華月麟の幻想記・Ⅱ   作:華月麟

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小鈴の楽園

~大図書館~

 

 

ギィィィィィッ…

 

 

麟「んでここが…紅魔館の地下にある大図書館だ!」

 

小鈴

「うわぁ…!」

 

 

ズラァァァァァァァァァァァァァァァァァッ…!!

 

 

小鈴

「あっちを見てもこっちを見ても…どこを見ても本がこんなに…!ここが楽園ですね!?」

 

麟「お前にとっては楽園かもな?」

 

スタスタ

 

ゴブ(司書見習い 基 ホブゴブリンのリーダー)

『あ、麟さん!』

 

麟「おっ、ようゴブ」

 

小鈴

「えっ…ホブゴブリン!?」

 

ゴブ

『そちらの方は?』

 

麟「この子は本居小鈴、鈴奈庵って貸本屋の店員みたいなものだ。小鈴、こちらは司書見習いのゴブ。さっき小鈴が言ったように、ホブゴブリンのリーダーだ」

 

ゴブ

『初めまして小鈴さん、俺の名前はゴブです。この大図書館の司書見習いをやってます』

 

小鈴

「は、初めまして、本居小鈴です。え、えっと麟さん?ホブゴブリンってこんなに容姿が…良かったでしたっけ?」

 

麟「ブフッ!w」

 

ゴブ

『や、やっぱりそこが気になりますよね…?』

 

小鈴

「へっ!?す、すみません!どうしても私の中でのイメージが…中年のおじさんみたいな感じのイメージしか湧かなくて…」

 

麟「まあ…昔のゴブは小鈴のイメージとほぼ同じ見た目をしてたよな?」

 

ゴブ

『ですねー…嫌な思い出ですよ』

 

小鈴

「えっ?そ、そうなんですか?にしては今のゴブさんの見た目は…」

 

ゴブ

『ほぼ大人の人間にそっくり、ですね?』

 

小鈴

「は、はい」

 

ゴブ

『まあこの容姿になった理由ってのは結構単純でして、シンプルにこの屋敷や図書館での仕事に追われてまくって身体が鍛えられたというのと、料理さんにゴブという名前を名付けてもらった事で進化したってのが理由ですね!』

 

小鈴

「な、なるほど…」

 

麟「へー?無名の妖怪とかに名付けすると、進化するのか?」

 

ゴブ

『どうなんですかね?もしかしたら俺だけかもしれないですけど』

 

ヒュゥゥ…

 

こあ(小悪魔(こあくま))

「ちょっとゴブ〜?まだ仕事は終わってない…って、麟さん?来てたんですね♪あれ?小鈴さんまでいる」

 

小鈴

「あ、お久しぶりですこあさん♪」

 

こあ

「お久しぶり〜♪」

 

麟「ん?こあと小鈴って知り合いだったのか?」

 

ゴブ

『こあさん、よく貸本屋に行っては本を借りてたんですよ。まさか鈴奈庵で本を借りてたなんて、意外な接点ですね』

 

こあ

「それで麟さん、今日は小鈴さんと一緒に何用ですか?」

 

麟「あー、ちょいと色々あってな?小鈴をこあと同じ部屋で寝かせて欲しいなって…?」

 

こあ

「え?」

 

小鈴

「ん!?」

 

ゴブ

『だいぶいきなりですね?』

 

麟「その…詳しい説明をするとだな?」

 

 

「大丈夫よ、詳しい話はレミィから全部聞いてるわ」

 

 

麟「お?」

 

小鈴

(チラッ)

 

こあ・ゴブ

「『あ、パチュリー様』」

 

 

パチェ(パチュリー・ノーレッジ)

「お客が多いから2人1組の相部屋にしたらその子が漏れ出てしまったから、気の合いそうなこあと一緒にしてあげたいのでしょう?」

 

 

麟「おー、話が早くて助かるなぁ?あ、ようパチェ♪元気してっかー?」

 

パチェ

「貴方と出会ってから、私はずっと元気そのものよ」

 

麟「そりゃ良かった♪にしても、流石はレミィ…話を通すのが早いね?」

 

パチェ

「まったく…とんだ面倒事に巻き込まれたものね。でも、私と同じように本をこよなく愛してくれる子なら全然大歓迎よ」

 

麟「小鈴、こちらはパチュリー・ノーレッジ、この図書館の管理人だ」

 

小鈴

「は、初めまして!私は貸本屋・鈴奈庵の本居小鈴です!」 ペコリ

 

パチェ

「パチュリー・ノーレッジよ。貴女の話はこあからよく聞いてるわ。いつもうちの使い魔が世話になっているようで」

 

小鈴

「いえいえ♪こちらこそ、いつも贔屓にしてもらってまして♪」

 

パチェ

「今度、私も鈴奈庵へ行ってみようかしら…」

 

小鈴

「こ、こんなに沢山本を持っているのに、わざわざうちみたいなお店に来なくても…」

 

パチェ

「人里の人達がどんな本を普段から読んでいるのか、気になるから知ってみたいのよ」

 

小鈴

「では今度来てくださったら、私のオススメを紹介します♪」

 

パチェ

「あら、期待しておくわ。それでこあ、小鈴を貴女と一緒の部屋で寝かせてあげなさいと言いたいのだけど、貴女は大丈夫?」

 

こあ

「全然構いませんよ♪むしろ夜の女子会が盛り上がっちゃうかも♪」

 

小鈴

「こあさんと女子会…!ちょっと面白そう…!」

 

パチェ

「…程々になさい。それで麟?貴方は小鈴をこの図書館に案内する為だけに来たのかしら?」

 

麟「ああ、小鈴は本が好きだから、図書館に居る方が落ち着くだろ」

 

パチェ

「まあそうでしょうね。で?貴方は今日、誰と相部屋なのかしら?」

 

麟「え、美鈴」

 

パチェ

「…よりにもよって何故に美鈴?」

 

麟「今回1番世話になるから」

 

パチェ

「今からでも美鈴と交渉しようかしら」

 

麟「無理無理♪今頃、咲夜と揉め合ってるだろうし?パチェが美鈴と交渉したところで咲夜の二の舞だよ」

 

パチェ

「くっ…初めから勝負は付いていたというわけね…」

 

麟・ゴブ

(何の勝負…?)

紅魔館メンバーで麟と相性が良さそうなのは?

  • レミリア・スカーレット
  • フランドール・スカーレット
  • 十六夜咲夜
  • 紅美鈴
  • パチュリー・ノーレッジ
  • 小悪魔
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