華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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外の世界と関わりを持つ者達

麟「紫さん、隠岐奈」

 

 

ブ・ン…

 

紫「呼ばれて飛び出て、ゆっかり〜ん♪」 フリフリ

 

 

バァンッ!!

 

隠岐奈

「秘神・摩多羅隠岐奈 参上!」

 

 

紫・隠岐奈

「「…え?」」 チラッ

 

 

麟「…と、こんなように俺の声掛けだけで賢者が2人も来てくれましてですね?」

 

小鈴

「えーっ!?」

 

美鈴

「…(汗)」

(麟さんの声掛け1つで、賢者が2人も来てしまうのもどうなんでしょ…?)

 

麟「相変わらず2人は、俺の声掛け1つですぐ来てくれるね」

 

紫「可愛い息子にお呼ばれしたのだから、駆け付けるのは母として当然よ♪」

 

隠岐奈

「君の呼び掛けならば、いつでも参上するとも♪してここは…(キョロキョロ)どうやら紅魔館のようだな」

 

美鈴

「ちなみに私の部屋です」

 

紫「流石は華人小娘、それっぽい部屋ね」

 

美鈴

「私の故郷に近い環境で生活したいので」

 

隠岐奈

「まあそんな話は後にしてと…で?今日は何用で私を呼んだのかな麟君。どうやら紫も共に呼ばれたようだが」

 

麟「今回は賢者でもある2人の許可を貰いたい案件なんでね、だから呼ばせてもらった」

 

紫・隠岐奈

「「私達賢者の許可を貰いたい案件?」」

 

麟「本題を言うとだ…阿求の為にとある材料達を求めて中国に行きたい」

 

隠岐奈

「中国…つまり、君は外の世界に行きたいのかね?」

 

麟「そうだ」

 

紫「阿求の為にとある材料達を求めて…一体どういう事なのかもう少し詳細を教えてもらおうかしら」

 

麟「もちろん」

 

 

~青年、事の経緯を説明中~

 

 

麟「と、いうことで」

 

紫「衰弱しきった阿求を元気づける為に…このスープの材料が欲しいのね?(ペラッ…ペラッ…)どれもこれも高級食材ばかりね…」

 

隠岐奈

「滋養強壮スープ・佛跳墻…こいつはなかなかに骨が折れそうな食材ばかりじゃないか…」

 

麟「どうしても阿求の為に作りたいんだ」

 

紫「気持ちは分かるけど…」

 

美鈴

「あ、麟さん、多分ですけどその材料でスープを作ると…多分乾物臭さが目立つかもしれませんね」

 

麟「…え?このタイミングでそれ言う?」

 

美鈴

「すいません…」

 

小鈴

「乾物臭さを目立たなくさせるにはどんな食材が必要なんですか?」

 

美鈴

「えーと…牛の赤み、スッポン、あと生姜と冬虫夏草(とうちゅうかそう)*1ですかね?」

 

隠岐奈

「冬虫夏草だとぉ!?無理無理無理!そんな珍し過ぎる高級食材、恐らく幻想郷、外の世界、どちらの世界でも手に入る可能性は無に等しいぞ!?」

 

美鈴

「ぜ、絶対に入れろって訳ではないので…無くても大丈夫ですよ」

 

紫「麟…貴方、本気でこのスープを作るつもり?」

 

麟「阿求のバカを元気づける為には、絶対に必要な事だ」

 

紫「…はぁ、うちの息子は本当にわがままで堪んないわ♡」 ハァハァ♡

 

麟「は?」

 

小鈴

「え?今なんて言いました?」

 

隠岐奈

「おーっと?急にドM発言は辞めようか紫君」

 

紫「あら失礼?とりあえず、幻想郷(こっち)で集められる食材は今日か明日にでも集めるとして…問題は外の世界でしか手に入らなそうな食材はどうやって手に入れるかよ」

 

麟「それなんだけど、俺の提案としては…外の世界に精通してる人達と一緒に中国に行くのはどうかなって?」

 

隠岐奈

「ほう?例えば誰だい?」

 

麟「俺が今思いつくのは…美鈴、紫さん、隠岐奈、マミゾウさん、残昔、このくらいかなぁ?」

 

小鈴

「あれっ?私がメンバーに入ってない」

 

麟「お前には外の世界は危険すぎる、だから幻想郷で待機だ」

 

小鈴

「ショボーン…」

 

紫「なんか…凸凹(でこぼこ)したメンバーね」

 

麟「仕方ないだろ、外の世界に詳しい人がどのくらい居るのか知らないし。それに…今回行くのは日本じゃなくて外国だしね」

 

紫「それもそうね?」

 

美鈴

「さり気なく私もメンバーに加わってるんですね?」

 

麟「中国と言ったら美鈴だ。中国の土地なんて、美鈴にとっては庭みたいなものだろ?」

 

美鈴

「当然了♪」 ピース♪

訳:もちろんです♪

 

隠岐奈

「しかし…美鈴を連れて行くとなると、レミリア・スカーレットの許可が必要だな」

 

麟「そこんとこは俺が説得するよ」

 

紫「じゃあ麟がレミリアを説得している間に、私達は残無とマミゾウを呼びましょうか?」

 

隠岐奈

「だな」

*1
虫に寄生し、虫の養分を全て奪って成長するという超希少品。実は古くから漢方薬としても使われている超希少なキノコ。

名前の由来は〖冬は虫だったものが、夏になると草になる〗が理由とも言われている。

最高級品の冬虫夏草は同量の金よりも高いとされる。

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