魔法少女リリカルなのは~Extreme Heart~   作:nakazero

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どうもです。

今回も何とか仕上がりましたが、案の定の低文です。


それでもよければどうぞ。


第10話 「約束」

 

 

なのはSIDE

 

「さて、どうなったかな?」

 

吹き荒れる風に髪が揺れる中、私はそう呟いた。

 

「どうエクス。」

 

『サーチ中。矢は目標に直撃。対象は気を失っているようです。』

 

エクスに聞くと、予想通りの返事返ってきたので、わたしはふぅと息をはいた。

私の眼下には、巨大なクレーターが出来ており、周りが爆発の影響で発生した砂煙が舞っている。

先程私が放った矢が、目標通り彼女らに直撃し、周囲に大爆発を引き起こしていたからだった。

 

「さてと・・・。あぁ、いたね。」

 

ゆっくりと降下してくと煙も晴れていき、中心地に二つの影が見えた。

 

『見事なまでにボロボロですね。』

 

「それを行った本人が言いますかね?」

 

『何を言いますか?提案して実行したのは、他ならぬマスターですが?』

 

案の定、二人の使い魔のリーゼロッテとリーゼアリアがボロボロの状態で倒れていた。

二人は当初変装していたが、ダメージを受けすぎた為だろうか、それは解けていて、使い魔としての姿に戻っていた。

 

「まぁね。とりあえず最初の目標は達成したかな。」

 

『そうですね。では桜火達に合流しますか?』

 

「そうだね。でもその前に・・・」

 

そう言うと、私は使い魔達に近づいて行く。

近くに着くと屈みこみ、彼女の一人の腕に触れる。

 

「うん。確かに気を失っているしちょうどいいね。」

 

相手の状態を確認すると、私は立ち上がって二人に向かって手をかざす。

瞬間、私の足元に魔法陣が展開され、彼女達にも同じ陣が現れる。

 

「エクスお願い。」

 

『了解。対象者の魔力回路を封鎖し、維持機能のみに限定。さらに転移場所を指定・・・・準備完了。』

 

エクスの言葉と共に陣から淡い光が現れると、彼女達に吸い込まれていき、それが終わった瞬間に二人の姿は消え去っていた。

 

「どう?」

 

『予定通り、相手は無事目標地に到着しました。』

 

「OK。じゃあ戻ろうか。」

 

そう言うと、私は魔法陣を消して歩きだしました。

 

 

 

 

はやてSIDE

 

「なんや・・・・これ?」

 

うちは目の前の光景に目を奪われていた。

なのはさんが、空に浮いているのはいざ知れず、次には弓を構えていて、そして放ったと思ったら大爆発が起きて、もう何がなんやらの状態だった。

 

「これが・・・あの人の力の一部ですよ、八神はやてさん。」

 

茫然としてるうちに桜火ちゃんが話しかけてきた。

 

「これがって、もう非常識としか言いようがないやん。」

 

「そう言いますが、これからあなたもこれに関わっていくのですから慣れてください。」

 

そう言われてうちは何も言えなくなる。

確かに、なのはさんには非常識が似合っていると思う。

きけば、自分と同い年やって言うけど身体は視た感じ高校生レベルやし・・・

結界やら空は飛ぶし・・・

 

「慣れっていうけど、ていうかうちも関わるんかいな。」

 

「そうですよ。」

 

そう言うと、桜火ちゃんはうちの前に立つと、うちの脚を指差した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたの脚が動かなくなったのも、あなたが一人になるよう仕組んでいたのも、今の私達が関わる魔法と言われるものが原因のなのですから。」

 

「・・・え?」

 

うちは言葉を失った。

 

「今のあなたの状態、何故そうなったか考えましたか?医者からは原因不明としか言われなかったはずです。では何故かと聞かれたら答えは単純で、あるモノがあなたの体を蝕んでいるからです。それは故意にしているのでは無く、意思とは関係なく行ってしまった結果なんですよ。」

 

うちはゆっくりと自分の脚に触れた。

確かに気にはなっていたのだ。

どうして脚が動かなくなったのか。

どうして誰もうちに関わってくれないのか。

 

でも今の話を聞いて少しずつ分かってきた。

 

「それって何なん?うちをこういう状態にしてるのは?」

 

「あなたなら心当たりがあるのではないですか?もしくはあなたの家にあるのでは?」

 

そう言われてうちは考えた。

家にあるもの・・・・

そういえば、昔からある物が家にはあった。

でも、最近は気にしていなかったからすっかり忘れていた。

 

「家に鎖でつながって開かない本があるんやけど、まさか・・・」

 

恐る恐る桜火ちゃんに尋ねると、彼女はゆっくりと頷いた。

 

 

 

「その通りです。それがあなたの今の状態をつくりあげているもの。

 

 

 

 

闇の書と言われる、転生システムを持ち、持ち主を蝕む魔導書です。」

 

 

 

 

 

 

 

なのはSIDE

 

「ただいまって、どうしたのはやてちゃん?」

 

私が戻ってくると、はやてちゃんが泣きそうな表情をしていました。

 

「なのはさん。うち・・・・うち・・・。」

 

はやてちゃんは何か言おうとしているが、言葉が続かず俯いてしまう。

私は近くにいた桜火に目を向けると、桜火はゆっくりと頷いた。

 

(はやてちゃんに話したの?はやてちゃんの身体の事を?)

 

(はい。話しました。)

 

念話できくと予想通りの返事が返ってきた。

 

(ずいぶんと思いきったことしたね)

 

(そうですが、しかし何れは知るべき事がくる。なら早い方がいいのでは思いまして。)

 

桜火に言われ、確かにと私はおもった。

後で知って後悔するよりも、先に知る事で後の事を受け止めるのもありとしてはありだ。

しかし・・・

 

(でも、はやてちゃんはまだ幼いんだよ。)

 

そう彼女はまだ幼いのだ。

彼女が抱えるにはあまりにも大きなことだと言おうとして・・・

 

あぁ・・・・そうか・・・

 

そこで気づいた。

 

そうだ、あの時わたしは言ったはずだ。

一人にはさせないと

そして使い魔達に問われた時も答えた筈だ

人を助けるのに理由はいらないと・・

 

今の運命を、はやてちゃん一人に背負わせるわけにはいかない。

 

「大丈夫だよ。もうはやてちゃんだけには背負わせない。」

 

エクスと話し合って出した結論どおりに・・・私は動く

運命なんて変えればいい。

昔とは違って、今の私は違うのだから。

 

「はやてちゃんの為に、わたしも手伝う。あなたの運命は私が変える。」

 

他でもない

 

私が私である為にも

 

はやてちゃんの頭を優しく撫でながら、私はもう一度自分自身にそう言い聞かせていた。

 

「約束するよ。」

 

「約束?」

 

はやてちゃんの言葉に私は頷いた。

 

「絶対、あなたを助けるって。どんなに絶望に落とされたとしても、何度だって助け出すよ。私、星輝姫の高町なのはの名に懸けてね。」

 

顔を上げてきたはやてちゃんに私は微笑んだ。

 

「星輝姫?」

 

「そう、私の二つ名。あんまり言われたくはないんだけね。」

 

星輝姫

とある世界で起こした事がきっかけで私が呼ばれるようになった二つ名だ。

 

「昔は嫌だったんだけど、今はこの名があってよかったと思うよ。」

 

そう、この名は私の罪の証であると同時に、私の存在を象徴する証でもあるのだから。

 

「だから、はやてちゃんは安心してほしいな。桜火もエクスも、もちろん私も信じてほしい。」

 

「うん・・・・・・うん。」

 

私の言葉を聞きながら、はやてちゃんは何度も頷いた。

 

 

 

 

 

 

さぁ、始めよう。

ジュエルシードに続いて、はやてちゃんも救う事

難しいかもしれないけど

それでも・・・・必ず成し遂げよう

今の私なら・・・・・きっと出来る筈だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、これからはやてちゃんの家に泊まるから、そのつもりでね。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?
次回にはまた少し時間が掛かるとは思いますが、どうか気長にお待ちしていただくと幸いです。



あと、お気に入り登録してくださった方ありがとうございます。
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ではまた

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