麟(スタスタスタ)
妹紅
「ん?お、麟!その右手に持ってる本を見る限り、探し物は見つかったっぽいな」
麟「ああ、てゐが見つけてくれた。おかげでかなりの時短になったよ」
妹紅
「そりゃ良かったな。あ、ちょうど私らお茶にしてんだけど麟も飲むか?」
輝夜
「煮詰めすぎは良くないし、一息ついたらどうかしら?今、私がお茶を淹れるわよ」
麟「いや、その気持ちだけで十分だよ」 ドスンッ
ペラッ…ペラ…
輝夜
「むぅ…私が淹れるお茶よりも、その書物を読む方が大事だって言うの?」
麟「うん(即答)」
妹紅
「ブフッ!!w」
輝夜
「まさかの即答に泣いた(泣)」
麟「…」 ペラッ…ペラッ…
妹紅
(…あいつの真面目な顔、結構久しぶりに見たな。…カッコイイなぁ)
輝夜
(悔しいけど…今の麟は真面目にあの書物を読むくらいには、かなり切羽詰まってるのかしら?にしても相変わらず、本を読んでる姿だけでも絵になるくらいカッコイイわぁ…♡///) ポッ…♡
麟「…」
(滋養強壮剤みたいな料理があれば…阿求の身体だってたちまち生気を取り戻すはず…。必ずこの本に答えはあるはずだ…)
ペラッ…ペラッ…ペラッ…
麟「…ん?こいつは…」
書物を読み進めていると、面白い記述のページを見つけた。
その料理の名は
麟「…
中華スープ・佛跳墻(ファッチュウジャン)
名前の由来は
『あまりの美味しそうな香りに、修行中の僧侶ですら堪らなくなって塀をも飛び越えてやってくる』
という。
フカヒレやアワビなどの高級食材と漢方薬膳をじっくり煮込んだ最高級の中華スープ。そのスープに溶け込んでいる圧倒的な栄養価によって、滋養強壮、疲労回復、免疫力の向上、美肌効果など、効能が含まれている。
昔の人々は
『病気を患った位の高い貴き者には、このスープを飲ませとけば大丈夫』
などと言われる程には素晴らしい効能のスープだったそうな。
このスープは素晴らしい効能や栄養価が含まれている為、それ相応の高級食材達を使用しなければ作る事の出来ないスープとなっている。費用や時間はかかってしまうが、それに見合った味と成果をこのスープは与えてくれるだろう。
薬膳の観点から〖気・血・水〗を補い、全身のバランスを整える究極の〖医食同源〗スープとも言われている。
麟「これだ…!(ガタッ!!)小鈴!見つけたぞ!最後の希望だ!」
輝夜・妹紅
「「ブーッ!?いきなりどうした!?」」
ドタドタドタッ!!
小鈴
「(キキーッ!!)ほんとですか麟さん!!」
麟「このページを見てみろ…!」 バサッ
小鈴
「どれどれ…」
妹紅
「な、なんだってんだ?」
輝夜
「さ、さぁ?」
スタスタ
てゐ
「なんかものっそい声聞こえたけど、どうした…って、2人は何してんの
?」
輝夜
「なんで、最後の希望とやらを見つけたんですって」
てゐ
「なにそれ?」
妹紅
「知らん」