと昔からそうしてきたからこそ言える言葉ですね。



次回は少しかかるかもしれませんが、気長に待っていただくとうれしいです。
あと、評価を付けてくださった方、お気に入り登録してくださった方ありがとうございます!!


ではまた
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