華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

100 / 100
呪縛という因縁を断ち切る為に

ギュアーンッ…!!!

 

 

麟「結局…鈴奈庵は特に何も無かったな…」

 

小鈴

「す、すみません…鈴奈庵(うち)の品揃えが悪くて」

 

麟「いんや、こればっかりはしょうがない事よ」

 

小鈴

「そう言ってもらえると嬉しいです。それはそうと麟さん、私達は今どこへ向かってるんですか?」

 

麟「永遠亭だ。あそこなら色んな書物が置かれている、少しはヒントになる物もあるだろ」

 

小鈴

「な、なるほど!で、でも…」

 

麟「でも?」

 

小鈴

「お姫様抱っこ状態で向かうのは恥ずかしいですぅぅ〜っ!!///」

 

麟「お前は俺と違って飛べないんだから文句言うな!?」

 

麟と小鈴は阿求の身体を蝕む呪縛を断ち切る為の方法を見つける為、手始めに鈴奈庵の書物を読み漁ったが…少しも阿求の為になりそうな物は一切見つからなかった。

 

その為、一番手がかりを掴めるであろう書物を所有していそうな永遠亭へ向かっていた。

 

歩いて向かっていては遅いという理由で、麟は小鈴をお姫様抱っこしながら飛行中だが…小鈴はあまりの小っ恥ずかしさに顔がタコみたいに真っ赤だ。

 

麟「もう少しで迷いの竹林入口前に着く、それまでは我慢してくれ?」

 

小鈴

「が、我慢しますけど〜っ!?///」

 

麟「んじゃ飛ばすぞ!」 ギャウッ!!

 

 

ギュアーァンッ…!!

 

 

~迷いの竹林入口前~

 

 

ギュアーァーンッ…!!

 

ブアッ…!

 

スタッ

 

 

麟「到着っと…」

 

小鈴

「(スタッ)あー恥ずかしかった///」

 

ザッザッザッ…

 

妹紅

「お〜、誰かと思ったら麟に小鈴ちゃんじゃんか。なんとも不思議な組み合わせが来たな?」

 

麟「よう妹紅」

 

小鈴

「こんにちは妹紅さん」

 

妹紅

「ここに来たって事は、2人共永遠亭に用か?生憎、永琳は今留守にしてんだよ。もう少し時間を開けてもう一度来るか、特に緊急でもないなら最悪明日にするとか…」

 

麟「別に俺達は永琳さんに用は無ぇよ。なんならさっき人里で会ってきた」

 

妹紅

「そうなのか?んじゃ尚更、何用で来たんだよ」

 

麟「俺達は永遠亭の書物庫に用があんだよ。な、小鈴」

 

小鈴

「はい!私達は永遠亭の書物庫に用がありまして」

 

妹紅

「永遠亭の書物庫?うーん…多分、鈴仙は永琳と一緒にいるから、永遠亭に行ったところで誰も対応してくれないんじゃないか?」

 

麟「最悪、てゐか輝夜が居るだろ」

 

妹紅

「あー…多分居るかもな」

 

麟「ならそれで十分だ。てことで永遠亭まで案内よろしく、妹紅(もこたん)

 

妹紅

「もこたん言うな!///」

 

小鈴

「ふふっ♪」

 

麟「悪くないあだ名だと思うんだがなぁ…」

 

妹紅

「私にとっては悪いあだ名だっつーの!ったく…さっさと私に着いてこい!」 スタスタ

 

麟・小鈴

「「おーっ」」

 

 

~迷いの竹林内~

 

 

ザッザッザッ…

 

 

妹紅

「しっかし、なんでいきなり永遠亭の書物庫に用が出来たんだ?」

 

麟「ちょいと調べたい事があってな、永遠亭になら目的のものがあるんじゃないかって思ってな」

 

妹紅

「調べたい事?それは小鈴ちゃんも同じ内容か?」

 

小鈴

「はいっ!これはプライバシーも絡む話なので端的に話すと、薬以外の方法で体調不良を治すにはどうしたらいいかを調べたくて」

 

妹紅

「薬以外の方法で体調不良を治すね…大体は軽い運動だったり、睡眠だったりが主になるんじゃないか?」

 

麟「俺達はそれ以外の方法を模索してんだ」

 

妹紅

「となると…あとは食事関係になるのかな?ま、よく分かんないけど頑張れ」

 

麟「応援あんがとさん」

 

小鈴

「頑張ります!」

 

 

~永遠亭~

 

 

ザザッ…

 

 

妹紅

「よーし、到着だ」

 

麟「ひっさしぶりに来るなぁ…ここ」

 

小鈴

「私も…かなり久しぶりですね」

 

妹紅

「実際、ここに用が無い方が良いって。用がある奴は何かしらの問題を抱えてるって事だからな」

 

小鈴

「あ、そっか…」

 

麟「よし…早速誰かいないか呼んでみよ(スー…)たーのもーっ!」

 

妹紅

「んな方法で誰かが出てくるわけ…」

 

 

ガララッ

 

輝夜(蓬莱山(ほうらいさん) 輝夜(かぐや))

「は〜い、どなたかしら?」 ヒョコッ

 

てゐ(因幡(いなば) てゐ)

「(ヒョコッ)生憎だけど先生なら、今は外来診療で留守だよ。診察ならまた明日にしてくれ」

 

 

妹紅

「え…出てくんのかよ」

 

麟「よっ、2人共♪元気?」

 

小鈴

「こんにちは!」

 

輝夜

「…てゐ、お赤飯の準備して。麟が婿入りしに来てくれたみたいだわ」

 

てゐ

「よっしゃ!他の兎達も呼んで今日は宴会だ!」

 

麟「待て待て待て待て!?勝手に変な話進めてんな!?」

 

輝夜

「うふふ♪冗談よ冗談♪」

 

麟「あーびっくりした…」

 

てゐ

「冗談じゃない方が良かったかな?」

 

麟「なわけあるかい!」

 

小鈴

「…(汗)」

 

妹紅

「やれやれ…」

 

輝夜

「それで今日は何しに来たのかしら?鈴奈庵の店番の小鈴ちゃんも一緒みたいだけど」

 

小鈴

「どうも!」 ペコリ

 

麟「あー…ちょいと永遠亭の書物庫に用があって」

 

輝夜

「うちの書物庫?珍しいわね、貴方が書物系目当てでここへ来るのは」

 

てゐ

「何か調べ物かい?お兄さん」

 

麟「ちょっとした厄介事をな。それを小鈴と一緒に調べたくて」

 

輝夜

「分かったわ。てゐ、麟と小鈴ちゃんを書物庫まで案内して差し上げてちょうだい」

 

てゐ

「あいよ〜。2人共私に着いてきて、案内してあげる」

 

麟「サンキュー、てゐ」

 

小鈴

「お邪魔しまーす」

 

輝夜

「妹紅、あんたもお茶1杯くらい飲んでいくでしょ?」

 

妹紅

「ん?ああ、ありがたくいただくよ」

 

 

永遠亭に到着した麟と小鈴、果たして永遠亭の書物庫には2人の求める答えは見つかるのか。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

忘れ去られたい青年の幻想入り(作者:ohagi57)(原作:東方Project)

完璧に生き、親の言う事を聞く。それ以外は認められなかった青年『上妻 天津(あがづま あまつ)』。▼彼は大学生で卒業を控えている中、雪が降る夜に荷物をまとめて家を出る。▼そんな中、彼はある神社につく。▼やがて、親に追いつかれ家に戻されそうになるが彼の願いが、叫びが何処かの世界が、偶然にも流れ着き…彼をヒビの中に迎え入れた。▼そうして忘れ去られたい青年は忘れ去ら…


総合評価:43/評価:-.--/連載:15話/更新日時:2026年03月02日(月) 12:19 小説情報

幻想支配の幻想入り(作者:カガヤ)(原作:東方Project)

学園都市でヒーロー達と世界を救った少年は、人知れず姿を消した。▼これは「東方Project」と「とある魔術の禁書目録」のクロスオーバー二次創作です。▼ですが、しばらくは上条当麻達「とあるシリーズキャラ」は名前以外出てきません。▼シリアス中心の少しギャグやカオスにするつもりで、オリキャラ主人公はチートです、多分(笑)▼メインヒロインは2人、ヒロイン複数でハーレ…


総合評価:1051/評価:6.3/連載:160話/更新日時:2025年07月07日(月) 20:02 小説情報

受け入れ先は幻想郷(作者:無意識倶楽部)(原作:東方Project)

「幻想郷は全てを受け入れます」▼「じゃあ行こう!すぐ行こう!」(即決)▼遥か昔に作成した僅かなシリアスと適度なシリアルを極力詰め込んだ物語です。▼多大に修正し加筆しましたが誤字や文脈の手直しですので本文の内容は変動致しません。安心してお読み下さい。▼心の吐露↓▼http://twitter.com/@eduard_5_14▼


総合評価:169/評価:8/連載:48話/更新日時:2026年05月29日(金) 21:01 小説情報

インフィニット・ストラトス 悪魔の力(作者:jbs)(原作:インフィニット・ストラトス)

車に轢かれてしまった主人公沖村士郎。彼は転生してインフィニットストラトスの世界に来た。これは彼の青春?の物語▼作者の文の才能がないので、苦手な方はご注意してください。▼それとハーレムかもをハーレムにしました。▼


総合評価:351/評価:6/連載:41話/更新日時:2026年05月24日(日) 23:26 小説情報

東方十能力(作者:nite)(原作:東方project)

幻想の力を持つ何でも屋▼彼は昔からの友の誘いで現代社会から幻想郷へ足を踏み入れた▼現代的な知識と幻想の力を使いながら幻想の世界で生活する彼の周囲には様々な種族が集まってくる▼これは彼とその周囲の人々が紡ぐエンターテインメントである▼小説処女作です。▼基本的には土日に、土日の間に何話も書けた場合は水曜日にも投稿します。


総合評価:810/評価:6.5/連載:503話/更新日時:2026年05月30日(土) 09:44 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>